そんなことをしていたせいなのか、風邪をひいた。
慌てて買ってきた鶏ガラと いつもより多めのの生姜・ニンニクでまずはスープ作り。 割に何でも応用は利くので、とりあえず明日は生ゴミの日だしと スープだけ作って後でどうするか考えることにした。
あとは滅多に拙宅で買うことはないアク●リアス2ℓ。 あまりビタミン剤以外の薬には頼りたくないので 熱っぽい時にはとにかく水分補給に努めるようにしている。
まぁ実際このような時は喉がとても渇くから 体が水分を欲しているのかもしれない。
ただ その分鼻水が異常に出るのが困りモノ。
珍しくサーファーさんも休憩の営業車もいない馴染みの海。
己の声など この潮音では ひとたまりもなく。
昼頃、徒歩で隣町まで出た帰りのことだ。
大通りから少し離れた道幅3mほどの道路を行こうとしたところ 車道の真ん中付近を車椅子で移動しているおじいちゃんが見えた。 どうやらすぐ傍ににある病院から一人で抜け出したらしく この寒空にパジャマだけの格好。
一方通行とはいえ周囲にはスーパーもあり トラックも通れば乗用車も通る。 案の定おじいちゃんの車椅子の後ろには 抜くに抜けずに2台、車が連なっていた。
しかし誰もそのおじいちゃんに手を貸そうとしない。 周囲に人がいなかったわけでもなく 皆目に入っているはずなのに せめて車道と歩道の柵の切れ目まで押してあげてもいいだろうに どうしてだろうと不思議に思う。 そんなに世の中が忙しいのかしらとも思う。
『危ないから押しますね』 そう言って後ろからハンドルを握り とりあえず車道の端に車椅子を寄せ、後ろに並んだ車を見送りながら おじいちゃんの目的地を聞くと20m先の郵便局。 どうせすぐそこだし、また車道中央に出ても危ないので そのまま押していくことにした。 ふと下を見ると、右足にギプスが巻かれている。
スロープを登って局内に入ったところで 『もうここで結構ですよ。本当にありがとうございました。』 そうおっしゃるので、大丈夫かなと少し心配になって尋ねたが 『大丈夫、大丈夫』と繰り返すだけ。
結局そこでおじいちゃんとは別れた。
そういえばお互い、顔を見ないままだったなと気付いたのは 帰宅して暫く経ってからだった。
例の事件があって以来、スーパーの精肉売り場には 餃子の皮が山積みになっているのを見かけるようになった。 今日はそれに触発されてしまい、久々の餃子作り。 お肉と皮以外のものは冷蔵庫の残り物だ。
実はハンバーグとか餃子などのひき肉を使った料理は あまりレパートリーになくて、たまにしか作らない。 食べ物はある程度噛みごたえのあるものの方が好きなので 柔らかすぎるひき肉料理は自然と縁遠くなった。
キャベツ・もやし・ニラを全部みじん切りにしてレンジで温め 水気をよく絞り、冷めたらみじん切りにした干ししいたけと豚ひき肉・ 調味料(オイスターソース・お醤油・ゴマ油・日本酒)とおろしニンニクに 少し多いかなと思うくらいのおろし生姜を加え ひたすら手でこねこね こねまくり。
なめらかになったら皮に包んで、粉を振ったバットに並べ 半分以上は冷凍に回す。 母を手伝って一緒に作った時のことをふと思い出した。
焼く段階になって相方が『羽根つきの方がいい』と言い出し 水溶き小麦粉を慌てて用意する。 そういえば昔は“羽根つき”なんてなかったような・・・。
ところがここで一つ失敗。
水で溶いた小麦粉の量が多すぎた。 ザーと流し込んだ瞬間“しまった!”と気がついたものの、あとの祭りで 餃子の周りはもんじゃ焼きの生地のようになってしまい 羽根というよりはおせんべいに近いものになってしまった。
お蔭で本日の晩御飯は“バリバリ餃子”。
車に乗るようになってから 外に飲みに行くということが格段に減った。 それでもお酒は好きなので、もっぱら家で飲むようになったわけだが 以前とちょっと様子が変わってきた。
ジン・甲類焼酎・ビールもどきで横に『スピリッツ』とあるもの これらは全て、飲むと必ずといっていいほど頭痛がする。 しかし缶チューハイはなぜか大丈夫。 他にもあるかもしれないが、今のところ実証できているのはこれだけ。 たまたま晩酌用の焼酎を切らし 相方が某韓国焼酎を買ってきた時など ハ○サワーで割ったものたった2杯で眉間に皺が寄りっぱなし。 (もしかしたら濃かっただけかもしれない。)
マティーニやフレッシュライムだけしか入れないギムレットなど 大好きだったはずなのに、時の流れとは恐ろしいもので。
今まで私の場合、二日酔いは胃にくるのが定番で 頭が痛くなることなど殆どなかったため この頭痛のひどさは改めて驚いた。
・・・だけど今現在、ボンベイ・サファイア(ドライジン)の 未開封が1本と開封したてのが1本拙宅にある。
相方も今はジンを好んで飲むことはなくなった。
あまり料理に使うというのは聞いたことがないし はてさて どうしてくれようか。
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