デザインの墓場 - 2004年08月22日(日) 例えばさ、牛とか豚とかって 考えられたいいエサを食べれば それだけウマイ肉になって 業者に高く売れるでしょ そうなると、安い肉ってのは なかなか日本では作れないで やっぱ外国産になるワケじゃないですか コンビニなんかで売られてる から揚げ棒やら、君やら やっぱ、焼き鳥屋の鶏と比べたら 雲泥の差でしょ でも安いんですよ 安くてうまい肉ってのは なかなか存在しないって事なんだよね Tシャツのデザインって誰でも考えられるよな いい悪いは別として あんなトコで競争しても 何も生まれない気がすんだけどね デザインに関しては完璧主義者なんで 中途半端なことしたくないんですよ 孤高のデザインと媒体を探したいんですね 一回やってみたいのは 牛の背中にモナリザを描くって奴 ウマイ和牛使って、もっと価値を上げようって そういうのTシャツなんかより 全然おもしろいと思うんだけどな 普通の道行っちゃってるよね だいたいが ラインナップ - 2004年08月20日(金) 注ぎ込まれるユーミンの若い声と 知らない町の灯りが見える 台風の雲の中へ むやみエアロを擦るような 扇風機を指で弾くような 気体を演じた雲と 機体を反らした飛行機が 期待通りに重なって 僕の瞳孔も2倍開く ミスチルが桜井に歌っている 「夢みたいに塗り変えればいいさ」 LRからセンター交差で 夕日と引き替えに ヘッドライトが足元を照らし ここから平行に走る遠くの山は まるでオーディオレベルの波形のようだ それとも隣の老婆の心電図 林檎の震えかすれる声帯に 独りの男も嫉妬して くるりの二番の右肩下がりに安堵する だっはっは(笑) アイスコーヒー - 2004年08月11日(水) アイスコーヒーってさ… アイスコーヒーは 一度沸騰させたコーヒーを また氷で冷やして飲むもんでしょ 基本的に 自分なんか子供だから 二度手間、なんて思ってしまうけど 逆に偉いな〜とも思うよね どっちも知って あえて、冷たいを選んでるんだから 大人の臭いプンプンですね やくざが神父になったような 喫煙者が漢方薬を飲むようなさ たぶんアイスコーヒーは、自分のように それが二度手間なんて思ってないでしょうね 結果より過程を大事にする アダルトな奴だと思います 自分も都会に住むようになって はじめて地元の良し悪しが分かりました そういう意味では互いを知るというのは 人生の成長において、とても大切なことですね だからアレじゃないですか 二重人格って すんごいかもしんないよね 関係ねーと思うけど マイムマイムマイム - 2004年08月10日(火) ビルの電線をくぐった辺りで 毎朝すれ違う女性がいる 美白に好意を持ったワケではないが 今日はメイクもできないくらい 遅刻しそうなサンダルが ドップラー効果で駅に消える 自分はマイムマイムマイム 失明 - 2004年08月09日(月) 秘密のマンホールに 記憶を仕舞って ここから消えよう 好きなデザイン 嫌いなデザイン たくさんあった ゴッホに先輩風吹かせんのは癪だけど そこに辿りつくのには 荷物が多すぎる気がするんだ 美しい景色 見慣れた景色 血管が近づくまで 隠し事をいっぱい作ろう 秘密のマンホールに 光を投げ込んで ゾウが便器に座る日 - 2004年07月29日(木) 最近になって ヲシュレットヲ取り付けた 象さん 居心地の良さに 今日も長っトイレ サーカスの仕事も そろそろ潮時かと思いながら 新聞の求人広告 以前、飲料水会社の 試飲部にいた象さん 試飲より 水浴びのしすぎで クビになった象さん お鼻でヲシュレットノ水圧を 細かく調整しながら 広告から目が鼻せないゾウさん モニタリング・ステップ - 2004年07月28日(水) 例えば外を歩くとき 頭上20メートルから 自分はどう見えるのか 想像してみる あの電線の上あたりから 真下にファインダーを向け なぞるように追歩する ビルの間をすり抜ける 猫背の自分が見える 車道を斜めに横切る ちっぽけな自分が見える 何も考えない 二足のアリが見える 手前のカラスは 糞を落とす 赤飯 - 2004年07月26日(月) 今日なぜか 白いご飯じゃなくて 赤飯を食べた お姉ちゃんに聞いたら 私じゃないわよ、と答えた で、妹に聞いたら まだだっつーの、と答えた で、母親に聞いたら わけないっしょ、と答えた んで、父親に聞いたら ・・・、と答えた で、兄ちゃんに聞いたら ぶん殴られた でもって、弟に聞いたら そういえば弟はいなかった 九官鳥のピーちゃんに聞いたら オハヨッオハヨッ うちの赤飯は、塩が効いてて とってもうまいよね そういえば、僕も弟も 赤飯が大好きだった あとで持ってってやろ 潜水 - 2004年07月23日(金) 君に触れるだけの感覚を残して 夜の海はすべてを溶かすよう 光の届かない世界で 笑顔に嘘もホントもなくて 傷口を騙しながら この部屋まで潜ったんだ 引き返す気はないよ 呼吸(いき)が終わろうとも 手を離す気はないよ 過去が変わろうとも 闇に焼き付く秒針のリズムは プライドまで炭酸にはじける 現実が遮断機を越えて 夢が追いつけないでいるよ 潜水の彼方に君を見つけて 両手にそれを貰ったんだ 引き返す気はないよ 呼吸(いき)が終わろうとも 忘れる気はないよ どこまで沈もうとも 浮草 - 2004年07月19日(月) ただ静かに揺れて ただ君に触れた 昨日か明日か分からない 外灯の部屋で
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