日日雑記
emi



 本日のお買い物

ここんとこ体調悪くてずっとおこもり状態だったので、久しぶりの外出。反動で散財してしまいました。買ってきたのは

1.「ヒカルの碁」音楽撰(笑)
2.「Move On」 LISA
3.「リカ」 五十嵐貴久(幻冬舎)
4.「狂言サイボーグ」 野村萬斎(日本経済新聞社)
5.「フルーツバスケット・8」 高屋奈月(白泉社)

以上。ちょっとヒステリックな買い方ですわね。
1は、作曲が若草恵。この道ではベテランさまです。あたし「重戦機○ルガイム」のサントラ盤全部持ってます(爆)。「ああこれ佐為が泣いたとこ」とか「アキラ王子さまが牙むいたとこだー」など楽しんで聴けます。
2は、m−floのボーカルLISAのソロ曲。彼女って皇太子妃に似てると思いません?
3は、第2回ホラーサスペンス大賞受賞作。出会い系サイトで知り合った「リカ」という女性のエスカレートしていく異常さが面白いらしいです。
4は、萬斎さまファン必携本。これまで書かれたエッセイを最新の写真とともにまとめた逸品。
5は、今現在発売を心待ちにしているほとんど唯一のマンガ。あたしはー、夾ちゃんが大好きでー、あとォ、あーやさまにもメロメロですう♪「カンドラ様物語」はサイコーでしたあ。

この一見なーんの脈絡もない品々が、あたしの心の栄養剤なのさっ!

2002年01月25日(金)



 ホラーなんだから

当たり前なのですが、昨日買った五十嵐貴久の「リカ」死ぬほど怖かったです。
「ちょっと触りだけ」なんて寝る前に本を開いてしまったのが運の尽き。そのまま4時間一気に読了、気がつけば深夜二時をとっくにまわっていました。

軽い気持ちで出会い系サイトに登録し、そこでメールのやり取りを始めた42歳中堅サラリーマン(妻子有り)。しかしリカと名乗る相手の女、初めこそ控えめだったのが段々言動が常軌を逸脱し始め、恐ろしい展開へ進んでいきます。
1/3くらいまで読んで、あたしは本気でネットから足洗おうかと思いました、もう怖くて怖くて。普段何気なく、というか無条件に信用して楽しんでいるネットも、いったん悪意を持った意思が席巻すれば途端に修羅場と化すことがひしひしと伝わってきました。

端っことはいえネット社会に参加している身として、最低のマナーやガードは心得ているつもりですが、それでもトラブルはやってきてしまいます。ウィルス騒ぎなんかあるとマシンを起ち上げるのも億劫になりますが、考えてみればどんな世界でもトラブルはつきもの。慌てず対処できるようになりたいなあと思います。

2002年01月26日(土)



 ヴァージン・スーサイズ

上記をオンライン・ブック・ショップで検索かけてみたのですが、アーティスト・ブックしか見つからない。しょうがないので「ソフィア・コッポラ」で検索かけなおしたら原作本のタイトルは「ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹」ですって。著者はジェフリー・ユージェニデス、早川から文庫が出ていました。

はふ。さて、話が見えないので説明いたしますと。
ソフィア・コッポラは「地獄の黙示録」(近々完全版が公開だそうですが)などで名高い映画監督フランシス・フォード・コッポラの娘であります。ラガーフェルドらに師事し「ミルク・フェッド」ブランドを立ち上げガーリー・カルチャーの象徴的存在である彼女が初監督したのが「ヴァージン・スーサイズ」。確か1999年公開だったと思います。
五人姉妹の末娘の自殺により、少女時代特有の(要するに「少女」を経験した人だけが理解共有できる)感覚が垢抜けたダサさでえがかれた作品だそうです(観てないから詳しく知らない)。

近頃「カフェ・ミュージック」と称される軽くて邪魔にならない音楽ジャンルがありますが、CDショップでこーいうコーナーを探すと大抵「ヴァージン・スーサイズ」のサントラが置いてあります。4〜5人の少女のどうということのない日常的なピンナップのジャケットなのですが、それがかえって強い印象を残します。選曲は20年位前に流行ったものの寄せ集めですが、それなりのレヴェルではありましょうか。

書評や映画評、さらにデザイナーであるゆえファッション雑誌などにも多く紹介されていたこの作品、しかしどーしても今まで原作を見つけられませんでした。それもそのハズ、タイトル全然違うんだもんッ!
もう書店で探す元気なくなっちゃったんで、ネット注文いたしましたわ。

2002年01月27日(日)



 2月になったら

ソルトレークで相殺されるといいですね、今のやーな雰囲気。

なにかで読みましたが、政治家というのはその国の国民のレヴェルを越えることはないそうです。要するに「この程度の国民にこの程度の政治家」ってこと。
ついでにあたしは「悪法も法なり」と思っている人間なのでした。

およそ世界中のどの国においても、この二本柱で政治は成り立っているんじゃあないかと。そう考えれば腹も立ちません。そんなことより明日のためのゴハンです!

2002年01月28日(月)



 人が寝ている間に

いろんなことが決まって終わっているんでびっくりしちゃいます。
しかしほとんど「死なばもろとも神風特攻」みたいですねえ。もう大臣辞めさせるためなら手段を選ばんって感じ。げに恐ろしきはお家騒動。どっかの狂言宗家だけじゃあなかったのした。
さて、これで美味しい官僚のしきたりが復活するのでしょうか。伏魔殿だから「ブラック再降臨」の方がいいかな(笑)。
まあODAのカラクリが明文化されちゃうといろんな方面で困る人続出なんで、アホの坂田似のおっさんも「総理の英断に敬意を表する」ワケですが…。
企業はああだし、中学生はこうだし、偉そうに政治批判できる資格なんて誰にもないよなーと思います(特に同じ日に辞職した某氏、もういいからさっさとオーストラリアでもどこでも行って帰ってこないで、お願い)。

話は変わりまして。
昨日はアフタヌーン・ティーでファブリックやステーショナリーを探したり、書店をぶらぶらしたり呑気な一日でした。
近い内に「ウィーン分離派展」に行きたいなあと思っております。

2002年01月30日(水)



 ヒカ碁のサントラ盤は

かなりイイです!
ここんとこずーっとBGMにしてるのですが、メロディラインが美しく佐為をイメージした和風のテイストが効いてます。
特に#15「極み」は、マーラーを彷彿とさせるほどきれいですよん!さすが若草氏、BGMの極意を心得てらっしゃる。ヒカ碁に興味のない方でも充分聴き応えがあると思います。

さてネット注文した本が昨夜9時半過ぎ届きました。随分遅い時間まで配達してるんですねえ。担当さんご苦労様です。
一冊は例の「ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹」、もう一冊は吉屋信子の「源氏物語・上」でございます。
吉屋信子は戦前から戦後にかけて活躍した少女小説の第一人者。挿絵に中原淳一を起用しめちゃめちゃ人気のあった作家です(…って、あたしは知らないよ。当時の少女だった母から聞いたんですってば/笑い)。
いわゆる「S系小説」な人ですが、Sっていうのはsisterの頭文字で今で言うなら「プラトニックな百合系」でしょーか。当時は川端康成なんかもそういうの書いてたのですよ、復刻版で読んだけど。まあマンガでいうと池田理代子の「おにいさまへ…」が近いかな。

そんなこんなで「源氏物語」なのですが、これがおばあ様が三人の孫娘に講釈しながら話をすすめるというスタイルになっていて、なかなか面白そうです。
瀬戸内寂聴以外、与謝野源氏、谷崎源氏、円地源氏、橋本源氏、大和源氏、全て読破したあたしですが、今まで吉屋源氏は幻の逸品でありました。今回国書刊行会によって復刻したこの作品、読んじゃうのがもったいないみたいです。しばらくなでなでしてよう、えへへ。

2002年01月31日(木)



 リハビリです。

何がかというと、アナログの原稿描き。
友人たちとやってる会報、今回あたしが編集担当なんで表紙を描かなきゃなんないのですが、なにしろ1年間ちゃんとペン持ってなかったしなあ。インクなんて蒸発して底の方でガッチガチに固まってました。ストック買っといてよかった。

そんなこんなでB5用紙を引っ張り出し、気に入ったレイアウトになるまで下絵を20枚描き、原稿用紙に清書してペン入れて消しゴムかけてベタ塗ってホワイト入れた時点で手が強張りました。やっぱりブランク長いとカンが戻らなくて大変ですねー、トホホ。
おととしの夏コミで150ページの超大作(笑)を仕上げた段階でちょっと燃え尽きまして。去年の今ごろ相方と合同誌出したのを最後に半断筆状態。
しかし断筆作品が慎吾ママなのはあんまりかーと思い直して、今年は一作くらい描こうかなと。でもその前にリハビリだ、くう…。

2002年02月01日(金)
初日 最新 目次 HOME


My追加