猫の足跡
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今ごろワールドカップTOTOの打ち上げ会がありました。
幹事が「ワールドカップに相応しい場所にしましょう」とお膳立てしてくれたのは、六本木のブラジル・パブ。料理食べ放題とボサノバの生演奏が売り物の店でした。
連絡が回った段階で「ねぇ、ブラジル料理ってどんなの?」という質問が寄せられること数件。「うーん。多分、肉、マメ、肉、肉、肉って感じ。結構しょっぱかった気がする」とかつて鹿島スタジアム近くのブラジル料理店に立ち寄った際の印象で、暗に期待しないほうが良いことを伝えたのでしたが。
まず。開始が6時。これ、会社の若手の悪い習慣なのですが、世の中、その時間から飲むヤツいないって!特に六本木界隈で外人様御用達の店じゃあ…。何度言ってもわからないんだよね。 で、案の定、われわれが最初のお客さんで、なんとなく手持ち無沙汰の気まずい雰囲気から、宴会が始まりました。
最初、出てきたのは「サラダ」「ポンテ・ケージョ」「フライドポテト」その後、米にマメのシチューをかける料理が出て、以後、刀状の串に刺して焼いただけの肉が鳥・牛・羊・ブタと、これでもか、これでもか、ってな具合に出てきます。せめて美味しい肉ならいいんだけど、カタいし、味は塩・こしょう・ガーリックだけだしね。
「おかわり自由です」って言われても、あっという間に「もういいです」状態。男の子が良く食べるコだとそれでも楽しいんだけど、うちの青年達は女の子より少食だし。しかたないんで、膨れた腹をおさめるために、フローズン・ピンガ・カクテルのピッチャーを頼んで女の子だけでぐびぐび飲んじゃいましたが。こりゃ、店は儲かるわ。
で、もう勘弁してください状態で出た結論は2つ
その1:草原の国のメシはまずい。海と山と川で入り組んだ地形の国のメシはうまい。 その2:サッカーは肉食人種のものである、中田クンの野菜嫌いは正しい。
文句ばっかり並べてもしょうがないので、良かったことを挙げましょう。ボサノバと場内の画面で流されるワールドカップの決勝は、なかなか雰囲気がよくて、好きでした。いかにもブラジル人御用達っぽくて。
ゆっくり食べて飲んで、9時過ぎにお開き。うわー、これからまだ一仕事できちゃうよ。と転職5年にもなるのにまだ前職のカルチャーを引きずっているワタクシでした。
酒にマメに肉にくニク…。きゃーっ!便秘が恐い。
2002年07月17日(水) |
悪いやつにひっかかってしまいました |
所内に噂のウイルス「Frethem」が侵入したものだから、例によって臨時サポセンとして駆除に借り出されまして、朝からばたばたです。
何度も何度もやられてて、どうして自分で対策しないのかしらねぇ。周りの人間に迷惑かけてもぜんぜん平気なのかしら。「自分はわからないから」が免罪符になっていると思うと、とても疑問です。それなら仕事では使わないで欲しいなあ。自動車と同じく、ネットワークに関しても仕事上の利用については、免許制にしたらどうかと思う今日この頃。
で、皆さんの対策向けおよび自衛のため、とセキュリティ関係のサイトをいろいろちぇっくしてたら、突如「Loveletterウイルスを検知しました!」というノートン・アンチウイルスの警告が!!
え??
慌てて、とりあえずLANケーブルをぶち抜いて、ウイルスのチェックに入ります。メールには異常なし。ファイルのチェックも問題なし。???どこにいるわけ?…と、ノートンのメッセージをきちんと見ると、なぜかインターネットの一時ファイルにウイルスがいる模様。
むむむっ?ラブレターって、メール経由で感染するはずなんだけどなあ。新種って訳でもなさそうだし、ここ数日で受け取ったメールに怪しいものはないし、検知した時メーラー立上げてたわけでもなくただネット見ていただけなので、謎が深まります。
色々調べて、念のため駆除ツールも使ってみて、ウイルスが実際にはいないことが判明しましたが、まだ、狐につままれたような気持ちで、仕事に戻りますが、なんとなく釈然としない気持ちで、お昼休みになりました。
で、お昼休みに、いろんなサイトを見ていたら、デジタルクリエイターズのサイトで、きちんと書かれていたではありませんか。ちゃんと読んでおけばよかった。
ttp://www.dgcr.com/cgi-bin/backnumber/back.cgi?mode=right&year=2002&month=7&day=16
【以下無断引用:16日のデジクリトークbyモモヨさん(抜粋)】 ノートンをインスツールしている方は既に体験しているかもしれないが、掲示板を開くだけでウィルス警報が鳴ったが、どこにもウィルスはなかった、そういう話をよく聞く。実は、これ、悪質ないたずら。犯人は、掲示板などに、ラブレターウィルスのコードのテキストの一部を書いている。これにノートンは反応しているのである。実際には、犯人は、mailtoリンクなどに、このテキストを仕込んでいるので、このテキストが目に見えない場合が多い。そこで、警報を鳴らされた側は、やたら慌てることになるのである。 【引用終わり】
「ちっ、だまされちゃったぜ」ってな心境です。がおー
*****ここから旧日記******
0702、0704、0705、0706、0707(追加)をアップしました。
ヤフーのニュースで読んだのだけれど、アメリカに「国際スパイ博物館」がオープンしたとか。
(以下引用)指輪型の銃、雨傘を改造した毒ガス噴射機、ボタンに埋め込んだ超小型カメラ――。スパイによる秘密工作に使われた武器や機器、スパイの歴史などを紹介する
だそうで、見てみたい!
2002年07月15日(月) |
少女マンガの行方について |
故あって『少女マンガ』を継続して読むことになりました。もともと、それなりにいいかげんなマンガ読みではあるものの、20歳過ぎてからは、少女マンガにはほとんど手を出さなくなってしまっていましたので、10年以上ぶりの復活です。 復活するにあたって、なぜ少年誌は読むのに少女誌は読まなくなったのか?を振り返って考えると、
(1)パステルピンクとベビーブルーとレモンイエローの星もしくはハートで彩られたオメメキラキラの女の子という世界がつらくなった (2)いわゆる“読ませる”作家さんが少女誌を卒業してレディス/ヤング・レディス系新雑誌に移動したのでそのまま引きずられた
という2つの要因に思い至りました。前者は自分の成長という内的要因、後者は市場の成熟という外的要因ですかね。少女誌のターゲットが依然として少女であるのに対し、少年誌のターゲットが実は既に少年ではなくなっているという現実もあるのでしょうが。
で、その分析はともかく、感想。
身近な異性に発情する以外、やることないのかーっ!!!こいつらは。
読んだ雑誌がたまたまそういう趣向だったのかもしれませんが、セクシー、えっち、恋、ラブ、愛。だらけ…っていうより『それだけ。』
【一般的な展開】 主人公は高校1年生くらいの女の子。 近所か同じクラスの男の子、もしくは偶然の出会いで知り合った大学生または異界からの訪問者、あるいは先生を好きになる(反発したり、マブダチのケースもあるが、実はみえみえで意識している)。 ↓ 相手も自分のことを意識しているみたい! ↓ 両思いになりたい…っていうよりむしろ、キスしたい、セックスしたい。妄想が高まる。 ↓ ちょっとしたすれ違い、思い違い、妨害。事件の発生。 ↓ 「ホントはお前が好きなんだ」男からの告白、もしくは事件からの救出。 ↓ 結ばれる。(この言葉、即物的な意味で使われるのは大嫌いですが、あえて使用) キス必須。ディープキスは当たり前。耳たぶ、首筋、鎖骨、乳首、乳房への愛撫は常道。男性視点ではないため、もろ性器アップ、フェラチオ、射精シーンが無いのは特徴ではありますが、「裸エプロン立ちバック」だの「お祭り(だか花火だか)はだけ浴衣青カン」だのやりたい放題。 ↓ 最終コマ キスまたは明らかに事後にベッドで抱きしめられている絵。 まれにギャグっぽくかわすオチ。 いずれにしても「ずっと一緒にいようね」と愛の確認。 …そこには、本質的に傷つくことや葛藤すること無く、日常すらも無く、ただ身近な異性と身体で交わることで人間関係を確認するだけの少女の像がありました。これって、ある意味「恋愛ヒキコモリ」かも。
いやー、これって、俗悪小規模出版社の名も知れぬ安っぽいマンガ誌ではなくて、押しも押されぬ超大手出版社の伝統的少女マンガ誌の話ですよ!
多分、その出版社における少女マンガのフラッグシップであるはずですし、日本を代表する作家さんを輩出してきた雑誌だったはずです。80年代にはよく読んでいましたが、外つ国を舞台にした夢のようなおとぎ話あり、壮大なファンタジーやSFあり、スポーツその他のサクセスストーリーあり…。いずれも、舞台設定やキャラ、背景、時代考証を綿密に練り上げた上で、「出会いと別れ」「愛と憎しみ」「悲しみとよろこび」「苦難の末の達成」「危険とスリル」など『ドラマ』がしっかりと構成されていて、作家さんと編集者の渾身の『作品』が掲載されていた記憶があります。
それが変質してきたのは、80年代後半だったか、某作家さんが、高校生の男女が織りなす日常的なラブストーリーを、可愛い絵柄を武器にして心と身体の両面から描いて大成功したとき以来だと思います。当時は革新的でしたから(でも、その「革新」をずっと引きずったり、一雑誌まるごと毎月毎週やったりしたら、ただのマンネリなんですよね)。
それにしても、現代の少女マンガがここまで来ているとは…。おねえさんは、本気で悩みました…。どこに行ってしまうんだ、少女マンガよ!
これは、伝統的な男女の役割や家族制度の崩壊を危惧する保守的勢力、あるいは、日本経済が縮小している中で、女性が社会進出することによって、男性の絶対的優位が失われつつある雇用情勢や、少子高齢化による年金財政の破綻を懸念した厚生労働省が出版社を抱きこんで「国策」として少女の情操教育を行っているのだろうか?と。
まあ、保守勢力やお役人様などは、頭が固いので、くそ面白くもない「教育マンガ」までは考え付いても、「商業マンガ」を洗脳ツールとして使うだけの柔軟性を持たないことは百も承知ですが、…ということは、某超大国の仕業か?こういう荒唐無稽だけれども非常に効果的な長期的戦略を考えるのは…。それは勘繰りすぎか。
いやはや、厚生労働省は現代少女マンガをよく読んで、早急に性行為感染症対策に本腰を入れる必要があると思いますね。少子化対策どころか、10代後半からの妊娠可能年代の女性の過半数が、生命や不妊の危機を孕むウイルス・細菌などの保有者とかいうことにもなりかねませんから。
一部本気の混じった冗談はここまでにして、少女マンガの作家さん、担当者編集者のみなさまへ本気のお願い。
少女達の等身大の姿・気持ちでハッピーエンドを描くことには何ら異議は唱えません。でも、一誌のうちに何本か、恋愛マシーンのような少女が右往左往するだけの物語ではなく、人間としてキャラをきっちり立てて、生き方・考え方に共感できるようなドラマや、読んでいて理不尽さに焼けるような思いをしたり、登場人物に感情移入して涙がとまらないような物語、傷つくことによる成長を描いた作品を読ませて欲しいと思います。数十ページ先でハッピーエンドに転ずることがわかっている偽りのせつなさなんかではなくて。
あ、私、まるで道徳の教科書みたいなこと言ってるなあ。
お説教するつもりは無いのだけれど、ただ、少女期にこのマクドナルド的「せつなさ」に慣れてしまったら、少女から大人に移り変わる一瞬に、痛いほどせつない良質な小説にめぐり合っても、涙することができなくなってしまうのではないかと、それを危惧するのです。そうね、例えば、山田詠美編「せつない話」とか。とても不幸なことではないかと思うのです。
お願いです。ステロタイプのラブストーリー漬けで少女の感受性を潰さないで下さい。
…とはいいつつ、思えば、私達が子供のころも、「子供に低俗なマンガばっかり与えていると、良質な書籍を読まなくなり、精神の豊かさが損なわれる」とか言われていたんですよね…。 実際は、マンガは低俗なものばかりでもなかったし、良質な書籍をたくさん読む子供は、良質なマンガもたくさん読んでいたわけですから、今の状況に警鐘を鳴らす必要はないのかもしれないですけれど。
6月21日、24日、25日、26日、30日、7月1日を更新しました。
昨日の大移動でくたびれたので、今日はゆっくりなにもせず。
エアロスミスのベスト盤、オアシスの5作目購入。どっちも超売れセンらしくて、うれしいながらも複雑な気分です。
特にエアロの大人気には、オールド洋楽ファンとしてちょっぴり肩そびやかしたり、鼻ひくひくさせたり、顎をツンと上げたくなったり、いろいろですね。 それにしても、リヴ・タイラーって父親そっくりなのに、凄い美人なんだからこの世には不思議なことってあるもんだなあ。
2002年07月13日(土) |
総移動距離260キロ |
朝7時起床。さすがに栃木県某所は平地でも涼しくて、さわやかな目覚めです。でも、地元の人にはそのありがたみは全く分からないんですね。「でも、暑い日はつらいよー」と言われてしまいましたが、アパートにエアコンなしで死なずに住めるだけすごいんだけどなあ。
駅で当日参加の男性2人を拾って、山荘までドライブ。30キロの道程を30分で行く計画はちと無謀だったか、70〜80キロで飛ばしてもちょい遅刻。レンタカーはリッターのデュエットだったのですが、走らない・曲がらない・止まらない…。3人乗って山道だとべたべたに踏んでやっと70キロ。タイヤが細くて小さいからコーナーのふんばりがきかないしブレーキのかかりは悪いし。まあ、1日借りて5000円強だからしょうがないのですけど(駅から山荘までタクシーだと片道6000円強だもの、非常にお得)。
山荘では非常に不毛なブレインストーミング。 今後の事業展開についての話なんだけれど、顧客のセグメントや採算面でのデータなしに、顧客満足だの今後の企画の在り方だの話しても単なる机上の空論かイメージ論でおしまい。予定があるからとさっさと抜ける算段しといてよかったわー。
午後2時40分に山荘を出て、駅に向かいました。3時28分の新幹線に乗るからレンタカーの返却しても楽勝だろうと思っていたら大間違い。はみ出し禁止のイエローラインが延々と続く山道で、次からつぎへと超安全運転の地元おじいちゃんドライバーにでっくわし、40〜50キロペースで走ること数十分。ひえー、間に合わないよお。と、誰もいなくなると90〜100キロペースに上げて、つかまりませんように、事故しませんようにと祈りながらダッシュをかけたのですが、駅周辺まできたら既に3時15分。こりゃだめだとレンタカー屋さんに「スタンドに寄れないので、お金で精算してください」と電話をかけて、アクセル全開。きっと地元の人は「レンタカーの人はせっかちだなあ」と思ったことでしょう。ごめんなさい。
必死でレンタカー屋に到着したら、担当のおねぇちゃんが外で待っててくれました。「親切ないい子だなー」と思ったら、何の事はない「すみませんっ!免許証お返しするの忘れてまして!ガス代サービスさせていただきますっ!」
うーん、つまり私はこの2日間免許証不携帯で無謀運転してたわけか…。苦笑いしつつ「お互い無事でよかったねー」と別れましたが、ホント事故や違反でつかまっていなくてよかったです。
実家まで2時間30分。そして今度は実家近辺の文化会館でバレエ鑑賞。
「レニングラード国立バレエ 華麗なるクラシックバレエ・ハイライト ゲスト草刈民代」
白鳥第2幕グラン・アダージョ、眠り、ドン・キ、くるみ割り、海賊とグラン・パのオン・パレード。ガラ・コンってこういうものだけれど、コンクールのようだわ。
ワガノワ・メソッドで鍛えられたダンサーばかりの演技はさすがにすばらしい水準で、一部調子の悪いダンサーも見られたものの技術力の高さを見せ付けられました。いわゆる「名場面集」なので当然ではありますすが、物語性よりも踊りの技術で見せるスタイルで、なかなか迫力がありました。
ちょっと舞台に近すぎたのか、舞台が小さかったのか、特にコール・ドがたくさん出てくる場面など、やや窮屈で足音が生々しい印象もありましたが、これはしかたないかな。でも、コール・ドみんなきれい。あの脚ってば…。
よかったのは、「春の水」「くるみ」を踊ったエフセーエワ。「若さと愛らしさと、高い表現力と技術力で10年にひとりの逸材と言われている」とプログラムに書いてありましたが、まさにその通りフレッシュな魅力でした。くるみなんて、ホントにはまり役! それから、「ドン・キ」のバジルと「眠り」の青い鳥を踊ったミハリョフ。パートナー、クチュルクの調子が悪くてバランスのサポートで今ひとつ息の合わないところがあったけれど、バリエーションは圧巻のひとこと。ピシッ、ピシッと決めポーズがかっこいいキレのある踊りで、引き込まれました。
「ジゼル」のタイトルロール、ロマチェンコワはちょっと生硬で気品のある演技でした。この人が1幕の村娘ジゼルをどう演ずるのかも見てみたい気がします。
「瀕死」「眠り」のオーロラ姫は、よかったんだけれど印象が薄いかも。
作品でよかったのは、「スポーツのワルツ」。 初見だったのですが、スポーツをする男性二人の踊りで、楽しい内容であると同時に、男性二人が自らのテクニックを競い合って観客を魅了する、その名のとおりバレエの「スポーツ」性も見せるものでした。 これは、若手のダンサーに色々組んで踊ってもらいたいなーと妄想が広がってしまいます。
残念だったのは「海賊」 まず、女性が太りすぎ。胸板の厚さがハンパじゃない。リフトされると胸がプルンプルン揺れるプリマドンナなんて聞いたことがないわっ!あと5キロ痩せないと、本拠地での冬公演ではクビになっちゃうよ〜。 男性もさすがに重かったようで、リフトでは腕がふるふる…。最初のリフトのときは、ちょっとタイミングが悪くてバランス崩したのかな。と思ったのですが、2度目も同じだったのでやはりつらかったのでしょう。「お前、重いんだよ。もっと痩せろよ」とかきっと喧嘩してるな。これは。 男性も「海賊」は頭の中にルジマートフなどの圧倒的な切れ味を求めてしまうので、ちょっと線の細いやわらかい踊りでイメージ違いでした。
さて、我が同胞、草刈民代の演技はなかなかでした。繊細な表現力があってロシア人のダンサーとは一味違うところを見せていたのは良かったです。パキータでは、コール・ドのダンサーが皆、顔を観客席に向けながら視線はプリマから決して離さず、食い入るように見ていたのが印象的でした。みんなプロですからね、厳しい世界です。 ただ、やっぱりロシア人のダンサーとは根本的な体のつくりが違うんですかねぇ。あの、草刈民代の顔が平べったくて大きいんですよ!これはつらかった。 なぜか彼女だけモダンが2作品+パキータだったので、どうしてかなー、レニングラード側が十八番を外人に取られるのを嫌がったのかしら?と思っていたのですが、こういうわけ(他のダンサーと並ぶとつらいから)で草刈サイドからの要請だったのかと納得。くー。人種の壁を乗り越えるのは不可能なのでしょうか?
さて、地元のホールは車で乗り付けられるのがうれしいです…が、田舎なのでその後食事するところがないのが難点。仕方ないのでファミレスで済ませましたが、ホント郊外って大人の文化がないのよね…。 で、Tちゃんからもらったカスピ海ヨーグルト。もてあます前にT嬢に押し付けてしまいました。ごめんねー。いらなかったら捨ててください、ってここで言ってもしょうがないんですけど(笑)。
2002年07月12日(金) |
謎のカスピ海ヨーグルト入手 |
なんでも明日の土曜日に栃木県某所の山荘で、編集部の企画ブレストをやるとのこと。仕事終了後、栃木県某所まで新幹線で向かいます。会社の連中とつまらん1泊をするのもうれしくないので、別行動をとってハッピーマニアTちゃんのお宅に泊めてもらうことにしました。
Tちゃん行きつけのお好み焼きやさんでたっぷり飲み食いした後にアパートへ。
うらやましいです、栃木県某所。なにより涼しいし、アパートは駐車場込みの4万円で40平米近い2DKだし、飲み食いは異常に安いし…。とこぼしたら、「でも、いい男いないよー。信じられないくらいレベルが低い」だそうで。一長一短なのね。
色々面白い話で盛り上がったのですが、そうこうするうちに、今うわさの(?)カスピ海ヨーグルトを作ってる!との話に…。なんじゃそれ?と聞いたところ、「安心」だか「健康」だかで注目のヨーグルトで、なんでも京都大学の先生がカスピ海周辺の長寿の村から持ってきたとか…怪しすぎるよ、それ。
でも食べてみたらぜんぜん普通。食感は6分立ての生クリーム。フルーツジャムを入れるとおいしいだろうなと思わせる味。結局タッパーに入れた「種菌」を強制的に引き受けることになってしまいました。ひえー、ひとり住まいじゃそんなの作りきらんって!どうしましょう。
大人気ないといわれますが、天変地異に遭遇するとワクワクします。
台風はその最たるもので、天気図にあの特徴的なうずまきうが出現すると、「ああ、こっちにこないかしら」と夢見てしまいます。漁業・農業・交通・防災関係者その他影響を受ける方々にとっては一大事なのでしょうから、とても浮かれていられないのは重々承知なのですが、このトキメキはとめられないっ!
今日は出先が早めに終了したので、そのまま早帰りすりゃ良かったのに、嵐の前の生暖かい風に誘われて、バーゲンめぐりなどしてしまいました。欲しいと思う服にはめぐり合わなかったのですが、髪をびゅうびゅう吹かれたり、倒れた自転車をまたいだりしながら、みんなが帰宅を急ぐ街をふらふらするのってやっぱり最高。
2002年07月08日(月) |
セルリアンタワーで豪遊。【7/20追加更新版】 |
前職時代の上司にごちそうになりました。うーん。満腹。
でもさ、ご馳走してやる、って言っておいて予約してないのは反則だなあ。 最上階のメインダイニングに行ったら「あいにく満席でして…」の慇懃無礼を食らってしまいました。
しかたなく、1Fのイタリアンでコースを食べましたが、値段の割に今イチだったかな。ワインもイタリアンの癖に「NZワインフェア」とかやってるし。いや、もちろんそれなりに美味しかったんですけど、結果一人1.3万円になるなら、他のチョイスもあったというだけで。
デザートに頼んだチーズの盛り合わせは非常に美味で、これは花マルですが、それ以外は平均点でしょうかね。
次こそ、メインダイニングのフレンチで夜景を見ながら豪華ディナーだ! いつになるかは知りませんけど。
2002年07月07日(日) |
優雅な七夕というより弛緩した日曜(内容刷新) |
前夜の狂乱から一転、朝5時起床。「二日酔いだよぉ」といいながら布団にしがみついてうだうだしているTちゃんを蹴り飛ばし、無理やり起こして送り出しました。
「昨日の夜、こうやって無理やり帰してくれればよかったのに…鬼。」としみじみつぶやいています。そうだねぇ、でも、世の中には無理なこともあるんだよね。
さて、Tちゃんを送り出して、再度就寝。朝寝のなんて気持ちよいこと。今日は暑いけれど、風が爽やかだから、何時間でも眠れそう…。
二度目の目覚めは、本当に気持ちよく、「あ〜よく寝た」という感じだったのですが、部屋の中には寝乱れた布団と脱ぎ捨てられた寝巻き、昨晩最後に飲んだワイン1本およびその他残骸。 ちぇっ、と思いながら、のたのたと掃除・洗濯。まるで昨日に一日巻き戻されたかのようだわ。その後も本を読みながらけだるい夏の午後をすごしていると、いつの間にやら日も暮れて涼しくなり始めたので、自由が丘まで買い物がてら散歩して今日は終了。
部屋で、ラタトゥイユなぞを作って、アスパラゆでて、昨日の残りの白ワインをあけながらF1観戦。すっかり最近つまらなくって惰性で見ています。
今日は雨が降って、どたばたのレインレース。唯一シューさんのライバル(というより、ここのところすっかり肩の力が抜けちゃったシューさんを凌駕している)バリチェロがスタートできずに最後尾になった時点で、もう結末は見えていました。 マクラーレンはこんなときのお約束でどたばた「タイヤが無い」「タイヤ選択間違った!」だし、ウィリアムズも「燃料入らない」。 ミシュラン勢はウェット(とくにチョイ濡れ)になるとからきしで、そんな悪い状況の中ひたすらがんばったモントヤをスコンと抜くと、あとはもうシューさんの独擅場。
あー、なんてF1ってつまらなくなったんでしょう。 昔だったら、マシンの悪さにあえぎながら前の車を鬼のように追い上げるシューさんが見られたし、最後尾スタートから雨の中悪魔か神か!といわんばかりの走りも見せてくれてたのに、いまじゃあ、最高のマシンで余裕(手抜き)のクルージング。
私にとっては、フレンツェンのアロウズがエンジンブローした時点でレース終わっちゃいましたよ。ああ、ハインツ!資金難をやっと克服してレースに出られたというのに、雨に強いタイヤと雨を得意とする腕前でポイント目前だったのに…不幸の星を背負ったようなハインツを全身全霊かけて応援します。
他方のシューさんは、解説の熊倉のおっさんが「フェラーリとその他大勢」って言ってましたがまさにそのとおりになってしまって、つまらないことこの上ありません。いくら自分で開発したマシンだからって強すぎるマシンにあぐらをかいて余裕で勝ちまくるシューさんなんて見る価値無いんですよね。今シーズン10戦7勝おめでとう。でも、自分でいっているとおり、記録なんか意味無いんですけどねぇ。面白いレース見せて下さいよ、お願いですから。
それにしても、上がり続けるシューさんのおでこ、あれ、なんとかなりませんかね。頭が伸びてるんじゃないかと思います。目玉が頭のてっぺんと長い長いアゴの中間地点くらいまで降りてきていて、まるで七福神の福禄寿(または寿老人)みたいじゃない。帽子かぶれば瞳がきれいで相変わらずイイんですけど。ヘルメットかぶると顎も隠れてさらに魅力的なんですけど(笑)。
久々、実家にも帰らず、何もしないで過ごす週末…とばかりに朝寝坊して昼近くに起きたら、那須の友人Tちゃんからメールがきていました。
「今、東京に向かってます。バーゲンに行く予定なの。良かったらご飯でも食べない?」
Tちゃんは、学生時代からの悪友で、酒好き破天荒なお見合いマニアです。こりゃ面白い話を聞ける機会を逃してなるものかと、寝すぎでどよーんとした頭を振り払い、慌てて掃除、洗濯をすませて支度をし、有楽町へ。
お茶しながら、決算で休日出勤している同じく悪友Nちゃんを無理やり呼びつけ、その参加を待って飲み屋へ直行。 まあ、次から次へといろいろな話が出るわ出るわ。話のネタ探して生きているかのような破天荒ぶりとオトコ運(またはお見合い運)の悪さで、見合いでフーゾク話する田舎モノと遭遇する、見合い後のデートでオトコが腹下して医務室に担ぎ込まれる上、ドケチな歯医者にめぐり合う、などなど、もうこっちはヒーヒーいいながら笑い転げつつ、涙するしかありません。
今日も、実は、先日じゃらんの出会いパーティで出会った人と2回目のデートのはずだったのが先方が熱出してキャンセルされたので、バーゲンに出てきたとか。
「わたし、このままいけばこの人と結婚するよ! もうねぇ、ぐっときたのよ」
嗚呼、このセリフ、Tちゃんと付き合うようになってって早15年、何度聞いたことか…。
それにしても、じゃらんのお見合いパーティ、しかも「医師、弁護士、公務員限定」とかっていう互いの見栄と欲望モロダシの企画に、金払ってまで真面目に参加するようなやつの顔が見てみたいと昔から思っていたら、ココにいたかぁ!!コイツか、うわあぁっ! うーん、なるほど、納得。面白すぎる。
なんでも、年齢順に自己紹介させられちゃうんですって、マァ!キビしい世界。それで、モデル系のすらっとスタイルの良い美人には、男が列をなしてお話しに行くんですって。彼女は女王様然として、ニコリともせずうなずいてさばくそうで…(きっと主催者が用意したサクラだな)。その話聞くと、見ているだけで面白そうなので、行ってみたいような気もしましたけど。
そんな楽しい話が次から次へと繰り出され、気が付くと飲み始めて2時間以上経過…。
彼女は自営業で店をやっているので、翌朝ちゃんと開店までに帰らねばなりません。なのに、私らで飲むとなぜか毎回毎回終電を逃し、私の部屋で雑魚寝して始発で戻る羽目になっており、へろへろなところを無理やり起こして追い立てています。かわいそうなので、今回こそ轍を踏むまいと誓う私たちでしたが…。
今日も飲み始めに「今日は帰るかんねー」とTちゃん。 「ハイハイ。ちゃんと警告するから」と(確か終電は10時46分東京だったはず…と記憶を探りながら)ワタシ。
で、9時になり、「○○ちゃん、9時だよ」とちゃんと警告します。
そして10時チョイ前、「10時で出る?」と再びワタシ。 「じゃ、あと一杯ねー。スミノフ・ロックで(ウォッカ5杯目?これが悪かったんだろうなあ)!」とTちゃん。 「神亀」とNちゃん(こいつも決算で毎晩終電&休日出勤までしてへろへろの癖に付き合い良すぎる…)。 「チンザノ・ドライ・ロックで」と守りに入るワタシ。
ワタシは2回ちゃんと声かけた!!誓ってかけました。 もっと言えば、前回飲んだ時だって、その前の時だって、ちゃんと時間配慮して声かけました。ただ、最後の一押し「帰るよ」って言わなかっただけで…
で、それぞれの「あと1杯」を飲み終わったところで、時計を見ると「10時55分」。
(恐る恐る…)「ねぇ、Tちゃん。終電何時だっけ?」と聞くと 「うん、46分だったかなあ。過ぎちゃったね」とあっけらかん。 「だあああ、またやっちゃったよ!!!」と銀座の路上で30過ぎのオンナ3人、笑い狂うこと数分。これだからやめられません、学生時代の友人との付き合いは…。
こんな私たちに春が来ることはあるんでしょうか?でも、彼女はホントに話をしていて面白く、実にいい女なのでいつか幸せをつかむことでしょう。ちょいと「ハッピー・マニア」のシゲカヨ的なところはあるけれど…。
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