昨日6日の夜は音更パソコンサークルの勉強会でした。 会場のすずらんどに着くと、メンバーのAさんとHさんが玄関で待っていてくださいました。そのAさんが、「先生、たーいへんなことになってるの」とおっしゃるではありませんか。 「何事?」と「たーいへん」なことのあれこれを想像する私。お部屋のパソコンがめちゃくちゃになったとか、そんなことは100%ないはずと思いながらも、メンバーの誰かと誰かが喧嘩して困ったことになっているとか・・・。人間、いつも最悪のことを想像しがちです。
聞いてみると、なんのことはない。新たに参加したいというメンバーで、教室があふれているということでした。最悪のことを想像した自分がおかしくておかしくてたまりません。もう笑うしかありません。
2月号の音更町広報に我がサークルが紹介されました。その紹介文の最後に、会長のIさんの「自分でパソコンを持っているけど、操作がよくわからないという人は、いっしょに学びませんか」というお言葉が載っています。これを見た町民の皆さんが、お部屋に入りきれないほど(パソコンの台数分をはるかに上回るという程度ではありますが)集まってきたというわけ。 うれしい悲鳴とはこのこと。 今までずっと老いも若きも、スララララー組も、ポチポチ組も、一緒に机を並べて仲良くやっていたのだけれど、こりゃあ、クラス分けをしなきゃだめかね、という話にはなったけれど、詳細は未定。
北海道の「市」の名をいただいているところで、「音更町」より人口が少ないところは多々あれど、それにしても音更町、おそるべし。
プラザエンジョイスクール、ステップアップパソコンの2日目。 受講対象者はキーボード操作ができる方となってはいるものの、20人からの人数がいると、ポチポチと打つ方から、スラララーと打つ方までさまざま。
どんなに入力スピードが速くても、そもそもの入れ方を間違ってしまうと、どう頑張っても目的の漢字は出てきません。 「大通り」は「おおどおり」で、決して「おおどうり」や「おうどうり」ではありません。 その調子で「王様」を「おおさま」と打っても出てきません。 「続く」は「つづく」、「底力」は「そこぢから」、でも、「著しい」は「いちじるしい」です。
言葉は生き物だから、何年かすると、「大通り」は「おうどうり」という表記が正しく、「続く」も「つずく」という表記が正しいということになるのかもしれません。 もっとも、何年かしたら、キーボードから入力する、などということさえ、しなくてもよくなっているかもしれません。
さて、「大通り」で苦心されていたYさん。今までは右手だけでポチポチ入力していたそうです。1日目にホームポジションの説明をして、指の分担を説明しても、「うーん、片手だけで打った方が早いよなあ」とため息まじりではありましたが、今日は背筋をしゃんと伸ばし、両手でちゃんと打っていらっしゃるじゃあありませんか。こういうお姿はうれしいものです。
池田のパソコンサークル学習日でした。いつも熱心な会長のHさん。今日もあれこれ聞きたいことを山のように用意しているのに、なんとパソコンを起動しても、画面が真っ暗。 Hさんのパソコンはシャープのメビウス。ノート型のパソコンです。 まず疑ったのはフロッピーを入れたまま電源を入れたのではないかということ。しかし、そうではない。 電源オンのランプはついているし、ハードディスクが動いているマークも確認できます。 画面のオン・オフらしきマークがキーボードについているものの、定かではない。
ためしに、講座で使っているプロジェクタを接続してみると、大きなスクリーンにはくっきり映像が映ります。ということは、本体は異常なし。 はてさて。
インターネットが使える環境だと、まずはシャープのホームページを当たってみて参考になることがないかどうかを調べるのですが、それもかなわず、Hさんのパソコンを預かって帰ってきました。
教室に戻って早速シャープのページを調べてみると、あったあった。 幾つかの現象が挙げられている中に、「ディスプレイのオン・オフ、Fn+F11を押してみてください」というのがありました。
こうやって、パソコンが何台かあり、インターネットも使える環境だと、あっという間に解決するわけですが、結局のところHさんのパソコンは往復50キロ、車に揺られることとなったわけです。寒い中をごめんね。メビウス君。
「お給料の計算をしているエクセルファイルを他の人に開けられないようにできないだろうか」とFさんからお問い合わせの電話。 「はいはい、簡単にできますよ」とお返事すると、「じゃあ、今から行きます」。 ノートパソコンの方は、これができるから便利ですよね。
以前、デスクトップ型のパソコンのデータをフロッピーに落としてきたつもりが、ショートカットしか入っておらず、そう遠くはなかったけれど、職場に引き返して再度操作したものの、またまたショートカットしか入っておらず、データを持ってくるだけでいい運動になってしまったお客様がいらっしゃいました。
さて、要はファイルのパスワードをつければよいわけで、[ファイル]−[名前を付けて保存]のさらに右上、[ツール]−[全般オプション]でパスワードを設定すればOKです。 Fさん、一つのファイルにひとまず6桁のパスワードを設定したのですが、書き記したパスワードが例えば「040128」のように日付を連想させるものでした。もしや、これ式に全部のファイルに別々のパスワードをつけてしまうと大変なことになってしまう! ファイルのパスワード台帳のようなものを別に用意しなければいけなくなってしまいます。
というわけで、Fさんだけが操作をするのであれば、Fさんだけが覚えておけるパスワードで、共通のものにした方が無難ですよ、とアドバイスしました。
これも以前、パスワードで管理していた方が、なんと亡くなってしまって、必要なファイルが開けなくなってしまった、という相談を受けたことがあります。つまるところ、ファイル管理について、担当者全員で決めておけばよいわけですが、少人数の事務所だと、わかっている人はその人一人、ということもままあるわけです。 「よ〜く考えよ、パスワードは大事だよ〜、ウーウ、ウーウ、ウウウー(AFLAK)」
おまけ 「お金は大事だよ」のCMって、どこのどんなんだっけと調べたら、ちゃんとホームページがありました。ちゃんとCM映像も見られるようになっていました。 http://www.aflac.co.jp/duck/duck_index.html
なあんにも、本当になあんにもしないうちにお正月になってしまったと思ったら、もう27日。こんなことではいかん、いかん。
書きたいエピソードはポロポロ転がっているのに・・・。 で、最近の話題を一つ。
この前の日曜日。音更サークルのHさんのお宅を訪問しました。ついでにお近くのTさんのお宅も訪問しました。家庭訪問です。というより、往診かな。特に重たい病状ではないけれど。 Hさん宅ではデスクトップ画面から消えてしまったアイコンを救い出し、CDの音が小さくしか聞こえないというのをボリュームコントロールを操作して直し、一件落着。 Tさん宅ではWindows95がちょっとごきげんななめ。印刷もうまくいかないとのこと。 マイコンピュータに聴診器を当ててみると、ハードディスクの空き容量がほとんどなく危険な状態。削除してよさそうなソフトを削除し、デフラグを実行。 デフラグに時間がかかるので、その間はティータイム。お茶にケーキに果物、至福のひととき。
プリンタは特に問題なく動き、続いて消えてしまったIMEツールバーの救出にとりかかったのですが、これが難航。結局、この日は救い出せず、私の宿題に。
Tさん、Hさんとたわいのないおしゃべりが続き、「今度はインターネットに挑戦しなきゃね」と言うと、Hさん、「電話の線だけはパソコンまで引っ張ってもらってあるの」とおっしゃる。 再度、Hさん宅におじゃまして、どれどれ。本当に電話線がパソコンに差し込まれていて、あとは手続をすればよいだけ。 しかし、ADSLにするかどうか、プロバイダをどうするか、あれこれ考えどころなのだけれど、とにもかくにもやってみようというわけで、一番基本のパソコンのモデムをそのまま使う方式でどんどん設定を進めました。 「次へ」とか「同意する」というボタンをひたすら押していき、OCNとの手続はすべて完了。
とりあえずのメールの送受信だけを手ほどきして、本日ここまで。 その後、Hさんからは私宛に無事メールも送られてきました。よかったよかった。
2003年12月18日(木) |
十勝野(パソコンで年賀状)3 |
年賀状の印刷を業者に依頼する場合は、一家で一パターンが普通だろうが、パソコンを使用すると、何パターンも作成可能というのも便利な点だ。営業用と個人用を分けて作成したり、友人用にと夫の名前を書かずに自分の名前だけの年賀状を何枚か用意したり、お孫さん用にとかわいらしいイラストをあしらったものを数枚印刷したり、そんな作業は手づくりで一枚一枚をつくる過程に似たものがある。
絵手紙や版画といった本当の手づくりの年賀状にはかなわないかもしれないが、あれこれ思いをめぐらして完成したものがプリンターから印刷されて出てきた瞬間は、皆さん満足そうだ。
一方、インターネットを利用して、年賀状もメールで済ませるという人も増えている。一通を瞬時に多人数に送ることが可能で、確かに便利だ。
さて、私はといえば、年賀状の文面に既製のイラストを使うことはプライドが許さず、あて名も手書きと決めている。年内は他人様の年賀状作成をひたすら手伝い、気がつけば真っ白い年賀状のまま年を越すこともたびたびである。
2003年12月17日(水) |
十勝野(パソコンで年賀状)2 |
パソコン用のプリンターの多くはインクジェット方式で、年賀はがきもこのプリンター用のものが平成九年から販売されている。平成十六年用年賀はがき(無地)は全国で四十億枚が販売されているが、その約半数がインクジェット紙だ。平成九年は約二億枚。この六年でインクジェット紙は十倍も伸びたことになる。ちなみに帯広郵便局(本局)では二百七十万枚を販売、インクジェット紙は九十五万枚に上るという。
日本郵政公社主催の全日本年賀状大賞コンクールでも、本年度からパソコン絵手紙部門が追加されている。パソコン派がここしばらくは増え続けるのは間違いない。
パソコンで年賀状を作成する方法は幾つかあるが、「筆まめ」や「筆ぐるめ」といった専用のソフトを利用するのが一般的だ。これらのソフトには郵便番号辞書がついていて、あて名の入力も簡単だ「080―0010」と入力すると、「北海道帯広市大通南」までが自動に入る。さらに、電話番号辞書が付いていると、電話帳に掲載されている電話番号を入力するだけで、名前、郵便番号、住所まで入ってしまう。数字を入力するだけなので、キーボード操作が苦手でも楽に作業ができる。
裏の文面も、ソフトに収録されたサンプルデータを組み合わせればできあがる。今時期の書店には干支などのイラストや賀詞が収録されたCD付きの本も数多く並んでいる。これらを利用すれば一流画家の作による豪華な年賀状も自宅で印刷できる。
2003年12月16日(火) |
十勝野(パソコンで年賀状)1 |
2003年12月17日付 北海道新聞夕刊(十勝版) 十勝野 パソコンで年賀状 手作りに似た味わいも (とかちパソコン指導者研究会代表・渡辺博子)
十一月から十二月にかけて、パソコン教室は「年賀状をパソコンでつくりたい」という受講者を多数お受けする。「パソコン自体は数年前から持ってはいるが、今年こそはパソコンで年賀状を」とおっしゃる高齢の方も。「年賀状を作成したいからパソコンを購入した」という声も聞く。
最近のパソコンは画像もたやすく扱えるし、プリンタの性能も格段によくなった。さらに、デジタルカメラも珍しいものではなり、家庭でカラフルなイラストや写真入りの年賀状を作成するのはそう難しいことではなくなった。
「キーボードから学ぶパソコン」の10回目。前回の年賀状講座が時間的に厳しく、印刷までたどりつけなかったので、今日は待望の葉書への印刷作業。 普通の文書なら、用紙のセットに裏表、上下を気にすることはないのだけれど、葉書となると、そのあたりを間違えると大変。
時間の節約のためには講師側で用紙をセットすればよいのだけれど、それでは皆さんがご自宅でなさるときに困ってしまう。 とかちプラザのプリンタは4人で1台。そこで、「4人で力を合わせて、用紙のセットをしてね」と指示する私。さあ、大変。今回の講座は参加者の年齢の幅が非常に大きかったのですが、この辺はお若い方が知識が豊富というわけでもなく、老いも若きもああでもない、こうでもない。
それでも皆さんちゃあんと葉書のセットを完了し、「では印刷してみるよ」。 苦労した分、できたときの喜びは大きいもの。年賀状が無事できて、よかったよかった。
おまけ 今日は最終回だったので、講座終了後は閉講式でした。 「今回の講座はパソコンの入り口までご案内したに過ぎませんので、これからもお勉強を続けてくださいね」という私の言葉を受けての、ルーム長Kさんのお言葉。「先生はパソコンの入り口とおっしゃいましたが、我々にとってはそこまでも行かず、パソコンという表札を探しにいったようなものです」。表札が見つかって、まずはめでたし、めでたし。
11月初旬に始まった「キーボードから学ぶパソコン」の9回目。 本日の講座は「年賀状作成」。今回はワードが中心の講座だったので、年賀状もワードにて作成することに。あらかじめサンプルの年賀状(文字のみ)をフロッピーに用意してはあったのだけれど、それをちょこちょこっと修正していただくつもりが・・・。
皆さん縦書きは初めて。初めてのことは戸惑うことばかり。 「横書きのときと特に変わりはないよ!」と説明するも、「次の行に打ちたいときは?」、「少し下から書きたいときは?」と次から次へと質問を投げかけてくる皆様。
漢数字も「数字を打って変換してね」と簡単に説明しただけだったので、「じゅうく」とか「にじゅうよん」とか苦労して入力される方があっちでも、こっちでも。
今後の年賀状作成講座は、まずは横書きで練習。続いて縦バージョン。その際にも準備体操を念入りに、と誓った私でした。
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