こんなこと・あんなこと

2003年09月05日(金) 5500円

私はいまだにワープロ派。速記の原稿を起こすときだけだけれど。しかも、キーボードが親指シフト。パソコン用の親指シフト配列のキーボードも購入してみたけれど、タッチがどうにもしっくりこなくって、結局箱にしまわれてしまいました。

うちに数々ワープロはあるけれど(捨てられない、ともいう)、現役で働いているワープロは3台。ワープロは丈夫だ!!エラい!! いまだかつて、突然キーボードがいうことをきかなくなる(フリーズ)なんという目に遭ったこともないし、終了操作ができない、なんということもない。
しかし、そのうち1台は1日数時間、老体に鞭打って働かされており、さすがにいつパタリと止まってもおかしくない。

そこで、インターネットで中古のワープロを探したわけ。ある、ある。ピンからキリまで。いわゆるジャンク品、数百円のものから、マニュアルから何からすべてきっちりそろった良品で数万円のものまで。
私が購入したのは富士通OASYS30AX401、これが5500円だったわけ。
ノートとデスクトップの中間のもの。キーボードがJISと親指と交換できるのがうれしいタイプ。フロッピーもマニュアルもないのだけれど、同タイプのものをすでに持っているので、かえって何もない方がよいわけ。
うれしい買い物でした! ちなみに送料が1700円で、送金手数料が420円だったから、しめて7620円。

ワープロを捨ててしまおうとお考えの皆様、捨てる前に、まずはリサイクルショップに持っていってみてね!
インターネットができる環境にあれば、自分で値段をつけてオークションに出すという手もあるわけです。



2003年08月27日(水) やっぱり

昨日、筆ぐるめを1.5時間勉強して「あとは家でやるわ」とお帰りになったKさん。やっぱり今朝、パソコンを携えていらっしゃいました。「打ったんだけどさ、入ってるかどうか見てもらいたいのと、一覧を出したいのだけれど」と。

電源を入れ、待つことしばし(Kさんのパソコンは起動が遅い。なので、待ちきれずにデスクトップのアイコンを何度もクリックしてしまってWordが30個も開かれてしまったり、過去、大変な目にずいぶん遭いました)。筆ぐるめを起動すると、ファイルの一覧に昨日はなかった住所録ファイルが出来上がっています。やっぱり、やっぱり。

一度作成したファイルを選択せずに、「新しい住所録」を選んで続きを入力されたわけです。筆ぐるめはファイルの結合はとても簡単なので、どうということはないけれど。
3つに分かれていた住所録を元のファイルと結合し、一覧も確認。
「じゃあ、今日はこれで帰るわ・・・」と、自転車(晴れの日も雨の日も)のかごにパソコンを積んでお帰りになるKさん。
今度は大丈夫かなあ・・・。



2003年08月26日(火) 8年 11年 13年 23年 

今日の午前中はなぜか男性ばかり。8年生まれのKさん。11年生まれのSさん。13年生まれのMさん。23年生まれのNさん。平均年齢64歳。

8年生まれKさんは本日14回目のレッスン。どうにもぎこちなかったマウス操作もかなり上達しました。最初のころはとにかく大変で、要らないところをクリックしたり、ポインタを動かすだけの操作がドラッグになってしまったり・・・。かな入力、しかもノートパソコンのため、数字とかなの切り替えにも苦労しました。
初期の目的である「住所録の整理」のために黙々と練習を続け、10回目あたりからマウスの操作がスムーズになり、文字入力も見違えるように上手になりました。おうちでかなり練習したようです。エライ!!

さて、Kさんのパソコンには住所録ソフトが入っていなかったので、「筆ぐるめ」をおすすめして、本日はインストール作業から。筆グルメ本体と電話帳ソフトを無事インストールし、用意してきた住所を入れ始めました。電話番号を入力するだけで8割方、名前がヒット。これは楽々。Kさん、これまでの練習の成果をいかんなく発揮され、どんどん入力がはかどります。あとはうちで入れられるから大丈夫、とニコニコお帰りになりました(使うファイルをちゃんと選べるかな、終了操作は大丈夫かな、とちょっと不安な私)。

もうお一方、23年生まれNさん。本日午前中の一番若手なのですが、ため息の回数は一番多かったのでは。
数年前にNEC文豪ミニ7の操作を学ぶべくお越しになり、今回は一念発起で「やっぱり時代はパソコンですよね」と、2万円で求めたというWindows95のノートパソコンを携えていらっしゃいました。本日3回目。2回はWordを学びました。ワープロ操作とあまりの違いに頭の中が「???」だらけだったのが、かなりすっきりしたご様子。

しかし、本日からExcel。必要に迫られてのExcelですが、もう少しパソコンの基本がわかっていないと苦労するだけだよなあという私の予想はどんぴしゃりで、ちょっと肩を落としぎみに教室を出ていかれるNさん。便利なものを便利に使うためには、やっぱりちょっとの苦労が必要なんだなあ・・・。いきなり便利に使えちゃ、教室も要らないわけで・・・。



2003年08月08日(金) 門前の小僧

私の二人の子供たち、息子と娘。もう二人とも帯広を離れ、それぞれ大学と専門学校で学ぶ身です。どちらもコンピュータとは縁のない分野。しかし、いまどきの大学のレポートで手書きが好まれるわけもなく、息子はパソコンに向かって課題を仕上げるわけですが…。

息子にはよく言って聞かせていました。「お願いだから、母の職業がパソコンの講師だとは周りの人に言わないでね」と。パソコンはそこそこ使うのですが、すべてにおいて我流。例えば、指遣いからもう目を覆いたくなる状況。まあ、タッチタイピングのどこがそんなにえらいんじゃ、と言われればそれまでだけど。

その彼が「教えて」というメールをよこし、内容というのが、『ワードの文字修正機能の設定のせいか、新たに文章を付け加えようとすると、付け加える以前の文字が重なって消えてしまうのです。どこの設定をいじればいいんでしょうか?』というもの。

何のことはない、(またはINS)キーを押したことによって、「挿入」モードが「上書き」モードになってしまっただけのこと。「画面の右下の『上書』の表示が黒くなっていると思うので、Insertを押してみて」という返事を書いた私。

その昔、一太郎は「挿入」モードでしか新規入力ができず、「上書き」になっていて、「文字が入らない、入らない」なんてこともあったなあ。今のバージョンの一太郎がどうなのか、調べていませんが……。
ワードの「上書」モードは2002では無効。2000の場合のお話です。



2003年08月07日(木) 皿回し

プラザエンジョイスクール・キーボードから学ぶパソコン、本日9日目。残すところあと1回。
今日はワードの表作成の補足説明をさささと済ませ、インターネットの操作に入ろうというスケジュール。結構、盛りだくさんのことを説明しなければならないので、時間配分には気を配ったつもりが…。
ワードの罫線を操作するには、罫線ツールバーが必要で、罫線ツールバーを表示させるためには云々という説明から、ツールバー全体の説明をしておいた方がよいな、と思った私。皆さんの反応を見ながら、「この辺はテキストには特に載せていないけれど、一緒に操作しながらやってみましょう」ということもよくある私。アシスタント泣かせだろうな。ごめんねNさん。

ツールバーの操作のあれこれは、一度設定すると、その設定が次回の既定値になるわけで、そのあたりが初心者の皆様を悩ませる原因になるわけですが、あれこれ操作をしていくうちに、講師用の画面と一緒になっていなくって、フリーズしてしまう方があっちでもこっちでも。
皆さんの後ろで懸命なサポートを続けるNさん。本日の講習会が終わってNさんが述べた感想。「皿回しのようだったよ。こっちのお皿が止まりそうで回しているうちに、あっちのお皿もこっちのお皿も止まりそうになっちゃうの……」。なるほど、なるほど。



2003年08月05日(火) おめでとう!

月に2回おじゃましている音更パソコンサークル。メンバーの皆さんはとっても仲がよく、講習会中も笑いがたえません。
先月の学習日、ちょうどHさんのお誕生日でした。学習の合間のティータイムにケーキも配られ、みんなでHさんの○○歳をお祝いしました。その折に、「今度は誰の誕生日?」、「8月5日、Tさんの誕生日だね」という話になり、話が話でトントン拍子に「そりゃあ、六花亭に行かなくっちゃ」ということになり、音更のメンバーの一部+私の計8名は七夕祭りのこともあり、大賑わいの六花亭に集合したのでした。
30分ほどの間に、あっちでもこっちでも「ハッピーバースデイ」が聞かれました。Tさんで4人目(そのあと、もう1組、いらっしゃいました)。
みんなでピザ、ワッフル、あんみつ、抹茶パフェを堪能。こんなにうれしい誕生日はないねえと幸せそうなTさん。幸せそうなTさんを囲んで、おいしいものをみんなで分け合い食べる幸せ。
早くも、「今度はダアレ」という声が上がっていたのでした。

おまけ
私の向かいにお座りのAさん。お互い、ダイエット、がんばりましょう。お風呂で揉むのはホドホドに。



2003年08月04日(月) アイコンがいっぱい

気になってしかたがない「マトリックス・リローデッド」。1日の映画の日に2本、「ターミネーター3」と「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」、2日のレイトショーで「パイレーツ・オブ・カリビアン」は見たのだけれど、「マトリックス」はもう日中の時間帯しかやっておらず、なかなか行けない…。

さて、先週からお見えのKさん、70歳。雨の日も上下カッパの元気なお姿で、しかも自転車。しかもしかも、ノートパソコンを持参。パソコンは荷台に積んでくるのですが、雨の日もビニール袋にがっちりくるんで来たのだけれど、耐久試験に近い環境で使われているような感。

お元気なKさんですが、マウスをそのまま動かすべきところ、どうしてもドラッグしながらの操作になってしまいます(つまり、左ボタンを押したまま動かしてしまうわけ)。デスクトップ画面で、例えばWordをアイコンから起動したい場合にこの操作をしてしまうと……。
どうかすると、アイコンがたくさん複製されてしまうわけ。Kさん、おうちで練習しようと試みたはいいが、デスクトップに途方もない量のアイコンが並んでしまい、「何だかおかしくなっちゃって、これ、どうにかしてほしんだけど」とおっしゃる。拝見すると、本来20個程度だったアイコンが、その数倍の量に増えている! すぐさま思いうかんだのが、これはエージェントの仕業に違いないと…(マトリックスをご存じない方、ごめんなさーーい)。



2003年08月02日(土) ホームページビルダー

特別講座「ホームページビルダー講座」の2日目。
今回ご参加のTさんは、職場のホームページ管理を任されることになってのご参加。
先週、「ホームページはもうアップされてるはずなんだけれど…」と言うので、みんなであれこれ検索するも見つからず。「会社へ戻ったら、もう一度確認してみてくださいな」というわけで本日。やはり、作成はしてあるものの、アップはまだということが判明。
ホームページは作成会社に依頼したとのことで、その時点でアップまでされたものと考えていたTさんでした。
今日はちょうどFTP(File Transfer Protocol=ネットワーク上のクライアントとホストコンピュータとの間で、ファイルの転送を行なうためのプロトコル)ソフトの使い方も学びました。
さて、Tさんのファイル転送は無事、完了したでしょうか…。



2003年07月18日(金) 新聞に載ったよ(3)

 本来、何らかの格差や障害を軽減するために使われるのがパソコンだと思うが、現実はそうではない。キーボードだけでももう少し親切な仕様なら、楽に操作できる人が増えるだろうに。例えば、メールで使われるのは小文字なのに、キーボードには大文字しか書いていない。
 しかし、慣れないマウス、キーボード、さらに横文字と格闘しつつも、講習会に参加する皆さんは一様に熱心だ。時間は多少かかろうとも、できなかったことができるようになる喜びは、幾つになっても感じたいもの。パソコンを使いこなせば確かに仕事が楽になり、世界も広がるが、パソコンを学ぶこと自体が生きがいになっている人もたくさんいる。
 講習会に来る人たちの多くは「パソコンは自分には無理かもしれないけれど…」と不安を抱えながら始める。それでも、ついには「孫とメールでやりとりできるようになった」と喜び、「次はデジカメも」と意欲的な人も多い。そういう高齢者の皆さんに接していると、講師の一人として喜ばしい限りである。



2003年07月17日(木) 新聞に載ったよ(2)

 この春、私が担当した講習会に参加した百二十三人に協力してもらい、文字入力に関してアンケート調査をしたところ、「アルファベットの小文字の読み書きに自信がない」と答えた人は全体の8%。六十五歳以上に限れば、この率は22%になる。
 これは単に高齢だからではなく、第二次世界大戦前後、敵国語として英語の教育を全く受けていないことが大きな要因と思われる。特に十勝町村部で講習会を行うと、受講生には「中学校も満足に通えなかった」という人も少なくない。中には「樺太から引き揚げてきて、向こうではロシア語を少し習ったけれど、英語は全然」という人も。
 パソコン講習会は、帯広以外では受講者数の関係もあって民間が開くことは営業的に難しく、町村などの主催に頼らざるを得ないという事情もある。


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Hiroko Watanabe [MAIL] [HOMEPAGE]

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