こんなこと・あんなこと

2003年02月22日(土) 名前で検索をかけると

試験に向けてほぼ毎日レッスンに通ってきているIさん。高校3年生。入力のスピードがなかなかつかず、効果的なレッスンメニューを考えてあげなきゃな、と思い、「学校の授業では何が好き、あるいは得意だった?」と聞くと、即座に「体育!」。女の子にしては珍しい。
聞くと陸上部だったそう。インターハイにも出場したそうで、「それって、すごいじゃない!」と言うと、試験に間に合うかなあ……、とちょっと不安げだった顔が、一気に笑顔になりました。
インターハイに出場したと聞いて、これは検索サイトで名前を打ち込むと幾つか絶対にヒットするぞ、と思って試してみると、ありました、ありました。

レッスンに見えたIさんに、「Iさん、見て、見て」と同じことをyahooの検索で試してみると「すごーい」と喜んでくれました。
陸上の練習のきつさに比べれば、今、やっていることはいかほどのことか……。もっとも、好きじゃなきゃ、頑張れないんだよね。好きになってもらえるように私も考えるからね。頑張れIさん。



2003年02月20日(木) 明日からは先生、いないんだよ

プラザエンジョイスクール「キーボードから学ぶパソコン」の最終日。ほとんどの方が皆勤賞で迎えた閉講式。皆勤賞だからといって、特別に表彰されるわけでも何でもないのですが、立派です。

最終日の様子はというと、前半は少しだけワードで表作成の復習。「保存したい方は、保存の操作をしてね」と告げるも、保存の手順に自信がなくって、すがるような目の皆様。
「おいおい、みんな、明日からは先生、いないんだよ。自分でやらなきゃだめなんだよ」と言うと、笑ってくださる余裕のある方もいるものの、半分いるか、いないか。

言われたとおりに操作ができても、それは「できた」とはあまり言わないのです。言われたとおりの操作も難しかったスタート時を思えば、言われたとおりの操作ができるようにはなったことをとりあえずは喜ぶべきか……。「学ぶ」ということも久しぶりだった皆様も多かったわけで、休まず通ってくださったことに感謝、感謝。
これをきっかけにお勉強を続けてくだされば、いつの日にか花開くことでしょう。

でもでも、やっぱり、「明日からは先生、いないんだよ!」(「みんな一人でおうちに帰れる?」という小学校1年生の担任の先生の気分をちょっぴり味わった私でした。)



2003年02月19日(水) 人はわかると教えたがる

ちょっと前まで自分が知らなかったことでも、隣の人が苦労していると「そこをああしてこうして」と教えたくなるのが人間というもの。なんでかなあ。
教える立場としては、「ちょっと待って、自分で考えようとしているのに……、考える時間を与えてあげて」と思ったりもするのだけれど。
しかも、それって、違うだろうが、という方法を教え始めたりする。
最近、抑えがきかない私は、「おじさーん、お嬢様にウソ、教えちゃだめですよ!」、と言ってしまった。だって、ホントにウソなんだもの。でも、おばさんに向かって「おばさん」と言うとおばさんが傷つくように、おじさんに向かって「おじさん」はなかったな、とちょっと反省。



2003年02月18日(火) 珍しく欠席3名

プラザエンジョイスクールの9回目。24名のほとんどの方が皆勤賞ペースでご参加。なのに、今日は珍しく3名の方が欠席。皆さん小学校6年生のお子さんがいらっしゃり、中学校の説明会があって、とのこと。残念!!
6回目あたりまで欠席者0で、「ちょっと休むのに勇気が要りますね」なんて言っていたのですが、やっぱり全員皆勤賞はならず。

今日は前半はWordを勉強して、後半はメール。後半のメールはやっぱり皆さん楽しそう。前半にお勉強したWordの作表の操作、次回まで覚えてくれてるかなあ。

シルバー人材センターさんの講座とこの講座のために火曜日から金曜日の午後、ほぼ1カ月、ずっととかちプラザという日々でした。
この時期はプラザを会場に冬期間のなんとか講習(季節労働者のための講座のよう)をやっているからか、駐車場はいつも苦労します。毎日駐車場所が違うので、とかちプラザの地下にとめたのを忘れてしまって1階で下りて外に出てしまったり、長崎屋さんにとめさせていただいたのはよいけれど、どこにとめたかしばし考えちゃったり。それも20日で終わり。
プラザ通いは5月までしばしのお休み。5月からはもう自転車で大丈夫。早く春になあれ。



2003年02月17日(月) お嬢様、肩が……

春休み期間中にパソコンをマスターしたいといらっしゃったAさん。某女子大生。今が一番輝いている時期とはいえ……。
ミニスカートに肩が出たデザインの、えりもとにファーがあしらわれた真っ赤なセーター。肩にはこれまた真っ赤なサテンのストラップ。とってもお似合いだけれど……。
この前の白組のおじさまたちのようなメンバーが多い時間帯だと、皆さんお勉強した内容は何も覚えていません、ということになってしまったかも……。



2003年02月16日(日) 0点だったらごめんなさい

朝9時から日商ビジネスコンピューティング検定試験でした。受験料が高いし、難易度高いしで、最近不人気のこの試験。今回は生徒さんが2名、2級に、私は1級にチャレンジ。

1級は筆記が60分。実技が150分。実技も大変だけれど、筆記も大変。
まずは筆記の1時間。問題解決と意思決定に関してのあれこれ、情報活用と情報リテラシーのあれこれ、企業経営のあれこれ。システムアドミニストレーター試験と、経営診断士(もちろん簿記も)の資格を足して2で割ったような知識が必要。

実技は、とある建材メーカーの現状と今後の経営に関する分析をするもの。
まずは第1問「製品ABCの1平米当たりの営業利益を求めなさい」というような設問でした。与えられた数字をちょこちょこ計算して、こんな簡単でいいのか?と思っていたら、やられた!! 販管費の配賦が必要だった。しかも、配賦率をまずもって求めなきゃいけない。もうこの段階でやる気をなくしてしまった。

ソルバーを使えば解けるよな、という問題もあり、使うのはわかっても、条件に何を指定すればいいわけ?と泣きたい気分。

えーい、わかるところからと、キャッシュフローの問題に進むも、一通りは埋めたけれど、これもあやしい。

さて、また1年頑張るぞ!!



2003年02月15日(土) 大正10年生まれ

70代の生徒さんはそう珍しくないけれど、本日お見えのSさん、大正10年生まれの82歳! すごいでしょう!!
残念ながらパソコンではないのだけれど……。

シャープの書院を携えていらっしゃいました。CRTタイプの書院で、10年以上前のモデルじゃないかなあ。
わからないところを箇条書きにしてきてくださいました。
1 文字の大きさを四倍角にする方法と9/4倍にする方法
2 罫線の引き方・消し方
3 ○の出し方
4 保存の方法
1〜3はご説明すると、すぐに飲み込んでくださり、最後の「保存」。
ところが、FDドライブが動作せず。最初はフロッピーを疑ったけれど、どのフロッピーを入れても同じ現象で「ここの装置自体が壊れちゃってますね」というわけで、保存はできず。

聞けば、この書院は3台目だそうです。最初はミノルタのワープロで、次がキャノン。このキャノン、ディスプレイが壊れてしまって、昔のミノルタのワープロを引っ張り出したところ、突然カーソルがとんでもないところに飛んでしまう現象が起こり始め、知り合いに相談したところ、使っていなかった書院を譲ってくれたということ。

10年前のパソコンなら使う気がしないけれど(巨大だし、ややこしいし)、ワープロならまだまだいけるじゃありませんか。しかし、そこはやっぱり機械。あちこち傷みも出てくるわけです。
82歳のSさんは、10歳のワープロよりも格段にお元気で、「Sさんならパソコンに挑戦しても絶対大丈夫ですよ!!」と、帰る姿にお声をかけた私です。

Sさんがどれぐらいお元気かって、タクシーでお越しだったので、「お車、お呼びしましょうか」と伺うと、「外へ出てから考える」とおっしゃる。無料バス券を取り出して見せてくださり、「バスならただだし」とも。五、六キロはあると思われる書院を風呂敷にひょいと包み、教室を後にされたのでした。
Sさん、あなたはスゴい!!



2003年02月13日(木) 中リップ

ファイルのサイズを調べる方法。いろいろあるけれど、例えばフロッピーに保存されているファイルのサイズを調べるのなら、「マイコンピュータ」−「3.5インチFD」−と進んでメニューの「表示」を「詳細」に変えると、ファイル名、サイズ、更新日時などが一覧で表示されてきます。

WORDの文書ファイルなら、1ページ程度のものだと大体20〜30KB(キロバイト)というところ。これが、ペイントなどで書いた絵のファイルとなると、1桁違ってきます。
それを説明しようというわけで、講習にご参加の皆様にペイントを起動してもらってテーマを「チューリップ」に決めて作業開始。

キャンバスサイズが大きすぎるとフロッピーに入りきらなくなるので、まずはキャンバスサイズを10センチ四方に変更。「画用紙を小さくしましょう。右下のゴマ粒のような青い四角をドラッグするんでしたね……」てな調子で始めました。

さて、いざ絵を書くぞとなると、何度か講習で取り上げたペイントだけれど、たかがチューリップごときでもやっぱり大変。しかし、書くことにそう時間を費やすわけにもいかないので、「納得いかない方もいらっしゃるでしょうが、ひとまず保存しますよ」というわけで、「名前をつけて保存」の作業に進みます。

「保存」はもう何度も経験済みなのに、ファイルの場所の変え方を忘れてしまった方が数名。「ファイル名は「チューリップ」にしましょうね。ちょっと難しいけど頑張って」と言うと、あちこちで「tyu-rippu」などとなってしまい、日本語で入らないとお嘆きの方が続出。
「日本語をオンにするんでしたね。オンの操作はどうでしたっけ」と言いながらパソコンの間を回っていると、「先生、中リップとしかならないんだけれど」とおっしゃる方が……。

大リップ、中リップ、小リップって、あるんでしょうかね。
(もちろん、「ちゅうりっぷ」と入力したのが原因で、「ちゅーりっぷ」とすればちゃんと変換できますよ!)

ファイルサイズのお勉強のはずが、そこにたどりつくまでに力尽きてしまう皆様。でも、「パソコンの電源ぐらいは入れられるようになりたい」とご参加の方もいらっしゃった講座です。初日を思えば、皆さん上達されましたよ。

というわけで、プラザエンジョイスクール「キーボードから学ぶパソコン」全10回の講座の8回目の風景でした。



2003年02月08日(土) 赤組・白組

今日は特に意識してそうしたわけでは全くないのに、午前中は女性の時間、午後は男性の時間となってしまった。ともに5名ずつの生徒さん。
午前中の赤組の平均年齢22歳に対し、午後の白組の平均年齢48歳。午前中は女子高生がほとんどなのに対し、午後はおじさまがほとんどというわけ。

午前中は皆さん、試験を目指してのレッスンで、キーを打つ音も軽やか。午後の白組の皆様、ちょっと負けてる!
赤組の皆さんは「これからの人生、パソコンぐらいできなきゃね」ということでのレッスン。
白組の皆さんは「人生、パソコンでこんなに悩むと思わなかった」ということでのレッスン。

本日お見えの白組最年長Mさんは、前回のレッスンは「デジカメをパソコンにつなぐ」というもので、これは教室のマシンではうまくいき、「さあ、同じことをおうちに帰ってやってくださいね」ということだったのですが、これはとてもうまくいったとニコニコ報告してくださいました。

十人十色とはいうけれど、本当に10人いれば、10人違います。



2003年02月07日(金) Kさん、ありがとう

音更パソコンサークルの学習日でした。私は月に2回、おじゃましています。もう何年目のお付き合いになることか……。当初はワープロサークルだったのですが、今では全員がパソコンを購入され、それはそれは熱心に勉強を続けています。

メンバーの数人はインターネットに接続されているのですが、そうではないメンバーのために、Kさん、私のホームページが更新されると、印刷して持ってきてくださるのです。しかも、「ちょっと著作権に問題があるかもしれないけれど……」と気を遣ってくださいます。私自身、自分のホームページは画面で見るだけで、印刷することはほとんどありません。印刷されたものを見て、初めて気がつくこともあったりして、もう、「Kさん、本当にありがとうございます」と言うしかありません。

熱心な読者の皆様のために、ちょっとはお役に立つことを日記に書かなきゃと思うわけですが、エピソードがあっちにもこっちにも落ちている日もあれば、落ちていたとしても拾う元気がない日もあったりします。

しかし、私の人生、「今年こそ日記を書くぞ」と何度、思ったことか。三日坊主で続かなかった日記が、こんなにも続くのはKさんのおかげです。

※デジタル社会における著作権問題は、かなり厄介。ホームページが著作物なのは間違いないことですが、自分が作る場合はいいとして、製作会社に依頼して作る場合、著作権はどちらに属するのかとか、リンクはどこまで許されるか……。著作権そのものをテーマにしたホームページもたくさんあります。
私のホームページのレベルは(著作物に本来レベルはないけれど)「印刷してとっておこう、と思われるホームページを目指して頑張ります」というところ。しかし、ホームページに掲載する写真に他人(例えば生徒さん)が写っている場合、今度は肖像権の問題もあり、あれこれ気を遣うわけです。


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Hiroko Watanabe [MAIL] [HOMEPAGE]

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