ゆるだら
ひいな

+-- 注)この日記は鬱病・自傷などの内容を含んでいます --+

 理由
2004年03月02日(火)


メンヘル系のサイトを放浪していたら、自傷の原因としてあげられている
項目のうち、次の2つがあった。

・自我機能を回復する為(非現実的な精神状態から我に返る為)
・否認と逃避(苦しみを思考回路から切り離す為)

これは自分に当てはまるなぁって思った。

必ずしも鬱に自傷が付随するものでは無く。
だから、鬱病で同じように治療を受けているからといって、
無防備に自傷の事を話すと、とたんに眉をひそめられたりする。

そのヒトは、
「治ってからも(自傷が)体だけでなく、心にも傷を残す事になる気がする」
と言った。

治っても心の傷として残るんだろうか…
腕に刻まれた傷跡は、「こんなに頑張って生きたんだ」っていう勲章にならない?

…(笑) ちょっと無理あり??


また、別のヒトからは「切ったらちゃんと消毒してね」と言われた。

そうか、消毒か。
バカみたいな話、言われるまで消毒なんてしてなかった。
なんだか「どうでもいいや」みたいな気持ちがあって。

それから素直に消毒するようになった。
マキロンはしみそうだったので、「ムヒのきず液(お子様用)」を購入。
アンパンマンの絵が描いてある(笑)

今日はどこかのサイトに書いてあった化膿止めも買ってきた。


こんな準備までして切る?
去年の私なら笑っただろうな…。


 イノセンス
2004年03月03日(水)


「これ以上痩せたらぶっ飛ばす」

私を抱きしめながら、コイビトが言う。

だって意図して食べないワケじゃないし。
“食事”はお子様ランチな量のクセに、ケーキは人の倍は食べれちゃう。
なんだか成長を拒否している子供のような胃腸(笑)

食べるのって何だか面倒くさい。
全部サプリメントで済めばいいのに…

あ。

でもケーキはケーキのまま食べたい(ぉぃぉぃ


今日は会長だの社長だの顧問だの税理士だのが来て、
私は会社で人間給湯器のようだった。
それも仕事のうちと、充分承知の上で入社したんだけれど…
いっそな〜んにも感じない機械になれたらいいのに、そう感じる時間。

ヒトガタキュウトウキ

姿勢良く、笑顔でぺこりと頭を下げて(笑)


あー 何だか…

“愛しい”と感じる気持ちだけ残れば、あとの脳は機械でもいいなぁ、と。マジ。
私の脳は欲張りすぎ。
あれもこれもって。だから適量ってヤツを間違えちゃうんだよ。

姫やコイビトや花や空や… そういうものを“愛しい”と思える気持ちだけ残れば。

そんな事を考えていたら、「イノセンス」を観に行く約束をしていたのを思い出した。
『座頭市』を観に行った時に予告をやっていて、「絶対観たい!」って思った。

今週末からだったよね。

絶対行くぞ。


昨夜、切っていたら突然携帯が鳴って。
慌ててガーゼを傷口に当てて電話に出た。
「ウィルスメールが来たぁ(泣)」っていう友達からの電話。

対処法を話しながら、赤い染みが広がっていく白いガーゼを見ていた。
染み入った血は温かくて「生きているんだなぁ、自分」なんて、改めて思ったり。

機械だったらコレはオイルなんだろうか。


ところで滅菌ガーゼって以外に高いんだね。
朝晩取り替えるからすぐになくなっちゃう。

不経済…。

…切らなきゃそんな支出もなくなるんだろうけど(笑)

 通院日
2004年03月06日(土)


入院するしないの攻防戦で疲れた。
もう、考えるのが面倒くさい。
結論をまた先延しにして貰った。

暫く治療に専念して、少しでも頭をマトモに戻してから
改めて普通の生活に戻る。…というのが入院の意味。

でも、入院したって治らないかもしれないし、
けれど、このまま通院治療なら症状は現状維持だし…

仕事を辞めた上での自宅療養を申し出てみたところ、
そのまま引きこもりになって状態が悪化する恐れアリ、との事。

…ありえる( ̄ェ ̄;)
激しく納得してしまった。


本当に考えるのが面倒くさい。

因みに薬の処方は変わらず。




包帯のパフパフ感が、姫の遊び心をくすぐるらしい。
治療の為に用意していた包帯を、いつのまにかパフンッとくわえて持ち去ろうとする。

一昨日は、切っている時に姫が近づいてきて、そっちに気を取られていたら
思うより深く切ってしまった。
裂けた肉の下にリアルな血管が見える。

あと1mm、いや0.5mm深かったら、この血管を割れたのに。

そう思った自分にゾッとした。

さすがに痛くて昨日は切る気になれず…

けど、今はまた切りたい、なんて思っている。
…救えないなぁ、自分。


そういえば、還付金通知書が来た。
これで姫のフードが8袋ほど買える(笑)

 サヨナラ。
2004年03月08日(月)


昨日、コイビトとケンカした。
静かに静かに、でも、とても深いところでケンカした。

私は『サヨナラ』とメールを送った。

ちゃんと『ありがとう』も言えた。

いっそ自分自身にもサヨナラしたかったけど、
姫がいたから、まだ、生きている。


昔々。
“あの時”に逝ってしまえば良かったのかもしれない。
そうすれば、コイビトは私なんかに出会わずに済んだし、
会社もこんな能なしを雇わずにすんだ筈だ。
姫だって、もっとちゃんとしたお家に引き取られていたかも知れない。

この数年生きながらえて、
誰が“貴方に出会って良かった”なんて思ってくれるだろう?
私が存在した事で、歯車が狂った人なら思い浮かぶけど(笑)

“あの時”が寿命だったのかもしれない。


今日、会社を休んで「イノセンス」を観に行こうかと思ったけど、
一応まだ“社会人”だし、いつもと同じように会社に行った。
2カ所切ったけど、それでもちゃんと会社に行った。


今、
姫を膝に抱いて考える。

どうしよう?
これからどうしよう?? 姫。
姫は優しくクルクルと咽を鳴らしている。

けれど、
どうしようもなく 死 が魅力的に思えてしまう。



4月で退職する事にした。
あまりに無能な私 …せめて自主的に。


 
2004年03月09日(火)


久しぶりに空を見上げた。
良いお天気。

青色が懐かしい気がした。
私、灰色の路面ばっかり見てたのかな。

愛しい
恋しい
淋しい

恋しさを、憎しみに変えない方法を私は知っている。
そして諦めに慣れる事も。

そっと
そっと
触れずにいれば、

そっと
そっと
過ぎていく。

けど、
消化しきれない想いは
小さな棘になって胸に刺さったまま。

幾度も同じ事を繰り返し、年を重ねる毎に
棘はどんどん溜まっていく。


私の胸には、
いったいいくつの棘が残っているんだろう?

 神戸の元少年
2004年03月10日(水)


仮退院したとか。
きっと観察期間もそつなくこなし、社会に戻ってくるんだろうな。
庇護派はなんか勘違いしてんじゃないのかなぁ?
ただの殺人者とは違う。性犯罪者みたいなもんでしょ?
再犯率がもっとも高い性犯罪。

友達とエロビデオ見ても何も感じなくて、
実際に動物を殺したり、人を殺す事を空想してはEcstasyを感じてたワケでしょ?

どうやら各専門家が“育て直し”みたいな事をやったみたいだけど、
欲情の嗜好性ってカウンセリングで治るんですか?
最もやっかいなもんでしょ、性欲って。

一時的に抑えられても、再発するでしょ、そんなもん。
社会へ返すなら、宦官にでもして下さいな。

もしくは、お偉い先生方の手厚いケアを、奴が死ぬまで続けて下さい。


と、私は思います。

 「やさしいキスをして」
2004年03月11日(木)


コンビニに行ったら、店内でドリカムの
「やさしいキスをして」が流れていた。

不覚にも涙が…(笑)
私ってば情けないっていうか、惨めったらしいっていうか。

既婚者との恋の終焉なんてこんなもんだ。


先日TVニュースでタトゥーを入れてくれる店を紹介してた。
自分で描いた絵を彫って貰ってる子や
不倫している自分と彼との関係を象徴したようなデザインを
相談して選ぶ女性。
婚姻届けの代わりに、互いの名前を腕に彫るという
レズビアンのカップルとか…。

友達に話したら、けっこう「ゲッ!」とか「痛ッ!!」という
反応が多かったんだけど、私は密かに墨入れてもいいな、と思った。
付き合っているオトコの名前を入れるなんてイタイと思うけど、
可愛い姫ちぃの名前ならいいかな(ぉぃぉぃ

ホントは繊細な鳥の翼を、肩胛骨あたりに入れてみたい。
いつか飛び立てる日の願いを込めて。

でも温泉に行ったら家族風呂Onlyになっちゃうね(笑)



2日ほど切っていなかったんだけど、
今日、また切ってしまった。
なのに、私の躰は一生懸命に傷を治そうとしている。
薄い膜を張って、傷口を塞ごうと健気に頑張っている。


可哀想な私のカラダ。

イカレテル私の頭。

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