Wakako's Diary 道すがら記

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京阪沿線風景 / so on - 2003年03月07日(金)

今日も派遣会社に新規に登録に行った。
よくネットで派遣案内を見かける会社だけど、意外にこじんまりとしていて、個人経営らしかった。
今日は、結構、暖かく応対して頂いた。

朝雨が降っていたので、車窓からの風景もしっとりしていた。

面白くて、ついつい外の風景に魅入っていた。
何度も何十回も見なれた風景なのに、初めて気がつく自転者屋さん「じゃりんこ千恵」なんてのもあったりして、おもしろかった。

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あくまでも労働観の違いでしかないが、
弱っているものの立場に立とうとしない、せめて想像力を働かせようとしない、
そういう人には、私は人に接する仕事に就いてほしいと思わない。
せめて、想像力にかける者は、
学力だけでなく、想像力をも身につけるように努力せよ。

モノを書くと言うことは、線を引くと言うことである。
明確にするために、あるいは、曖昧なら曖昧なことを認識するために。

だから、モノを書いたり、ホームページを公開すること自体、好意的な反応ばかり返って来るわけじゃない。それは認識しておかなきゃならない。




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休息 / 20代半ばへ。 - 2003年03月06日(木)

昨日今年度の試験が全部終わって、意外に疲れていたらしい。今日は大学に行って有志の解剖実習に参加させてもらう予定だったのだけど、疲れて午前中のみならず、午後6時まで布団から起き上がることもなくひたすら眠ってた。うーん。まぁ、休息も大事か。

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20代半ば、そのときは贅沢に使ってしまった時間、と思うようになったけれど、それでも今も時々、疲れているとき、泣いてしまうことがある。
今は今を肯定して、生きていこう、そう思うようになった(つもり)なのに。

誰も交換できない人生を送っているし、
どの人生にもそれなりの苦労があるのは分ってるけど、

火事にあって、それを暗い20代半ばの理由の全てにしたらいけないけど、
ウツ(?)とそのときはわからずに1人でアパートでごろごろ寝込んでたこと、それは自分の努力の範疇じゃない(と思うのは逃げかもしれないけれど)。

日々、教職の授業だけはマメにとって、バイトで英語教えて(それは真面目にやって)生きてる実感が全然なくて、毎日過食で、体重計に乗ってやけに細かく食べたものと体重だけ記録してて、それだけで生きてることを確かめてた、それだけで精一杯だった。だから、あなたがずっとひとりだった(そりゃ私にも人間関係が下手という原因はあるだろうけど)のは、人物的に問題があったんでしょ、とか言われても困る。
問題があったと思ってずっと悩んでたけど、
あんな環境でどこが楽しく青春が送れたというの?

病気に感染して登校停止になった人間に、
どうして学校にきてみんなと遊ばない、って非難されてるように感じてしまう。
歪んでるだろうけど。

それに、今、よろけながらも学生しながら生きてて、手探りながらも前に進んでて、改善すべき点はあるけど、それなりにがんばってることに満足しているのに、私の20代の暗さを責めるようなことを言わないで(いや、自分で自分を責めているのだろう)。
私が明るい20代半ばを送ってたら良かったのですか?

せっかく、今を肯定して生きていこうとしているのに。

++

疲れているとき、涙がぽろぽろでてくる。
その時はそのときで精一杯だった、
明るい青春なんて私の辞書にはなかった、でも精一杯だった、

そして、きっと、私の歪んだ(或いは、私にはそれが事実と映る)認識は、
私に特有のモノではない、と改めて昨日、思った。

客観的に見て、すごく綺麗な家庭教師の教え子は、「自分よりみんなきれい」と言い(私の100倍は絶対綺麗だ)、
「わたし、人に弱味を見せないんですよ」と言いながら、
何年か病気で外に出られなかった、
「私にも憧れがあったんですよ、
大学入って、同じ年の友だちいっぱい作って。
お姉ちゃんが、すごくうらやましかった」
と言った。そして、強気な(に見える)彼女の目がそのとき初めて、ちょっと湿ったように感じた。

そういう意味では、私も、大学に入って、同じような年頃の友だちをいっぱい作った、好きな時間を好きな場所でふんだんに過ごした、幸せな人間である。

今も、愚直でスマートではないけれど、好きなように生きている。

それでも、思い出して悲しくなることがある、

過去が、悔しくて克服できてない証拠なんだけど。




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終わりました。 - 2003年03月05日(水)

ひとまず、今年度のテストが終わりました。今日が臓器生理学1の再試験だったんです。なんせ、3月1日、3日、4日、そして今日5日と、再試4連チャンという素晴らしい状態(!!!!)でありましたので、今日も、昨日の試験が2時頃に終わってから勉強しました。今日こそは、ほどよい緊張感で、睡眠も削りました。

はぁ、そしてなんとか終わった!

難しかったような気がしたけど、直後に採点して頂いて、大丈夫そうだとわかりました(そして今日知ったのですが、今日が学年の進級の判定の教授会なんだそうです。来週が全体の進級判定試験で15日に進級が判明するのかな)。

そして、(本試験で通れば苦労はしないのだけれど)まるで抑制ニューロンが全開しているかのように要領が悪くて、人並みの点で通ったのは代謝生化学(これは、本試験で100点満点で48点以上あれば、レポート点を加味して合格。私は平均点くらいとってた)ぐらいじゃないかな?詰めが甘いやらなんやらで、なんだか試験に落ちまくった(まぁ、結果として勉強になったという点では良かったけど)。

10月以降、どれだけ試験と再試験を受けて来たことか!!!
ほぼ人の倍は受けたぞ!(自慢にもならないが)

一つ、まあ、誉められるとすれば、これだけ落ちまくっても、めげずに全部受けたことかな(ホント、自慢にもならないが)。
今日も直後に採点して頂いて、がんばったのはわかるというコメントのあとに、センセイにも言われた。
「要領悪いンか?まぁ、ココロザシがある限り、なんとかなるでしょう」

要領悪いなら悪いなりにやるしかなく、
思うに、前期で細胞生理学を理解しないまま、臓器生理学や薬理、内分泌、組織学に突入したはきつかった。細胞膜間の情報伝達と言うやつね。
そして、あとは解剖(人体構造学)の講議!ああああ、人体構造学の講議と試験と解剖実習が平行していたらまだ分かりやすかった。
だから、後輩には、細胞生理学と、細胞の遺伝あたりは、教養科目だけどちゃんとやっておけと言いたい。
(って、来年は今年の比でなくテストがヘビイらしい)

とにかく、今も完璧に理解できてるわけじゃない。
でも、諦めなくて良かった(もちろん、進級の可否はまだわからない)。
今日は4人再試を欠席してたけど、いいんだろうか。。なんて思ってしまった。
後回しにしたところで、私のぐうたらな性格のことだ、
それよりは「いま、ここで、理解すること!」だ。

なんかなぁ、文学研究科で留年して、だらだら論文を後回しにしたことの教訓があるとすれば、
・後回しにしたところで、ぐうたらな私は後回しにした分、今以上に素晴らしい出来にするわけではない(意図的な時間稼ぎはある程度有効である)。
・困ったときは、1人で抱え込んだりするのではなく、手の内を見せた方が、援助が得られやすい。
という二点だろうか。

昨日今日と雪がちらついていて寒いので、余り解放感もないんですが。。

とにかく、終わった!

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というわけで、まずは晴れてネットオークションに服が出せると、帰り、カメラ屋さんを覗いた。画像付きで出品するんだい。案外、安い、30万画素くらいのデジカメがない。一旦戻って、結局、当初の予定より相当お値段オーバー。ともあれ、遅ればせながら、デジカメを買った!(中古で良かったンだけど、とりあえず良さそうなのがなかった。オークションは自動入札してる人には負けるので途中でやめた)

部屋を片付けて、解剖実習をさせてもらって(春休み中、もういちど解剖したいと希望する者が多く、御遺体を2体も提供して頂いている)、、
ああ、旅行は、、、どうしよう、、

ともあれ、デジカメ、そして春休みだ!

わーい!

後記:デジカメを早速使った。確かにオールインワンで使いやすい。
が。バッテリーが異様に早くなくなる。これがこの商品の欠点か!うぐぐぐぐ。急いでアダプターを注文した。うげげげげ。こりゃ、途中のイイ景色をパシャ、とかじゃなくて、ほんと、室内専門、オークション専門だなぁ。。不要品がなくなったら、これも一緒に処分するかも。。。(バカ)


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- 2003年03月04日(火)

日記ですが、あまりにも(まるで公開していない個人日記みたいに)セキララに書き過ぎていたみたいです(それゆえ、読む人の大半にとっては非常に面白かったと思います)。
大切な人をとても苦しめ、悲しませてしまいました。本当に、今後書き方には気をつけようと思います。

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掲示板にも書いたことですが、こちらにも挙げておきます。
着ていない衣類を売りに出そうと思っています。

一応、ネットオークションに出そうと思ってますが、
こちらでほしい方がおられましたら、
優先的にお譲りします。御一報くださいませ。

・春夏物スーツ(特殊な加工をした麻と綿で、赤だけどピンクっぽく見える。ヘリンボン生地。リマージュライカという、関西の女性服のメーカーのもので、ブランド名は、「四つ葉」を意味するquatre feuilles。
京都でしたら、京都伊勢丹に入ってます。
サイズ40、69800円で上下去年の春買った。上はジャケット、下は膝下丈のタイトです)。以前の勤務していた高校の卒業式に着ていこうとおもいながら、結局式服を着ていき、一度試着しただけです。

ヘリンボン生地で、モノとしてはイイと思いますが、
ガクセイ生活をしていると、スーツなんてそんなに着ることないんですよね。
喪服(医学部生なので必須)と、リクルートスーツみたいなシンプルなやつと、あと、ちょっとフォーマルな時に着るカジュアルな感じのスーツが1、2着あれば足りるのでした(汗)。

というわけで、着る機会がないので、
引き取り手を募集しています。

・あしながおじさんのオレンジのペタンコ靴(24cm)。革。
去年の5月に5900円で購入、2回履いただけ。
1500円くらいでお譲りしたいです。





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空、青く、花、開く - 2003年03月02日(日)

そこかしこで梅の花がほころんでいる。あと一月もすれば桜の季節だ。

急用ができて新大阪まで行くのに、京都駅まで、ひさ〜しぶりに自転車をこいでいった。おそるおそる、スピードを落としてながら。

空は広く晴れ上がっていて、心地よかった。

ほんと、春だ。

昨日とりあげた本の最後の方は、「フォーカシング」について取り上げてあった。往々にして、内省的な人は、「自分に語りかける」ということをするが、自分の声を聴くことがまず大事で、それが「フォーカシング」なのだという。勿論、より自分の声を聴きやすい技法はあるが、何も特別なことではない。
また、自分の声に語らせるのに、そばに人がいて受容してくれる方が、集中しやすいのだという(カウンセリングルームでは、かような環境が作られているわけである)。

聴くと話すと、両方大切なんだな。

帰り、ついつい京都駅ビルで、赤のパンプスを買っちゃう。あと、通学用のバッグも。まぁ、いいかぁ。。バックは必需品だし。
かわりに、あしながおじさんのオレンジ色の靴が要らなくなるのですが(2回くらいしか履いてない)、ほしい方がおられれば差し上げます。って、24.5cmだからなぁ。。なかなかみつかんないのよね。

夕食を友人と近所の自然食系のカフェでとり、食後お茶しながら友人は私の教材を見たり雑誌のインテリア特集を見たりして、私は勉強して、よかった。

お部屋のお片付けはもちろんだけど、
ベッドと机がほしいよぉぉぉ。テストが終わったら揃えようと思います。

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がんばれ☆


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所感。 - 2003年03月01日(土)

発生再々試。
あとは、余分なことを考えずにひとつひとつ潰して行こう。
モグラ叩きみたいに。

逃げたくなることもあるから、逃げたくなる気持ちは分かる。
以前の修士課程の時の私は、論文から逃げていた。
楽しめたらベストだったし、自分にとって価値がないのなら潔くやめれば良かったのかもしれない。ただ、修了はしたかったけれど、逃げていた。

その時から比べて、今も、「あ、逃げてる姿勢だな」と思うこともある。
ただ、逃げたくなっても、今は一時的なパニックも治まり、ひとまず、「諦めないこと!」「一つ一つ潰すこと!」、最後には、(へこんだ時なんかは)、「ここで負けてたまるか!負けるのは簡単だけど、そんなちょっとしたことで1年棒に振ってたまるか!」と、受けにいっている。

リセットすることにして、先延ばしするよりは、今、できるところまでやろう、そう思う。

正面からぶつかってできる限り完璧になればそれがベストだ。
そして、それが本試験でできるのが最高だ。

ただ、どうしてか、なんだか理解もぼんやりとしがちで、こけてばかりいるんだよな。。
今日も、どうして?同世代としてもどかしい、と理由を尋ねられた。
自分でも、どうして力がイイ感じで出せていないのか良く分からない。
要らないこと、あるいはテスト以外のこと、を抱え込みすぎていたりするのかもしれず、また、部分的には、気持ちが少々逃げている部分に気づくこともあるし、さらに、前期や10月11月に理解が不十分だったことをベースにしている事項に関しては、今も弱いな、この機会に補強しておかなきゃ、と思う。

とにかく、もう一度受けさせてくれるということは、勉強してそれを確認するチャンスがあると言うことだから、前向きに行こう。

今日中に、薬理と、臓器生理(肺、心臓、血液)のメドを立てておこう。

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「生理学テキスト」は、カラーの図が満載で、分かりやすいけれど、
機序が余りきちんと書いていないので、ちょっとペラペラしているということが分かる。

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memo 3度目にしてようやく読んだ本。

「孤独であるためのレッスン」諸富称彦(NHKブックス)・・より

「ひとりでいる能力」について力点をおいて書かれている。

「考えてみれば、この国ほど、「みんな同じ」という抽象的観念に毒され、少数派に属する人への配慮を欠いた国はないのではないでしょうか。たとえば、JR。山手線で、次の駅名をモニャモニャ、と日本人である私でさえ、よく聞き取れないような声で話す。外国から来た方や聴覚に障害があるか多などの存在が全く視野に入っていない。」p.58

「「あなたの気持ちはよく分かります。でも、一生それを続けるわけにはいきませんね。
 あなたは、「いつかは結婚したい。母とも離れたい。でも、今は」と思っているかもしれない。しかし、その「でも、今は」が曲者。「でも、今は」「でも、今は」と、決断を先延ばしにしていると、結局、いつまで経っても決断できない。(中略)そうなって、「あのとき、母がああでさえなかったら」と、一生お母さんを恨み続けている方も、結構いるんです。
 そうならないために、ここは、一時の感情に流されないで、よーく考えて決断した方がいい。
 自分を幸せにできるのは、自分だけ。心を鬼にして自分の幸せを手にすることが、結局はみんなのためにいいことだったというのも、よくあることですよ」p.71-72

「「バツイチ」「バツニ」といった言葉に象徴されるように、以前にくらべると離婚もかなり身近に感じられるようになってきました。しかしまだまだ離婚に対する世間の否定的なまなざしは強く、それが離婚した夫婦やその子どもたちを自己否定的にさせてしまう場合も少なくありません。(中略)
 自分の人生は自分で決める、自分で選ぶことの重要さがしばしば指摘されます。たとえば、小学校、中学校の進路指導でも、人生の自己決定・自己選択の力を育てることが重要であると説かれます。 
 私はこの、人生の自己決定・自己選択を認めるにあたって、その最も重要な前提として、「離婚し、再婚する権利」が認められなくてはならない、と思います。
 離婚を「夫婦関係がどうしようもなくなった場合の最悪の選択」と考えるのでなく、「運悪く夫婦のマッチングが悪かった場合に、それに固執せず、新たに仕切り直すための前向きな選択」と受け止めることが、「自分で選ぶ人生」の不可欠の前提として、当然認められなくてはならない、と思うのです。
 つまり、離婚は、転職同様、「新たに人生を仕切り直すための、前向きな選択」。離婚したからといって、決して自分を責め続けるべきではありません。
 「このままでは夫婦はだめになるだけ」とわかりつつ、ずるずると関係を続ける夫婦がまだまだ少なくない中、離婚された方は、お互いの幸福のためにさまざまなプレッシャーに負けず、前向きな選択をなされたのです。むしろ自信を持っていいくらいです。もしチャンスがあれば、再度の離婚を恐れず、結婚にチャレンジして頂きたいと思います。」p.74-75

「こうした傾向(引用者註:さみしさをうめるために誰かとつきあっていないと不安になること)がさらに強いのが、二人、三人と同時に複数の異性とつきあう”多重恋愛”の 若者たち。一見快楽主義的に見えますが、多重連来の網の目に絡まっている若者の多くは、ごく普通の真面目な学生たちです。
 そして、彼ら彼女らがしばしば口にするのは「自分が傷つくのがコワイ」という言葉。特定の異性との関係に自己限定すると、相手を失ったときのダメージが大きい。それを避けたいから”本命”は決めず、同時に複数の異性と関係を持ち続ける、というのです。
 ”不道徳”の一言で片付けるのは簡単ですが、私はむしろ、その背後に、若者たちの痛々しいまでの”傷つきやすさ”を、そして、傷つきを恐れるがゆえにどんな人生の可能性にも自分を懸けることができない”リスク回避の生き方”が見て取れるように思います。」p.84

「 何がほんとうに大切かを知り、それ以外のものは、思い切りよく捨てることができる。実はこれが、しあわせになるための近道の一つです。」p.104

「 私が勧めているのは、他者とのかかわりの中にありながら”心の孤独=ひとり”の状態を保てる状態」p.118

「 逆説的な言い方になりますが、この人生を孤独に生き抜いていくとき、どうしても必要なのが、どこかで自分を無条件に支え、見守ってくれている人の存在です。
 「この人は、私を無条件で支えてくれる。私が、多少のヘマや失敗をして世間から見放されたとしても、この人だけは、私の味方になってくれる」
 そう思える人の存在です。
 この、無条件の支えがあるからこそ、それをバネにして、人はひとりで生きていくことができるのです。
 ふだんはほとんど意識していなくても、”私は、この人に無条件に支えてもらった”という経験があり、実感があってはじめて、ひとりで生きていくためのふんばりが効くのです。」p.119-120
 
「 もちろん、人間はどうしようもなく孤独である、というこの真実を引き受けるのは勇気の要ることです。
 しかし、人生の本質的な孤独、さみしさ、わかり合えなさを知った者同士だからこそ、深いところで通じ合える、響き合えるものです。
 それは、ごまかしようのない、人生のリアリティに直面して生きているからです。
 人は、自分を深く生きれば、どうしても孤独にならざるをえない。けれど、孤独を知り、孤独を引き受けた者にしか手に入らない深い出会いがある。
 これは、人生の普遍的真実です。」p.162

「ロジャーズはこう言います。人は、現実の、あるがままの自分を心の底から認め受け入れたとき、はじめて、意味のある変化が生じて来る、と。」p.190

「 カウンセリングとは、人が自分の心の声を聴いていく、そのお手伝いのことです。カウンセリングを通して、人は”自分の心の主人公”に、言い換えると”自分の人生の主人公”になっていくのです。
 カウンセリングでは、このようにして人が自分を受け入れ、自分の声の心に耳を傾けて、真に”自分自身”になっていく上で最も必要なことは、他の誰から無条件に受け入れてもらえる関係においてはじめて可能になると考えられています。 他者に受容され共感される関係こそ、人が真に”自分自身”になる上で必要不可欠なものだ、と考えらえているのです。」p.190-191

「母親(またはその代理の人)が、やさしく、暖かな配慮を持って、子どもがひとりで思う存分好きなことをするのを見守る。こうしたサポーティブな環境の中で、子どもはひとりでいられる能力を身につける、というのです。それはなぜでしょうか。このサポーティブな環境の一部を子どもは自分の人格の一部に組み込むからです。」p.207




 


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4連チャン / 憎いひと。 - 2003年02月28日(金)

なんでぇ。。
って叫びたくなった。
通っていると確信していた臓器生理学2が、57点でアウトだったのだ。
私としては秀を取る勢いで出来た気になっていたのだが、理由説明などで細かく引かれていた。。
まぁ、先生は、もう一度ちゃんと勉強してください、そのための試験ですから、とにこやかに懇切丁寧にひとつひとつ説明してくださったので、理解も深まって良かったと言うことで。。

そんなわけで、突如発生した受け入れ式(献体された御遺体を受け入れる式)に遅刻。ううううう。すみません。。。

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朝は予備校のフェローの採用試験受けに行って、これこそは出来たと思うけど、どうかなぁ。。。

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電車での帰り、チョークのような青空は、早くも次に来る夏を思わせるような陰を日なたでつけていた。

私は、手に取るのは三度目のを片手に、時々空を見ながら、読みふけっていた。1度目は、題名に引かれて手に取ったけれど、一箇所だけ読んでツン読。二回目は勧められて渡されたけど、その時はこんなもので私の気持ちを癒そうとするな!と読みもせず。
そして今回。

なんだか日々、品性を落としているような気がして(冷静に考えれば、諸々の不安もあるが、テストのプレッシャーもまた大きいのかもしれない)、読もう、と必要性を痛感して手にとったのだ。

気になるところが沢山あって、引用したいくらいだけれど、明日もテストが控えているのでちょっと今日は控えておく。
とにかく、なるほど、と思うところが何箇所もあった。

憎い、大嫌い、と思う人がいたのだ。
私が焼け出されたその年令から、私がアルバイトをしながら受験勉強をしていた年令まで、彼女は(彼女なりの苦労をしているのは分っているつもりだが)私が手を伸ばしても手に入れられないものに恵まれ、それでも不服で、私なら満足するのに、私が持っていないものを持っているくせに、と私はものすごく憎たらしかった。

今も、好きになった訳ではない。まったく気にならない訳ではない。
ただ、未だに、過去のある時間をなくしてしまったように思い、恨みつらみを募らせ、さらに、その時間に自分がどれだけぽつねんとしていたか、どれだけ図書館で泣いたか(実際は、励ましあえる貴重な友人もいたのだが)、そんな荒涼とした心の中を思い出して、妬ましく思う。あなたは私が持っていないものど沢山持っているくせに、と。

これは、過去を私が昇華し切っていないと言うことでもあり、
そして、どこかしら後ろ向きな気配がこのところあったと言うことでもあろう。

私は何を持っているのだろうか?

空は青く、ただ、それだけで愉快であるように次に来る夏をほのめかしていた。

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スケジュールがタイトになって来たぞ。今晩は睡眠カットだ。
油断大敵!がんばろう!



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愛シタイ、熱烈ニ - 2003年02月27日(木)

昼まで寝ていた。3時頃から目が覚めながらも。なので、夢かうつつにシナプス後膜の受容体とイオンチャネルがドデカク出て来たり、北朝鮮の栄養状態の悪い子供達の映像がちらついたり、と、すこぶる浅い眠りである。
12時頃目覚めて、いい加減起きよう、夕方まであと4時間勉強できる、なんて思いながら、1時頃まで横になったままテレビを見ていたのだから、ぐうたらなものである。

お風呂に入って、ごはんを食べて、顔にあれこれ塗って、洗濯して、おっと、もう2時だ。。

郵便局に行ったり、教科書を開いてみたり(いい加減スパートをかけねば!)、あまり部屋でパソコンに向かい過ぎていると物悲しくなってくる。外に出る方が気分が爽快なのだから、そろそろおこもり状態も突破しよう。。

夕方、薬局や金券ショップによりながら家庭教師に。23歳、医学部志望。
いつも、この時間は何かしら考えさせられる。

今日は彼女は言った。彼はすごく支えてくれる人だ、でも、彼のことを愛しているのか、と自分に問うたら答えが出なかった、と。
「私、熱烈に愛したいんですよ」

そこには何が足りないのだろう、何が必要なのだろう。
熱烈に愛する、ってどういう事なんだろう。
私も、答えがみあたらなかった。

「白馬の王子様に、迎えに来てほしいんですよ」

白馬の王子様か。
白馬の王子様なら熱烈に愛せるのだろうか?

私なら、白馬の王子様はいらない。王子様は、電車に乗って駅から歩いて来てくれればそれで十分。

そして、私が思うのは、お互い満足をしない関係(理由がなんであれ。不一致、あるいは満足する事を知らない、などなど)、力を合せられない関係、は、解消するにしかず、さらに、自分のことをたか〜い棚に上げて思うのは、協力する姿勢がとれない人間は、結婚する資格がない(あるいは、結婚を継続する資格がない)、という事である。

ロマンチストなのは分ってる。
青二才なのも分ってる。

現実は、どこか、コンロの上のやかんのようなもので、
(或いは、日の差す障子戸でもいい)
そして、それ以上でもそれ以下でもなく、
汚れも欠点もあるが、同時に美しくもある、
そんな気がする。






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je t'aime ☆ je t'aime 叶わない夢なんて見たくないわ / re-cycle - 2003年02月26日(水)

久しぶりだったので、

春の湿気を帯びた曇り空は、ぼおっと、泣き過ぎた頭を軽く痛め、

そして、私は水玉のフレアーを風に横切らせながら

小走りの後ろ姿を見ている

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2年近く眠っていた数学の赤チャートたちが、ついに養子に行きました。
アマゾンマーケットプレイスのユーズドストア、私的にはかなりお勧め。
早くて安い。コンディションも良いものが多い。かなり満足度高し、です。

何より、資源の再利用になります。
受験参考書も、養子に出て行きます。
毎年どれだけの受験参考書が無駄になって行く事か、
それを思えば、もう消費は美徳という時代ではないと、
あえて値段があまり変わらないけれどユーズドを選んだという、
1人のお客さんの言葉に全く同感でした。

本を介しての、人と人とのつながりも生まれます。

今、私が本やCD、新品と中古のモノがあれば、基本的に中古(USED)を選びます。その方が、モノが生きてくるから。

そして、不要な本やCD、ビデオを眠らせているあなた、第二の、あるいは第三の人生をモノにプレゼントしてみませんか?


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春、休日、そしてファンキーなワタシ、は声を潜めて - 2003年02月25日(火)

春、空は澄んで青く(国立大学の前期試験日程だが、きれいに晴れ上がっていた)、私は元気に自転車のペダルをこぐ。郵便局や銀行に行って用を済ませた後、病院に行って、先生は珍しく嬉しそうに笑った。春だからだろうか?私が笑顔だったからだろうか?話ついでに、「何の勉強をしているの?」「人体発生と、生理学と、薬理の入門です」そうか、と先生は言って、次回の予約の紙をくれた。

休日、今日は私がまるごと使える春の日。

美容院、一時間待ち、そしてなぜか私は病院の気分を引きずっていたのか否か、考えれば何かしら悲しくなって来て、花粉症にでもかかったかのように涙をごまかし続けた。が、ついに、電話をし、そして、出ないかと思った電話の向こうで声がした時、泣いていた。周りは順番を待っている客ばかりだと言うのに!
そこで我に返った私は、原因を思い出す。試験で疲れ気味であったこと、そして凹んだこと、それを話し、そして、それが実は大したことではない(大局に立って振り返ってみれば)ことに気づく。

周りの客は、心配して、「大丈夫ですか?・・トイレ、とか、行かれます?」と尋ねる。
いいえ、大丈夫です、といいながら、やはり行きます、と私は鏡を見に席を立つ。

どこでも鳴り出す携帯電話よろしく、どこでもかしこでも私情あらわに会話をした挙げ句、泣き出す私。不安定だ、と言えばそれまでだが、なんてファンキーな図だろう。美容院で泣き出すなんて!

大人気ない!甘え、ていた。甘え、たかった。

適当に髪を切ってもらって(良い具合にのびていたので、まだ切らなくても良かったかもしれない)、ポイントカードを使い切りたかったので、阪急のバーゲンに行って(だからお金が。。汗)、まぁ、「買い」の品を手に入れたと思う。indiviの黒のウールのパンツは、普段学校に穿いて行くのに丁度良さそうだし(もちろん、お勤めにもばっちり、むしろ、お勤めの方があうかな?)、i.n.eのウールの薄手のカーデガンはピンクで、春先に白のブラウスの上に羽織るのに良さそうだ。キャミの上にもいける(実は、帰ってから、似たようなデザインのカーデ持ってたよなとワードローブを見ると、i.n.e.のグレーの、まったく同じデザインのものだった。汗汗汗。京都の阪急に入ってるブランドはデザインがまぁまぁのものが多くてお値段がお手ごろなんです。i.n.eはかなり私が頻繁にブラウスだのセーターだの基本衣料を買いに通ってるところで、対象年令はおそらく20代前半っぽいけど、十分F1OLはいけると思う。もっと上でもいけるかな?)。あと、ウールのブラウン系の上に小さい水玉がついたスカートはどうしようかなぁと迷ったけどやめた(ブラウン系に水色の水玉がついたフリルスカートとジャケットは他に上下ツーピースで持ってるし)。
あと、なぜかバーゲンになっていた、半袖のキナリのカットソーを買った。襟刳りの程よい具合と、袖のレースが愛らしい。

うーん。大したものは買ってないのですが、全く消費生活どっぷりだな。モノを増やさないようにしなきゃ。
きれいに使って長もちさせる、それがエコノミーとエコロジーだト思うので。。

あと、今まで河原町ビブレだったところが1月末からロフトになっていて、そこにベッドを見に行った。が、流行りのスノコベッドが置いていないではないか!無印にもないみたい。結局、通販かな。

その他は、ついに「生理学テキスト」を購入した。標準生理学は読んで文章自体が分かりにくいので、高校生物や化学の参考書の「チャート」みたいな、カラー刷りの生理学テキストを使って臓器生理学の再試験の勉強することにした。確かに、読んで分かりやすい。

順調にユーズドストアで本たちが養子に出て行っているし、ぼちぼち勉強しながら片付けて、日々を過ごそう。

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久々に、ごはんを炊いて、マーボ豆腐をこしらえて、事務的なメール連絡をして、夜になり、おしゃべり系MLでなぜか結婚観について熱っぽく語ってしまった後、とめどもなく涙がこぼれて来た。夕方、メールの文面にひとしきり涙したのに、その言葉を思い出してまた泣いた。

八つ当たりしたくて電話するんじゃないんだよ。
嬉しい時、空が青い時も話し掛けたくなる。気持ち良いねって。
だけど、私は、こうみえても(!????)変に遠慮する人で、電話するのは実は気が引けてしまう。気が引けないのは実家くらいかな。あとは、気が引ける云々と別の範疇にある事務的な電話と。私的な電話は、相当かけるまでに乗り越えるヤマがある。だから、話したくても我慢してるんだよ、迷惑だと思って、そんなことを心の底から引きずり出して、涙がどんどん溢れて来た。

人に迷惑をかけないように、かけないように、と、声を潜めて生きている。

小さい頃からそうだった。
一言、「私もまぜて」とか「こっちみてよ!」と声をあげれば済んだことなのかもしれない。いや、済んだのだろう。

不器用だから、適当なところで声を上げられない。

少しずつでも、変わっていけたらいい、成長していけたらいい。

イイ年だとか行ってる場合じゃなくて。

とりあえずキープした航空券も、どうしようか迷っている。
今、旅行に行く気分ではなく、単発のバイトでも降って来ないかな、
或いは期間を短くしてしまおうか、そんなふうに理由を探している。

こんなに泣いたのは、何ヶ月振りだろう、多分、11月以来だ。
ちょっとした、緊張の糸が切れたんだと思う。
文学部で卒論を出した時みたいに。
あの時、必死で3ヶ月でハイデガーの原書読んで何度も推敲して論文を仕上げた。そして、出した時、震災で亡くなったクラスメートの御葬式の連絡だったのに、電話でわんわんと、心置きなく、泣いた。友だちも・・以前の日記にも書いたことだけど・・付き合ってなぜだか泣いてくれた。

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おそらく、一人暮らしをしている女の子に(女の子という言い方が良くなければ、若い女性に、と言い換えよう)、1人で部屋の中で泣いたことがありますか、と尋ねたら、相当な、少なくともある率で「あります」、と答えが返ってくると私は思う。決して特殊なことではなく、「ここで私は何してるんだろう」とか思って涙する女の子の一群(あるいは若い女性の一群)がいると思うのだ。

男性についてはどうか知らない。
でも、悔し涙にくれたりすることはままあるのではないだろうか?

ひとり、THE しーん、

そして、それを経ることは、ひとを大事にできることにつながる、
と私は自分に言い聞かせているのだが、



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