甲斐犬ジロー通信
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2010年08月12日(木) 迷子の犬保護しています

今年、5月24日頃

群馬県前橋市鶴光路町の北関東自動車道側溝に落ちていた
甲斐犬らしきメス犬を心温かな方が保護して下さっています。
保護した時は首輪などの装着はありません。
当時はかなり痩せていたそうですから、遠方からの迷子かもしれません。




連れ帰り病院で診察した所、フィラリア陰性、目の濁りは「核硬化症」
とのことです。
耳が聞こえないので、保護して下さっている方は手話ならぬジェスチャーで

「おいで」 「散歩」

が通じるようにしてくださり、コミュニケーションは取れるそうです。
性格は優しく、脱走するような素振りも無いそうです。

このまま飼ってあげるつもりでは居ますが、飼い主さんが捜しきれずに居たら気の毒に思うと仰り、呼びかけの依頼を受けました。
保健所にも届け出をしています。




行方不明にしてしまった甲斐犬を探している方をお心当たりでしたら
ジロ母にメールを下さい。
メールアドレスはこの日記の下の方にMAILがありますから、クリックして下さい。
宜しくお願いいたします。


2010年08月11日(水) 夢の中で走る

前回更新から5日経過して
日を追うごとに、ジローの体は息を吹き返しているように感じます。
死にかけたジローが信じられない復活を遂げている事に、ジローは本当に
病の中の老犬なのか???と首をひねる飼い主です。

下半身麻痺で全く動かなかった後ろ足をバタバタさせたと思ったら
添い寝しているジロ母のお腹をバンバン蹴るのでビックリして起きました。
すると一生懸命に走っているんです。
寝たまま、ハーハー息せき切って走るので、多分1㎞くらい激走していたのではないでしょうか。




夢の中で楽しそうに走っているんですね。
後ろ足をフル回転させて、左前足も犬かきしながら走っている。
段々、蹴りが強くなって、ベッドの上を回転したり、ベッドから下りて移動もするようになりジロ母は嬉しい悲鳴を上げています。
でも疲れて行き倒れ状態になって居眠りしてしまうので、ジローは全身の力を振り絞って居るのだと思います。




首をもたげ伏せに近い姿勢をとれるよになりました。


歩くんだーーーーーー!  走るんだーーーーー!

と吠えるので、ジロ母がお腹に腕をまわし立たせてみたら、後ろ足を交互に動かすではありませんか。
尻尾をビュンビュン振り回しながら歩くので、余程嬉しいのでしょうね。
もちろん、立って踏ん張る事は出来ませんが、前進したい気持ちが強いので
支えて移動すると、ちゃんと足を前へ前へ出すんです。
数歩から始まって、今日はベッドの周りを2回りしましたよ。

どすこい! どすこい!

と声を上げて歩き
ジロ母もジローも、一緒にベッドにぶっ倒れて、力尽きてしまいますが、お陰さまで良い運動になっています。

食欲もガッツキジローに戻り、気を付けないと指を食べ物と間違って
ガブッと噛まれるので危ないです。
水分補給用の注射器もすべて破壊され、、、、しょうが無いから

自分で飲みなさい!

とジロ母に叱られ、昨日からは器の中を自力で飲み食いしています。





知人から教えてもらった根野菜スープです。
本来、人間用なのですが、人に良ければ犬にも良いだろうと思い、ジローの癌が発覚してから作り続けています。
ゴボウ、ニンジン、ダイコン、小松菜、干し椎茸、昆布
有機野菜が良いのですが、今の季節は難しいので、揃う物だけ有機野菜で
皮はむかず、根も付いたまま12時間煮出します。
本当は24時間位、煮詰めるらしいのですが我が家は半分の時間に端折っています。




とっても美味しいスープなので、タイショウにも飲ませていますが、ジローは水がわりに、かなりの量飲んでいます。
容態が危機的状況の時は、一切の食物を受け入れず、根野菜スープを好んで飲んでくれたので、必要な栄養素が凝縮しているのではないかと思います。
このスープの中に必須脂肪酸サプリを垂らして飲ませるので、相乗効果も上がっているのかもしれません。

この他、手羽先でコラーゲンを抽出して、コラーゲンゼリーを作ってみました。
その内ツルツルピカピカジローに変身することでしょう。
ほぼ食餌も普段通りに戻っていますから、体調は最悪の頃から見たら回復しているものと思われます。




お腹いっぱい! 運動もしたし~~~満足満足!

とばかり、ご機嫌な食後の表情です。






タイショウ!
涼しくなって来たので玄関に戻りました。
ここで、しっかり番犬仕事に勤しまないと単なる

「居眠り駄犬」

になってしまうから、気を引き締めて下さいよ。
タイショウのこの夏の進化は

体を拭かせるようになったこと。

顔、体、足、、、、毎日抵抗せずに拭かせるようになりました。
大きな進歩です。
デカくて大変なのですが、まっ、いじけてる時には抱っこしてやります。

暑いけれど、ジロ家は楽しく今日一日を過ごせています。
アリガタヤ、アリガタヤ。






2010年08月06日(金) 久しぶりの更新です

ご心配頂いているジローは一時、食欲も無くなり目も開けなくなり
危ない状態でしたが、今はデトックス食材のみ食べるというジローの知恵を
フルに働かせて、食欲を盛り返してきました。




24時間、ジロ母が付き添って、マッサージを施し、根野菜スープを飲ませ薬も切ってみたら、あらあらと元気が戻り始めました。




具合が悪い時はチビちゃんが、ずっと寄りそっていて
動物は命の危機が分るのでしょうか。
片時も離れず心配そうにジローの顔舐めたりして




起き上がれないので、オシッコの時は呼んで教えてくれます。
脊髄麻痺が起きているため、下半身は麻痺してしまいましたが、マッサージを続け刺激を与えていたら、少し自力で動かせるようになりました。




昨日は良い顔して起き上がり、ご飯ご飯と叫んでいました。
介護を続けていると、いろいろな不思議にぶち当たりますが
動物の持つ野生の本能とジローの底力には圧倒され続けています。





タイショウの朝晩の散歩はジロ父が行っていますが、何から何まで後回しにさせられる現状に、我慢我慢の日々です。
そんなことから、とうとう室内クーラー犬になってしまいました。
軟弱・過保護犬、、、お先はどうなるのでしょう?
ヒマつぶしにサークル脱走をしかけたりして、ジロ母の
「マテーーーーぃ」
のコマンドには、ハッとして猫追いも途中で止めます。
トレーニングしていて良かった、おバカじゃなかったとしみじみ感じています。

ジローもタイショウも暑い日々を何とか頑張って乗り切りつつありますので
どうぞ皆様もご愛犬共々、ご自愛なさって下さい。


2010年07月10日(土) お知らせ

ジローの体調はあまり良くありません。
マット以外の所では転んだり、滑ったりして、自力で立ち上がったり自由に歩く事が困難になって来ました。
食欲も有り、頭もしっかりしているので、コミュニケーションは取れて、話しは理解出来るのですが、なにせ足腰が弱ってしまいました。




ジロ母の定位置付近が安住の位置らしく、掃除中も掃除機に顎のせて寝てしまうので、ストップしてしまいます。




PC前でこうして寝ている時間が増えました。



ジローは7年もの間、ジロ家に幸せや喜びを与えてくれた犬なので
ジロ父共々、これからジローに恩返しをして行きたいと思っています。
余生を少しでも楽に過ごせるよう、介護に専念することにしました。
ですので、日記更新はしばらくお休みさせて頂きたいと思います。
時々は元気なタイショウのご報告が出来ればと考えておりますので、、、、。

掲示板は迷子犬や収容犬の情報源として、このまま続けていきます。
熊兄さんも遠慮なさらず、どんどん書き込みお願いいたします。
多くの方が収容犬の掲示を見て頂けますよう、宜しくお願いいたします。





元気一杯のタイショウ。
体型も太り過ぎず痩せすぎず、ベストになって来ました。
何か面白い事ないか、、、いつも目をキョロキョロさせているので笑い顔ですね。



2010年07月09日(金) 今日のお二頭様




今日は何度も散歩に連れ出したのでご機嫌タイショウです。

おもちゃを銜えて、ソファーにジャ~~~ンプ!

まだまだ課題の多いタイショウですが、飼い主共々精進いたします。





ジローは老犬になっても、歯ごたえあるものが好きです。
今日は馬骨をかじっていますが一気に食べられなくて、一休みしながら
1本平らげました。

上手いんだけど、こりゃ固いのぅ~



今日の晩ご飯




豚肉と椎茸のテリーヌ
鯵のマリネ
ナスのマリネ

豚肉は家で引き肉にしましたけれど、ここが大きなポイントなんです。




南アフリカワインです。
このワインは素晴らしい!
試飲の時より、料理と一緒に味わうことで能力全開って感じでです。


2010年07月08日(木) タイショウとトレーニング

今日で基本的なトレーニングは終わりましたが、タイショウよりも
ジロ母が忘れてしまわないように、そして感覚を鈍らせない様に
単発でお願いすることにしました。




トレーニングが終わってから、好きな持って来い遊びをして発散中のタイショウ。




タイショウは良い子なのですが、、、、外に出ると回りの状況に強い興味を示すタイプで、もし首輪やリードが何かのはずみで外れた時は、飼い主を忘れ、興味のあるまま何処までもすっ飛んで行く子だと思うと言われてしまいました。

だから保健所に収容されたのですよね。
徘徊クセがかなり付いている犬だと思います。
興味がある事には何でも首を突っ込むので、何か面白い事はないかとキョロキョロしながらお散歩していますからね。
すました顔してますけれど、これからの課題は「呼び戻し」をしっかり練習することだと思います。
数年かかるのでしょうね。

その為に
お散歩は日に4回は出る事、刺激を多く与える為に、短くて良いそうです。
沢山、遊んでやる事。
飼い主との絆を深める事がトレーニングなので、これから成長する為の過程で遊びは重要なのだそうです。
ワクワクしてグッタリするほど中身の濃い一日を過ごす事が今のタシショウには必要なことなのだと感じます。
犬をボーーーっとさせない工夫をしながらジロ母も楽しむ事にします。


今日の晩ご飯




野菜が続きます。
トマト炒めの卵とじ
ナス、しめじ、ねぎのピリ辛炒め
小松菜と揚げの炊き合わせ




2010年07月07日(水) 溝付きゴムマット

ジローの歩行が楽になるように、ゴムマットを敷きました。
工事現場で使う、歩行者用のマットなのでしっかりしていて滑りません。




ジロ家の店で扱っている商品で、苦労せずに見つける事が出来てラッキーでした。




床中に敷物を敷いて、こんな事になっていますが、まさに介護の準備が着々
と進んでいます。




冷たくて具合が良いみたいです。



今日の晩ご飯




ナスといんげんの炊き合わせ
鶏肉のネギマリネ焼
鯵のたたき


2010年07月06日(火) 何でも持ってくるタイショウ

持ってこ~~~~~い!

ヘイ!




先ずはペットボトルをくわえて来ました。




次はお気に入りのダンベル。
好きな物は何回でも行ったり来たりして運びたがります。




ジロ父のサンダルはポイッと放り投げました。

品物の名前を聞きわける高度な事は出来ないので、「あれ」「これ」
と言って指さしますが、まだまだそこまでの頭は働かないようです。
でも、持って来いは大好きなコマンドなのでタイショウには合っている気がします。



夜になって

「兄きぃ、今日は具合どうですか? 」



今日の晩ご飯




お百姓生活を始めた親戚から、収穫野菜が送られてきました。
早速、肉じゃがを作って美味しく頂きました。
湯引きのお魚とで、今日はシンプルご飯です。


2010年07月05日(月) 野生に戻っていく

暑さの為か癌の悪さが始まったのか、ジローの様子が変わっています。
日中は私のPC座卓の下に潜るか、椅子の下に潜ったり、薄暗くて落ち着ける場所で過ごす事が多くなり、腹時計の時間になると
酔っぱらいのようにフラフラお出ましになります。
猫ズが

ジロー!おいで~~~!

とばかり顔を舐めてやります。
猫ズのジローへの労わる様はそれはそれは優しく手厚く、思いやりに溢れていて、老いを迎えた者に寄せる敬けんな気持ちを持って接しています。

室内を出来るだけ自由に動けるように、家具を隅に片付けていますが、私達がジローの動きが見渡せるように、最近ソファーの位置替えをしました。
老犬に部屋の模様替えはご法度なのですが、混乱するようなら元の位置に戻してやるつもりでした。
しかし、ジローは見えるのではないかと思うほど、なんの違和感もなく家具を避けるように歩き、壁に突き当たると、バックやUターンを上手にして目的の地点に戻ります。






方向感覚は屋上でもしっかりしていますので、帰りたい時は必ず、ドアーに近づいて行きます。
ジローの頭ってどうなっているのだろう?
猫ズの餌探しも、勘を働かせて見つけます。
甲斐と言う犬種がそうなのか、ジローがそういう特徴を持つ犬なのか分らないのですが、体の衰えに反して、頭が冴えわたり理解力、判断力は全く衰えないです。

食餌も生肉と生骨、魚、豆腐、ニンジンジュースと自分が必要としているものしか食べようとしません。
必要量をしっかり食べているように見えるので、自分でコントロールしているようです。




冷凍保存したもみじのおやつも大好き。
馬の生骨もバリバリ噛み砕いて、良く食べています。


ジローは老いて、、、、野生に戻りつつあるのかもしれません。
余計な物は削ぎ落し、必要なものだけを食し、淡々と生きる犬です。


2010年07月04日(日) セカンド・オピニオン

愛犬や愛猫が病気になった時、かかりつけの獣医さんから、なかなか納得できる治療が受けられなくて、常套句の

「入院して様子をみましょう」

こういう曖昧なコトバを投げられ、手遅れにしてしまった話しは良く聞きます。
最近、知り合いのワンちゃんが、入院をさせられ、病名も原因も告げられぬまま、腹水が溜まり緊急事態なのに、手術は出来ないからと家に返されました。
急遽、その日に信頼出来る獣医さんに飛んで行きましたが
その日の内に検査、緊急手術をして一命を取り留めることが出来ました。
もう少し遅かったら、命はどうなっていたか、、、危なかったようです。

金太郎の時もそうでしたが、悪くなって即、信頼出来る獣医さんに駆けこまないと、犬は間に合いません。
金太郎は手術中に腸が破裂し始めたくらいの状態で、数分遅かったら死んでいました。

自信の無い医者は、ズルズル引き延ばし、手に負えなくなると

「こんなに悪い病気でした。」

と言って飼い主を諦めさせる手に出ます。
(ジロ家のかかりつけの獣医さんのコトバです)

セカンド・オピニオンをと思っても、なかなか探せるものではありませんけれど、普段から散歩仲間や病気をして手術や処置を受けた飼い主さんからの情報などを集めて、良いも悪いも獣医さんを知っておく事が大事。
愛犬が助かる道だとつくづく思います。


・飼い主にも愛犬にも気持ち悪いくらい優しい(病気を見て欲しいのに、愛想を振りまき、肝心の病気の説明がお粗末)

・診察結果の説明が明確でない

・処方された薬の説明をしない(どのような薬で、どういう副作用があるか)

・自分が出来ない場合、別の病院を紹介しない

・検査と称して長い入院をさせ、なお且つ状態を悪くしている


このような病院は要注意です。
長い付き合いだからと、信じきってしまう飼い主さんが居ますが、冷静になって判断をされることが大事だと思います。

手術をしたワンちゃんは翌日、退院して病気も見つける事ができました。
本当に良かった!






ジローは生肉しか食べなくなりました。
少しの魚と肉、、、、野菜も芋もいらないそうです。


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