1st
どうして一番なんだろう?あなたは一番なんだろう?

2005年10月24日(月)

「しもやけ」

行き帰る、この橋の下
ちいさな川原を歩いてみた
昨日からの雨
いまにもあふれそうで
こころのみず
お盆に曾爺様にあげた水は、心の水だったろ

傘の穴からぽたぽた滲みたしずくが
指先につまれていく
空は灰
雨は白
鮮やかな傘、反射するビニル
いま沈んでることに気づく

歩きながら、1cm、1mm、髪の迷いほどの大きさで
世界は埋没している
つまさきに溜まった水滴の重さ
凍みて


↑エンピツ投票ボタン
My追加


2005年10月19日(水) i remenber song

たくさん、あったと思う。
つらいこと。

僕の前にはくるしみや悩みがたくさんあって、でもその先にいつも、やりたいこと、手に入れたいものが広がっていた。

---------------------

「入水」

沼と知りながら踏み出していく
黒の木々に包まれて、こどく、と声に出した

錆びついた獣の香り
時の止まる道路
ゆがんだアスファルト
見つめていた地平-----------------届かない風景

信じながら歩むあたしのくるぶしに
なにとも言えない、ああ、何か、触れている!
からっぽの、熱も、時間もない、何かということもできない

幼さはとうに飲み込んだはずでした
じわりと滲みた沼の水が
心臓を抱きしめ
それでも見逃すものか、かっと見開いた目を
溺れる自分自身に向けていく


↑エンピツ投票ボタン
My追加

 < 過去  俯瞰図  未来 >


しゅう。 [MAIL]

My追加