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ガトーショコラは苦いくらいが丁度いい?

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2008年01月15日(火)  グラスホッパー

飲みすぎた


カウンターの中にいる君が素敵だった
オーダーに行く君に嫉妬

ただあたしだけを見てて
なんてそれはただのワガママ


カウンターの下で手を繋いだ
いつだって君に触れていたい



アルコールの力を借りなきゃ
何も言えないあたしを許して


ごめんね。弱くてごめんね。

ほんとはいつだって考えてる
いつだって大好きだし
いなくなるって何?




不安だから何度も聞き返す


いつも君を泣かせてごめんね。





今度は、アルコールなんて関係なしに
ちゃんと君に伝えるよ
だから、いなくならないで
そんな悲しいこと言わないで







2008年01月12日(土)  リアルフィクション91.


いつものカフェを出ると雨が降っていた。
あたしは雨を避けるためにダウンのフードをかぶる。
君と手をつないで小さく走った。


カフェを出て三歩歩いてキス。
手をつないで歩くなんてめったにないから。
あたしは嬉しくて頬が緩む。
だけどそれをフードで隠す。

小さく走る足音は二つ。
こつこつとぱたぱたと。
笑いながら走っちゃって。
本当にあたしたちってなんておかしいんだろう。なんてね。



仕事帰りに来た君は職場の匂いがした。
驚きを隠せずあたしの隣に座った。
そしてそのままあたしの左手をこっそり握る。

あたしはいつだってキスがしたいのを抑えるのに必死。
君の唇が動くたびにあたしはどきどきしちゃうんだ。



「ここまできてくれるなんてさ、感動したよ」
と君は息を吐きながら言う。とてもうれしそうに。


「違うよ。あのカフェに行きたかったからここに来ただけ」


君は、にやりと笑う。あたしの思想なんて完全に見抜いたかのように。
そのまま抱きしめた。街中で。

そして耳元で囁く。

「そんな可愛くない君が大好きだよ」


にっこりとあたしは笑う。
そしていつものように答える。





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