サービス - 2003年03月18日(火) おまえも、そこのおまえも 向こうのその女も、その又向こうの男も 平等を欲しがる。 コンビニの入り口に立ち、 いらっしゃいませの言葉を待ち伏せる。 となりのやつに取られた無料クーポンに腹をたてる 俺ももらえるはずだったのにと。 あいつばかりいい思いをしやがってと 同じ待遇でないことを悔しがる。 子供のように人のおもちゃを欲しがる。 知るべきだ。 考えるべきだ。 人間が平等であるだなんてことをいつ誰が言ったかを。 - アルコールの日常 - 2003年03月07日(金) 陽気な笑い声。 たわいもないおしゃべりが続く。 アルコールで吐き出される日常の毒。 なつかしい曲が流れていた。 有線だろうか。 騒音の中でかすかに聞こえるその声。 キャロルキングのIT'S TOO LATE。 俺は幽体離脱のようにその場を離れる。 なんでこんなところにいるんだろう。 その曲は俺に帰るべき道を示しているようだった。 - さえた日 - 2003年03月04日(火) 脳がさえていて、 口笛を吹いたりする。 微笑んだりする。 そんな日は、時間の概念なんて 消えてしまう。 - 決められた雨 - 2003年03月03日(月) 雨が降りだした。 ここのところ天気予報はあたるらしい。 先がわかってしまうことはいいことだろうか 俺は、雨に打たれ傘をささず通りをかけていく。 降るかもしれないし、 晴れるかもしれない。 どちらにしろ、俺は予測のつかない未来が 待っていることを願っている。 思いもつかないチャンスを逃すなってわけだ。 たとえびしょ濡れになってもだ。 -
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