薄紅色に染まった 春霞の季節が過ぎ
初夏の日差しの中 新緑の季節が来る
生まれたての黄緑色が 眩しいほどに鮮やかで
今ここにいる自分を 急にリアルに感じた
私は今ここにいるんだ 新しい一歩を踏み出す
逃げてばかりはいられない 向き合わなければいけない
理想と 希望と 現実と
なんだってできる どうにだってなる
大人になって手に入れた自由とは 同時に自分自身に責任を負うこと
ひとつひとつ選んでいかなくてはならない 自分で選んだ道を信じて歩くしかないのだ
枠の中で自由に泳いでた子供の頃と 枠のない所で自制しながら歩く大人 どっちが本当の自由というのだろう
新緑の木漏れ日を見上げながら そんなことを思ったりしたんだ
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