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何話が好きですか?|前のお話
兄弟子を見つけたのは小さな新聞社だった。 まぁ、この町も大きなわけではないのでその新聞社があれば日常の情報は 事足りる。
今まで気づかなかったけれどこの新聞社… 旅に出たはずの兄弟子ばかりなのだ。
もちろん顔を見たこともない人もいるので想像するに たぶんあたしが師匠の弟子になる前に旅に出られた方では?
いた!あの人だジョルレ兄。 師匠の言っていたとおり何も覚えていない。 あたしの顔さえ覚えていないのだ。
少しづつ記憶を掘り起こすしかないのかもしれない。 アルクとともにもう一度旅に出てもらわねばならないのだから。
「で、君なんて名前だっけ?」 「次期語り部のアークです。そしてあなたの妹弟子でした。ジョルレさん。」
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