おちょこの日記
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考えた。考える時間は逢わない分沢山あった。 仕事の合間、眠りにつく前の数分、うわの空で聞いてる話の最中にも。
電話がきた。 何事もないかのように。 色濃く残る終わりの気配は拭い去れないけれど。
そうか、同じなんだ。 アタシも彼も逃げてきたから、終わりを避けてきたから。 同じように捨てきる事ができないんだ。 決して、好きだからとかそんな曖昧な事じゃなく、 そこにいなくなるその事実を認められない。 全く無くすには過ごした時間が長すぎて埋めるモノを探してる。
例えばお互いに好きな人が出来てしまえば、若しくはどちらかに出来てしまえば終わるんだろうか? いつのまにそんな存在になったんだろう。互いに。
それでも言葉ひとつ足りないだけで、こんなにもすれ違うんだと実感しただけ良かったのかも。 答えは出そうにもない。 だから日々精進する事に決定。 グダグダと悩む事はもうやめにします。 ← 開き直り(笑)
少しずつ見えてきた答えを未だに出しきれない。
終わるのがコワイ。 始まるのもそうだったように。
あの夜、終わりの漂う空気に耐えきれずに潰れてしまった彼を置き去りにした。 それから連絡をとってない。
それがお互いの答え? それで終わるの?
でも確かめたいと思う気持ちはなくて。 最後くらいなんて執着する気もおきない。
終わりのある続きを見てる。 確かにある終わりを感じながら、避けられないと知りながら 何の準備もせずにただ待ってる。
私達のまわりには当たり前の様に別れがあったから それに慣れてしまっていたから途方に暮れているのかも。 この先ジワジワと侵食してくるだろう悲しみ。 人が思うよりも、自分が思うよりも強い気持ちがあるのかもしれない。 3年間好きでいつづけたのもそういう理由(わけ)があったのかも知れない。
kiroroの【 愛さない 】っていう歌が痛いなと(笑) 普段じゃ絶対聞かないけど。
でも、ひとつだけ気が付いた事があって。 私が多分、本当に望んでいた事、願った事。
誰のかわりでもない彼が欲しかった。ずっと。 誰のかわりでもない私でいたかった。ずっと。 だから、一緒にいたかった。いつまでも。
嘘が息をするほどに自然な事だった私達にとっては難しかったけどね。
終わってしまった。
夏も
気持ちも。
月曜日に1ヶ月ぶりに彼氏と逢ったわけで ← 北の国から効果 その時、強烈に思ったわけで ← しつこい? (ふざけるのはこのくらいにして)
逢った瞬間にわかった。 終わりがそこにある事。
今までとは違う、気持ち。 嬉しくない、何も想えない。 髪を切って変わっていても、久しぶりでも。
いつもなら少しは嬉しいとか可愛いなとか思えたのに。 今日もそうであったらと願って来たのに。 変わらないフリでいつも通りに表面をたもっていたけどダメだった。
お客さんは何組かいたし、店は暗いのにみんなが(店員)私の顔を覗う。 みんな『 やっぱりか 』って顔をした。
泣きたかった。 笑いたくなんかなかった。 話なんか聞こえなかった。
必死にいつも通りを装うアタシは最悪で、気付きながらもいつも通りな彼氏も愚かで。 アタシ達は何を守ろうとしてるんだろう。 離れた手は二度と戻らない。 嘘だったらいいのに、夢だったらいいのに。 何処に行ったらあの気持ちを取り戻せるんだろう。 終わってしまう、全部の想いが遠くなる。 あんなに好きだったのに、この人はまだアタシを想っているのに。 アタシの時間だけが彼を置き去りにして進んでしまう。 どんなに祈っても、願ってもこの人の声はアタシの心には届かない。 好きでいたいと思うのに、終わりが見えてしまう。
神様なんていない。
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