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2005年05月29日(日) 一夜の夢〜レミゼSP大楽

「ああ、何か、すごくいい夢見たなあ!」って感じ。
3時間が現実でないような、観終わって気持ちいい目覚め。
24日には、歌穂エポ以外には意外に冷静な感想だったので、
復活楽祭りになっちゃったらついていけないかもと心配でしたが、
そんなこともなく、気持ちよくタイムスリップしてきた感じ。
かつて、ものすごく好きだったレミにもう一度会ってこられた。

話が進むたびに、「ああ、こうだった、ああだった」と、
大好きだった場面の一つ一つを思い返していき、
記憶を上書きした感じかな。とても不思議なのが、
過去になればなるほど美化されるはずの記憶が、
実は、今、目の前に現れても全く違和感ないということ。
だから余計に、夢だったみたい。

だから、記憶と違うキャストに関しては、
多少の違和感がないでもなかったけれど。
特に感じたのが、♪恵みの雨 の直後に音楽が変わって、
バルジャンが現れるところ。何度泣いたか覚えてないくらい、
これがデフォルトの2人の姿をオペラで注視していたから、
砦を越えて現れるのは、当然、滝田パパのはずでした。
なのに、小さい。あれ?と軽く目眩が起きて現在に戻る。
そんな瞬間は、少しずつあった。それは仕方ない。
有り難かったのは、コゼットがMy初演キャストの
好きだった早見コゼに少し、つくり方が似ていたことかも。
友人に指摘されるまで気づかなかったけど、ホントだわ。

過去に観た覚えのないバルジャベがメインの前半は、
鹿賀さんが初日よりも鹿賀さんで、ジャベールに
見えなくなったこともあって今ひとつ乗れなかったけれど、
アンジョの右隣に立つマリの後ろ姿、ジャベを逃がす場面で
そっとマリウスの肩に手を乗せるアンジョルラスとか、
バリケードが始まると、もう、安心感でいっぱい。
「懐かしい」とか「すごい」とかじゃなくて、
「ああ、今日もレミだわ」って、当たり前のように観ている。
東山アンジョも知らない頃の記憶リピートだから、
「アンジョの背が高い!」なんて、妙な違和感も感じずに。

2000回初日は、旧キャストのすごさに驚きました。
今回はもう、新キャストと比較して懐かしむわけでもなく、
新キャストを観た後だから分かる旧キャストのすごさに
驚くわけでもなく(我ながら ひどい言い草だとは思ってます)、
ただひたすら、それが普通だと思って観ていたものを
普通に受け止めて、レミ初見の日と同じ2階最前列から、
当たり前のようにレミ観てきました。

終わって目が覚めてみれば、贅沢な夢だったなぁと思う。
美化していたわけではなく、あれは本当のことだったんだ。
そしてやっぱり、もう終わってしまった過去だったんだ。
心から有り難いことに、私は今年本公演、本物と思える
アンジョルラスに出会い、きっと10年後には「見事」と
言えるようになるだろう成長を見せたバルジャンに出会えた。
2年前とはきっぱり違う役作りで納得させてくれたマリウス、
1か月で、見違えるような成長を見せたマリウスもいた。
だから、これは夢だったんだと、現在に帰ってきて思える。

愛していたよ、歌穂エポ、斉藤テナ、岡アンジョ、禅マリ、
宏美ファンテ。そして、そこかしこに亡霊を見せてくれた、
滝田バルジャン、村井ジャベ、浅利ガブローシュに、
神保フイイ、乾バベ、戸井コンブに杉田クールといった
私の初見、97年にレミゼの世界を作ってくれていた人々。
でもまた別の人々が、別のレミを作っていくんだなぁと、
何度目かの、今度こその過去レミへのお別れをした感じ。
これで、前を向いて新レミを観ていくことができるかもなぁ。

あ、でも「やっぱり今のはダメなんじゃん」と確信してしまった、
エポやアンサンブルは、今後 相当、辛いかもしれない予感。
「こういう作り方もありかなぁ」と考えて褒めてきたけれど、
本来の姿を改めて見せてもらったら、やっぱり彼女らは
「違ってもエポ」という範囲から全く外れているんだと、
まざまざと感じさせられてしまったから。孤独じゃないし。
とりあえず、マリウスに愛されるかもしれないなんて希望を
持てない状況になんだということだけでも理解してほしいな。
アンサンブルsも、そういう、どうしようもないミゼラブルさが
根底に見えてこないと、「レ・ミゼラブル」じゃないんだよ。
頑張れ、新キャスト。今、レミゼに出ているのは君たちなんだから。
あ、後 最後に一言。大久保ガブ君。来年も出演するよね?
待ってるよ〜!


2005年05月28日(土) ああ、お祭なんだなぁ。

SPレミゼ、楽は持っているけれど、
もう一度観たいような観たくないような微妙な気分で、
「起きられたら」並びに行くと言っていました。
出不精な私がそう言う時は、9割5分行かない。
が、何故か、ちょうどいい時間に目が覚めてしまい、
マチネの当券抽選に参加。あっさりと玉砕。

60枚少々のチケットに240人強並んで、127番でした。
友人が72番だったので販売終了まで待ったけれど、
マチネ開場も過ぎたころに、購入できずに終了。
やはりキャンセルする人はほとんどいなかったらしい。

ゆっくりと昼食取ってから、
遠征の友人のホテルチェックインに一緒して、
そのままなだれ込んで少々 昼寝、体力を復活させる。
そして、友人たちはソワレに出陣、私は帰宅。

別に何をしたわけじゃないけれど、
97〜98年当時のレミ仲間たちと延々と語り合ったり
ホテルに転がり込んだりとかって、ひたすら懐かしい。
行動パターンも旧レミ復活、お祭気分なのかも。


2005年05月24日(火) 『レ・ミゼラブル』 2,000回記念公演

SP初日、行ってきました。
とにかく、席が良かった!
最前列サブセンター、センターより通路脇A-35番。
自分の強運を譲ってくれた友人に、大感謝。
今も昔も私のファーストバルジャンは滝田さんですが、
当時、取っていただくと多かった席が、A〜E列30番台。
最近は後方や下手側が届くことが圧倒的に多いため、
もう、この席に座っただけで、かつての思い入れが
甦ってきて、ドキドキ。懐かしいレミを観るぞ気分上昇。

全体として評価すると、まとまりは悪かったと思います。
でも、やっぱり、とんでもない人たちがいたから満足。
その筆頭は、誰が何と言っても歌穂エポ。パーフェクト。
何で1列目で観ても可愛いんだ、何歳だよ(^^;はともかく、
この恋が叶うことなんて一度も考えたことがない姿が好き。

結局は、ミゼラブルな中で生きるしかないと分かっていても、
今は、自分にとってたった一つのきれいなものである、
マリウスへの思いを心の中で握り締めているんですよね。
「分かってない」と言いつつ、分かってくれることなんて
ただの夢でしかないと思っているのが切なくって・・・。
マリに積極的な現エポちゃんたちも可愛くて好きだけど、
歌穂エポに久々に会ってしまうと、「これが本物だ」と
思ってしまいました。叶わぬはずだった夢が叶った、
♪恵みの雨 なんて、苦しいのか幸せなのか分からなくて、
息を止めて見守ってしまいました。すごいぞ、歌穂エポ。
彼女のためだけにもう一度¥13,500払えます。確実に。

とんでもないパート2、鹿賀ジャベ。
実は初見なのですが、ごく当たり前で懐かしかった。
「ああ、ジャベールだわ」と観ていてスルッと思える感じ。
常に努力して、自身に誇れる自分であり続けていると感じられる
ジャベールは非常に好きですが、その誇りが貫禄と相まって、
時に間違って警視総監ですか?ぐらいに見えるのは、ご愛嬌。
そんなジャベがミシミシと壊れていく様は、非常に納得いった。
鹿賀バルは、どうしても小手先の演技に見える部分が多くて
最後まで受け付けなかったのですが、ジャベはあまりに自然で
どんな演技をしていたのか細かいことを覚えていないくらい(笑)
あ、でも、唯一、♪スターズは、やっぱりちゃんと歌える人に
歌ってほしいなと思ってしまう。鹿賀節、苦手。

パート3は、斎藤テナ。
相変わらずテンポオンチで♪襲撃 でも入りそびれて間に合わず
マリウスの「奴らは〜逃げたよ〜」が、かぶっちゃったりしていた。
でも、体に染み付いた安定感からか、当たり前にテナに見える。
作った演技はどこにも見当たらず、自然にテナルディエ。
この辺りの人々は、人生半分以上がレミだったりするんですよね。
まさにレミゼが人生の転機で、何より特別なミュージカルであるという
体に染み付いた感覚と思いが伝わってくるのが、すごく嬉しい。

彼らと同じくレミへの あふれる愛を感じたのは、岡アンジョ。
第一声がちょっとグラついて不安を感じたけれど、
以降は抑え目ながら見事な美声。レミ初見が岡アンジョだった
私には、「これがアンジョよぉぉ!」という完璧な喜びのある歌声。
が、姿と演技に関しては、今年初めてアンジョルラスに出会った
気分でいる私にとって、アンジョといえばデフォルト東山さん。
つい、容姿を見ると「でかっ!」と思ってしまうのは許して・・・(^^;

そして何より違和感と共に思い出したのは、明るい笑顔。
♪民衆の歌で、華のような笑顔で通りの左右の人々に、共に
行進するよう呼びかけるアンジョって私にとっては変なのよぉ。
思ったより、アンジョのイメージは原作に縛られていたらしい
私にとっては、この明るい優しさがアンジョだと思えなくって、
絶賛される岡アンジョに違和感を感じ続けた日々を思い出しました。
でも、Myアンジョがどういうものか確定した今、改めて見返すと、
その素晴らしさと輝きも納得できて、アンジョとしてあることに
輝きを増す岡さんも観られて、嬉しかったです。

もう1人のお帰りキャスト、岩崎ファンテ。
実はファンテも、アンジョルラスと同様、当時の私にとっては
絶賛されているのに理解しがたいキャラクターの一人でした。
が、マルシアファンテ、シルビアファンテを観てきた今なら、
分かるかと思ったら、案の定。気が強く頑なに生きるしかない
ファンテーヌの人生が浮かび上がってきた感じがしました。
岡さんと違って、声は明らかに衰えてしまっていたけれど、
さすがに死に掛ける病院の場面とか、ぞくっとしました。

最後に禅マリ。以上2人と逆に、当時は激愛していたキャラ。
だけど、観ていて感じたのは、「そうか、あの頃の私って
こういうキャラクターが好きだったんだ」ということでした。
戸井マリウス、山本マリウス、そして「今期の」岡田マリウスの、
きちんと思想を持ち、戦いを選択する生き方を見てきた後だと、
禅マリウスが、私の感じる原作とは全く違うということ、そして、
変わってしまった好みとは相容れないことを、強く感じる(寂)

(馬鹿で馬鹿で馬鹿で馬鹿で)×100万回、でもどうしようもなく
可愛いんだよマリウスを、嫌だぁぁぁと叫びながら観ていた。
思想なんざどこにあるんだって感じで、バリケードにいても
何も理解してないマリウスは、一昨年の岡田マリを思い出したり。
が、♪カフェソング以降、「何があったんだ、お前?!」という
いきなりの成長っぷりと男らしさを見せる。怒りの♪カフェソング。

1幕の間は、(嫌だわ、こんなのマリウスじゃないのに)と
思いながら、やっぱり可愛さに抵抗できずに頬が緩んでいた。
なーんも考えないで戦って、なぜか一人だけ生き残ってしまった
後の♪カフェソング、そんな自分に激しい怒りをぶつけつつ歌う。
「そういえば、この変化が好きだったんだなぁ」と思い返しながら、
怒りに共振してボロボロ泣いていた。ずるい。嫌いな役作りなのに、
1曲だけで全部帳消しにするくらい強引な感情表現するなんて。
好みじゃないのに悔しいのに、息止まるほど泣かされた。
でも、好み云々ではなく役として生きているかという意味で、
鹿賀さんや歌穂さんたち(含む岡さん)とは違って、
新キャスト側の人間なんだと感じてしまう。

結局、役作りなんて考えさせる前に役を生きて見せてしまう、
10年選手キャストたちのすごさを、改めて感じさせられた回でした。
役柄のせいもあるんだろうけど、禅さんがまだまだに見えたかも。
「6年前に終わってから気になっていたことを、今回試せてよかった」
とか言ってた挨拶も、記念キャストとして呼ばれた側じゃないなと
思ってしまったし。岡さんとも差がハッキリ見えてしまって、残念。
そこまでレミゼに人生かけてないぞ感が、森公美さんともども、
ちょっと、あの場にいるキャストとしては中途半端に見えました。
彼らにとってレミゼは「特別なミュージカル」じゃないんだという感じ。
今井バルとか知念コゼは、それなりに居場所を見つけていたかな。
今井さん、バルとしては好きじゃないけれど(やっぱり眠いし)、
初演キャストに混じっての存在感は結構あるなと思ったり。

でももう、舞台としてバランスはどうよとか、そんな問題はともかく、
懐かしい席に座って、レミゼで懐かしい役を演じる彼らに
もう一度会えて良かった!と心から思える舞台を観られて、
ジョン・ケアードがやってきて、垣ヶ原さんを冗談交じりで褒めまくり、
歌穂さん思い切りお気に入りです雰囲気でニコニコと話をしていて、
それだけで、微妙な気持ちは全部埋め合わせても
まだ、お釣りが存分に来るくらい、満足でした。
後1回、歌穂エポにもう一度会えるのが、とにかく楽しみです。

最後に。お花もらいました。多分、局田さん@ガブ君。
先日の綜馬ジャベ花同様、肩に当たって後ろの列に
飛んでいきかけたのですが、跳ね返って戻ってきました。
きれいに撮れなくて残念ですが、濃紅・白・緑・橙色の
カーネーションと、真ん中にオレンジ色の釣り鐘型の
小さな花がたくさん咲く花が1本、入っています。
2,000回記念はちょっと豪華なのか、香りもいいです♪

2,000回記念のお花


2005年05月22日(日) 『レ・ミゼラブル』楽マチソワ

諸事情により睡眠時間3時間で連日マチソワ+当券並び。
あまりの眠気が、ソワレ観ている最中に吐き気に変わって、
途中で出るべきか悩んでしまっていた かずきです(^^;
しかも、20:15終演のはずが10数回のカーテンコールで、
終演後出てきたら、20:40過ぎ。疲れるはずだぁ。
絶対座れない電車に40分乗って帰る自信が持てず、
水分と睡眠と甘味と少しずつ取ってから、帰宅しました。
あー疲れた。でも、結構 満足。
以下、書きなぐり感想文です。


『レ・ミゼラブル』12:00〜

<場所>帝国劇場2階D-33番
<出演>
 石井、岡、河野、岡田、新妻、佐藤、森、シルビア、東山
 大久保ガブ、伊藤グラン、阿部バベ、小鈴コンブ、ほか
<指揮>井村誠貴

Myレミゼでした。
もう最近、石井バルジャンでは涙腺緩んじゃってますし。
「こいつを・・(はぁはぁ)・・盗んで(はぁはぁ)・・・
逃げた〜!」の息遣いで、既にボロッボロに泣いてます。
毎日、お姉さんと子供たちの生活、必死で支えながら、
地道に働いていたバルジャンの真面目さを感じるから、
(やめとけよ、後で苦しむよ?似合わないんだから!)
なんて思いながら、でも、やっと手に入れた自由に対しての
絶望も共有しているから、あえて盗みを働く気持ちも分かる。
「20年前に(まっとうに生きる)俺の道は消えた」と思っている
バルジャンだから、プロローグ泣けるんですよねぇ・・・。

他も、きっちりレミ。
岡ジャベはちょっと「頑張れ岡さん」部分があったけれど、
抑え目の演技が逆に好感度あったくらいだったし、
もう、預言者のような光のアンジョと、補完するコンブ、
そんなアンジョから目が離せなくなってしまったが故に、
心ならずも戦いの場に存在してしまうグランテール、
真っ向勝負で恋と戦いの間で悩み、選択するマリウス、
桝井君よりちょっと大きめで「男の子」してるガブローシュ。
(歌は、桝井君の方が安心して聞けることが多いけれど)
ABCカフェやバリケードのバランスが取れている。

舞台がほとんど全部よく見える2階センターだったので、
マリウスが撃たれた後、赤旗を振るアンジョルラスと
慟哭するバルジャンが、完全に同時に目に入ってきて、
バルジャンの物語が、学生たちの戦いが行われている
まさに、そのパリで起こっているということが、
バルジャンがそういう世界で生きているんだということが、
非常にリアルに感じられたのも、良かったと思います。
前に映画を観た時、バリケードを作っていく場面で、
パリの街の風景が映っているのが、何か感動だったけれど、
この回は、映像なくして きちんとパリだったと思います。

後は、注文を1個だけつけるとしたら、コゼットかな。
ガラス細工が相手であるかのように、そうっと大切に、
触れてはいけないみたいに彼女を扱う岡田マリウスが
触れた手を慌てて引っ込めた直後、ためらいもなく
手を伸ばして握る積極的すぎるコゼットは、寂しいなぁ。
コゼットには、一瞬ためらう慎み深さが欲しいんだよぉ(^^;

とは言ったところで、先ほど言った映画で
クレア・デーンズが演じたコゼットなんかは、
パパに反抗しまくって、深夜に家を抜け出す娘だったし、
今どき古風なコゼットなんて はやらないのかもですが。
でも私にとっては、後、そこさえクリアできれば、
近年珍しいほどMyレミゼだったと思います。幸せ。

カーテンコールは、森公美さん司会。
「来年4月帝劇レミ決定!」の垂れ幕が下がってきて、
今日で終わりの人が1人ずつ、恒例のご挨拶。
「不安だらけで始めたけど支えられて千秋楽が迎えられた」と
東山さんのやっぱり外見からは想像つかない低い声にドキドキ。
「何も考えてないんです。何で考えてなかったんだろう?」と
始めた岡田さんは、「花粉症で4月は洟が垂れてたから、
4月がお休みでよかった」とか。おい〜(^^;な天然挨拶。
一孝さんは、しっかり「レミを他の皆さんに広げて!」と語り、
いい感じでまとまって気持ちよかったです。

<あと1つ追加>
カーテンコールほとんど最後の方で、
東山さんと岡田さんが衣装の上だけ交換してきました。
岡田アンジョは、三色旗色の帯も含めて異様に似合わないけど、
東山マリウス、黒の細身の衣装が似合いすぎですぅぅ(^^;
ペタッと座り込んだ河野さんに、片膝つきで「お嬢様」と、
手を差し出した姿は、ほとんどホストに見えてしまいました。
いやもう、かっこいいから何でもありでしたが。
<自分の記憶のために、以上、追加>


あ、ちょっとだけ、今日のことじゃないけれど、
最後に、先日友人と話していて、思ったことをメモ。
今までも随分マリウスを好きになってきたけれど、
岡田マリウスを追っかけて観ていて初めて、
「ああ、そうか」と思ったことが1つあったので。

ラマルク将軍の死を告げられた時の表情を見て、
「このマリウスは、ラマルクはこの国を導き得ないと
思ってたんだなぁ」と感じたんです。少し驚いたけど。
だから「誰が導くか」と問いかけ「ラマルク」と言われて、
「いや、ラマルクは重病だ」と歌えるんだと、ふと思った。
アンジョルラスに対して、そんなふうに言えるのって、
あの中でマリウスだけなんだろうなと思いました。
他のマリウスは知らないけど、今期の岡田マリウスで
初めて感じました。またちょっと、レミチェックポイント。


『レ・ミゼラブル』17:00〜

<場所>帝国劇場2階D-12番
<出演>
 山口、鈴木、知念、泉見、笹本、徳井、瀬戸内、マルシア、
 坂元、大久保ガブ、伊藤グラン、阿部バベ、上條コンブ、ほか
<指揮>井村誠貴

楽の祐一郎さんは、文句あっか!という舞台を見せてくれる。
本来ミュージカルって、音楽だけでも相当な力があるんですよね。
全く知らない言葉で歌われていても、何となく、感情が伝わる。
きちんとクレッシェンドなども譜面どおりに歌うだけでも、多分、
「ああ怒ってる」「しんどいんだ」「楽しそう〜」なんてぐらいなら
伝わってきて、難しくない部分は何となく分かって楽しめる。
そういう醍醐味が最も伝わってくるのが、楽の祐一郎さん。

「俺は〜、24653〜!」の代わりに、
「俺は〜、山口祐一郎〜!」という感じに聞こえましたわ。
何のごまかしもなく、はっきり名乗っていると感じたのね(笑)
すべてがそんな感じで、もう疲れて細部まで観られない身に、
全然寝かせてくれずに、感情が叩き込まれてくる。すごい。
「必死で祈ってるんだな・・・」「死にそうなんだ・・・」とか、
何となく感じつつ、気がついたら終演。

祐一郎さんの歌以外は、やっぱり好みの可憐な知念コゼと、
綜馬ジャベの物語ってくる歌ぐらいしか覚えがないかも(^^;
彼らに関しては、感情が点でなく流れで感じ取れたのは、
実力なのか好みなのか、よく分かりませんが。
やたらと拍手や手拍子が多くて祭りっぽさあったし、
割と、気分はレミコンだったかもしれないです。

さて、カーテンコール。
朗らかな綜馬さんのお声で「Ladies & Gentleman!」と
音声が入って、始まり。司会もしっかり綜馬さん。
「レ・ミゼラブル」の発音が、ちょっとおかしくて笑ったり、
「日本全国からお越しくださったお客様と、こうして
千秋楽を迎えることができたこと、幸せに思います」に、
思わず、綜馬さん分かってんじゃんと笑ったりしつつ。
アンチョコのノートをやたら頻繁にめくっていたけれど、
何がそんなに書いてあったのかなぁ?一生懸命、中身を
オペラで覗いてみたけれど、五線譜みたいに見えただけ。

挨拶に出る一人一人を紹介する時に、
枕詞をつけて綜馬さんが紹介していったんだけれど、
徳井さんに関しての「次に何が飛び出すか?!演技も音も
ハラハラドキドキさせてくれた、徳井優さんです!」
みたいなものもあったし、結構こちらがドキドキ気味。
「老体に鞭打ち」と紹介された瀬戸内さんは後から
「何か、紹介文にえこひいきがあるみたいやな」と
突っ込みを入れてくれたから、ちょっと安心しましたが、
徳井さんの「また戻ってこられるように・・・」という
挨拶の前の紹介文としては、ちょっと気になったかも。

自分に関しては自分で呼び出し。「鈴木綜馬。はい!」と。
休演の事情について、朝起きたらいきなりのどが腫れていて、
「ダメだ、休もう」と決めたとの話をしてくれました。
休演前に不調の話を聞かず、休演直後にも、それほどの
何かというものは感じなかっただけに不安もあった分、
ファンとしては安心したけれど、祐一郎さんが
どつきに来たこともあるし、これも賛否両論かもなぁ。

でも、その後、祐一郎さんの〆の挨拶が、
「・・・・・・・」と、突っ込みを待つネタだったので、
突っ込み希望として、先に綜馬さんを どついておいただけ?
どうもやっぱり、この人の考える面白さは読めないのですが。
どつき合いの後の祐一郎さんは、何も言葉にしない挨拶で、
深々とお辞儀するだけだったのですが、私は好きでした。

しまった、カーテンコールの感想の方が長い(^^;
でも祭りらしく、そちらの方が印象的だったので。
失礼な感想かもだけど、お茶目&朗らかな綜馬さんと
楽しげなキャストたちの姿で、目が覚めましたし。
さすがに10数回にもなると、長いなぁと感じはしたけれど、
綜馬さんがバレエのように飛んでポーズ決めてくれたりしたし、
最後に、キャストさんたちから「お客様に」と拍手も頂き、
嬉しい気分で帰れてよかったです。


2005年05月21日(土) ね…、眠い…。(『レ・ミゼラブル』マチソワ)

限界状態に眠いです。
本来、今日はマチネだけのはずだったんです。
それでも気力&体力に限界を感じて、友人に断って
出待ちを途中切り上げ、食事して帰ろうとしたところ、
別の友人に遭遇、「タダでいいからソワレ観て!」と。
諸事情により空けたくない席が2個あるらしく。
事情は知らないが座るだけならと、帝劇にUターン。
そして結局、マチソワしてきてしまいました。
今、でろっでろに眠いです。どうすんだ、明日・・・。
以下、簡単(に終わるといいなぁ)感想です。


『レ・ミゼラブル』マチネ
<場所>帝国劇場E-20番
<主な出演>
石井、綜馬、笹本、シルビア、河野、泉見、佐藤、森
東山、桝井ガブ、戎ちびコゼ、森本ちびエポ

今月の集大成その2。
今月は、今期レミでは1回しか観ないはずだったのに、
それが8回(数えてみて自分でもビックリした)なんて
大幅に増えてしまった元凶4人中3人が揃う2回目。
石井・綜馬・岡田・知念・東山が揃うと最強だけど、
実は、そんなMyドリームデーは存在しないので、
ちょびちょびと組み合わせを楽しんでいるうちに
回数が増えて増えて仕方なくなってしまったという。

増やした一番の元凶、石井バルジャン。
愛情の大きさと厚さに、My最強バルジャンである
滝田パパを思い出させられて、ウルウルきている。
まだ、コゼットへの愛情は不足気味と感じるけれど、
ちびコゼやマリウスへの厚情は、染み入ってくる。
素朴な暮らしをしていたはずの不器用な男の生き様が
感じられるから、同じく不器用にしか生きられない
綜馬ジャベの頑なさが照り返って物語を魅せる気がする。

今日は、伸ばしたり間を取ったりのタイミングが、
いつもよりほんの少し長めだなという印象がありました。
でもその合間に逆に、原作で描かれる物語が、ザアッと
思い返されてくる感覚は、久しぶりすぎて感動もの。
もしかしたら、レミのストーリーを全く知らない初見だと、
間が長く感じるかもしれない不安はあるけど、私は大好き。
でもだからその分、コゼを引き取ってきたばかりの場面、
回されて はしゃいで足をバタバタさせる戎ちびコゼなどは、
似合わないことおびただしくて、ムッとしてしまうのですが。

石井-綜馬が、私の愛した滝田-綜馬を思い出させるなら、
彼らしさが存分に発揮されてきた佐藤テナも、懐かしい印象。
「バルジャベと共に三角形を形作る存在」というテナよりも
レミゼという重い作品の中でのコメディリリーフであった
テナルディエを復活させている印象で、存分に楽しめる。
ひたすらシリアスしているバルジャベの間でホッとする。

本当に上手いなぁと思うのは、バルジャンと応対しても、
自分の雰囲気を捨てないままシリアスに溶け込めること。
岡田マリと東山アンジョがABCカフェで歌い合う時の、
雰囲気の見事な切り替わり具合もいいなぁと思うけれど、
ともすると邪魔になりがちな森公美テナ妻と物語の間で、
似たもの夫婦と見せながら緩衝材になっている彼は見事。
シルビアファンテは母であるが故の強さを見せてくれるし、
いろんな部分に懐かしいレミゼを思い出させてくれる、
安心して物語に浸れる、来たかいのある舞台でした。


『レ・ミゼラブル』ソワレ

<場所>帝国劇場X-47番
<主な出演>
山口、今、新妻、マルシア、知念、岡田、佐藤、瀬戸内、
坂元、桝井ガブ、戎ちびコゼ、森本ちびエポ

1幕始まるやいなや、チケ引き受けたことを後悔。
最後列通路際の席で非常灯に照らされて、明るいわ
目立つわ、座り心地は悪いわ、すぐ横に蛍嬢だわ、
目をつぶっても容赦なく飛び込んでくる声の持ち主
ばかりだわで、寝ることもできない状態。辛い。
それならと舞台に集中しようとしても気力は足りず、
中途半端にグ〜ラグラしながら、何とか1幕終了。

幕間で友人に会えたら謝って帰ろうと思ったのに、
友人の友人にだけ出会って「すごい頑張ってたのに、
どうしても売れなくて可哀想だよね」言われてしまい、
本人には会えず、逃げられなくなり。とにかく、
冷やしそばとカフェインをお腹に叩き込んで、2幕。

バリケード途中から、覚醒しました。
アンジョに傾倒してついていく友たちとは違い、
その思想に時に疑問を呈しつつも共に戦うことを選び、
選んだ以上は、できる全てを尽くして戦うマリウス。
弾を拾いに出るという判断が、しごく冷静に見えた。
コゼットが旅に出るからヤケになったんではなく、
だから、気にせず自分の命を懸けられるが故の判断。
それを止めたアンジョルラスを一瞬抱きしめた意味は、
「止めてくれて有り難う!でも必要だから行くよ」かな。
アンジョがボケボケな分、岡田マリウスの男らしさが
常より更に際立って見えたバリケードが落ちた後の
♪カフェソングは、半端じゃなく泣けました。

そして♪エブリデイ。
「コゼット、コゼ〜ット」で、マリウスと一緒に、
2人の出会いからのすべても、思い出しました。
グランに「ついに恋をした」と言われて初めて、
これが恋なのか!と、相手を愛おしく思う気持ちの
正体を知って驚いている、本当に初恋君なマリウスや、
「この愛をおそれない」と歌いながらも、マリウスを
直で見られず、古風な恥じらいを見せるコゼットなど。
エブリデイでも、バルジャンがやってきたことで、
思わず相手の手を握り締めてしまっていた自分に気づき、
慌てて恥じらい手を離したコゼットが「お前にやろう」の
言葉で見せる、何ともいえない幸せそうな笑顔で泣けた。

そんな2人の、やっと誰はばかることなく
口付けもできるようになる、結婚式。ここで、
舞台全編通じて初めて見せる、マリウスの全開笑顔が、
「そうか、やっぱり、ジャン・バルジャンに救われた」
だという辺りで再びボロ泣き。いつもいろいろ悩んでた
マリウスが、初めてすべて納得して見せる笑顔は最高で。
普通、札束投げつけながら、あんなに全開で笑うか?(^^;
観ながら、苦笑しつつ泣いちゃいます。

♪エピローグ。石井バルジャンを観た直後とあって、
どうにも影の薄かった山口バルジャンでしたが、
そうっと静かに、半分消えかけながら歌うここは好き。
(あ、戎ちびコゼの足バタバタ、山口バルとだと好きです)
そして、駆けつけてきたコゼットの、娘らしい気遣いや、
しっかりバルジャンと目を合わせて頼もしさを見せ、
息を引き取った相手に頭を下げ敬意を捧げるマリウスの
男らしさ、そして♪民衆の歌の盛り上がりでまたボロ泣き。

頭の隅の隅の隅で、泣くとまた疲れるんだけどなぁとか
思いながら、止められずボロボロ泣いてしまったので、
終演後、仕方なく友人に半額払って帰ってきました。
だって本当は観たかったんだもん、岡田マリ&知念コゼ楽。
だけど、体力も財力も持たないからと諦めていたのが、
観たら泣きまくったんだもん。やっぱりすごい好き。
梅田ではありえないペアだから。だから、観てよかった。
でも、明日の体調が、本当ぉぉぉぉに、不安。


2005年05月20日(金) 『レ・ミゼラブル』(5/17マチネ)

もう、とにかく、うるさかった。
私はB列に座ってたんですよ?前から2列目。
なのに、S列より後ろで話している声が耳障りって、何?
ちょっと静かな場面だと、笑ったり話してる声が聞こえる。
幕間に蛍嬢に言おうかと思ったら、先生が生徒たちに
注意しているのが聞こえてきて、一応、我慢してみた。
でも、2幕も同じ状況。いや、逆にひどくなったくらい。

これほど離れていても気になるなんて、初めて。
いや、彼らとは限らないけれど、とにかく、後方の
離れた席から聞こえる声が、非常に耳障りだった。
最初は当日券しようかと思っていた日だっただけに、
チケット譲ってくれた、友人の友人に大感謝です。
補助席なんかで観てたら、ぶち切れてたはずだから。
最後の岡田-笹本だからと、仕事休んで観に行った舞台、
多分、他にも そういう人はいたはずだと思うだけに、
本当に悲しかったです。


『レ・ミゼラブル』(5/17マチネ、B-14番)

<出演>
 石井、鈴木、笹本、シルビア、河野、岡田、佐藤、瀬戸内、坂元
 桝井賢斗ガブ、福田夏未ちびコゼ、藤井結夏ちびエポ
 阿部、齋藤、岡田、小鈴、中右、宮腰、若泉、鈴木、山名、横沢、
 沓澤、桑原、高島、香山、田島、井上、楠見、浦壁、今泉

私にとっては主役たちの日でした。
岡田マリウスはいたし、エポも期待どおりだったけれど、
アンジョルラスが違うと、10年後パリからの気持ちが違う。
坂健は久々に観たんですが、相変わらず体育会系ですねぇ。
「遅刻だぞ!」に続けて、「その場で腕立て300!」とか言いそう。
どうしても、本当に戦闘やってる気がしないんですよね・・・。
頭まで筋肉で、状況把握できてないなぁって思っちゃう。

そういうリーダーに率いられる集団もありとは思うけれど、
ABCの友がそういう集団だというのは、私の許容範囲を
越えてしまっているらしくて、やっぱりアンジョには見えない。
こればっかりは2年たっても変わらないから、もうダメかも。
別の舞台では彼に泣かされたこともあるんだし、やっぱり、
アンジョだけ、避けられるかぎり避ける手しかないのかな。
今年、自分でも知らなかった自分のイメージぴったりの
アンジョに出会ってしまっただけに、許容範囲が狭まっている
というのも、事実ではあるんだけれど。

そんなわけで、いまいち盛り上がってなかった後半も、
石井バルがバリケードに現れてからは、レミゼに戻った感じ。
ず〜っと、滝田パパが、私にとって一番のバルジャンで、
最近は、彼を追う者がいないのが寂しかったのですが、
石井バルジャンのマリウスを守ろうという熱い熱い思いに、
久々に、「パパ」と呼びたくなるバルジャンに会った気分に。
♪「任せろ、俺が行く〜」で、ガシッと、岡田マリウスの
右肩をつかんでアンジョに正対する姿が好き〜(*^^*)

だけ


2005年05月17日(火) 年末の予定・・・

梅田レミキャスト発表。
昨年末は年末進行ぶち切って名古屋に広島にと遠征し、
懐かしくも幸せなレミにひたりまくりました。
その翌年だと思うと、少しは土日も出勤できるよう
自制しておかないと、クビになるさ〜♪という気も。
おそるおそるキャスト表、のぞいてみたのですが。

まず。岡田マリ&東山アンジョの日がない〜っ!!
これって、ものすごーーい、やる気ダウン。
個々でも良いけれど、そろってこそ私のABCカフェなのに。
東山さんが忙しいことは知ってるけど、岡田君、何してるの?
映像の方でまた何かあるのかなぁ?それはそれで
嬉しいけれど、レミも出るなら一緒してほしかった(泣)
駒田テナも知念コゼも出ないのは知っていたけれど、
改めて見ると、ものすごく寂しいし。イチオシ少なすぎ。
アンサンブルも、すごく好きな人と絶対避けたい人が
ずっと一緒という、拷問のような状態だしなぁ。

ただ、東京ではなかった、岡田マリ&岸アンジョがある。
田中テナ妻も似合いそうで、結構 期待。今期一番好きな
石井バルジャンは、年末にほんのちょびっとだけ出演。
となると「帰省を長めに取らせてください」バージョンかな。
28日に勝手に仕事納めして、12/29〜正月2日まで休み。
これなら、藤岡マリ&東山アンジョも綜馬ジャベも観られる。
ついでに、小鈴コンブに岸ブリュジョンまでついてくる。

でもそうなると、年賀状は実家で書くんだろうかとか、
家の大掃除はいつやるんだとか、その辺はちょい問題。
仕事の休みも取れるのかなぁ・・・?そういった、
普通の生活関係の問題をクリアーにするとなると、
観られるのは2日だけということになるけれど、
・・・何とな〜く、29日に日帰りレミしてそうな悪寒。
そして今年も有給は、レミに消えていくのであった(^^;


2005年05月15日(日) 『レ・ミゼラブル』11日ソワレ・今井バル楽

土曜日に友人の新居に行って、昼間っから飲んで騒ぎ、
その時の話のまま週末をゲームに費やしてしまいました(^^;
義経とか弁慶とかも出てくるゲームなんですけどね、
弁慶が、毛利伸(誰が分かるんだ、この説明で(苦笑))系の
優しく穏やか人当たりよく、実はシビアな坊ちゃんだったりして、
何だか たらされていたら、大河の方は見忘れました。
ロマサガも、実はまだ全然終わってないんですけどね、
感想書くよりゲーム、更に、頭使う度が低いゲームの方に
流れていくのは、やっぱり基本、怠惰だからなのかなぁ。
でも、明日またレミゼなので、今更な感想メモしておきます。


『レ・ミゼラブル』(5/11水ソワレ、現キャスト今井楽)

<場所>帝国劇場H−21番
<出演>
 今井、今、知念、岡田、笹本、佐藤、森、マルシア、東山
 局田奈津子ガブ、福田夏未ちびコゼ、藤井結夏ちびエポ
 伊藤俊彦、横田大明、Singoジョリ、小鈴まさ記、清野秀美
 高野二郎、若泉亮、岸祐二、山名孝幸@プルベ、森隆二@モンパ、
 沓澤修一郎@クラクスー、三木麻衣子@買い入れ屋、
 石川ちひろ、鈴木智香子@ファクトリーガール、
 史桜@ジベロット、荒木里佳@マダム、楠見朋子@少年1、
 井上喜代子、亜久里夏代@かつら屋
 指揮:井村誠貴

急遽譲ってもらったチケットですが、観て良かった。
勿論、目当てだった人たちは良かったのですが、
今日初めて、一度も寝ずに今井さんの舞台を観終えました。
ファントムだろうがバルジャンだろうが、他の何でも、
どんなに人が絶賛した舞台であろうと退屈で寝てしまい、
(除、ガストン。あれは私にとって今井さんの最高峰です)
「やっぱり今井さんって私にとっては存在感ないんだな」
としか感じられなかった私が初めて、いいじゃん!と思えた。
勿論それでも波長の合わない身では「結構いい」ぐらいしか
感じられないのが勿体ないけれど、いい日はいいのかもと
思えただけでも、完全アンチじゃなくなれたし、良かった。

しかし・・・、見えてみれば、えらい悪人なバルジャンですね(^^;
19年の間にすっかり悪党どもの感じ方に慣れきっているようで、
燭台まで根こそぎ盗まないのが不思議なくらいの唯一のバル。
でも、そこまで行っちゃってる方が、改心が劇的なのかな?
現司教様はどちらも苦手な私にとっては、改心の辺りは、
あまり感覚としては理解できませんでしたが。
大体、今井さんの演技と「劇的」って縁がない言葉だし。

さてさて、お目当ての玲奈エポ&岡田マリ。
いやもう、泣けた泣けた!片思いしまくりですよ。
玲奈エポの、大好きな相手を見つめ続けて、ちょっと触れたら、
残る温かさだけでも大切に抱いちゃうような感覚って、懐かしい。
冗談めかして頬キスをねだる自信のなさも、懐かしく可愛い。
相手を見つめているうちに妄想も広がっちゃうんだけど、ふと
振り返れば自分は1人って♪オンマイオウン、とても納得。
今も昔もフランスでも日本でも、恋する女の子の感覚は同じで、
「少しでもそばにいたい」って思いも、じんわり広がってくる。
でも、♪襲撃 とかではテナの娘らしい雰囲気に切り替わって、
お仕事モードに入るのも見えるから、やけにリアル。

彼女のおかげもあって、もう、岡田マリウスはもう、
一体、どこまで好きにならせれば気がすむのよぉ(^^;状態。
彼もどんどんリアルになってきてるんです。一昨年と違って、
恋をしてもポワポワ幸せばかりじゃなく、いろいろ考えてる。
相手を一生懸命見て、真面目に悩んで、男の子だなぁと思う。
玲奈エポと並ぶと、初恋の現れ方の違いが面白いんですよね。
彼の考えがエポより夢想に走らないのは、男の子だからか、
それとも両思いだからなのか、その辺は分かりかねますが。
相手の知念コゼも、やっぱり好きだなぁ!と思いました。
何しろ素直で可愛いし、声も驚くほど出るようになっているし。

そして!この回は、新アンジョ3人揃い踏みの日。
H列下手サブセンのセンター寄りから♪ワンデイモアを観たら、
前から東山アンジョ、岡田マリ、玲奈エポ、小鈴コンブと並んで、
その後ろに岸ブリュジョンが見えて。すごい眼福でしたわ〜。
まさに、ただ独り、常時、民衆の歌が聞こえているかのような、
人間離れした雰囲気を持つアンジョルラスを先頭にして、
その神託(と敢えて言ってみる)を仲間に伝えられるコンブがいる。
久々に、うわ〜!と盛り上がって瞳孔拡大した♪ワンデイモア。
1幕2幕とも、終幕時にカタルシスがあってこそレミだよなぁ!

プリンシパルは、他の人も良かったです。
マルシアファンテは思いが募りすぎて歌詞が飛ぶほど(^^;熱演。
逮捕される場面で、「病気の小さな子が」で、ちょっと違う
歌詞を言ってしまった後は、ただひたすら泣き声が入って、
そのままジャベの「やめろ泣き言は〜」に続いていましたが
何か、あまり違和感がなかったし。いや、初見の人からしたら、
あそこが抜けるとコゼットが誰なんだか、ますます分かりにくく
なるしまずいとは思うんですが、「マルシア」じゃなくって、
ファンテが言葉にならない感じに見えたから、切実だったかも。

今ジャベは、熱さくどさが強くなって、個人的には
村井さんを思い出させる懐かしい安心感のあるジャベですが、
今井さんとの組み合わせの良さは、一昨年に譲る印象ですね。
佐藤テナ&森公美テナ妻は、似たもの夫婦。いい感じでした。
森テナ妻が嫌じゃなかったの、久々だったかもです。
そんな感じかな〜。アンサンブルには一言二言三言、
いろいろ言いたいこともあるけれど、いい舞台でした(^^)


2005年05月11日(水) 隣のお客。

『レ・ミゼラブル』ソワレ観劇。
隣の席が、2人連れの おばさんでした。
開演前にずっと話していて暗くなってもやめないし、
嫌な予感はしたんだけれど、案の定ごそごそ動く。
手を組んでコキコキと手首回したり座り直したり、
マジックテープ外して靴脱いだり、足首回したり、
かばんを開けて、中のものを落としたりしている。

2幕の前に言おうと思ったけれど、席に戻ってきたら
靴は既に脱いでいて、かばんの口は閉じていて、
もしかしたら大丈夫かなと思ったら、2幕もずっと。
注意する言葉も周囲に迷惑だろうかと悩み続けた
エンディング、♪民衆の歌 が終わって暗転した瞬間、
「主役の人も泣いてましたね!」と話しかけられた。
連れが反対側の隣に座っているのに、私に向かって。
何事かと頭真っ白になったのですが、瞬間、思わず
シ〜ッ!と、唇に指を当ててしまっていました。

4回目ぐらいかな?カーテンコールが終わった時点で、
「ごめんなさいね、あんまり感動したもんだから」と。
それはよく分かりました。興奮で上気した声だったし。
幸せそうな顔を見たら、どうしても文句が言えなくて
「いえ、もう少しだけ静かにいたかっただけなので。
いきなりシ〜ッとかやって、すみませんでした」と笑顔で。
せっかく幸せな観劇の記憶が「隣が小煩い人だった」と
嫌な記憶になっちゃうのも悲しいかなと思ってしまって。

まずは楽しんでもらって、次回にマナーを覚えてくれ。
・・・って、次に隣の席になる人に押し付けただけ?
自分だけいい子になろうとしたってことなのかなぁ。
つまりは、幕間で言えなかったのが敗因なんだと、
それは自覚しているんですけどね。はあ。
でも、舞台は良かったです。一生懸命な岡田マリや、
幸せそうな知念コゼ、満たされた玲奈エポたちに、
癒やされて、あったかい優しい気分になれました。
詳しい感想については、また明日にでも。


2005年05月10日(火) 『レ・ミゼラブル』(綜馬ジャベ復帰回)

レミ観て、一緒に観てた友人連中とくっちゃべって、
終電で帰宅して、それから『クリック』観てました。
はっきり言って、当たり前すぎるけど、激眠。
なのに今日もレミ行くので、感想はサクサクッと。

『クリック』。昼間にこんな番組あったんですね。
岡田さんの ほんわりテンポが違和感のない、
バラエティの割にはゴチャゴチャしてない番組かも。

しかし、肩こり解消法でヨガのポーズを一緒にやって、
体柔らかいねと褒められてる辺りは良かったけれど、
以降、ただただひたすら食い気に走っているのは(^^;
パスタは、「召し上がってください」と言われる前に、
食べ始めちゃって「あ、食べちゃった、ごめん」。
そして、そのままトークの最中もずーーっと食べてる。
特別ゲストのイ・ジョンヒョンが作ったチャーハンも、
CM終わっても食べてるのは君だけだよ?(^^;いいのか?

彼女には、岡田君より司会の柳沢慎吾の方が
好みだと言われ、舞い上がった柳沢慎吾がずっと、
岡田君を挟んで話し掛け、岡田君は笑顔でひたすら食。
最後のボウリングでも、ここで決めればかっこいい!
という場面で「♪死んでもいいさ〜コゼットは旅に出る〜
今は空しい〜」まで歌ったところでボール投下、
思いきりガーターと、いいところなし。そこがいいですが。
途中で見せてくれたアルゼンチンタンゴのステップの
微妙さも、昼間の番組にふさわしい雰囲気だったかも。
やはり、早寝早起き君は昼のテンポに似合うのかな?


『レ・ミゼラブル』
<主な出演>
 石井、綜馬、新妻、マルシア、知念、泉見、佐藤、瀬戸内、東山

評判の石井バルを早く観たくて気になっていたし、
泉見マリも、3月に一度観たきりで、少し気になってるし、
東山アンジョなら、何度でもドンと来い気分になってるところ、
会う用事がある関西の友人が上京してきて観るというし、
綜馬さんの休演明けに当たるし、ふらふらと帝劇まで。
それでも、席がいまいちなら止めようと思っていたのに、
2階2列目センターなんぞ空いてたら、そりゃあ…ねえ?(^^;

そんなわけで、アンジョ観劇席を手に入れてしまって、
何が目的だってぐらい、アンジョルラスロックオン観劇。
マジもう、どうかしてるよ、私。批評精神、どこかにぶっとび。
アンジョの一挙手一投足を見つめて、彼の観ているものを、
聴いているものを理解できるような気がしてきている。

おかげさまで久しぶりに、グラン(伊藤)にも燃えましたね。
「グランテール!酒を置け!」で、泣けるくらいですもん(笑)
あの声であの男が、自分の名を呼んだ!で、感動してます。
特に「グランテール!」とか「撃て〜!」の声が大好きだから、
呼ばれた時にはもう、心臓1mぐらい跳ね上がりまくり。
戦いを始めた男の苦悩も見届け、彼が死に向かう瞬間、
それでも生きていて欲しいと反射的に止めてしまおうとし、
手を握り返されて微笑まれる。息が止まりますよ(苦笑)
こんなところに自分が燃える日が来るなんてなぁ。

石井バルジャンも、ホントだ、今期一番だわ。
ちょっと後半、ひたすらアンジョモードに入ってしまったため、
うっかり見そびれた部分もたくさんできてしまったのですが。
(最近の♪彼を帰して は、光を受けて彫像のように佇む、
もはや人間を超えてしまっている後ろ姿のアンジョルラスに
ひたすら見惚れる曲と化しています。すみません(^^;))

彼はやっぱり、きちんと歌詞が人生に見えてくるのが好き。
「20年前に、俺の道は消えた」で泣けるって、すごいよ。
20年前のバルジャンには、きちんと神と共に生きてきた
普通の人生があったんだと、考えなくても思い出される。
その思いがあって、「ジャン・バルジャンは死んで、
生まれ変わるのだ〜!」に続くと、プロローグが本物になる。
ちょっと途中で浮気したから、中抜けしてしまったけれど、
プロローグとエピローグがきちんとジャン・バルジャンなら、
それで十分に、『レ・ミゼラブル』を観た気持ちになれる。

声がやっぱり若いのも、気になったのは、マリウスの手紙を
朗読するところだけでした。あそこは、ふと気を抜くと、
ドラマとかでよくある、書いた本人の声で読まれてるような
気がして、不思議な気分になってしまいましたが(笑)

綜馬ジャベも、説得力のある歌い方のジャベでした。
声は、もしかすると疲れてるのかも?と一瞬ずつ思わなくも
なかったけれど、休演明けと知らなければ気づかない程度。
♪スターズは、伸びが不足気味かなと少しだけ不満だけど、
歌うより演技力こそが大切な♪自殺は、壊れかげんが完璧。
自分が「うじ虫」であると思っている人物だからこその、
少しずつ壊れていく様が、リアルで、泣かされました。

もう一人、目的だった泉見マリウスは、熱いですね(^^;
ごめんなさい、私には今日は、マリウスに見えなかったです。
きっと、東山アンジョ相手じゃなければ少し違うんだろうけど、
またクールフェラックやった方が似合う印象が強すぎでした。
小鈴アンジョとかの、落ち着いたアンジョ相手だったら、
バランスが取れていいのかもなぁと思いましたけれど。

あと、初日以来2回目の佐藤テナ、良くなってました。
何というか、ちょっと晴彦テナを思い出す「おっちゃん」ぶり。
ホントに人が良さげに見える分、♪下水道 が怖い感じ。
ちょっと色が出てきて、歌も良くなって、ホッとしました。

そんな感じ。アンジョを観ていると横にチラチラといる、
我らがリーダー様を平気で何度も指差すわ、足音も煩いわ、
何をやらせても邪魔な副官さえいなければ、すごく良かった。
あ、ちょっとコゼットの声はお疲れモード。あまり好みでない
マリウス&エポともども、子供世代はいまいちだったかな。


2005年05月09日(月) 『レ・ミゼラブル』(5/3マチネ、シルビアファンテ初日)

<出演>
 山口、岡、新妻、シルビア、知念、岡田、徳井、瀬戸内、東山
 桝井賢斗ガブ、福田夏未ちびコゼ、藤井結夏ちびエポ
 阿部裕、横田大明クール、岡田雄一ジョリ、角川裕明、
 清野秀美フイイ、高野二郎、阿部よしつぐ、原慎一郎、
 蔓谷法英プルベ、森隆二モンパ、小暮清隆クラクスー
 桑原麻希:買い入れ屋、高島みほマテロット、
 香山ゆき:Fガール、史桜ジベロット、荒木理佳マダム、
 村井麻友美、井上喜代子、今泉りえ:かつら屋、


一番の目当ては、お帰り岡田マリウス&東山アンジョ。
実はそのためだけに、貸切チケットを掲示板で探して
一生懸命手に入れたという経緯があったりもする。
次点のお目当ては、シルビアファンテ初日。
ついでに、気がつけば徳井テナと新妻エポも
My初日だったり。そんな感じの観劇。

目当ての2人。もう、大好き!(苦笑)
アンジョに関しては、4月に新しい2人を観て、
特に岸アンジョに関しては十分好きだったけれど、
だけどやっぱり東山アンジョ!としみじみ思っていた。
歌だけで言うなら、岸アンジョの方がいいんだけど、
先頭を走る事に一片の迷いもない雰囲気が好きなのかなぁ?
観ても確信持って、お帰り、私のアンジョルラス!気分。

もともとは私、原作アンジョ嫌いなんです。
一目見たら惹かれて革命なんか参加してしまい、
気がついたらバリケードで死んでる羽目になりそうだから。
だから、今アンジョとかの、信頼できて革命成功しそうな
タイプこそが、私にとってのリーダーだった。 なのに今年、
まかり間違って、光に見えるアンジョに出会ってしまったら、
やっぱり一目惚れしてしまって、しまったぁぁぁ状態なんです。
1か月間、D☆Dでリーダーやってたせいか、命令する強さが
上がっていて、更に従いたくなる度アップしてて嬉しいったら♪
私見では、声の伸びが少し良くなっていたようだったし。
が、やっぱり、外れる音程は外れる(^^;

マリウスは、実は4月に藤岡君観ながら、
「こっちのがマリウスかも」と思っていました。好きだったし。
でもそういう問題じゃなかった。岡田マリウスのが、より好き!
若さあふれる東山&藤岡ペアによるABCカフェが観たいと
思っていたけれど、実際に東山&岡田で観たら、この、
まったく雰囲気が違うところが好きなんだなぁと再確認して。
♪「君が今夜居合わせたら〜」とかの艶っぽい(笑)声が、
それまでの東山アンジョの、意外なほど男っぽい声で作られた
戦いの世界を霧散させるんですよね〜。好き好き(*^^*)

原作版マリウスに近いのは藤岡君側だと思う。
でも何というか、ミュージカル版のマリウスの場合、
学生に溶け込まない必要があるような気がするんです。
その点、岡田マリウスのバカっぽさや、何となく周りが
手助けしてやりたくなる雰囲気が、すごくいいなぁと思う。
まあ、バカっぽさは、一昨年の方が高かったと思うけれど、
今年の、ちゃんと最後ではコゼットを守る側になれている、
男の子らしい(笑)マリウス君も、とてもとても好きです。
でも、♪「ここにいても同じだ〜!」で、ガバッと
アンジョに抱きついた時には、さすがにビックリしたけれど。
この緊迫した状況で、思わずほほえましさを感じさせるって、
ちょっとさすがに、どうなんでしょう?いや、好きだけど。

シルビアファンテ。意外に外国語なまりが入っていて驚いた。
結構、ネイティブにしゃべるイメージがあったんだけど。
まあ、ファンテは今期全員日本語不自由だから、何かもう、
そういうもんだという気がしてきつつありますけどね(^^;

そして、声質や体格もあるんだろうけれど、健康的でした。
「捨てられた自分の惨めさを見つめ続ける」井料ファンテや、
「あの人は帰ってこないと分かっていながらも、つい夢見ては
流される、幸せに育った」なマルシアファンテ、どちらとも違い、
しっかり現実が見えた上で工場で働いているファンテーヌは、
強くて地に足着けて生活していて、ある意味母親らしくて好き。
・・・なんだけど、病気で運ばれていってしまってからは、
どうも、死にそうにないところが気になって仕方なかったかも。
好きなんだけどなぁ。あと一歩。

今年お初の新妻エポ。
昨年大嫌いだった、時も場合も選ばぬ大声は、
ほとんど気にならなかった。その点は、成長したなぁと思う。
だけど、その分、ひたすら演技が気になってしかたがなく。
少しは相手の台詞や演技も考えてくれーっ!て感じ。

マリウスの手紙を持ってプリュメ街に来た時なんかは、
バルジャンに見つかるなり手紙を前に突き出してしまう。
「怪しい者じゃないです。手紙を持ってきたんです」って
言い訳の演技をしているんだろうとは分かるけれど、
ずーーっとバルジャンの目の前に出しっぱなしだから、
「俺に渡せ、坊や」がバカバカしいったらなかった。
かと思えば、まだマリウスが本の話をしているうちに
髪を触っちゃって、その後で「この髪好きだわ」歌うから、
「何だよ、ふざけて」も、えらいバカに見えるし。

どうも、演技プランが空回りしてるんですよね。
♪「恵みの雨」での血のりなんかも、すごく変。
K列上手側から肉眼で見ていて、一目で分かるような
血まみれの頬や右手が、いくら暗がりとはいえ、
すぐそばで見ているジョリやマリウスに分からないって、
あまりにも違和感ありありなんですけれど。
普通その状況なら、コートはだけさせるより先に、
頬っぺたの確認をするでしょう?!としか思えない。

右手の銃弾が貫通したような血は、多分、原作を
意識してるんだろうけど、状況そのものが原作とは
全く違う場面でそれって、変だと分かってほしいよぉ。
というか、誰か、止めてやるヤツはいないのか?

逆に、今年お初で意外にOKだったのが徳井テナ。
実は前回出演時が嫌いだったので避けていたのですが、
歌も記憶よりずっといいし、何より小芝居が少ない!
♪取り引き の場面での「手相を見てくだせえ〜」は、
テナルディエなら、あれくらいは許されると思うし。
あそこは、むしろ祐一郎さんの受け方が悪いだけ。
特に面白みはないし、テナルディエらしい存在感も
ないけれど、あえて避けるほどじゃないなと思えたことが、
非常に大きな成長かなぁと。期待レベル低すぎ?(^^;

あとは・・・、山口バルジャンは、普通だった。
ちびコゼは、今日の子はイマイチだったと思う。
コンブフェールが久々に上條さんじゃなくてホッとした。
そういえば、ジャベールは、舞台にいなかったと思う。
必死で歌っている岡さんしか、私には見えなかった。
確かに、♪自殺でオクターブ上げはしなかったけれど、
そういう問題でなく、少なくとも私にとっては、ずっと
「岡さん」が、歌にばかり気を取られていた感じの舞台で、
自殺の時点では、既に退屈してしまっていました。それが、
のどのせいと言うなら、是非とも早く治して欲しいと思った。
今きっと、アンジョの稽古も始めてるんだろうけれど、
大丈夫なのかなぁ、こんな状態で。不安です。

そんな感じで。
相変わらず今年は、バルジャン不在の舞台が多い印象。
その分、マリウスに外れがないし、コゼットもいいし、
ファンテも好みはあれど、外れはないのが嬉しいかな。
あとはとにかく、一孝バルの出現を待ちます〜。


2005年05月08日(日) 今日。

今朝は、9:50まで寝ていました。
ソワレの貸切公演が、今現在私の好きなキャスト、
綜馬-玲奈-岡田-東山がそろう唯一の日だけに、
つい先日までは必死でチケット探していたのですが、
綜馬さんの休演で夢と消え、やる気なしなし休日で。

先行で取らなきゃ一般は無理だろうチケットの
発売日だってのに、こんな状態でいいはずもなし。
飛び起きて着替えて顔洗って髪とかして眉書いて
ダッシュして近所のローソンに着いたのが9:58。
当然、ロッピーの前には既に人がいて、
私と同じ先行葉書を持って準備していました。

10時から電話もするものの、当然全くつながらず。
幸い、前の人は自分の分は1回だけ取ったら
サクッとどいてくれたので、チャレンジしたら、
土日は無理だったものの、平日1回だけ取れました。
じゅんさん目当て。だけどこっそり「他」として
近藤大介くんも出るという『キレイ』再演。
引き換えてみたら端っこの席だったけど、
1回だけだし、見切れないことをひたすら祈ろう。

最近、何でだろうと思うほど、寝ても寝ても眠いので、
考える必要のある感想が全く書けません。
今日なんて、チケ取りから帰宅後、ご飯食べて、
とにかく眠気を我慢して1時間少々だけネット、
お昼食べて1時過ぎに寝て、起きたら既に大河。
中井貴一@頼朝は、偉そうな格好していると、
どうも私的には、イマイチ燃えないらしい。
今日は五足が切なかったけれど、有起哉さんが
死んじゃったら、更に観る必要が減ったような。

何となく流し見してから、ご飯買いに行って、
芸術劇場で『血の起源』関係話してる安寿さんと
おしゃれイズムで『クラウディア』関係の話してる
岸谷五朗を見ながら晩ご飯。既にもう半分寝てます。
カタロニアGPはHONDAがペナルティ欠場だから、
解説がHONDA!HONDA!と叫ばないだろうし、
また観てみようかなと思っていたはずなのに・・・。
自分がどこの誰を応援しているかに関わりなく、
どこかを大プッシュしている解説って苦手なので。

すみません、もう寝ます。
でも、誰か、7/6〜10に萬スタジオである、
ACT Lab.公演『Family Bussiness』には、
一体誰が出演するのか知ってたら教えてください。
メンバー4人中、大介君と敬さんが別公演出演中。
一体どうなるのやら、不思議で仕方ありません。


2005年05月06日(金) 『Shuffle-シャッフル』

綜馬さん休演。
昼過ぎに友人からのメールで知ってビックリ。
その友人も、更に友人からの伝聞だったらしくて
詳しいことは全く分からず、午後じゅう心配で。

岡さんが、というなら分かる。辛そうだったし。
でも綜馬さんに関しては、私はしばらく観てないけど
不調という話も聞いていなかっただけに、まさか
事故にでも遭ったのかとオロオロするばかりで。
電話してもつながらないし、職場が帝劇近くの友人に
お願いだから聞いてきてメール送ったり動揺しまくり。
何とか今日観る舞台開演前には、のどの不調だけと
確認が取れたので安心したのですが、怖かった…。
とにかくお大事に。早い復帰を祈ります。


『Shuffle-シャッフル』

<作・演出・出演>後藤ひろひと
<出演>伊原剛志、奥菜恵、山内圭哉、三上市朗、風花舞、
   平田敦子、松谷賢示、澤田育子、石野真子、鹿内孝
<時間>19:00〜21:10(休憩なし)
<場所>パルコ劇場、J-20

楽しかった!
久々に、なーんも考えなくていいエンタメを観た。
「駅前劇場向きのものを、無駄に豪華なキャストで」
コンセプトだったそうですが、それが当たってるよ。

もてまくりで、女を引いてはポイポイ捨てることから
「シャッフル」と呼ばれる刑事が、伊原さん。
彼にとっての唯一憧れの女性は「石野真子」。
彼が担当する事になった宝石強盗事件で、以前、
宝石を盗まれてクビになった警備員が奥菜ちゃん。
ただし、博多弁で身なりに気を遣わないダサダサ女。
2人は強盗団を追い、シャッフルは彼らの顔を見た。

ところがボスは、超好みの美女(風花舞)だったため
とち狂ったシャッフルは高所から落ちて頭を打ち、
以後、「記憶の中の顔写真と、それにつけられた
名前の組み合わせがずれてしまう」という病気になる。
しかも、誰かが死んだと認識するたびに、
その組み合わせは頭の中でシャッフルされてしまう。
憧れの石野真子の顔をした密告屋のおっさんとか、
同僚の顔をした上司とか、理解するのも大変。
さあ、どうなる・・・?ってな話。

ものすっごい単純な話を、病気ネタ1つと
それをパーフェクトにこなす芸達者集団とで
魅せまくってくれたという舞台だったのかな。
人々は、シャッフルに見える姿で現れてくるので、
要は、物真似大集合といったところ。
強盗団の1人(山内圭哉)が、上司に見える場面で
上司役の平田敦子さんがやった山内さんの物真似は、
あまりの素晴らしさに拍手喝采、ショーストップ状態。
山内さんファンで観に行った人間としては、もう一度
観るためなら¥7,500の半額くらい払えるわ!気分。

あとはもうただひたすら、石野真子が可愛かった!
一体何歳なんだと考えると恐ろしくもなるくらい。
伊原さんのせいで、すっかり「憧れの人」として
擦り込まれてしまったうえに、カーテンコールで
フリフリのミニドレスで歌い踊るアイドル姿で
ノックアウトされたので、その後、山内さんが
彼女をエスコートして帰ろうとしている姿に、
山内さんの方に羨ましさを感じてしまったくらい。
いいなぁ、私もエスコートしてみたいなぁ・・・。

無駄に豪華なキャストと、パルコという場所柄、
このストーリーとしては立派なお値段だったけれど、
ものすっごい眠くて疲れていたところ、ちょっと
ほっこり元気になって幸せになれたから良かったかな。
よく出来ている芝居だったし、いっぱい笑えた。
たまにいいなぁ、こういうの。癒されました(^^)


2005年05月03日(火) 更新。

とり急ぎ、4/28観劇の『JEALOUSY』感想から書いてみました。
東山義久さんがリーダーのDIAMOND☆DOGS第3回公演です。

注意。えっらい長いです。
某日記帳の冒頭に書かれているパスカルの言葉
「時間がなかったので、長文になりました」が、
何とも身に染みて感じられる今日この頃です・・・。


2005年05月02日(月) すみません&ミズノネットムービー

すみません・・・。
20日付のを24日に書いたのが最後だから、
1週間以上、ここ放置しっぱなしだったんですよね。
21日に、もういいかげん冷蔵庫買い換えなくちゃと
ビッグカメラに行ったところ、ちょうど先日気になってた
Romancing SaGa発売日で、プレステ2ごと購入してしまい、
そのまま、ずーーーっとずーーーーっと、やってました。

RPGやるのは、多分、7〜8年ぶりぐらい。
方向感覚がない私は、プレステ全盛になってからの
3Dダンジョンが全く理解できなくって諦めていて。
道を歩いていて、フラッと店に入ってしまうと、
出てきた時点でどちらから歩いてきたか分からなくなる、
なんて重度の方向音痴が、どこ見ても同じような
迷路の中を歩けるわけがないんですよね・・・。
それが、今回は、基本的に、迷路入ってすぐに
宝箱から地図が取れると聞いていたので買ったのに、
地図がある場所にたどりつけなくて激しく迷う(^^;

そんなわけで、同じく発売日に買って始めた、
攻略掲示板仲間たちが攻略時間20時間とかでクリアする中、
40時間以上かかって、まだ終わりが見えない私がいます。
なので、一気に攻略するのは諦めました。ゆっくりやる。
FEだって、攻略には半年かかってるんだもん。
自分のテンポで進めることにします。


ゲームの最中にも、一応、舞台は観ていました。
24日夜と30日夜のレミゼと、28日夜の『Jelousy』。
GWなんてなくって毎日仕事漬けの中、どれぐらい
書けるか分かりませんが、また復活していきます。
今日は、ミニミニネット映画の感想だけ。

岡田マリウスお帰り前日だしと、
ミズノHPに今日から公開のミニ映画見てきました。
『10 minutes diary』なるシリーズVol.4恵の日記。
フィットネスクラブに通っている女の子の日記を、
10分間で表現していくシリーズなんだけれど、
岡田君が出ると分かった時点でVol.3までを見たら
私にとっては当たりと外れ、半々って感じ。
今回はどうかなぁと思ったけど・・・、台本的外れ。

岡田君自体の役も、合コン帰りに女の子の後つけたり、
ちょっとストーカー?って感じはあったけれど、
「あ、きっとこの子、俺の名前も覚えてないな」って
サラッと考えて こだわりなく名乗れちゃった辺りで、
結構 好感度上がった。でも、主役の恵ちゃんがダメ〜。
数人で食事してる時にまで食べ物のカロリー考えて、
鬱入ってるヤツって、私の最も嫌いなタイプだもん。

1人なら「昼が脂っこかったから、揚げ物やめて
焼き魚かなー」とか「お土産のチョコがっついたから、
夜のデザートは諦めとくべきかな」とか考えるけど、
つきあいの合コンとはいえ、皆で食事してる場で、
そんなこと考えるようなヤツは、大っ嫌いじゃー!

彼女の、「授業中にお腹が痛くなっても、
手を上げて『保健室行っていいですか』とか言うのは
目立ってもいい子がやることだから私には無理」
という考え方も、割と理解しがたい考え方だったし、
そんな変な女が気に入ったという岡田君の役にも、
いまいち共感できないまま終了。ちょっと残念。
岡田君の「理解してくれる笑顔のお兄さん」部分しか
出てなかったのも、やっぱり勿体ないなぁと感じたし。

でも、10分じゃ仕方ないか。
岡田君不足の日々に新しい映像を見せてくれたことに
感謝して、岡田マリ&東山アンジョ復活を心待ちにします。



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