蛍桜

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香川へ帰るの巻

そろそろおなかも頃合いになって来たので
香川へ帰省します

香川帰ったらうどんいっぱい食べるんだー!!



思えば、香川を出て、神奈川にやってきたとき、
心のどこかで
「過去を捨てる」
と思った

香川に関わり続けたい人なんてそんなにいなくて
なんなら黒歴史だらけで
お別れしたい人がたくさんいた

高校時代の友達とは
もう関わりたくなくて
神奈川に出てくることも伝えなかった

そもそも誰かに伝えた記憶がない


今でも同じ気持ちで
香川で会いたい友達もそんなに居なくて

なんなら、香川から離れて分かったことだけど
私が香川に縋る理由って
ほとんど何もなかった

家族とか、親とか、そういうのが気がかりだっただけで
それ以外の要因で
私を引き止めるものって、なかった


香川にいるときは
東京へ行った人がすごいと思っていた
東京から戻ってきた人が職場にいたけど
別世界を体験してきたんだな、と素直に思っていた

だけど移住して1年もたたないうちに
住んでしまえばどこも一緒なんだなと気付いた

別に素晴らしい世界じゃなかった
別に特別な世界じゃなかった

だけど、もちろん、香川にいるだけじゃ
体験できないことを体験できる場所ではあった

でも予想以上にキラキラしている場所ではなかった

観光地も近いし
電車使えばどこでも行けるし
テレビはいつでも関東中心だし

そりゃ、すごい場所ではあるのだけど
住んでしまって、それが普通になると、
それはすごい場所ではなくなった

今の私にとっては、香川がすごい場所


香川にいるだけじゃ
視野は広がらないと思った

それは正しかった

行ってみないと分からないこと
住んでみないと分からないこと
たくさんあるから


だけど、やっぱり香川は素敵だと思った
というよりも、
生まれ育った場所って、やっぱり素敵なんだ
これはどれだけ移住しても変わらない
20数年過ごした場所って
やっぱり、すごい

なんとなくで道が分かる
なんとなくで病院の評判とか
お店の評判とかが流れてきて知っている
自分の中のお気に入りのお店があって
イタリアンならここ、
ハンバーグならここ、
あそこにおいしそうなお店があった、
今度行ってみよう!
っていうデータベースがたくさん詰まってる場所

そういったデータベースは
数年住んだだけじゃ培われなくて
20数年何気なく過ごしてただけだけど
身についていたものだった

香川に帰ったら
「今度、あそこに行ってみよう!」
と思ってて行けなかった場所へ行ってみたい

香川にいるときはいつでも行けると思ってたけど
もう、そうじゃないから

専門学校の近くにあった、ハンバーグ屋さん
手ごねって書いてたなーおいしそうだったなー

屋島のほうにあった、オムライス屋さん
外見が怪しいけど
オムライス専門で昼しか空いてないらしい
食べてみたいなー



おいしいチャーハンを食べるならあそこ、
っていうこの感覚が
まだ神奈川の私にはない
だからまだそんなに神奈川に愛着がないのかもしれない

神奈川で20数年過ごしたら変わるだろうか

多分、子供が出来て
地域になじむ必要性が出てきて
他者との交流が増えたら、また変わるんだろう

それがちょっとめんどくさい気もするし
楽しみな気もする

とりあえずは、久しぶりの香川ライフ、楽しむ!!

誰にも遭遇しませんよーに
2013年08月27日(火)

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