蛍桜 |
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むかしばなしのおわりのあと |
私は愚かだ 少しでも言葉を交わしたくて 意味不明なことを言い出す たまには無神経なことでも きっかけになるならやった そのたびに冷たい返事が返ってきて 「また繋がりたい」 っていう願いは私だけのものだと知った 繋がろうと思ってやってきたこと全部 相手を苦しめていたんだと やっと気づいたころには もう手が届かない 苦しんでいたのはお互いだった どうにかして、離れようとしたのもお互いだった 絆なんて、バカなこと言って、 美化しようとしてたけど、 お互い苦しくて、離れることを選んだ 絆なんてもの、なかった って、否定する勇気もなかった 多分、美化しなきゃやっていけなかった 自分の愚かさやひどさ、 どれだけ相手を傷つけたか、 どれだけ相手の言葉が聞こえないふりをしたか、 そういうの全部見えなくして 「大切な人だった」 で終わらせればそれだけでよかった 私はいつも自分勝手だった その分、相手も自分勝手だった 何も捨てられないのは私も一緒 あーー、 忘れられたらどれだけいいのか もう、過去だったって、 十分すぎるほど気づいているわけで 未練とかそういうのじゃないけど 大切に育てすぎてて しかもそれが美化しすぎてるだけだって気づいて 相手は捨ててほしいと言っていて 私はそう言いながらも絶対捨てないと思っていて 愛とか恋とはまた別の次元のお話で 何年か経てば、自然と自分の中に馴染む出来事に なるんだろうと信じていたのに 最後のお別れをしてから もう何年経ったのだろう 一緒に居た時間よりも、長いはずなのに ねぇ、ほんとにいいの? 忘れてもいいの? 自分の道を歩いてるの? もう忘れてくれてるの? もう私のことなんかどうでもいいの? 関わることさえいやなの? 話をするだけでもだめなの? ただの友達として存在しているだけでもだめなの? 全部、相手に問いかけたいと思っていても 逆に自分へ問いかけたとき、 それは全て答えがない いつも私は自分勝手で 自分では決めれないことを 誰かに決めてもらおうとした 自分では何も決めれないから いつも何も知らないふりをした 問いかけられた言葉に 穴を探して逃げた 逃げ続けて 多分まだ受け止められていない あなたが言ってくれた言葉 全部、本当だと思って受け止めていない 多分、これが答え 一生、受け止められない その事実が辛くて、 あんなにも全力を注いで 私に言葉を与えてくれたのに 私に居場所を作ろうとしてくれたのに 自分の一部にできなくて だからこそ、消化もできなくて でも、ただ言えるのは 「出会わないほうがよかった」 なんて思うことは一生ないってこと それに関しては、もう、感謝する 何に感謝してるのか分からないけど そう思える出会いに感謝する だけど、なんか足りないんだよなーって いつも感じている ただそれをぶつけちゃうと またふたりとも歩けなくなっちゃうから がんばって前を向いてるんだ いまさらだけどさ、 なんで傍にいないんだろうね なんか覚えてないんだよね その時その時が一生懸命で 私は答えを出さないようにがんばっていて 答えを出したらそこで終わってしまうから なんとかしてたはずなのに 多分、どこかで答えを作ってしまって で、その後どうなったのか 覚えてないんだ 一度はお別れしたものの また連絡を取ったんだっけ だけど疎遠になったんだっけ その理由ってなんだっけ 覚えてないっていうのは どういうことなんだろう 近づいたり離れたりしすぎて 分からなくなった 時間系列とか、気持ちの順番とか、いろいろ まあ、いいんだけどね たまにこうやって吐き出す自分が なんとなくかっこ悪くて たまにどうしても思い出してしまう自分が 前に進めていない気がして しかもこれが、 私だけだったなら、 それはもう恥ずかしすぎて、 いつまでも私だけが取り残されていて、 バカだな、 本気にしてんのか? なんて言われた日には 自分の愚かさで死ねそう だけど今ここにある結果は 何かがあって訪れた結果であることは間違いがないから 私はどうにか成長しなくちゃいけない どこに向かっていけばいいのかは分からないけど 4年前に比べると、見違えるほどに成長はしているけど、 多分、必要なところは成長できていないんだろう できていたら、こんなこと、 書くはずないもん 悟りを開いているふりをしていたあのころ 未来なんて暗いと思っていたし 何も信じていなかった 恋とか愛とかも必要なかったし いつか終わりあるものだと思っていた 恋とか愛とかでもない別次元のお話だったのに この物語に終わりがあったっていうのも事実で じゃあ何をはじめればいいだろうね |
2011年11月26日(土) |
仕事人間 |
今の会社、 っていうと、いろいろと違うのだけど、 2008年10月から働いている今の現場、のことを 改めて考えてみた 今度、私の会社から この現場に一人後輩がやってくる 私は後輩とか苦手で、 嫌われたくないっていう気持ちがたくさん出てきてしまって うまく叱れないのに そのくせ不機嫌な態度をとったりしそうな自分がいやで 一人で仕事してるほうが好きだった だけどまぁ、現実的にはくる 最初は私のおせっかい要素で いろいろ世話をしたり、手を差し伸べる まさに今その段階で 社会人になってはじめての現場で、 不安要素いっぱいの後輩の不安要素を取り除く作業をしている で、 私がこの会社に始めて来た日のことを思い出していた 2008年の10月に書いた日記を読み返して 初心を思い出した 今の現場はかなり好きで 3年も続いているなんて信じられない 人生の中で一番長くいる会社だから、愛着もある 2008年10月の私は、 愛着はないにしろ 今私が感じているのと同じことを感じているようだった あれから一年半後くらいに 現場の正社員にならないか、と声をかけられ 2年後ぐらいに やっぱり正社員にはしてあげれないけど いい会社を紹介してあげるよ、と言ってもらい その会社に入社 そして今 その会社に勤務2年目になった私が必要とされている こういうのは想像もしなかったな〜ってね 私は結構タイミングがいい人生のようで 仕事に関してはなんかおもしろい人生 これからどうなるのかなーって 考えてたら 後輩の将来はどうなるのかなーって 考えなきゃいけないなって ちょっと思った |
2011年11月09日(水) |
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