2004年07月04日(日) |
関東クラブユース選手権・第9位決定戦/ 第3位決定戦 (波崎町若松緑地) |
前日に引き続き、波崎へ向かう。 さすがに11:00からの第一試合はパス。11:10東京駅発の高速バスに乗り込む。 波崎工業団地13:09着。若松緑地のサブグラウンドはすぐ目の前で、すでに第二試合の横浜F・Mユース−鹿島ユース戦が始まったところ。
川崎U-18の第9代表決定戦はこのサブグラウンドで行われるので、少し離れた所にあるメイン競技場へ少し歩く。波崎は風が強い所なのか、風力発電の風車も。 メイン競技場は陸上競技場になっていて、立派なスタンドも・・・・と思ったら裏の方は作りかけかよ。確か数年前に茨城県でインターハイが行われた時の会場だった記憶があるのだが。
この競技場で行われているのは3・4位決定戦の東京Vユース−FC東京U-18戦。こんなとこで東京ダービー・・・。
先発(詳細はJ'Linksさんを参照してください): <東京V> −−−7−−−−8−−− −20−−−−−−−10− −−−−6−−−2−−−− −29−−4−−25−−19− −−−−−−1−−−−−− <FC東京> −−−9−−15−−− −11−−−−−−−7− −−−30−−−5−−− −14−−2−−24−−3− −−−−−21−−−−−
試合は、関東プリンスリーグで好調だったヴェルディが優勢かと思っていたのだが、予想に反してFC東京の一方的なペース。ほとんどハーフコートマッチで時折ヴェルディがカウンターを見せるという展開で進んだが、90分を終えて決着つかず。 個人的にお気に入りの、ヴェルディ10番・弦巻も見せ場無く途中交代。 PK戦へともつれたが、最後まで見てしまうと、15時からの川崎U-18の試合に間に合わなくなってしまう為、競技場を後にする。 なお、PK戦は7人目までもつれ込み、ヴェルディが勝利した模様。
で、サブグラウンド。ここはホントに「グランド」だけでスタンドなんて物は無い。低めのフェンスにもたれて観戦。
先発メンバー: <川崎> −−−−−−都倉(3)−−−−落合(2)−−−−−− −−木村(2)−−−−−−−−−−−−高山(1)−− −−−−−−岩田(3)* −−−山田(2)−−−−−− −斉藤(3)−−石井(3)−−榎本(3)−−安藤(3)− −−−−−−−−−−引地(3)−−−−−−−−−−
<三菱養和> −−−14−−10−−− −7−−−−−−−12− −−−6 −−−5−−− −9−−15−−3−−2− −−−−−1−−−−−
キックオフ直後はお互いに慎重な滑り出しだったが徐々に川崎がペースを掴み、前半15分にPA右横でFKを獲得。木村が蹴ったボールは相手GKが弾くも、選手に当りファーにいた石井の足元へコボレる。石井は落ち着いてゴールに蹴り込み、川崎先制。 さらに23分には左CKからのボールが再びファーにいた石井の頭にドンピシャ。2-0。一次予選の鹿島戦の再現の様なゴール。 俄然勢いづいた川崎は怒涛の攻めを見せるも、追加点を奪えず。この時間帯で3点目が入っていればもっと楽な展開になっていたと思うのだが、逆に37分に養和の7番佐藤がドリブルで岩田を振り切ると川崎DFの間を突破し、PAに進入。落ち着いてゴールを決め、2-1。 このスーパープレーで養和に再び勢いが復活。後半開始早々に左からのアーリークロスに10番米山がヘッドで合わせてゲームを振り出しに戻す。 その後は文字通り死闘。 同点となった直後から後半20分過ぎまでは養和の時間で、そのまま逆転するかというような勢いだったが、キャプテン岩田が決定的なシュートを捨て身のタックルやGK引地のスーパーセーブで得点を許さない。 川崎も劣勢の中、18分には途中出場の佐藤佳がミドルシュートを放つ。決まったかと思われたがボールはバーを直撃。地面にバウンドするがゴールインならず。 後半25分を過ぎるとようやく川崎がペースを掴み、30分にはDFのクリアミスを拾った佐藤佳がシュートを放つが、体を投げ出してきた相手GKに阻まれる。 結局90分を終了しても決着が着かず、規定により延長戦は行わずPK戦へ。
PK戦: 川崎 都倉○ 落合○ 佐藤佳○ 安藤○ 養和 6番○ 3番× 10番○ 2番×
川崎は4人が全員決めたが、養和の二人目のシュートはGK引地がセーブ。 最後は養和2番のシュートが左ポストの根本を直撃。大きく外側に跳ね返ると、川崎側は大歓声に包まれた。
川崎U-18は2年連続で第9代表決定戦を勝ち抜き、3年連続3回目の全国大会出場。 共に勝ちたい気持ちと実力を出し切った良い試合だった。 勝負とはいえ、本当に両チームとも全国大会へ行かせてあげたいと思わせる内容だった。
帰りの高速バスは19時半まで2時間半待ち。(泣) 周囲にはセブンイレブンくらいしか店も無い場所だし、昨日の会場と違って銚子からは離れた場所なので、そちらへ行くことも出来ず。車が無いとここは文字通り陸の孤島。仕方なく、利根川を渡り対岸のJR下総橘駅を目指す。 歩くこと1時間半、無人駅の下総橘駅に到着。20分待って成田経由の電車に乗り込む。車内でヱビスビールで祝杯をあげた。
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