思うこと
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2008年04月29日(火) Good Job

話題
>中国の軍事物資輸送船、荷揚げ拒否―南アフリカ

その後、ほかの港でも荷揚げを拒否され、現在、武器運搬船は中国に引き返している途中とのことです。まさにGood Jobです。
ちなみに、この海運会社(中国COSCO社)、横浜あたりでしばしば見かけますが、まさか死の商人でもあったとはしりませんでした。

大きなコンテナトラックのコンテナの側面に「COSCO」と大書きされていますので、横浜にでも来た時には一度道路を走っている大型コンテナトラックに注目してみて下さい。


2008年04月24日(木) 10億総憂国騎士団

話題
>米でチベット旗振った中国人女子留学生、ネット上で「売国奴」扱い―中国

まるで10億総憂国騎士団ですね。
ちなみに「憂国騎士団」っていうのは、田中芳樹の未来歴史小説「銀河英雄伝説」に出てくる政治結社です。そんな団体知らないよっていう人は、一度検索でもしてみてください。

「銀河英雄伝説」に出てくる未来の国家「自由惑星同盟」は中華人民共和国の皮肉が込められているような気がします。

「長征一万光年」があったり、首都に建国者の巨大な銅像が聳えていたり、デモ隊に発砲して民衆を虐殺してみたり、覆面をした怪しげな男達が「憂国」「愛国」の名の下に、自由な言論を力ずくで封じ込めていたりと・・・。


2008年04月22日(火) 卑怯な奴等

話題
>マレーシアで行なわれた北京五輪聖火リレーで、
>チベット旗を掲げた邦人が、中国系住民ともみ合い保護された。

幼な子を連れた、たった3人の家族に対し、
100人がかりで襲い掛かるという行為自体が卑怯だ。
激しい憤りを覚える。

数の力にものを言わせ、弱者を痛めつける。
この100人の行動そのものが、
中華政府のやり方を生き写しにしている。


2008年04月21日(月) 現代のマリーアントワネット

話題
>北京五輪聖火リレーの車椅子の走者

フランスで、「車椅子天使」の聖火リレー走者が、チベット支持者から「妨害を受けている」の画像、私も見ましたよ。

で、思ったのは、チベットの旗を持った人々が、これだけ必死で訴えているのに、この女、何も感じていないのか?という思い。何かに例えるとすると、ちょうど、王宮の外ではパンを求める民衆が必死で訴えているのに対し、「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」と言い放ったマリー・アントワネットの無知と無理解。きっとマリー・アントワネットも民衆を前にしてあんな表情をしたんだろうな。

人々の、これだけの必死の訴えを前にして何も感じない彼女の人格が本物だとしたら、そのことに哀れみを感じる。

それに、最後の一名を除いては、直接彼女を妨害していない。
しかもその一名は、漢民族がチベット人に扮しての「自作自演」という疑いが指摘されているし。ほかは路上に飛び出してチベットの旗を広げたりしてのデモンストレーションであり、直接彼女に危害を加えようという感じではなかた。


2008年04月19日(土) 聖火巡幸

話題
>2008年4月17日、中国外交部の姜瑜報道官は定例記者会見で、
>「聖火リレーを護衛するのは、五輪の慣例。国際オリンピック委員会
>(IOC)からも100%の承認を得ている」と中国が各地に派遣している
>「聖火防衛隊」についてコメントした。中国新聞ネットが伝えた。

今回の聖火リレーと極めて良く似たイベントが、古代中国で行なわれました。
その名は始皇帝による「天下巡幸」。

運ばれたのは聖火ではなく、中華の象徴たる皇帝。
天下統一の掛け声のもとに滅ぼされた国々に、皇帝の威光を知らしめるという一大政治イベントでした。

皇帝の乗った温涼車(温も涼も正しくは、さんずいではなく車へん。)を護衛するのは、慣例というか当然。始皇帝に恨みを持った民衆にいつ襲われてもおかしくないから。

北京政府が聖火のエベレスト登頂にこだわるのも始皇帝の巡幸を思い出せば納得がいく。
始皇帝は、古代中国で聖なる山とされた泰山(山東省にある)を始めとした山で儀式を行ないました。なお、当たり前ですが、当時エベレストは秦の領域に含まれてはいません。

なお、始皇帝は巡幸の途中で病没。皇帝の遺体を乗せた車は、そのまま何事もなかったかのように中国各地を巡りつづけ、人民に真実が知らされることはありませんでした。

イベントを続けることに意味がなくなってしまう程の深刻なトラブルに見舞われても、意地でもやり遂げようとする点でもそっくりだと思いませんか?


2008年04月17日(木) 「ひとつのドイツ」を理解して!ヒトラーがズデーデン問題アピール

話題

>各国を「巡幸」中の中華リレーで、現地の中国サポーターがしきりに、
one China(ひとつの中国)を連呼しているのが聞こえます。きっと長野でも言うつもりなのでしょう。

ところで、「ひとつの国」を合言葉にした独裁者が20世紀前半のドイツにいましたね。ヒトラーです。

彼は「ひとつのドイツ」を掲げ、まずは、同じドイツ語を話すけれど、それまでドイツとは別の国だった「オーストリア」を併合しました。その次に、チェコスロバキア(現在のチェコ及びスロバキア)を恫喝して、ズデーデン地方(ドイツと国境を接し、チェコ人よりもドイツ系住民が多く住む地方でした。)をドイツに編入しました。さらにそれだけでは満足せず、(ズデーデン地方ほどではないけど、チェコ本国にも少なからずドイツ人が当時住んでいたという理由をつけて、)チェコスロバキア本国をも併合しました。(NHK「映像の世紀第4週 ヒトラーの野望」を観るとそこらへんがよく分かります。特に、国を失ったチェコスロバキアの民衆が広場で慟哭する映像は涙なしには観られませんし、チベット人による五輪聖火抗議行動の映像とだぶります。)その後、もうひとりの独裁者、ソ連のスターリンと意気投合して、ポーランドを東西に分割占領する密約を結び(ポーランドのドイツ寄りの地方は、第一次世界大戦でドイツが敗戦するまで、ドイツ領だったこともあり、ドイツ人がいました。)、こうしてヒトラーは、ポーランドの西半分を支配することになります。すべて「ひとつのドイツ」の名の下に。


2008年04月16日(水) 文化的虐殺とは

 文化的虐殺とは具体的に何かと言われても、日本人はピンとこないことだろう。その最も最たるものは相手の言語を奪うこと。白豪主義下のオーストラリアで行なわれた、アボリジニに対してのものが、最も徹底していて有名。子供が生まれて乳離れする頃、両親のもとから引き剥がし、英語を話す白人に引き取らせる。義務教育を終えるまで両親から隔離してしまうと、もはや英語しか喋れなくなる。年長者から年少者へと伝えられる筈だった諸々の文化が、意思疎通がままならないことにより伝わらなくなり、文化がそっくり断絶。

 ダラムサラに亡命してくるチベット人の子供は最近は中国語しか喋れない子が増えてきたということを嘆く文章が、亡命政府のホームページに載っていましたよ。

 あまりに残酷で見るにたえないんだけど、手っ取り早く知りたい人は
「仏教を信仰している民族が “大華国” に弾圧されているという設定の漫画」という検索キーワードで検索してくれ。ようつべ動画でも見れる。
勿論タダだ。


2008年04月10日(木) 中華大本営放送ここに極まれり

話題
>「聖火リレーの火は一度たりとも消されていない」―中国外交部

拝啓 北京政府殿

うそはだんだん膨れ上がっていきます。
ついには隠し通せなくなって破綻します。そのときが北京政府が崩壊するときです。
戦前の日本と同じ道を辿ることになりますよ。


2008年04月09日(水) 戦時中の日本を見ているようだ

話題
「偉大な祖国」「西側の治安に疑問」度重なる妨害に国民は怒り沸騰―中国

中国政府の大本営発表を聞かされていれば「人民」の考え方がかたよってしまうのもおかしくないなと思う。

中国は日本に対し、ことあるごとに歴史歴史と言うけれど、
中国の方こそ、日本の、特に第一次世界大戦後、「列強」のひとつにのし上がって驕り昂ぶって道を誤った、敗戦までの日本の歴史に学ぶべきだと思う。
是非中国当局には、戦前の日本軍の大本営発表について学んでほしい。


2008年04月08日(火) 奇妙な中華大本営発表

話題
>中国、ロンドン聖火リレーでの抗議は「恥ずべき」と非難

>新華社は、北京五輪組織委員会(BOCOG)のスポークスマンは今回の抗議行動を強く非難していると報道。「聖火リレーを妨害しようとした『チベット独立派』の活動家の恥ずべき悪事については、多くのロンドンの住民も憤りを示した」としている。

ちょっと違うんですけど。
ロンドンの住民の憤りは北京政府の恥ずべき悪事に対して向けられているんですが・・・。


2008年04月02日(水) 中国に隣接する弱小国の悲哀

話題
>チベット難民が抗議デモ、260人拘束…ネパール

ネパールでは「毛派」(「マオイスト」とも)と呼ばれる、いわゆる毛沢東主義派が強い影響力を握っています。拘束は本当にネパール国民の意思なんでしょうか?国民の大多数はチベットからの亡命者に同情的で、チベットの次は俺達なのではないかと、ネパールに忍び寄る中国の影に戦々恐々としているのではないでしょうか?(確かなことはわかりませんので憶測です。)

もうネパールは完全に、「中国に隣接する哀しい弱小国」の代表になってしまっていますね。まるで清代の朝鮮のように・・・。国家の立地条件というものは変えようがないだけ残酷です。


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