蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2002年01月31日(木) 瞳にやさしく

最近、すごく目が疲れる。
あんまりひどくなると、目のしたにクマが・・・。

でも、パソコンを使わない生活なんて考えられないし、
本を読まないなんて、人生を放棄しているとしか思えない、
というのは言い過ぎかもしれないけれど、
やめられないことには変わりないわけで。

だから、文字をおっきく、色も濃いめにしました。
いかがですか?
新しい「蜜白玉のひとりごと」は。

ついでに、ブルーベリーも食べておけば、
怖いものなしだ。


2002年01月26日(土) 結婚話はつづく

同級生が3月に結婚するという。
彼女は大学時代の友人で、今でもときどき私の職場に遊びに来てくれる。
こういう話はひとつ出ると、次から次へと続くものなのだろうか。
この前も、女友達(29歳)の話をしたばかりだ。

こうやってみんなどんどん結婚していくのだろうなあ、なんてボーっと考える。
卒業と同時に結婚して、遠くへ行ってしまった人もいた。
友達を奪われるようで、友人の結婚というのはあんまりおもしろくない。
素直に喜んであげられない自分は幼稚だとも思う。

うちのおばあちゃんは、「いい人が見つかったら早く結婚しなさいよ!」が口癖なのだが、
言われるたびに私は、「うーん、そうだねえ・・・」と生返事をする。
真面目に返事をしていたら、見合い写真を送られかねない。
もう少し、のんびりさせてください。


2002年01月25日(金) かえるのこはかえる

父と母と私の三人で夜中までしこたま飲んだ。
ワインワインワイン。
体中の血液がワインと入れ替わるんじゃないかと思うくらい飲んだ。
私は、(あえて言う必要もないかもしれないけれど)お酒が好きで、
それも家で飲むのが好きだ。
一人で飲むときもあれば、家族と一緒に飲むときもある。

お酒好きの二人から生まれた私なのだから、飲めないわけがなく、
父も「男だろうが女だろうが、ちゃんと飲める子に育てよう(?)と思っていた」と言っている。
ちゃんと飲めるというのは、量の問題ではなくて、
お酒と料理に礼儀正しく、外で飲んでも恥ずかしくないように、ということ。

おいしいお酒とおいしい料理を最後まで楽しく味わう。
そのためには、自分の限界を知っていなくてはならない。
だから私はときどき自分の限界を確認するべく、いつもよりも多めに飲んでみる。もちろん家で。

今日のワインでは、すぐに酔っぱらってしまった。
以前に比べると少し弱くなったのかもしれない。
おやおや、昔は「ざるざる・・・」なんて言われていたのに、
情けないやら悲しいやら。


2002年01月24日(木) 結婚とはなんぞや

いくら考えたって、未来のことなんて誰にも何にもわからない。
10年後、自分がどんな風になっているかわからないのと同じくらい、
もしくはそれ以上に、他人の10年後などわかるわけがない。
想像するだけムダムダ。

女友達(29歳)が、8年間(!)付き合っている彼から結婚して欲しいと言われたそうだ。
普通(かどうか知らないが)、
付き合っている人から結婚してくれと言われればうれしいはずなのに、
私はそれを聞いてちょっとひいた、と彼女は言う。
別に彼のことが嫌いとかじゃないし、
きっとうまくやっていけると思うんだけど・・・という感じで、
なんだか煮え切らない。

ふたりしてカツ丼を食べながら、結婚とはなんぞや、とか、
結婚と同棲は違うよね?とか、そういう話をした。
私は彼女を質問攻めにして、さんざんのろけられた挙句わかったことは、
本当にこの人でいいのかな、という漠然とした疑問?不安?

この先ずっと一緒にいることになるわけだし、
本当にこの人でいいのかわからない。
そりゃあ、私にもわからない。
この人でよかった、という結論はいつになったら出せるものなんだろうねえ。
死ぬ時?それはまた遠い話で・・・。
それよりも、一瞬一瞬の積み重ねで十分だと思うけどな。


2002年01月23日(水) ファム・ファタル

あんたのせいで俺の人生めちゃくちゃだ!

今日、こんなことを言われてしまった。冗談でなくて、結構本気で。
びっくりしたし、しばらくして、なんのこっちゃ、とも思った。

くさいセリフだよ、まったく。
言いがかりもいいところだ。
私はその人に、これと言って何もしていないし、
特別なことは何も言っていない。

それでも、その人は私の何かが気に入らないらしく、
しかも親には家を追い出され、学費も自分で払えと言われ、
好きだった女の子二人にも相次いでフラれ、
なんだか落ちこんでいるらしいのだ。
その全ての原因が私にあると言う。ええっ?!

言いがかりだとは思うけれど、わかっているけど、
それでも腹が立つし、嫌な気分になる。
なんとかなりませんか、その思い込み・・・。


2002年01月21日(月) 以下の質問に答えよ

   Yes or No?

  ◆自分より不幸な人には優しくなれる
  ◇立ち止まる暇も無い多忙な日常が、心地よい
  ◆友達よりも行きずりの誰かに、素直になれる
  ◇「誰かのため」を言い訳に、自分に嘘をつく
  ◆誰かの腕の中より、雑踏にまぎれて泣くことが多い

   Yes or No?

仕事の前に映画を観に行くなんて、
自分が全然ちゃんとした仕事をしていないということを今さらながら思い知らされるようで、
心がキシキシする。みんなは今頃ちゃんと働いてるのになあ、と
同い年の友達のことを考える。

『彼女を見ればわかること』を観た。5人の女性、それぞれの話。

カシミアティッシュで肌をなでられるような、ごく軽いさびしさと悲しさ。
ネガティブな気持ちって重たいはずなのに、それが全然重たくなくて、
人生、こういうこともあるのねえ、くらい。
ちょっと肩透かしな感じもあるけれど、でも、重たいのは嫌だから、
これくらいでちょうどいい。


2002年01月18日(金) つながり

電車の中で本を読んでいて、
自分の髪型の変遷を男がらみで思い出すことについて云々というところがあり、
思わず吹き出しそうになった。
電車の中だけに、笑いをこらえるのに一苦労した。
それはこういうこと。

・・・長かったのを切った、というんなら、これはやっぱり失恋かなって、あたしたちの世代の女は考えるのよお。(中略)切るのは、男から離れる時、伸ばすのは、男と接近する時である、ということに、確かな法則性があることは、姉が女子高校の先生をしていた経験からも、確実性があると言っていたと断言するから、そうかなあ、しかし、男とヘア・スタイルは関係ないですよ、と、また言うと、そうかしら?よく考えてごらんなさいよ、と、うながされてしまい、そんなこと急に言われたって、(中略)自分のヘア・スタイルの変遷―三十年ものだ―なんか、すぐには思い出せないし、ましてや、それを男がらみで想起しろなんて言われても、ぴんと来ることなんかありませんよお・・・

『彼女(たち)について私の知っている二、三の事柄』 金井美恵子・著(朝日新聞社)より

昨日、髪を切った話をしたばかりだったので、奇遇というかなんというか。
世の中って、ふとしたところでつながる、おもしろいほどに。

夜は『噂の娘』刊行記念の講演会にでかける予定だったので、
気分を盛り上げるために彼女の本を読んでいたのだ。
年末からずっと金井美恵子ばかり読んでいて、
こんなにおもしろい話を書く人は一体どんな人なんだろう、
話のセンテンスもやっぱり文章と同じで長いのかな、きっとそうなんだろうな、
などと勝手に思っていた。

金井さんは小柄でさばさばした感じの人だった。
そして、毒舌。
これが気持ちよくて、気持ちよくて。
他人の悪口なんだけど、意地悪く聞こえないのはなぜだろう。
あまりにもあっけらかんとしているからか。


2002年01月17日(木) 大人の色香?

ちょっとだけ髪を切った。
そして、「さらっとストレート」にした。
肩より長い髪なんて、もう何年ぶりだろう。
大学時代の友人は、長い髪の私を知らない。

大学2年の11月、思いきってショートカットにした。
それまでは肩につくかつかないかのあたりをウロウロ。
別に失恋したとかいうわけじゃなくて、いつもと違うことがしたかっただけなのだが、
短い髪はなかなか好評で、しばらく病みつきになった。
シャンプーするのも楽だし、乾くのも早い。

おもしろいのは、髪形が変わると行動までも変わってしまうこと。
髪が短くなるとフットワークが軽くなって、
階段なんて一段とばしで駆けあがってしまう。
気持ちもよく言えば「前向き」、悪く言えば「雑」になるし。
それから、よく笑うようになる。私だけ?

それで、長い髪の今はどうかと言うと、
大人の色香を漂わせ、日々、まわりの男のコたちを悩殺させている。

こらっ!そこ!笑わないっ!!


2002年01月13日(日) そのうちわかる

日曜日の夕方はたいてい家にいる。
そして、なんとなく毎週見ているテレビ番組がある。
「課外授業 ようこそ先輩」(NHK総合 18:10〜)だ。

様々な分野で活躍している人が、母校の小学校で、
後輩を相手に2日間の授業をする。
今まで見たなかで印象に残っているのは、
ジャズシンガーの綾戸智絵さん、メジャーリーグの吉井投手など。
今日の放送は、僧侶で芥川賞作家の玄侑宗久さんだった。

子どもたちは、知らない先生が来たりテレビカメラがあったりするせいで、
そわそわ落ち着かない様子だ。
そして、それと同じように、先生も少し照れていたり、緊張していたりする。

普段と全然違う授業、
「音楽」「体育」「国語」という枠にとらわれない自由な授業に、
子どもたちははじめのうちこそ戸惑っているけれど、
そのうちみんな真剣な表情で課題に取り組むようになる。

これが本当にいきいきとしていて楽しそうなのだ。
「子どもの持っている力ってこれだよ、これなんだよなあ」といつも思う。

先生の話はときどき難しい。
「人生とは、・・・」「心っていうのは、・・・」、なんだか哲学的な話になる。
小学生にははっきり言って理解できないかもしれない。
それでも、子どもだから、わからないだろうから、と
手抜きをしたり手加減をしたりしない。
そのときわからなかった話でも、そのうちわかるときがくる。
小学生のうちにそういう話を聞けたというのは、
考えようによってはとても貴重なことだ。
自分だけの辞書が、少し厚くなる。そういう感じ。


2002年01月10日(木) ためらわずに

1月10日は110番の日。
交番の窓には、「ためらわずに、110番!」なんて貼ってあった。
私は110番にかけたことはないし、かける必要にせまられたこともないけれど、
いざとなると、ためらってしまうものなのか?

仕事前に図書館へ行ったが、第2木曜日はお休みで(うっかり忘れていた)、
ぽっかり空いてしまった時間をどうしようか・・・、
そうだ映画を観に行こう!というわけで、『勝手にしやがれ』を観た。
年末の『アメリ』に続いて、耳に心地よく響くフランス語。
(フランス語がラテン語のスラングというのは本当?)
ファッション誌でよく見かけるセシル・カットのジーン・セバーグ、
動いているのは初めて見た。かわいい。

映画館はがらがらで、私の前方に5人、後方に4人?
全部で10人!
女子大生の無遠慮な笑い声と、
おじさんの下品なげっぷが耳障りな平日昼間の映画館。


2002年01月06日(日) ネジをしめる

明日から仕事だ。
休みにも飽きてきたし、そろそろ働いてもいい頃かもしれない。
のびのびとした、いい休みだった。

仕事始めの前日にこんな話を持ち出すのも「年頭の誓い」みたいで、
それこそ長続きしそうにない感じがするが、それでもいい機会なので。

ここ数年、なんでも適当に済ませてしまう癖がついてしまったので、
これからは、ゆるみっぱなしになったネジをもうちょっとしめてみようかと思う。

危機感がないというか、言い訳がうまくなったというか。
私の周囲には、日頃から逃げ道があっちこっちに作られていて、
都合が悪くなるといつでも逃げられるようになっている。
楽は楽だけど、だらしがないなあ、と少しばかり反省。

バカみたいに真摯に、潔く、そんな風に振舞えるのもきっと今のうち。


2002年01月04日(金) 通過点

今年の目標「1時間早く起きる」に関して。
とりあえず、三日坊主はまぬがれた。拍手!

夕方、家のベランダから見える公園で、小学生の男の子たちが火遊びをしていた。
「やってるなあ・・・」とは思っていたのだが、放っておいた。
しばらくすると煙がもくもく。
運の悪いことに、遠くから消防車のサイレンの音が聞こえた。
少年たちはあわてて、消火活動もそこそこに、
自転車に乗って逃げて行ってしまった。
自分たちが、通報されたと勘違いしたみたいだった。

そのあと、それぞれの家で様子をうかがっていた近所の人たちが数人、
バケツを持って出てきた。
火は10分くらいで完全に消えた。

火は消えたけれど、私はなんだか釈然としなかった。
火遊びをしていることに気がついた時点で、すぐに注意するべきだったのか。
おもむろにバケツを持って行って、「一緒に消すよ」って、
言ってあげるべきだったのか。

でも、私はそうしなかった。
「子どもはいたずらをするもの」で、
「今が彼らにとっての“いたずらのやり時”なんだろうな」と思った。
大変なことにならないように、一応見ていてあげよう。

もう子どもじゃない私は、彼らになんて言ってあげたらよかったのだろう。


2002年01月03日(木) 初詣

みなさま、あけましておめでとうございます。
今年も、素晴らしい年になりますように。

さてさて元日のこと、ちょっと山奥へ初詣にでかけた。
駅で待ち合わせたのはよかったのだが、約束の時間を過ぎても、
相方はなかなか来ない。

山奥だから喫茶店なんてものはないし、正月だから駅の売店も開いてなかった。
仕方なく、寒空のした、のんきに「今年の目標」を考えつつ、待つ。

 今年の目標
 ・朝、今までよりも1時間早く起きる
 ・1年で100冊以上、本を読む
 などなど。

そうこうするうちに、見事に遅刻記録を更新して、相方登場。
初詣に行き、お賽銭を奮発し、それから、おみくじを引いた。

 運勢末吉
 待人 おそけれど来る

確かに、「おそけれど」来た。


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