一言だけ言わせてくだされ。
MB書きたい。 マジで。 しかも最初から。
でも、エディタを起動した時、最初に目に入るのが書きかけの『防世界(後編)』で。 ついついそちらをいじってるうちに時間が……。
今日も改稿しているうちに時間が……。 しかも展開が昨日から進んでない。 一行もorz 間の部分に余計な展開を少しいれてたからなんだ、きっと(自己欺瞞)
そんなんで、ちゃんと書いてるよの証拠に『防世界(後編)』から一部抜粋。 ***********
確かに、この場においての酒上はただの異邦人に過ぎない。カノンたちに自分の力が通じなかった事同様、自分の力がトレイルに通じるかどうかわからない。更に、彼らとトレイルの関係にいたってははっきりわかったわけではない。だが、この一触触発の場を作り出した原因が自分の不注意――ここへやって来てしまった事なのであるなら、やはり身を呈してでも、目の前の小さな少女とその従者達を守るべきだと考えたのだ。 「さっきいただいたお茶一杯分の労働は返しておかないと、寝つきが悪いんですよ」 軽いジョークのつもりだったが、トレイルはそれをあからさまにあざ笑った。 「ほんとに君は、ある意味において船長に似てるな。空気の読めないところとか、変に義理堅いところとか、ね。まったく、気持ち悪い。さっさとヒサシ様の為に死んでくれないかな? 君は彼のお気に入りの一人だから、きっと凄く悲しんでくれるよ。『あっちの世界』を壊したくなってくれるかもしれない」 「あいにくと、私の辞書には『死』の変わりに『ラブ』って書いてあるんですよ。そして今、貴方が立っているのは<酒神の舞台>《デュオニュソスのステージ》、つまり『この私の世界』です」 ギュンと、杖を握るトレイルの腕が後方に捻られた。首はその腕の逆方向へ、急激に加わった力で音を立てながら捩じられる。そのまま捻じ切ってしまいそうな勢いで。トレイルの大きな黒色の瞳が、驚愕と痛みと塞がれた気道からの圧迫で飛び出さんばかりに見開かれる。 物理法則すらも支配する酒上の能力が、トレイルの体の<人格波動>を狂わせ、酒上の意のままに動き出したのだ。 「酔え、死ぬまで踊れ!」
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今日はこれでおやすみなさいです。
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