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2006年04月23日(日) 詩を2篇UPしました


■詩を2篇UPしました
藤坂萌子さん発行の「Miel」3号の載せていただいたものをUPしました。ミエルには他にコトバコのスタッフの詩なども載っています。

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■コトバコDX満員御礼!

どうもありがとうございました!

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つたやで半額だったので、ついつい借りすぎました。

■運命を分けたザイル
どういうわけか登山というか、雪山というか、こういうのに弱いんです。とにかく映像がすごかった。最近の映像のすごさっていうのは作りこまれたものが多いのだけど、これはとにかくアンデスの山と空がすごくてくらくらしました。観てるだけなのに、ぜったい死ぬ死ぬ、と手に汗握ってしまいました。

「死のクレパス」という本を元に、実際の関係者の証言が半分、役者が演じている部分が半分という構成で、感触はほとんどドキュメンタリーでした。なによりいいのは、ザイルを切ったほうも切られたほうも健在で、(ザイルを切ったことに対する)外部の批判に対して、お互いに擁護し合っているのがうれしかったです。

実際の問題としては、ザイルを切るかどうかというのは、生きるか死ぬかの選択なので、切らざるを得ないだろうと思います。理屈じゃなくって。

クレパスというのは、氷河の亀裂のことで、何10メートルもぱっくり開いているのですが、ここに骨折した上に落ちて、そこから4日間もかけて這って戻ってきたこの人の精神力と諦めない姿勢にただもううたれました。

■さよなら子供たち
ルイ・マル監督作品です。古い映画だけど、「死刑台のエレベーター」といい、この監督のはなんだか見やすい感じがします。ナチス・ドイツ侵攻下のフランスの寄宿学校で、目の前で友人を連れて行かれたという監督自身の経験をもとに映画化したものだそうです。子供たちの日常が生き生きと描かれていて、批判したいというよりも、その友人と自分の少年時代へ捧げられたものなんだと思いました。でも子供たちの遊び方ってけっこう怖いなーと思いました。それから、口論の内容が非常に文学的(シェイクスピアを叫びながらケンカしたり)で、ちょっと複雑な気分に。。

■レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
面白かったです。この姉弟たちが可愛らしくて、リアクションが常に淡々としているのが非常に好み。映像がよく作りこまれていて、隅々まで抑制が効いていてちゃんとおとぎ話のような雰囲気が出ていてよかったです。ジム・キャリーはジム・キャリーなんですけどね。ぷぷ。特典映像で改めて確認すると、彼のセリフは本当に可笑しいのだけど、劇中で観るとそんなに可笑しくないのがふしぎ。なんていうかはまりすぎ。それからクレジットが最高にすてき。

■不思議惑星キン・ザ・ザ
とうとう観ました。非常にゆるゆるなんですが、だんだん愉快な気分になってくる不思議。好青年風だったゲデバンくんがだんだん壊れていくのにあわせて、こちらもだんだん何かが壊れていく感じが(笑)


2006年04月14日(金)


あしたはコトバコへゴー。

■プロデューサーズ
ミュージカルの映画化ってあんがいと多いですね。記憶に新しいのはやっぱり「シカゴ」で、これは面白かった。あまりの轟音に耳がおかしくなりましたが…。

この作品は、面白かったのだけどいまいち乗り切れず。なぜだろう。よくできているとおもうんですけど。テンションが高すぎるせいかな。いちばんツボにはいったのはエンドロールの歌。ちょっとせつない。しかし、そうはいってもいろいろすごいことになってました。下品とはちょっと違うのだけど、でも品のなさがやっぱりひとつの見所だと思います。げーげー言い過ぎ(笑)。あとはとに重しをつけるのはちょっと(以下略)

ユマ・サーマンの出演作を久しぶりに見た気がします。想像を絶する足の長さでした。彼女のへんな訛りのしゃべりが可愛かったです。公式サイトで経歴を見てきたのですが、両親の経歴がチベット仏教学の教授に精神科医。面白いですね。

■ネバーランド
チャーリーがまだちっちゃいんだなー。ピーター・パンの作者の物語ですが、全体を通してやさしくていねいに描かれていて、しずかな心持ちになりました。このひとたちにとって、本当にこのように世界が見えていたのなら、とてもうれしいことですね。少し前に若冲の石峰寺図という絵を見て、お寺にいるひとたちが歌ったり踊ったりしているのがとてもしあわせそうで、それを思い出しました。ネバーランドというのはたぶん桃源郷なんです。

ケイト・ウィンスレットに対してのツッコミはあえてなしで(笑)。グッバイ・モロッコの時は、甕を投げてましたからね。


2006年04月13日(木)


コトバコきてねー。


■ハイ・アンド・シーク 暗やみのかくれんぼ
この女の子のクマが若いのにすごいんですけど、だいじょうぶですかね。。ダコタ・ファニングの映画ははじめて見たのですが、かわいいですね。もっと危ない感じの女の子かと思ってました。最近見たりする映画は、内容をちゃんと把握していないのが多くて、これはあれとかそれとか出てくる映画化とおもっていたんですけど、なんだかジャンル違いだったみたい。おまけで、もうひとつのエンディングというのが入っていて、ものすごくわくわくして観たのだけど、なんかどっちでもいいような。。

やっぱり先にシックスセンスがあるので、二番煎じの感は否めないなあ。そして腑に落ちない感じも。。ロバート・デ・ニーロのダメパパぷりがいちばん面白かったです。今知りましたが、シャマランはスチュアート・リトルを撮っているのですねえ。この作品大好き。

■インファナル・アフェア3
とうとう観終わりました。前回までの話を結構忘れていて、時系列が上手く把握できなかったのですが、見終わってみるとなんとなくきちんとわかったような気がして、なんだかふしぎな感じ。思えば、2も3も、所詮は1のサイドストーリーであるので、そう考えると最初の作品は完璧だったなあと思います。

2はわたしはあまり乗れなかったのだけど(主人公の男の子達の顔の区別がつかなかったし)、3は面白かったです。新たに登場したふたりのキャラクタが、なんというか、ちょっと漫画的ではあったけど、そこがわたしとしてはよかったな。アンディ・ラウだけが、最後まで硬質に行ってほしかったなあと思うのだけど、まあトニーも死んでるしな。。でも死んだ人たちもみんな出てきて、楽しくまるで同窓会をしているみたいでした。

今回新たに加わったレオン・ライですが、天使の涙のときのかわいい顔をしたひと、というイメージがあったのにいつのまにかこんなに大人になっていて(笑)びっくりしました。ひとりいい声してますね。あとヤン(トニー・レオン)の上司役のひとは、3で激痩せしててちょっとぎょっとしてしまいました。なんか弱そう。。

■真夜中の弥次さん喜多さん
後半萎えたと友達が言っていたのだけど、わたしのテンションは逆で、後半がけっこう面白かったです。冒頭どうしよかと思っていたんで、そりゃあがるって話ですけど、とりあえず女子高生たちが死んでいるのが最高だった(笑)。それと七之助さんが上手で、長瀬はへたっぴ(演技かもしれないけど)で、このバランスが絶妙でした。でもなー、やっぱりマンガの方が面白い。クドカンは考えすぎかつ、作りこみが足りないとおもう。ちょっと入りきれなかったなあ。ざんねん。


2006年04月08日(土)


コトバコ来て下さいませね!


■夢のチョコレート工場
原題はワンカとチョコレート工場なんですねえ。ミュージカルだったことになぜかびっくりしました。わたしのなかでは、もう大人なせいか、ティム・バートンのとあんまり変わらないように感じてしまいました。リメイクにないシーンはやっぱり新鮮で、そこが印象に残りました。子どもたちは昔の方がいいなあ。

■デスノート
読めば読むほどむかつくマンガだなあ。といいつつ、読んでしまうという。。ライトがきらいです。どうやらわたしはジャンルがどうでもとにかく暗いものが嫌いみたいです。

■連理の枝
どういうわけか試写会のチケットが当たったので行って来ました。前半のコメディ部分は面白かったです。主人公の男性とその友人の話だけで2時間作ったなら、ものすごく面白そうなんだけどなあ。よくもまあ飽きもせず同じような話ばかり作れるものです。チェジウ何回死んでるんだろ。なんかいつも死んでいるので、可哀想に思えません。

■ナルニア国物語
ベクトルがぜんぜん違うのに、作り方がロードオブザリングとまったく同じで、ツボがどこにあるのかわかりずらい作品になってました。ただもっとひどいのを想像していたので、結構楽しみました。でももうちょっといろんなキャラクタの萌えシーン(便利な言葉ですな)があったらいいのに。でもいちばんの不満は、エドマンドが悪い子な理由があますところなく説明されていて、なんだか悪い子じゃなくて可愛そうな子どもに見えてしまったのが不満です(笑)。わたしが思うに、エドマンドの性格の悪さは生まれつきなんなんです。ええ。さらにいえば、全部着ぐるみでやってほしかったー!