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2005年09月28日(水)


■シン・シティ
昨日、舞台挨拶を兼ねた試写会があって、なぜかチケットが転がり込んできたので行って来ました。ミッキー・ローク、デヴォン・青木、ブリタニー・マーフィ、原作者のフランク・ミラーの4人が来てました。イライジャ・ウッドを見たかったなあ。でもデヴォン・青木、おにんぎょさんみたいで素敵でした。行ってよかった!

マスコミの写真撮影の時間になると、ブリタニーさんだけが足をクロスしてポーズを決めていたのが印象的でした。服の趣味もちょっとへんだし、映画のなかの方が100倍かわいいよ!とかツッコミ入れつつ、やっぱりアメリカ人はよくわからんです。わたしはどうしてもミッキー・ロークの顔を認識できなくて、今回の映画で覚えようと思っていたら、ますますわからなくなりました。うーむ。あ、あと安室ちゃんが来てました。イメージソングを担当していたんですか。

映画は面白かったです。アングラなアメコミの雰囲気がよく出ていて、キャラクタもみんな活きてました。でもかなりダークなので、女の子にはオススメできません。出てくる女の子はみんな綺麗でかっこいいんですけどねー。生首とかいっぱい出てきました。リアルじゃない方が怖いということもあるかもしれません。それにしてもイライジャがイライジャが(笑)。わたしはロード・オブ・ザ・リングの後の彼がむしろ好きです。




2005年09月25日(日)



映画のところに感想をふたつ書きました。もううろ覚え。

■チャーリーとチョコレート工場
アスパラちゃんのお祝いをかねて、みんなで見てきました。ティム・バートンは本当に丸くなったんだなあと思う。元の作品は知らないんだけど、たぶんここはこうじゃないんだろうなという箇所が幾つか。トラウマなんてそういえばわりと新しい概念だなあと思って、今の映画だなあと思いました。このコンビならエドウッドが好きかなあ。

映画は純粋にウンパ・ルンパの踊りと、様々な映画のパクリと、ジョニー・デップと、少年の家族たちとで、もう本当に楽しかったです。これから原作と、昔の映画を観たいと思います。楽しみ。

そんなこんなで、ご飯やおやつなど食べつつ、なんだかリラックスしてしまうメンバーなのか、またずいぶん口が悪かったなあと反省中。こないだの大事なお友達とのデートでも怒ってたし(笑)。でもわたしは本当に心から、わたしの好きな人には幸せでいて欲しいのです。でも実際わたし以外のひとが幸せかどうかはわたしが決めることじゃないし、わたしががんばることではないんだと思う。わかってはいるんだけど、ああ、はがゆい。

■パイナップルARMY
ずっと前にいただいたものなんですけど(ありがとうございました!)、ちょこちょこ読んでいたので、長く楽しめました。なるほど、本当にマスターキートンの前身という感じで、あの作品の原点がここに!みたいな感じでした。ゴルバチョフが出てきたのには驚き(笑)。ちなみに彼の若い頃の写真を見たことがあるのですけど、かなりの男前でした。驚き。このふたつの作品の共通のテーマは、人生を楽しむこと、生きることの素晴らしさ、なんですよね。ああいい作品だ。で、作品をヨーロッパの豊かな文化(と複雑な社会情勢)が支えていると。


2005年09月23日(金)



先日プラネタリウムに行ってきました。今は昔とプログラムが大きく変わっていて、季節の星座の紹介のあとに、CG番組があって地球外生命体に迫るみたいなものをやっていたのですが、CGになってからすぐに眠ってしまいました。何ひとつ覚えていないという。東京の汚い空ばかり見て育っているので、宇宙人より綺麗な星空の方がうれしいことがよくわかりました。

秋の星は一等星がひとつしかないそうで、やっぱり星空は冬がいいですね。冬になったらまた行こう。それから山羊座のヤギは、下半身が魚だというのを初めて知りました。がーん、神話読み直さなきゃ。。

■バネッサ・パラディ http://www.avvp.jp/
公式サイトができました。予告を観てノックアウトされました。宇宙人がすてきすぎる。。観に行かなきゃ。わたしのなかでは何故かバネッサ・パラディというひとは妙にツボで、彼女の笑った顔はクリスティーナ・リッチのおでこぐらいインパクトがある。

■「家守綺譚」梨木香歩
図書館で借りてきたんですが、うーん、途中で返すかも。これは手元においてゆったりと読むべき本のようです。いっそまとめて新刊と丹生都比売とこれを買ってしまおうか。という、未読の本がいま山のようになっているのに、なんだか抗いがたい欲求が。。もう頭のなかが臨界点に近くなっていて、そろそろ出していかなきゃとは思っているのですが、なかなかうまく転換できません。そしてなんだか妙に怒っている今日この頃。自分のことではなくて、他人のことを怒っていて、それはひとりではなくてたくさんの人でしかも、わたしを傷つけようとしている人々ではなくて、わたしが勝手に「もっとしゃきっとしなさい!」と怒っているという、手のつけられない感じ。たぶん自分のことを考えるのが面倒で、転嫁して人の心配ばっかりしているんじゃないかな。。バカっていうひとがバカなんだ!とかよく言うものですが、しゃきっと、とりあえず自分に活を入れないとダメかも。


それでちょっと思い直して、わたしはやっぱり出来るだけちいさな嘘はつかないことにしました。ひとつの嘘を隠すため嘘がどんどん増えて行きそうな気がする。実際後ろめたいことがないというのはたいへん気持ちのいいことだし。でも大きな嘘は、たぶんわたしみたいな人間はうまくつけると思うな、わはは。宝くじ1億円当たったことを黙っているとか。そうゆう機会はまだないけど。


2005年09月22日(木)


■「インストール」綿矢りさ
彼女の場合、最後の棚にあるので探しやすくていいなあ。ずいぶん話題になったのですごい(エグイとかそっち方面)のを想像していたら、爽やかといってもいいほどあっさりとした小説でした。若い割にはよく書けている、というのではなくて、17歳が書くべきものを書いているという感じで、かなり好感が持てました。きっちりと”ちょっと斜に構えた優等生からの目線”で描かれていて、頭がいいのか踏み外しそうになると自然に軌道修正してしまうのが、つまらないといえばつまらないのかもしれないけど、ある意味こちらも気が楽でいいんですよね。他者にたいしても自分に対してもひとしく冷めていて、この感覚、わたしは好きです。うん、部屋のものを全部捨ててみるっていうのはいいかも。無くなって本当に困るものってたいしてないんだろうな。

■「吉原はこんな所でございました」福田利子
読了。読み応えがありました。吉原っていうと、ずっと映画の「吉原炎上」を思い浮かべていたんですが、本書は実際に吉原で生きてきたひとの語りですから、ずいぶんまなざしが優しくて、とても華やかで明るい場所という印象を持ちました。福田さんは引き手茶屋という種類のお店を持っていて、花魁のところまでお客さんを案内したり、待たせるあいだ歌や芸などを見せておもてなしをする場所で、粋なお客さんになると、引き手茶屋だけで遊ぶのだそうです。

で、まあ戦争などあって、吉原や赤線などが廃止された後に、吉原の文化を残すために花魁ショーというものを始めたそうです。そういえばそんな話を聞いたことがあるような。。まだあるのかしらん。

戦争のあたりはやはり大変だったみたいで(彼女自身は運良く吉原を離れていたのですけど)、東京大空襲では、町のまわりをまず焼いて、それから中心に爆弾を落としていったという話で、花魁もお客さんもずいぶん亡くなったそうです。

最後の方では歌舞伎や文豪など、知った名もちらほら。花魁ショーがベニスに招待される話なども面白かったです。吉原は日本の文化か恥かと、テレビ討論になったそうです。一言でまとめると、吉原は新宿でも銀座でもなくて、吉原なんだなあということになると思います。

■いろいろ
荻原規子の傑作「空色勾玉」がノベルスになりました。1000円。買おうと思ったんですが、ぱらぱらめくってみたところ、どうせ買うなら単行本の方がいいような気がしました。ニ段組は好きなのですが、どうもこの物語に限っては合わないような気がする。天照とか、日本のかみさまのお話です。

で、彼女の「西の善き魔女」は3巻を読み終わりそうです。うーむ、勝手にナルニア国みたいな話なんだろうと思っていたら、全然違いました。これはライトのベルというか、少女小説ですな。。キャラクタも世界観もあまり萌えないんだけど、先がどうにも気になってしまいます。ストーリーテラーとはこういうひとのことを言うんだろうか。

あときゃーとなったのは、百鬼夜行抄の新刊! 昨日行った本屋では売り切れていて涙が出そうになりました。これからゆっくり読みまする。ああ、、

それから映画のモンスターをちらほら観ました。クリスティーナ・リッチが出ていたんですね。相変わらず上手いなあ。そしておでこ広いなあ。。吹き替えだったせいもあって、シャリーズ・セロンは本当に別人のようでした。思ったより悪くなかったけど、わたしはボーイズ・ドント・クライの方がうんと好きだなあ。やっぱりどうしたって自分の人生を誰かのせいには出来ないんだよ、と思う。

「シークレット・ウィンドウ」
ジョニー・デップです。予告を観たときにものすごくつまらなそうだなあと思っていたので、思ったよりは楽しめました。彼の前半の細かい演技が楽しい。なんで犬とあんなに通じ合っているのか(笑)。あと妻の浮気相手が妙に愛嬌がありすぎてこれも可笑しい。全体的には抑揚があまりなくてたぶんみんなの予想通りのオチでサイコホラーなのにかなり眠いです。わんこかわいそう。。


2005年09月18日(日)


■2×2=詩(ににんがし)賢治オンリーイベント。
ひとりの詩人限定オープンマイクというのは面白い試み。トークとか進行はまあ微妙なんですけれど(笑)、それもイベントのひとつの味のある雰囲気として楽しみました。オープンマイクがとにかくよくて、皆が持ってきたものがかぶったり、ぜんぜん違うセレクトだったりと、自然に賢治の様々な側面が浮かび上がっていました。

わたしは「ひかりの素足」という童話の一部を読みました。兄弟が地獄に迷い込むお話で、他の子供たちとともに足から血を流しながら剣の山へと鬼に追われているのですが、兄が弟を鬼からかばうと、ひかりの素足を持ったひとが現れるのでした。子供たちがひどいめにあっているのは、もちろん親より早く死んでしまった罪のためなんですけれど、そのひとが言うには、仏さまの徳の前では、おまえたちの罪はなんでもないことなんだよと。自分で自分を傷つけているだけで、剣に見えるこの地面は平らなんだ、ご覧、とその人が指すと、風景は天国に変わるのですね。やっぱり妹が天国で罪など背負わずに安らかにいられるようにと祈りを込めて書かれたのでしょうか、切ないお話です。地獄のお話はすごく好き。実際に地獄絵のような場所があると信じているわけではないんですけれど、こころのうちには映像としてしっかり収まっています。子供のころになまはげに威かされた、とかたぶんそんな感覚。

賢治のもので一番好きなのは星めぐりの歌です。あと銀河鉄道の鷺を食べる話。うーむ、重い思いをして図書館で借りて大きな本を持っていったのですが、所有している文庫にも入ってました。文庫で読んだ記憶がまったく。。大人になってから読んだものが、なかなか身体に染み込みにくいのはなぜなんだろう。

■チェコのマッチラベル展
本屋でこの本を見つけ、アマゾンのウィッシュリストに追加しようかと思っていろいろ検索していたら、偶然展示会をやっているのを見つけて行ってきました。慌てて行ったので、カフェだっていうのを忘れていて、おしゃれな感じだったので入りずらかったー(笑)。根津の駅を出てモスバーガーの先を右に入ったところ。次回の展示会もよさそうなので行ってこようと思います。珈琲がまた美味しかった。それにしても、慌てていたのでマッチ箱の展示かと思っていたら、原稿の展示でした。立体じゃなかった。これだったらわざわざ来なくても、本を買った方がよかったかもとも思ったのですが、ケーキも美味しかったしまあよかったです。特別に復刻させたマッチ箱も売っていたので、おみやげに買って来ました。

で、お財布に無料チケットが入っているのを思い出して、ついでに日本橋高島屋の奥田元宋回顧展にも足を伸ばしてきました。このひとには風景がこういう風に見えているんだなあと思って、不思議な感じもしたのですけれど、その印象というのはとてもよくわかるのでした。見えているものと感じているものの両方を、ひとつのキャンバスに塗り込める、というのは言葉にするとああそうだなと思うのですが、実際対面してみるととても不思議な感じがしました。

ところで、日本橋に向かう途中の電車で本を読んでいたら、5駅も乗り越してしまいました。びっくりした。綿矢りさ、おそるべし(笑)



2005年09月16日(金)


■おしらせ
http://www.r-layer.net/kotori-apb/
今年2月にボウリング場で行われたイベントでの朗読、「きみはことり」のサイトができました。第2弾の予告も出ています。まだ先ですが11月26日、次回は静岡でやる予定です。めずらしくわたしの写真もあがっていますが、すごいO脚でびっくりしました。手前に映っている絵がすてきです。

http://releaser.exblog.jp/
前回のリリース・ルームで票をいっぱいもらったので、ブログの方に詩が掲載されています。興味のある方はどうぞ。ちょっとおいしかったのは、西真穂さんと同票だったことで、彼女の詩は映画館のHPに掲載されています。
http://www6.ocn.ne.jp/~eigakan/
ところで、ずっと黙っていたのだけど、サンボマスターの何もかもがわかりません。。

■吉原はこんなところでございました
という本を読み始めました。家にあったものをひょいと手にして家を出たのですが、これがよい。日本語がとびきり美しい。吉原に住んでいた最後の世代の方が、吉原の成り立ちから当時の様子までを細やかに語っていて、杉浦さんとはまた違った良さがあります。この本で吉原の場所がようやく理解できました。ところで、これは文庫本なのですが、ブックカバーに挟み込んでいた部分をめくってみたらなんとサイン本。電車の中で思わず取り落としそうになりましたが、どうしてこれが我が家にあったのかピピピとわかってしまって苦笑いです。手に入れた本人は読んでいない、に1000点。

わたしのなかの江戸ブームはまだまだ続きそうです。たとえ杉浦さんの本を母親から「読めなかった」とつき返されてもめげません。今ちょうど江戸がしっくりくるのにはいくつか理由があって、ひとつには若冲から入った江戸絵画の影響、それから京都に行って、その文化に嫉妬したこと(笑)でしょうか。今住んでいる場所はベッドタウンで、もともとは人のあまり住んでいない場所だったから、田んぼと沼はあっても文化はまるでないのです。お祭では阿波踊りを踊るというよくわからないことになっています。以前住んでいた所沢あたりは、わたし的にはまだまだ感じ入るものがたくさんあったのですけれど。ときどきなんだか完全に根無し草になったような気がします。

今ちょっといい気分でいるのは、勤め先の場所がいいところにあるからなんですね。渋谷にいたときは本当に辛くて、秋葉原のときはギャグかと思いましたけど、土地的には今が一番よい場所です。道が広くて、お堀があって、ひょいと顔をあげると立派な瓦屋根が見えるのです。いや、もちろん人の住めるところではないのですけど。その広い道は、震災の時には通行禁止になるそうで、なんとなく自衛隊の戦車がどどんとやってくる映像が浮かんでしまいました。ああ、坂の多い町に住みたいなあ。


2005年09月11日(日)


■わたしにもうつきまとわないでっ キーッ
というウォータボーイズのスペシャルでのセリフが面白かったです。ストーカーちっくなひとほどこういうことを言うのか。普通は言いたくてもなかなか言えないもんな。。今週末は溜まりに溜まったビデオを山と見ました。特に女王の教室が面白かったー。先生のひどい仕打ちが話題にもなったけれど、生きていればもっとひどいめにあうことはやっぱりあるよなあと思いました。それよりも、子供は実際はあんなには強くないかもしれませんね。

このふたつのドラマとドラゴン桜を見ていて、自分のことは自分で責任もって解決しないと、というメッセージが共通していて面白いなと思いました。若人に向けたものはわりと地道な感じの訴えが多くて、これも時代性でしょうか。なんか前にQUIZでしたっけ、子供のひどいドラマがあったなあと思い出しました。

ドラマといえば、スローダンスを見ている母にこの脚本家頭おかしいんじゃないの?と言ったら、怒られました。…やっぱり。坊主頭の真木蔵人がいきなり出てきて深津絵里に「俺のところへ来いよ(ぎゅ)」とかやっているのはギャグにしか見えん。。前後知らないんであれなんですけど。いやすみません。

■「鳥人計画」 東野圭吾
親が貸してくれました。東野さん初読み。ほうほう。なかなか面白かったです。読む前に「中国の鳥人」の原作でしょーと知ったかぶりをしてみましたら、キキママの頭からハテナがみっつぐらい出てました。

いやはや。全日本のジャンプチームの長野オリンピックの活躍の前と後では、意味合いががらりと変わる内容ですね。前に読んでいたひとは感慨深かったのでは。逆に今読むと切なく感じるのでは。

高村薫の「神の火」という小説が結構好きだったのですが、あれも日本の原発は事故は起こさないなという前提のもとに書かれた本だったので、今となっては皮肉めいた一冊となって、その意味でも面白いなと思うのでした。

■選挙行きましたか。
小選挙区、なんだかギリギリのような感じがしました。自民、民主、公明とひとりずつの候補で計3名。選択肢が少なすぎる。とはいえ、前回の市議会戦は30名の中からひとり選ばなくてはならなかったので、それはそれでたいへんでしたが。いずれにしろ、政治にかぎらず無批判で同調してしまう状態、というのがものすごく恐ろしいのですが、みんな怖くないんですかね。


2005年09月10日(土)


■サイゴン。
昨日は「サイゴン」というベトナム料理をごちそうになりました。なんでもわたしの歓迎会なんだそうです(おそいよ)。。例のバナナをくれるおじさまです。トマトジュースとビスケットもくれます。実はお昼ご飯の残りらしい。たぶん60前後ぐらいのお年だと思うのですが、昔の渋谷は麦畑だったと言ってました。麦畑の渋谷。。いいなあ。

食べ過ぎて、帰りの電車で脹れたお腹をさすっていたら、斜め前に座っていたサラリーマンがぎょっとしてました。優先席の前に立っていたので、さては妊婦と間違えられたか(笑)。以前ヒップハングのジーンズが流行ったときに、初めて股上21センチの浅いものを履いて、お腹がぜんぜん苦しくなくて感動したものですが、あの感動を分かち合おうと思ったら友達にきょとんとされました。みんな楽だからじゃなくてファッションとして履いていたんだなあ。。ジーンズショップの店員さんに聞いてみたところ、最近はお尻しっかりカバーの深めが流行っているそうです。21センチくらいになると輸入物(つまりシマロンですね!)しかないと言われました。シマロンとかもろもろの理由で履けない。。

■ペンギンキャンディ
スイカ好きといっていたらペンギン顔のキャンディをもらいました。わーい。以前の職場で苺好きの女性がいて、彼女が言うには、好きなものを言いふらしておくとよくもらえるのでいいよ〜とのことでした。なるほど。それでもっといいのは、それをみると自分のことを思い出してもらえるってことなんですよね。逆も言えて、あるものを見て友達のことを思い出すのもとても幸せです。

最近忙しくて自分のことで手一杯になっていたのに、ずいぶん周りのひとにいろんなものをもらったり、親切にしてもらったりしたので、ちゃんと感謝しなくっちゃと思うのでした。萌さんに「ブランコ乗りのキキ」が入った本をもらいましたー。ぱらぱらとページをめくったのだけど、なんだか気恥ずかしいです(笑)。




2005年09月09日(金)


※レポートに関係のないプライベートな内容を含んだものにもリンクが貼られている状態だったので、関係のない内容は移動させました。ウエノの感想はそのままです。

■ウエノ
ひとつだけ大雑把に文句をつけるならば、お客さんよりやっている人の方が楽しそうだったです、ということでしょうか。。まあ、気配りとか、男の子はこういうのは苦手なものと相場は決まっているのですけど。各人のパフォーマンスに関してはとくに文句を言うところはないのですけど、イベントそのものとしてはなにかあまり面白くないんですよねえ。細かい性格なのか、ちょっとしたところにひっかかりを覚えたり。でも数名のスタッフの方々が一生懸命働いていたのは心に残りました。たいへんだったと思います。お疲れさまでした。


2005年09月07日(水)


■「無名仮名人名簿」向田邦子
昔はエッセイはほんとうに苦手で、今もそれなりに苦手のような気もするのだけど、食わず嫌いは緩和されてきたような気はする。今回のこの本はわたしの読んだ数少ないエッセイのなかではダントツに面白かったです。というのも、なんだかものすごく親近感があって、わかるわかるっていうより、「それわたしもやった」的な、かなり近しい(痛い)感じ。

読みながら、さすがにパジャマの上にコート着て外を出たことはないですヨッとツッコミをいれてみたものの、あとから記憶の糸を手繰ってみると、わたしもやったことがありました。近所に手紙を出しに行くのに、朝ものすごく早かったし、帰って寝なおすつもりだったし、誰にも会わんだろう…と上にちょっと着込んで家を出たのでした。それで思い出したのが、親がかわいい赤いチェックのパジャマをくれたことがあって、それが従姉のおさがりのシャツとよく似ていたものだから、間違えて着て友達の家に遊びにいったことがありました。間違いに気づいた瞬間はさーっと血の気が引きましたが、言わなきゃわからない…と自分を落ち着かせて黙ったまま通しました。この手の失敗は叩けばいっぱい出てきまするが、叩く前に忘れてしまう性質なのはありがたいことです。


2005年09月06日(火)


■ねむいです。
眠すぎて失神するかと思った。普段は眠くなるとトイレに行って軽くストレッチをやっているのですけど(座りっぱなしもよくないですしね)、今日は30分置きぐらいに眠気が襲ってくるので、ちょっと無理だった。


週末はモリさんちにみんなでお邪魔して、めちゃくちゃはしゃいできました。初句会。並べてみると、やっぱり下手でものすごい恥ずかしかったです。きゃー。教科書の句を手本に中学生が作ったような半端さが。。で、0点の句になると小夜ちゃんが必ず「わたしこれ好きだよ」というのが可笑しかったです。0点のやつでは須藤さんのべらぼうに長い俳句が面白かった。結局小夜ちゃんのひとり勝ちでしたが、でもみんな上手でした。

モリさんのごはんおいしかったです。わたしもご飯作るのが上手なひとと結婚したいなあ。真夜中には小学生以来の白玉手作り。欲張ってあんこと萌さんのお土産のみつの両方でいただきました。これをやるとみんないい顔になるんだよと萌さんが言っていたのだけど、ユーリちゃんだけ悩ましげに作ってたのが印象的。久しぶりに大勢で川の字に寝て、合宿みたいで懐かしかったです。やっぱり大勢ならだんぜん地べたに蒲団で寝るのがいいですね。朝ご飯はかわいいシートを広げて、パンに挟んで食べて、なんだかピクニックみたいでした。ウエノ前だったので難しい顔をしていた萌さんが、食べているときだけごきげんだったのも印象的(笑)。モリさん須藤さんありがとう。そのあとは一度帰ったのですが、電車を乗り過ごし、ただで引き返すのは悔しいので駅を出て奈緒ちゃんのプレゼントを買ってみました(笑)。




2005年09月05日(月)


※レポートに関係のないプライベートな内容を含んだものにもリンクが貼られている状態だったので、関係のない内容は移動させました。ウエノの感想はそのままです。

■さまざまなパフォーマンスを見ていて気になったのは、大きな声(←比喩的な意味合いですが)というのはインパクトはあるけれど、強要や恫喝をされているようでもあり、あまり好かないなあと思うのでした。正しいとか正しくないとか、大事だけど、それは二番目だよねって思います。

アーサー・ビナードさんがすてきでした。優しい空間が広がってました。to be or not to be の話をずっとしていて、いろいろ思うところがありました。うーんやっぱりすごい言葉だ。わたしは死ぬまで生きるとずっと前に決めたので、あまり迷いません。優しくありたいとは思うけれど、死にたいとか、長生きしたくないとか、何歳までに死ぬとか言うひとは嫌だなあと思います。そういうことを簡単に言える人は自分のことばっかりで優しくないものです。

詩の朗読とリーディングはちょっと違うと思っていて、ジュテさんとかユーリちゃんとかの方向性は詩のリーディングとして理想的な姿のような感じがしました。今回見れなかったけど、鈴川さんも。詩を書く人たちが行間行間とよくいっている部分にあたるものは、やっぱりリーディングにもあるもので、声でそれを出すってとても難しいよなと思うのです。ユーリちゃんはいつもごちゃごちゃ言ってるけど(笑)、せっかくあれだけのものができるのだから、辛くてももっとたくさんやっていったら何か手に入るかもしれないなと思いました。それくらい立派なステージでした。うーん、でもたぶんわたしも自分のことをがんばらなくてはならないんですけど。

とりあえず今日はこのへんで。


2005年09月02日(金)


■ねむいです。
明日は句会&白玉の会(?)に行ってきます。俳句は作るのはまったくの初体験で、何をどうしたらいいのかわからずに、ネットで俳句入門とか読んで来ました。にもかかわらず、わたしは(自分が書くならば)短歌より俳句の方が向いていると思う、とずっと断言してきたという。で、いざ書いてみると七七があるとなしではやっぱり違うなあと思いました。

■妖怪大戦争
観てきました。もっと面白く出来そうな気もするんですが、ある意味お祭りなんでいいかんじなのではないかと。わたしは楽しめました。いろいろ妖怪に思い入れがあったりすると、イメージに合わなかったりもすると思うのですけど、まあこれはこれで。神木坊はちょっと贔屓しているんですけど(笑)、最初の戦いの動きがツボに入りました。栗山千明ちゃんはよいのだけどもうちょいかなあ。動きがもう少しアクロバティックだとよかったのですが。

いちばんよかったのはトヨエツ。いいですね。椎名桔平や唐沢寿明らと決定的に違うのは、トヨエツの根の暗さではないでしょうか(笑)。こういう役は役自体が可笑しいから、真面目そうな人がやるほど面白いですよね。妖怪のなかではろくろ首がよかったかな。

■本のはなし
次の給料日まで本は買わぬ、、と思っていたのですが、小説以外のものは結構買ってしまいました。古本屋2軒も行ったしなあ。ユリイカの「怪談特集」は、ろくに見ずに買ったら、杉浦日向子の対談と伊藤比呂美の短編が入っていて得した気分です。

電車で読む文庫本は、積読本の中からひっぱりだして向田邦子の「無名仮名人名簿」を読み始めました。この本は読んでいないくせに思い入れがあるのでした。彼女の恋文が出てこなければ永遠に読まなかったかも。

中学の時に学校で山本周五郎か向田邦子を読むように言われて、ちょっと生意気な気持ちで(この年はたしか夢十夜で読書感想文を書いたのだった)両方とも買ったものの、彼女の本は最初の数ページで脱落したのでした。ちなみにそのときの周五郎の本が「日日平安」です。「無名仮名人名簿」はエッセイで、まあエッセイが苦手だったこともあるのですが、それ以上にこりゃがきんちょにはわからないはずだ…となんだか恐れ入ってしまいました。素敵すぎです。気取りすぎず卑下しすぎず、くだけすぎず。他者を見る目も自分を見る目も、等しく冷静で、かといって冷めているわけでもなくて、例の美しい写真そのままのイメージです。京極夏彦が本が面白くないというのは、読み方が悪いのだと言っておられましたが、極論ではありますが、最近はさもありなんと思いまする。


2005年09月01日(木)



■ホラー…
夏ですからね。。先週末からずいぶん忙しくて、昨日はぼろぼろに疲れていたのですが、ようやく一息つけました。ぼろぼろになると自分も壊れますが、物も壊れます。昨日はぷち出張で、朝5時半起き。バスもないので自転車で駅まで行ったら、なんと帰りは乗り忘れて徒歩で帰って来てしまいました。意味がわからぬ。そうそう、最近東京国際フォーラムを時々通るのですが、あの建物はなかなかいいですね。ノアの方舟のなかにいるような気分になります。有楽町の方から上を見上げながらエスカレーターを降りていくのが好き。そういえば京都駅の建物。あれは建築うんぬんより土地柄に合わずあまりよくないと思うのですが(住んでいる方はまた違うのかもしれませんが)、長いエスカレーターは好きでした。高いところ好き。2階ほど駆け降りてみました(笑)。で、ようやく話が繋がるのですが、写真のアトムは京都駅にあるアトムワールドで買ったものだったのでした。合掌。

■「大江戸観光」 杉浦日向子
前回読んだよりもさらに10年くらい前のものではなかろうか。80年代後半ぐらいのエッセイ集です。これを書いたときの日向子さんは、今のわたしとほぼ同年代で、元気がよくてよろしい、という感じです。テレビで観ていたときは落ち着いた風情だったけれど、本で読むとかわいいひとだなと思います。今同い年だったらお友達になりたかった、そんな感じです。

江戸のことを知りたいなら「江戸へようこそ」、杉浦日向子さんのことを知りたいならこの「大江戸観光」がよいのではないでしょうか。それにしても彼女の尽力のおかげで楽しめているものがたくさんあるような気がします。合掌。


あ、あとプレデターVS.エイリアンを見たせいか、ロッククライミングをやりたくなりました。ときどきこういう発作が。山に登りたいわけではなくて、指一本で体を支える筋力、みたいなものに憧れがあるのです。でも足を滑らせて前歯とか折りそうな気がする。わりと筋肉質なのですが、握力と腕力は悲惨な感じで、これだけ鍛えれば何かを実現できそうな(笑)気もするのですけど…。