更新履歴 キキ [home]

2005年01月29日(土)



現代詩フォーラムに詩を投稿しました。もう2、3ヶ月推敲していて、推敲しすぎてわけがわからなくなって、書きたいことを書けていないとも思うのですが、潮時(笑)な気がして手放すことに。元はテーマがきちんとあっただけに、うまく書けなくてひさしぶりに苦しい詩作でした(笑)

ところでゴーストというのは、最近とらわれていた言葉で、ときどきそういうことがありますよね。りゅうせん、とか、アリ・エルとかはそのたぐい。ゴーストといっても単に幽霊だったりもするのですが、小泉八雲のまとめた話のなかに、牢獄にいる武士が約束を守るために命を絶って魂で会いに行くというのがあって、その話がものすごく好き。現実では死んだら会えないので、逆に会うためには何が何でも生き続けなくてはならないわけだけど、そこに「約束」というものがあるために、このひとは命をかけることになったのでしょうか。下記の「シルヴィア」でプラスは夫の浮気相手を大変に憎むわけですが、その相手は本当はいなくて、作り出しているのは自分自身だったと言っていて、それもまたゴーストだなと思いました。なんて書きつつ、最後のシーンが本当にすごくて、それを思い出してまた泣きそうに(笑)


先日いい話を聞いたので、忘れないようにメモ。司馬遼太郎の随筆に、ペンネームに慣れすぎて、本名を呼ばれても気づかないときがある、という話があるそうです。いいのか悪いのかわからないけれど、確かにそういうときはあるよなーと思って、どうせつけるならやっぱり巧い名前にしたいものです。あはは。キキと本名を行き来していて、最近は自分が何者なのかよくわからなくなります。どっちも中途半端なのは確かだなあ。


2005年01月28日(金)


■シルヴィア
ミニパラhttp://www.minipara.com/のレビューを見て、他では必ずしも好意的なレビューばかりではなかったのだけど、つまらなくても満足できそうな気がしたので観てきました。グウィネス・パルトロウがなぜか好きで、どうこがどう好きなのかよくわからないのだけれども、本当にずいぶん立派な女優になっていてびっくりしました。

若くして自殺してしまった女性詩人シルヴィア・プラスの半生を描いた物語で、作品としてのストーリーは何があるというわけではないのだけど、わたしは彼女にずいぶん共感してしまって、観る前から泣くとは思っていたものの、エンドロールになってしくしく泣いてしまいました(笑)。簡単に言うと日本でいうところの光太郎と千恵子のような話かも。

プラス、ヒューズの詩人としての凄さとかもよくわからないし、彼女の人生に起きた出来事についても結構省かれているのですが、その分なんというか、映像的ものではなくて、でも詩的なというのかな、そういう場面が非常に巧みで、彼女がなぜ死んだのかとてもよくわかりました。

ところでシルヴィアの母親役は、グウィネスの本当のお母さんで、このひと凄すぎて恐かった(笑)。たったひとつの場面だけにしか登場しないのに、シルヴィアの人生のすべてを語っているようで印象的。ヒューズに対して、あなたは娘を脅かす存在、娘はだからあなたに恋をしたのだと言ったのは、本当によくわかる。しかしこういうのはなんというか、もう宿命的でしようがないのかな。そんなにたくさんのものを持つことはできないのだと思う。プラスには才能があって、夫があって、子供があって、仕事などもあったりして、やはりすべてを満足のいくように得ようとすれば破綻するだろうと思う。

しかしこの映画で泣くというのは、やっぱり最近疲れすぎなんだなー。うーん。今まで映画で泣いたのは小学生のときに見たハチ公ぐらいなんですけどね(笑)。号泣でしたけどね(笑)。「シルヴィア」は皆が皆好きというような作品ではないですが(とくに男性は居心地悪いかも。あと芸術関係の人じゃないとよくわかないかも)、見てよかったです。関連の本を読みたいな。時間ないですがっ。そのうちそのうち。まとめると、非常に繊細な作品に仕上がっていました。


2005年01月24日(月) イベントのお知らせ


■田辺弓さんの詩を読みます。
河井さんのHPで詳細が見られます。↓
http://www.r-layer.net/info.htm
田辺さんの詩をこういう形で読めるなんてほんとうにしあわせ。のびのびと読めたらいいなあと思っています。あと他の人と合わせて読むことになるので、それも楽しみです。


2005年01月22日(土)


■のんびり。
なんだかいろいろわけのわからないことになっているのですが、まあいいや。明日はベンズ。先月ユーリちゃんが優勝したのでまたワニラで何かやるそうです。今日はいちにちクローゼットやら本棚の整理。服とか普通の物は少ないし、本もこないだ処分したのでそれほど多くないのに、それ以外の紙ものがなぜか大量にあるので途方に暮れています。なんなんだろう。あらゆる類のリーフレットとか、メモとか、ただの紙とか…。謎。韓国ドラマの「天国の階段」も意味不明になってきたな…ふぅ。


「世界一受けたい授業」という番組が好きでけっこう見ているのですが、わたしはなんだか雑学というのが好きではないのです。いや雑学そのものは好きなのですけど授業みたいにあれはこうで…とかやるものではないような。で、知っていることを一方的に喋られると萎えるのですよね。やっぱり知っていることならそうそう!とこちらも肯きたいじゃないですか。そんなわけで、3番目の先生が学力UPには睡眠が何より大事と言っていて、そうそう!と思いました。5時間とかで平気なひとの身体はいったいどうなっているのでせう。本当に不思議。うちの父も毎日午前様で帰ってくるのですが、職場で居眠りとかしないのかな…。と書きつつ眠い…。


2005年01月18日(火) 映画レビュー更新しました


■映画レビュー更新
この更新をして、2005年になったんだなあとようやく実感しました。今年用の新しいカテゴリ作らなきゃと。本当はこのコーナーはもっと手直ししたいのですが、いかんせん量が多すぎて手がつけられない。とりあえずログの下ふたつだけ修正ずみ。昔のコメントを読むとバカっぽくてヘナヘナします。今書いているものも、5、6年もすれば、消してやるーとか思うのでしょうか。5年後もHPを続けている気はする(笑)

■猫の恩返し
案外面白かったです。つまらなそうだと構えていたのですが、お馬鹿なコメディ映画で、肩の力が抜けました。猫ってやっぱりかわいいなあ。その前に入っていたギブリーズは意味不明。なめとんのか、と思ったのはわたしだけでしょうか。て、飛ばしてしまったけれど。

■ぐちぐち
先週は忙しくて、会社のひとと一触即発に。うーむ。仕事や時間に対する価値観が違うらしく難しいところ。純粋に事務職ではないので、残業当たり前と思っているひとが多いようなのですが、わたしは時間内に終わらせるのが当たり前と思っているので、その辺がどうも。早く帰りづらくて嫌です。でも働きすぎると死んでしまうので(笑)強引に帰るのですけれど。本当に忙しいのならよいのですが、なんだかなー。


2005年01月09日(日)


■「カンフーハッスル」
観てきました。わーい。わたしは少林サッカーより食神の方が好きで、なぜならばチャウ・シンチーの性格がより悪いから(笑)なんですが、今回も悪そうだなあとと密かに楽しみにしてました。はは。

なんといっても、映像・美術がプロの仕事になっていて(笑)びっくりしました。今までの安っぽい作りとは全く違っていて、ストーリー的にもきちんとした作品になってました。チャウ・シンチーの出番はわりと少なくて、アパートの住人ともろもろの武道の達人たちがよく描かれていて感心しました。半ケツの男の子がイカしてた(笑)。ワイヤーとかCGとかもすごく上手くて、動きが素敵でした。あと、いろんな映画のパロディにもなっていて楽しめました。これから観に行かれる方にひとつ注意したいのは、少林サッカーとは路線の違う映画になっていて、わりと本格的なカンフーアクション映画なので、このジャンルを少林サッカーしか見たことがないと、少し物足りないかも。個人的にはカンフーハッスルの方が好きです。

■「なんでもこいッ展だィ!国芳・暁斎」 東京ステーションギャラリー
この東京ステーションギャラリーというのは東京駅の旧駅舎を利用した建物で、雰囲気があっていいです。だいたい空いていて、でもまとまりのよい企画をやる小さいけれどいいところです。

暁斎の絵はなかなか見る機会がないのですごく嬉しい。やー面白かったです。入ってすぐに幕に描かれたお化けの絵があって、それがものすごくでかくてとにかく圧巻でした。他にも面白い絵が多数あって大満足。やっぱり日本画は好き。とくに江戸末期の版画絵などは構図がダイナミックで、今見ても斬新だと思う。

■ふぐ
父の還暦祝いでふぐ料理(初)を食べてきました。ふぐっておいしいのですね。ひれ酒というのだったか、匂いをかぐと鼻の奥とか目にしみたりするんですけど(笑)美味でした。おそらく今まで生きてきた中でいちばん高い食事だったと思われるのですが、でも父の方はしょっちゅう通っているらしく、少し微妙な気分に。はは。終戦年の生まれで、すなわち高度成長期をまるまる生きた世代だからなあ。それにしても60年生きるってどんな感じだろう…。


2005年01月08日(土) リニューアル


■リニューアルしました。
前のが慌ててやったせいか、不具合が多かったので早々にリニュ。ふう。やっぱり白背景が好きです。映画掲示板、新しくしてからわたししか書いていないので、ぜひ皆様もひとこと!


ちらっと仕事帰りにセールに行って来ました。まだ混んでますね。空いた頃にまた行こう…。服を見る気になれなかったので、小物をひやかしつつ、つい勢い余って手袋を買ってしまいました。防寒具好き好きー。10月ぐらいから手袋してますから!(笑)

■「ミスティック・リバー」
「永遠の仔」みたいな話だなーと思っていたら「永遠の仔」みたいな話だった。ただ、ラストはアメリカ的、イーストウッド的だと言えると思う。観終わって意味深なタイトルである。うーむ。登場人物それぞれの感情・思考についてはだいたいわかるのだが、肝心の子どもを失った夫妻のそれがぜんぜんわからなくてなんだか気持ちが悪い。ところで、メインキャストの3人のなかでケビン・ベーコンが際立って上手く感じたのは、ベーコン贔屓なせい?(笑)。ベーコンといえばトレマーズ。

■「車輪の下」ヘルマン・ヘッセ
妹から奪っておいて、数年間放置してしていたのですが、読む本がなくなってきたのでついに手にとりました。デミアンもあるのだな。どうしようかな。これを読んでいて何かの映画かドラマのシーンを思い出したのですが、何の映画だったかなあ。

淡々と書かれていて、内容ほどには読後感はつらくないのだけど、静かに悲しい感じのする作品でした。ひとって時々ほんとうにあっけなく死んでしまうもので、作中でも学校生活の初めの頃にひとりの少年が死に、それが最後まで静かに響いていた。主人公ハンスの常に疲れていて覇気のない様が案外他人とも思えなくて(笑)、こういう子どもって結構いるのではないかなあと思ったり。


2005年01月01日(土) あけましておめでとうございます


■→2005
新年あけましておめでとうございます。昨年はいろいろな方にお世話になり、いろいろな経験をさせてもらい、一歩前進したような気がしています。わたしは結構口ばっかりで、自分の人生に対して臆病なところがあるのですが、少しずつ面倒なことや新しいことをやっていけたらなと思っています。今になって、可愛い子には旅をさせろという諺の意味がよくわかります。うう。仕事で思った以上に自分の時間が取れずにいて、つらいといえばそれがつらいかな。わたしは欲というものがほとんどないのですけれど、でもダラダラする時間だけは欲しい!(笑)ということが最近わかりました。本を読んだり映画を見たり、絵を見に行ったり、友達と遊んだり。どれもほどほどでよいのだけど、ほどほど遊べる時間が欲しいです。うーん。なかなか思うように行かないのは、やっぱり今までいろんなことをサボってきたツケなのかも。

■2004←
先日は、ぷち出張でお台場に行って来ました。雪降ってるし。しかもなぜか台場でまた忘年会。うう。で、翌日からやっぱり悪寒がしていて、微妙に風邪っぽいです。冷えました。大晦日は毛布にくるまって踊る大走査線を見てしまいました。ばかばか。ドラマが終わってから大掃除をしていたんですけど、案の定終わらず。ていうか、注文した本も来ないし。とほほです。喉痛い。