■映画の感想です。映画館で観たもの中心。普通にネタバレしてるのでお気をつけください。
■好きなのはハリウッドエンターテイメント。邦画は苦手。イケメン俳優に甘いです。美しい男を発掘するのがライフワークです。
■最近ようやくツイッター始めましたー。→Twitter




INDEX←backnext→


2005年01月28日(金) 「オーシャンズ12」

ほとんど予想通りの雰囲気でした。前作同様と言ったらいいのかな。派手なアクションがあるわけでもなく、手に汗握るストーリーでもなく、ソダーバーグ特有のあの映像でひたすらまったりと話が進む。無論顔ぶれは華やかですが本当にそれだけなのでハリウッドスターに興味がない人にとってはちっとも面白くない映画だと思います(笑)。ただ、作る方もそれを承知でやってるというか、今回内容的にもわざわざセレブをネタ&ウリにしたり他にもいろいろ内輪で楽しんでる感じなので、これはこれでいいと思いました。こういうシリーズなんだと思います。私はけっこう楽しかったし。


※ 以下ちょっと内容に触れてるのでこれから観る予定の方は気をつけてください。


ていうかね、あーもう正直に告白しよう、事前にはまったく予期しなかったことなんだけど、今回の私的ヒットはブラピではなくヴァンサン・カッセルでした(笑)。途中まではダラダラまったり観てたのに彼が出てきた中盤から俄然楽しくなっちまったよ。何だこの人、こんなに楽しい人だったんですか。とんだ穴馬です。個人的にコードネームを持つ怪盗っていう設定だけで既にツボなんだけども、それに加えてあの性格ですよ。立派な身分で大金持ちで生活に何不自由ないくせに犯罪を続けてる、なぜなら自分が一番になりたいから。一人で勝手に嫉妬して一方的にオーシャンに戦いを挑む、なぜなら自分が一番になりたいから。やだちょっと!可愛いよこの人!どんな子供ですか!負けず嫌いにも程があるだろ! 一番だと認められたいがために一人筋トレに勤しむ姿を見るにつけ、なにかこう、笑いとも萌えともつかない不思議な気持ちがこみ上げてきてしまい、ついつい顔がにやけてしまって大変でした(しかもそのシーンがちゃんと山場の伏線になってるあたりがまた笑えた)。私はこういう、ちょっと行き過ぎちゃってるキャラが大好きなんだよう。もうアレだ、ソダーバーグは、いっそナイト・フォックスのシリーズを立ち上げるべきだと思う。別にオーシャンズもやりたいならこのまま13でも14でも作っていいけどさ、それとは別に、ヴァンサン・カッセルが毎回世界の名だたる犯罪者に挑戦しそして毎回無惨に負けて悔しがる、そんなシリーズも撮ってくれるといいと思います。観たくありませんか?私は観たいです(本気)。ああナイト・フォックスに幸あれ!


あと、期待の若手トファー・グレイス君が今回もチラリと顔を見せていたので嬉しかったです!って誰も知りませんか!(笑) 友人と私は前作から(もう3年も前だよ)彼に目をつけているのですが日本では知名度がいまひとつ、一向にメジャーになってくれないのが残念なところ(米ではテレビとか出てるらしいですね)。まあそういう私もオーシャンズとトラフィックでしか見たことありませんけど。ソダーバーグファミリー(の脇役)としての地位は定着しているんですかね。とにかくこれからの活躍に期待。

ブラピ。相変わらずの可愛カッコイイぶりでした。やっぱトロイみたいなのより私はこういう役の方が好きだなあー。今回もちゃらちゃらしたスーツ着てジャンクフードをもりもり頬張ってます(可愛い!可愛い!)。ただ今回は髪型が短すぎな気がしたのと(私はちょっとうざったいくらい長い方が好きだ)、あと何と言ってもヴァンサン・カッセルが強烈だったので、インパクトとしては若干弱かった。でも好きだけど!ほんと格好良かったけど! ゼタ姐さんとのペアというのはちょっと意外な組み合わせというか、見た目なんだか新鮮だったなあ。

それからカメオで大物ゲストが登場!ですが、私あの人は最近カメオでしかお目にかかってないように感じるんですが…、気のせいですか(笑)。


******
オーシャンズ12 【OCEAN'S TWELVE】

2004年 アメリカ / 日本公開:2005年
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、マット・デイモン、ヴァンサン・カッセル
その他セレブな面々
(劇場鑑賞)


INDEX←backnext→


My追加
利音 |Mail  | Twitter





 「エンピツユニオン」