前から読みたかったんですがなかなか手が出なかった、広瀬正全集に手を付け始めたら面白くてたまらんです。
今のところ 1 マイナス・ゼロ 2 ツィス 3 エロス
まで読んできましたが、最初の数ページでぐっと惹き込まれる感覚が、半端ないです。 古い作家さんなので、文体も古いかと思えば、今のものより断然洗練されていて、非常に読みやすい。 無駄がない、情景描写がいい。 ただ、3巻目のエロスに関しては、歴史小説っぽいところがあって、延々と戦前戦後の描写が続くので、これはホントにSF?と思ってしまいました。が。 ラストのたった一行で、ああ、これはSFだ!と思わせていただきました。
そして、1巻目の登場人物が、同じ世界ではないかもしれないけれど、また脇役として出てくるあたりが憎い。 スターシステム発動ですね。 好きなんです、スターシステム。
それに、登場人物が古くないですね。 明るい、元気、ちょっとのんきだったり。脇役たちに悩みがなさそうなところも好きです。
タイトルに反して、わかりやすいSFだと思います。 時間パラドックス系のSFが読みたい方にはぜひお勧め。
では、また明日!
パソコンを台所の机に持ってきて、久しぶりにネットサーフィン。
体の痛みのほうは、MRIを撮ることになって、撮ったらやっぱりヘルニアで、前からわかってたから、なんか無駄だったような気も……。
初MRIは、自分をだますのにちょっと必死でした。 大したことないんですが、もしあれから出られなくなったらとか、今地震が起きたらとか、色々考えて背筋がぞくぞくして、わっ、と機械から出たくなるんですが、それは閉所恐怖症なのですかねー。 診断されたことないからわかんないですが。
ここ一カ月にあったこと。 貰った本で、新宿鮫シリーズにハマり、今8冊目読了。でもほんとに面白いと思ったのは3冊目までかな。 他には最近らしい現代小説を何冊か。現代小説ってほとんど読まないんですが、たまに読むと面白い……かも かも?
私が小説に求めることは非日常なので、SFやら歴史小説やらファンタジーが好きなんですが、そういった頭で現代ものの小説読むと、「ああ、こういうのあるある、そうだよね。作者の人は良くそんなことを取り上げて文章にできるもんだ。すごいなぁ」と思う。
気づかないうちにするっと流れてしまうような日常を、捕まえて、固めて、本の中に保管するというか。
貰った本は、もちろん日常だけじゃなくてサスペンス気味なものもあったけど、ところどころの台詞やらは印象的だったけどストーリーが頭に残らないことが多くて、ああ、年取ったーって思いました。
もうね、頭のメモリ少ないんだね。キャッシュメモリだけで本読んでるに違いない。
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先日旦那さんの誕生日で。 今年のプレゼントは、男子ごはんの1冊目と、スパルタカスのDVDと、101回目のプロポーズのDVDでした。
といっても。 最後の一つは、買ってあげられず、ツタヤオンラインの、期限付きレンタルでした。 中古の販売か、もしくはそういった形のレンタルしかなくて。
ほしがってから、探したんですけどね……なかなか難しいもんですね。
でも喜んでくれたからよかった。 ずっと手元に置いておきたかったみたいだけど。
昨日ようやく全12話を見終えて、リアルタイムで見ていなかった私はそれに付き合わされましたが、それなりに面白かったです。
それなり、というのは。 ・名シーンだけ、ダイジェスト放送などで見てしまっているので感動が薄れる。 ・浅野温子演じるヒロインにいいところが見つけられない、嫌な大人になってしまった。 ・武田哲也演じる主人公に、もっと最初から頑張れと思ってしまう、普通の社会人になってしまった。 ・浅野温子が、例の物まねする人にダブって見えて仕方なかった。まさか本当にあんな物まねしやすい演技をしているとは知らなかった。
もっとピュアッピュアなときに見ればよかったね! 放送時、リアルタイムでしたけど、ドラマに全く興味がなくて、あの頃のドラマブームに完全について行けてませんでしたよ。
男女七人とか、一つ屋根の下とか。
旦那さんは昔のドラマブームにハマり、どんどん観たい気持ちになっている様子。 もちろん一緒に見るけれど、大人になってしまった自分が初見で共感できない点が諸々あると思うので、なんか、一緒にきゃっきゃしてあげられないかもしれないのがちょっと心配だったりします。
では、また明日!
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