青い蒼い毎日
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大好きな貴方と 打ち合わせをする。 私は貴方の持ち駒で、貴方が望む方向に 貴方が有利になるように いつでも どこにいても そんな計算をしながら 事を運ぶ。
少し 痛い。 どこが痛いんだろう。
貴方に認められたいから 必要とされたいから。 自分に大きな目標を課して頑張りすぎてしまう私。 部長や課長は 頑張りすぎるなよって 言ってくれるけれど。
私は 私 貴方でも彼でもない。
私は私。
寒い朝。 貴方の執務室でスケジュールの調整をする。 11時の会議とその内容について。 貴方は皆の力を信じると言い、私はその実現の方向を模索する。
テレビの中継で貴方を見た。 昼 打ち合わせしたときと同じ格好だった。 ネクタイの結び方が気になっていたけれど 私は 何も言わなかった。
テレビ出演の予定があったのなら 今風の結び方に直してあげたのに。
年下の後輩は 歌が上手ですねと 私に言う。 酒が入ると少しだけ 話をするようになる私のかわいい部下。 忘年会で食事をして そのあと歌を歌いに行った。 週の中ごろからからだの調子があまり良くなくて 二次会の途中で帰ったけれど そこそこ 今年の締めはできたのかな。
私は そこにいるのかしら。 貴方の近くに。
貴方が欲すれば 私はいつでもすぐそこに。
クリスマスのイリュミネーションで町は明るい。 私も 私に向けられる貴方の笑顔で 明るくなる。
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