本日、退社いたしました。
来月、入籍します。山梨へお嫁入りです。
無職になります。不安です。


二年に満たない短い期間でしたが、迷惑をかけまくりお世話になりっぱなしで何の役にも立たなかったような気がします。
仕事はしていましたが。

もっとできたはずだとか、まだまだ覚えなきゃならないことがあったとか、悔やむことが多くて、今はちっとも結婚以後について考えることができません。悔やんでいてもどうにもならないのですが。
本当に、半人前のくせに生意気で、手を焼いたことでしょう。
詰めが甘いし、抜けてるし、遅刻するし、頑固だし、穴空いたズボンずっと履いてるし、いいとこありませんでした。
なのに、職場のみなさんにたくさんお祝いしていただいて、人手も足りてないのに笑顔で送ってくださって、嬉しいやら苦しいやらです。
両手で持ち切れないほどお祝い品をいただきました。申し訳ないほどでした。
みんなの前では泣けなかったのでおうちに帰ってから転がりながら泣きました。
祝福に値する人間になりたいと思っています。

きみをしっていた
透明水彩みたいだと思った
愛情も怒りもクリアで
一緒にいると自分が恥ずかしかった
しみるほどうらやましくて
憬れたからそっぽをむいた

きみのなまえの形が変わって
遠くでだれかと暮らしてる
電話で声を聞いても
うまく想像もできないけれど

離れているうちに
きみについてしらないことが増えた
それを意識もしなかったから今は
きみとのあいだに広がる時間
見てはただ驚いてるよ

人差し指を唇にあてる
わたしのしっているきみは時間のむこうで
今も透明に笑っているけど
呼び掛けるには遠すぎる
音色には変えず
きみに祝福を