-殻-

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2004年10月27日(水) 枯渇

どこに行ってしまったんだ。
僕を支えていたもの。僕を作っていたもの。

僕が費やした時間には、意味がなかったのか。
一体そのために、どれだけ犠牲を払ったのか。

情熱が、涸れてしまう。

僕の行きたかったところは、
まだあるのだろうか。


ジャニスの歌が聞こえる。

君のいない夜は、寝付きが悪い。
君の匂いが、恋しい。

でも、君が僕に何かを与えてくれる訳じゃない。
干上がるばかりの感情に、為す術もない。


2004年10月26日(火) 空白

失われた時間は、一体いつまで取り戻すことができるだろう。

戻らなければならない。

自分自身が、失われたものを覚えているうちに。

飼い慣らされた微笑が、この顔に根付いてしまう前に。



2004年10月21日(木) 自由

一番の自由は、孤独だ。









2004年10月12日(火) 未来

君との甘い時間に、甘い夢を見る。

君が言わせたい言葉。
君が聞きたい言葉。

分かっているのに、僕はそれをうまくかわそうとしている。

僕らはもう知っている。
誰も過去を捨てることなどできず、
過去を忘れ切ることもできない。

いつまでも、いつまでも、
僕らは幸せだったはずのあの頃に縛られ続け、
互いの中に違う人の影を見つけながら、
気付かぬように貪りあうしかないのだ。

知っているなら、何故それを拒まねばならないのか。

何処かに、過去のない幸せがあるかも知れない、
などと思っているからか。
自分は過去を捨てる気などなく、
寧ろ背負ったままでいることを望んでいるのに。

君は今日も、未来を語る。
その未来は、君が決して来ないと信じていたもの。

なのに君は、今日もそれを語る。
甘い甘い、猫のような鳴き声で。



2004年10月04日(月) 反復

ずっとそばにいれば僕らは、

ずっと同じ僕らだろうか。


寄り添うような二つの道が、

交わることはあるだろうか。




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