武士道 - 2004年03月09日(火) 5千円札でおなじみの新渡戸稲造の名著、「武士道」を買いました。 これから読みます。対訳付きなので英語でのわからない表現も安心。 「武士道とは日本人の心」ということがいわれますが、本当なのか。 それを確かめるために読むのです。 人口でかんがえれば、武士と呼ばれる人達は日本人の中でも少数で、 農民のほうが圧倒的多数です。 武士とは日本人の美徳として尊ばれていますが、昔の日本人のほとんどは 武士の美学のひとつである「切腹」は認められていませんでした。 切腹禁止なのです。 切腹、いわば「けじめの自殺」がこれほどまでに高貴な行為として 捉えられる文化は世界に類を見ません。 大体、生に執着するものです。 少なからず、切腹の文化は日本人を強くしていたでしょう。 「何か自分以外のものに殉ずる精神」が尊いとされる文化、日本。 この精神が現在急激に失われつつあります。 むしろ、はじめからなかったのかもしれません。 しかし、武士の間には確かにあった。 「自分が大事」「本当の自分」「自分探し」 武士の精神を持つ人ならばこれらの言葉はアホらしくて口にはできません。 自分とは自我を超越した社会的存在であり、「自分そのもの」は「自分のもの ではない」と考えれるからです。 「滅私奉公」と言う言葉があります。 「私を滅して公に仕える。」 自らが武士であるとき、常に自分とは公のものとなり、仕えるべきもののため 生きるのです。 「自分がどうしたいか」なんて甘っちょろいことを言ってる場合ではなく、 「自分はどうあるべきか」のみ。 さて、あなたは何に仕え、何に自分を尽くすのか。 武士であるならば、それは私利を超えたものでなければならない。 はやく論文を書き上げなきゃ! ... - 2004年03月06日(土) 頻尿。 ...
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