2006年05月29日(月)
why don't you shut the fuck your mouth up
そう簡単に呟く科白に
私は涙を堪えながら
うんざりした横顔を向ける
言葉が言葉で無くなる瞬間
私は眠りへ堕ちる
青天の霹靂
絡みつく草が濡れている
伸びきった草で踝を切った
痛みもなく
小さな破裂音
ただ胸を循環して
汗をかきながら
また科白を繰り返す
蜃気楼の果て
2006年05月17日(水)
雨垂れ
あなたに寄り添って泣いた時のように
私の鼻孔に触れるのは、雨の匂い
甘くて、
苦くて、
強くて、
脆くて、
そんな雨の匂い
窓を開けた瞬間に流れ込んできて
この広すぎる部屋を隙無く満たす
そこに重ねる麝香の煙
心地よくて
切ないあの日を
空っぽな頭いっぱいに描いていたら
このまま消えてもいいくらい
それほどあなたを愛してる