てっちゃんの近況
目次passwill


2001年04月25日(水) 進級

 てっちゃんも、おかげさまで無事2年生になりました。先週は2年生になって初めての授業参観がありました。 5時間目で薬のすっかり切れていたてっちゃんは私語、出歩きがひどく、初めて見た父兄はびっくりした事でしょう。もっとびっくりしたのは先生がそれを完全無視していた事かもしれません。しかし自我の目覚めたてちゃんを叱る事は彼のペースに乗ることなのでそれが最善の策なのです。この事は懇談の時、彼の障害の説明を含め私の方から他の父兄に説明させていただきました。できたらお母さん達からお子さんにこの事を伝えていただいて障害と言う言葉が難しければ病気でもかまわないので「てっちゃんは病気でみんなと同じ事が出来ない事があるから先生は注意しないけれど、みんなはちゃんと出来るんだし先生に注意されてもしかたないんだよ。ちゃんと出来る事は先生に注意されなくてもちゃんとしようね」と言うようなことを言って頂きたいといいました。そうしないと先生もやり辛いと思ったからです。「ご迷惑をおかけする事があるかもしれませんがよろしくお願いします」と締めくくり席につくと、後から自己紹介でたった去年同じクラスだっ父兄の人が「てっちゃんの事ですが去年の担任の先生はてっゃんがいてくれたおかげでクラスのみんなが優しくなれたとおっしゃっていたので、このクラスも、きっとそうなると思います」と言って下さいました。一番心配だった担任の先生もおっとりとした40代の女性の先生で、てっちゃんにはあっていそうです。 なにかと気をもむ進級ですが、周りの方の理解のもと、とりあえず順調に2年生がスタートしました。 

 余談ですが、私語の中に英語や英語の歌が含まれていて多くの父兄から「英語が上手なのね」とほめられました。そんな父兄の中にフィリピン人のお母さんがいらっしゃって「いまね、英語とスペイン語で話ししてきたよ。上手ね」と言ってもらえたのにはびっくりしました(笑) NHK教育の語学講座大好きのてっちゃんは英語はもちろん、イタリア語、スペイン語、フランス語、ロシア語、中国語とたくさんの言葉をいいます。でも英語以外は本当に通じる言葉を話しているのかわからなかったんですけどね。やっぱりでたらめじゃなかったみたいです(笑)


2001年04月03日(火) 音楽教室の発表会

 出演時間に合わせてお薬を飲んでいたのですが久しぶりに乗った電車が嬉しくて興奮気味のてっちゃんは薬の効きがいまいち。待ち時間が長いと飽きて騒いでしまう事を心配して、てっちゃんだけは出演時間ぎりぎりに会場入りする事にしたのが裏目に出たか・・・と思ったのですが演奏はバッチリでした(^^)v 綺麗な照明にキョロキョロ落ち着きのないてっちゃんでしたが、ちゃんとみんなの演奏は聞いていて自分のパートになると、ちゃんと集中して演奏を始めます。そんな事を何回か繰り返して無事最後まで演奏を終えました。なおこ先生も、もちろんママも大喜び。2歳の時に初めて音楽教室に入った時に担任して頂いた先生もいらっしゃっていて一緒に喜んでくださいました。 プログラムの最後には先生と生徒全員で歌を歌ったのですが、みんな直立不動で歌う中、てっちゃんだけは思わずからだが動いてしまいます。歌詞の中に「両手をひろげて」とあれば手が上がってしまうし、「あなたも」とあれば舞台そでにいるママの方を見て指をさしてきました。歌い終わって照明が落ちはじめると客席に向かって「それではおわりです。さようなら〜またね〜」とご挨拶(笑) ちょっと慌てる先生とママ。でも、みんな笑顔です。よかった、よかった。 何が良かったって、てっちゃんが、とっても楽しんでくれた事です。その目がキラキラと輝いて全身でその喜びを表現してくれるてっちゃんをみているだけでママはとても幸せな気分でした。

 2月に初めて発表会のお話しをなおこ先生から切り出された時、私も先生も迷いました。でも、その迷いが実は私は先生や他の生徒さんに迷惑をかけることを心配し、先生はてっちゃんや私の負担を思いやってくださっての事だとわかると、お互い「問題なし」の結論。 てっちゃの負担については、もし荷が勝ちすぎるようなら、その段階でやめればよしということにしました。 そして、てっちゃんは私と先生の期待に見事に応えてくれて、その上、自分自身も楽しんでくれたのでした。 よかった、よかった。本当に良かった。「来年はお母さんは客席にいても大丈夫だね」先生のそんな言葉は文字通り来年の発表会への決意表明。てっちゃん、また頑張ろうね。


クラ☆ |HomePage

My追加