「暗幕」日記
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【夢の内容】千葉駅に向かう電車に乗るには、吊り橋を通ってプラットホームに渡らなければならない。電車の時間にはまだあるが、早めに渡っておこうとゆれる丸太に足をかける。手でつかまるロープがゆれて丸木が傾いて、片手に大きなかばんを持ったままでは吊り橋に乗り移ることもできそうにない。 やっとのことで乗ったら、そこは橋ではなく、いくつもの吊り木が続いていた。次の木に乗り移る前に、地元の人らしいシャツにステテコ姿のおじさんたちが向こうから何人もやってきた。 橋の上ではすれ違えないので、せっかく乗った木をまた苦労して戻って元の地面に降りる。おじさん達が行ってしまってからまた渡りなおそうと思う。
2005年01月03日(月) |
【夢記録】洋書と翻訳書 |
【夢の内容】子どもたちと本屋に行く。彼らが本を選んでいる間、児童書の隅に積み上げてある、まだ棚に入らない本の一番上に、二冊の本が置いてあるのに気づく。 それはどちらも、立ち読みをさんざんしたあとまた置かれたかのように、表紙が湿気で歪んでいた。タイトルはどちらも「Cats」。同名の英語で書かれた作品を翻訳したものらしい。片方の文庫版は集英社からでた四分冊のなかの一冊で、もう片方の新書版は偕成社から出ている。作者の訳が○○・J となっているが一方は「ヤコブ〜」もう一方は「ジェイコブ〜」となっているので、訳者も異なるようだ。 最初の方をざっと読んでみた。高校生の女の子と男の子が謎を解決してゆくらしい。もう一人、歌舞伎の隈取のようなメイクをした女の子が出てきたところでどうにも目が痛くなってやめてしまった。洋書の棚でざっと原書を探したが見つからない。帰ってからオンラインで検索をかけてみようと思う。
【夢の内容】自分は大学院生だ。学期末で妹とそのクラスメートが、今年はそれぞれ80単位取った、75単位取ったと言い合っている。帰宅すると妹の彼氏がランチを作って待ってくれていた。彼は奨学金を返すため働きながらの通学で、単位は60単位ほどだった。暇をすべて勉学に使える妹とそもそも条件が違うのだからと言って慰める。
デパートに母と買い物に行く。最近ぶっそうなので母は私の姿が見えないと心配する。少し目を離したすきに母とはぐれてしまった。大声で私を呼ぶ母の声が聞こえるが、吹き抜けを囲むテラスのどこにいるのかわからない。 声の主を見つけたと思ったら英語圏の女性が二人いて、呼ばれる私の名前も英語なまりに変わる。「Hi, this is ○○.」とこちらから近づいて名乗る。自分の顔も知らないで呼んでいるのを、今思えばおかしいと感じるべきだったのだ。しかし普段は姓・名の順で英語表記するのに、彼女らが呼んでいるのがファーストネームのみだったので名・姓の順で名乗ってもいいだろうと考えていた。 どこからかもう一人、女性がまた近づいてくる。「こちらだ」と有無を言わせず、現地点の九階から駐車場までエレベーターで下る。業務用のものらしく、速くて血圧が下がった。そのままヴァンに乗せられて走る。 空港までの通りは、大学生が多く通る。級友のKが車の中の私を見て驚いたような顔をして追走してくる。教授も気づく。「あれは○○さんではなかったのだ」と声が聞こえる。「うそっ」自分の声が、放送でもされたかのように空港に伝わる。 一介の大学院生にどんな価値があるのかわからないが、私は誘拐されるところらしい。級友や教授たちは本人に気づかせずにそれとなくガードしてくれていたのだ。一番近くにいた女性の首をしめあげて、ドアを開かせようと試みる。今はまだ周囲から見られているが、このまま密室に拉致されたら二度と日の目を拝めるかどうかもわからない。
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