「やれやれ。女はやさしくないと嫌われるぞ。」 「仲間でも平気で切れるあなたに手加減してもしょうがないでしょ。すぐ死ぬ人にやさしくしたところで・・・。」 「すぐ死ぬなら、普通やさしくしてやるもんだろ?」 部下と見られる魔女が現れる。 「カルラ様、正規軍が館内に入ってきたようです。」 「・・・そう、・・・!」 一瞬の隙をついてヴァルスは窓際の紐を引いた。 天井の一部が崩れだす。 「きゃっ・・・。」 「カルラ様。危ないっ!!」 ガラガラと天井が崩れおち、辺りが煙に包まれた。
「シゲン。そっちは領主館じゃないよ。どこにいくの?」 黙って走っていくシゲンにユニは声をかける。 「しっ。声が大きい。領主館にはいる前にお土産をとりにいくのさ。ユニ、お前の出番がまってるぜ。・・・ほら、お前そっち走ってると、狙われるからこっちに入れ。」 ユニの腕を引き、壁側に引きいれる。 「もお。子ども扱いしないでよっ。シゲンなんかより全然すばしっこいんだから、当たる分けないでしょ!」 「いや、そういうわけじゃないんだか。」 シゲンはまったく同じ言葉を誰かに言われたような気がした。 「あたしだってちゃんとシーライオンを賄ってんのよ。」 「そりゃ知ってるさ。だからついてきてもらったんだろ? 「それ、どういうこと?」 「くれば分かるさ。」
そういって走っていく先には店が並んでいた。
------------------------------ エマージェンシーがでたのでここ避難させてましたが落ち着いてきたのでもどしました。うらは、私の事情で成立しているところなのである日突然消えることもあります。。。
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