するめ烏賊の空
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2002年06月12日(水) |
commencement |
9日の日曜日は、高校の卒業式であった。其れは湿っぽさは無く、あくまでカラットだ。これで高校の行事は全てお終い。なんか、あっけなかったなあと正直思う。 友達とハグして、写真とって。数学が同じクラスのグレッグの言葉はジンときた。
自分の臆病でそのくせ自意識過剰な性格がなければもうちょっと楽しめたのかなと思うが、今更如何しようもないし。前にしか進めないし。
未来に行くしかないんだ
沈黙の月日の間に時は悠々と過ぎていて、気がつけばアラっという間に帰国の時。
「海外生活2年とちょっと」などと書いてみると、実際私の周りを通り越していった時間よりも、遥かに長いような気がする。此の期間、確かにある瞬間では永遠に続きそうな悪魔的な情況もあったが、感想を単純化してみるとやっぱり、やさしい時間だった。まずは異文化体験でちょくに得た新しい物の見方、客観性の大切さ、善悪とかの基準の曖昧さなんかも。あと、此の国のあらゆる意味での弱者に対する優しさ、助け合い精神。ちっちゃくいったら、エンターテイメントよいしょ根性。そうそう、移民の国の歴史と肌の色差別で見た、アメリカの懐の広さと狭さの両面性も。あとはやっぱり英語力かしらん。平凡な脳味噌なので、勿論宇多田さんレベルには遠く及ばないが、ほんのりと英語出来るよってな具合ですな。
荷物は今日、日本へ送った。私の部屋には置いてくベットと、手荷物にする少しの衣料だけ。惨劇的な私の部屋のいつもとの違いは、新しいところへの真っ黒不安とキラリ期待。
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