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2002年01月30日(水)
花
僕の好きな詩。
「花は ただ咲く ただ ひたすらに」(相田みつを著)
過去を捨て。 いつか、花になりたい。 それが今の自分の小さな願い。
雑草のように強く生きるというのもあり。
でも僕はきっと そこまでにはなれそうもないから。 弱くてもいい。 ただ咲くためだけに生まれてきた花のように・・・ タンポポやスミレのような道ばたの花のように・・・ 誰にも振り返ってもらえないかもしれないけれど 無心で生きることだけに ひたすら力を注げるようになりたい。
きれいだね・・・と
言われることなく枯れてしまうかもしれない 小さな命のように。
...
2002年01月29日(火)
空
空は どこまでも続いていると思ってた。
遠いところにいる人のとこにも
続いていると思っていた。
ばかだなぁ・・・
自分から見えてる その四角い空しかないんだよ。
続いてなんていない。
この雑踏の中
広い空なんてないんだよ。
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2002年01月27日(日)
無
ただ居場所がほしかった。
ただ ここがあなたのいるべき所と
認めてもらえる場所が欲しかった。
表向きだけの言葉はいらない。
あの子がいるから あなたの居場所はここでしょ?
そうじゃない。
あの子がいるから・・・
あの子は私を必要としていない。
その証拠に。
あの子は法に触れた。
あの子の人生はあの子のもの。
僕がいるべき場所とは違う。
ずっとずっと。
ただ 居場所がほしかった。
今 心は無になった。
...
2002年01月26日(土)
雨
夕方から降り出した雨。
冷たい。
冷たい。
冷たい。
流れてしまうといい。
僕の中の全ての過去が。
欠片を拾う事は・・・できない。
いらない。
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2002年01月25日(金)
過去
過去なんていらない。
何もいらない。
自分がこの世に生を受け
今日この瞬間まで生きてきた証だけれど
もう いらない。
過去があるから今の自分がいて
人は歩いていけると よく聞く。
確かにそう。
でも・・・・
過去が本当に大切な人なんて どのくらいいるのかな。
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2002年01月24日(木)
海底
海の底にいるみたい。
それでも つい昨日までは少しの光が当たる水の中を
泳いでいたのかもしれない。
でも。
今は嵐が来て海のそこに追いやられてしまった気分。
真っ暗。
魚一匹 泳いでいない。
僕はいったい・・・
どこまで沈めばいいのかな。
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2002年01月23日(水)
翼
空を見上げた。
久しぶり・・・。
ぽっかり ぽっかり 雲が浮かんでた。
遠くのほうで何かが動く。
目を凝らして見ると そこには二羽の鳥が揺らめいていた。
寄り添いながら
右へ左へ・・・。
どこまでも続く広い空。
二羽の鳥はどこへ行く・・・。
僕にも翼があったなら
あんなふうに飛べるだろうか?
折れた翼は・・・
再生する術を知らない。
...
2002年01月22日(火)
居場所
居場所がなかった。
そこには親がいた。 少ないけれども親戚もいた。
でも。
居場所がなかった。
「優しい子ね」 「おとなしいわね」 「悪い事なんてできない子ね」 「バカ正直ね」
誉められる事など ひとつも望んでなかった。
周りがそう言えば言うほど 笑顔が無くなる事に・・・ 笑い方を忘れていく事に 誰も気づきはしなかった。
体はそこにあっても・・・
心など いつしか無くしていた。
誰も気づきはしなかった。
...
2002年01月21日(月)
雨上がり
雨上がりの真っ暗な道。
道ばたには キラキラ光る草。
僕も あんなふうにキラキラした事があるのだろうか?
あんなに活き活きとした事があるだろうか?
この先 そんなふうになれる時がくるだろうか?
わからない。
答えは闇の中。
僕は闇からはい上がれる事はないのかもしれない。
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2002年01月19日(土)
怒り
月明かりの中 自分と同じくらい冷たい空気に包まれて考えた。
どうしよもなく沸き上がる怒り。 自分に対する怒り。
爆発しそうだった。 押さえなくては。 そうこうしているうちに 思い出してきた。
「優しくて思いやりがあって・・・ でも内弁慶なところがあります」
学校生活の中で私は、ずっとそう評価されてきた。担任の書く言葉も 親が書く言葉も どちらにも必ず書いてあった。
「直すように努力します」 親は必ず返信として書いた。
優しい? 思いやりがある? 内弁慶?
そうさせたのは誰なんだ。 言いたい事ひとつ 大人の権限でねじ伏せてきたのは誰なんだ。
「おとなしくて礼儀正しくていい子ね」
私は私であるための術をもてなかった。 どうしたらそうなれるのか 誰も教えてはれなかった。
でも。
それを覆す事のできなかった自分。 誰のせいでもないんだ。 自分が弱かった。
人は人として生きていくうえで 過ちを犯しながら生きていく。 学んでいく。 その過ちを正す方法は様々。 自分の力はもちろん。 人に正してもらう事もある。
私はどちらもできなかった。 声を発する事ができなかった。
怒りは静まった。
そして。 冷めた。
更に・・・自分が落ちていくのを感じた。 冷めていく自分を感じた。
...
2002年01月18日(金)
彼方
ひとつ・・・
ふたつ・・・
ちっちゃな欠片が ちらかっている。
ぽつんとしたもの。
欠片は鈍く光っている。
汚い色。
嫌い。
嫌い。
嫌い。
消してしまいたい。
でも。消せない。
どんなに粉々にしても けして消える事はない。
どんなに磨いても輝く事はない。
ひこうき雲が延びていた。
飛行機をみていたら大切な事が見えた。
「空は続いている」
雨の日も雪の日も。
晴れの日も曇りの日も。
思いは・・・空の彼方に。
...
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