時々管理日誌
時々だけ書く管理人の日誌です。
サイト運営や創作について、日々の雑感など。

2014年10月31日(金) 覆面企画6 Fブロック答え合わせ&一人反省会

続いてFブロック。
一番最初に推理したブロックであり、もしかすると一番難しかったかもしれないブロックでもあり……。
最初のブロックということで、後半に時間が足りなくならないようにと駆け足で推理した結果、次のブロックに進んだ後にどうしても気になって、何度も戻って推理しなおし、二回も回答を修正してしまいました。
修正したから正解になった箇所もあるけど、修正したせいで外れてしまった箇所もあったり……(^^;)


F01 アイ・アム・ファイヤーマン!      ◯三和すいさん
F02 命がけの結婚              ◯あまねさん 
F03 僕も愛しているよ            ×水町千晶さん
                      →正解:瀬古冬樹さん
F04 「幸福な食卓」             ◯すずさん
F05 火と水の婚姻              ◯五十鈴スミレさん
F06 夕星☆えとらんぜ            ×瀬古冬樹さん
                      →正解:青波零也さん
F07 火のないところに煙をたてるお仕事です。 ◯小高まあなさん
F08 凱旋の火矢は墜されたし         ◯篠崎琴子さん
F09 千匹皮姫                ◯木菟みるくさん
F10 灯油あります              ◯天菜 真祭さん
F11 愛の消火大作戦             ×青波零也さん
                      →正解:水町千晶さん


01、最後の修正で移動した三和すいさん、当たってて良かった!

そして、どうみてもあまねさんっぽいんだけど、ニンジャスレイヤーにハマっているのをみんな知ってる(アイコンまでニンジャ)状況で、ニンジャスレイヤーの影響が出ないように気をつけたはずのあまねさんが、あえてこんな、あからさまに忍者なものを描くだろうか……と、疑問に思いつつも、やっぱりあまねさんっぽかったので当てはめた02は、やっぱりあまねさんだった!
そういえば、塩中さんが推理の中で『殺伐ロマンチック』って言ってて、「そうそう、それそれ!」って思いました。
私が今まで、あまねさんの作風を何と表現していいか言葉が出てこずにいた、その言葉が、まさにそれ。

03が瀬古さんだったのは意外! ノーマークでした……。
よく考えてみたらあり得なくはないし、なんでこの作品と瀬古さんを検討してみようと思わなかったのか、我ながら謎なんですが、03にはいつも大勢候補がいたから、他の人を当てはめてみる隙が無かったんじゃないかと……。
瀬古さんは、Fブロック推理の一番最初に探し始めたにもかかわらず、結局、最後まで見失ったままでした。

04は、すずさん当たったー\(^o^)/
すずさん、第一次ファイナルアンサー(笑)ではここにいて、第二次には11に移動して、真のファイナルアンサー(笑)ではまたここに戻ってきました。
土壇場で戻して良かったです。

私の推理中、すずさんがツイッターで『私は料理が嫌い!』と超強調してくるのでビクビクしましたが、でも、この作品、実際に料理経験がなければできないような描写は特になかったですよね……?
美味しそうな料理描写は料理が好きでなくても食べるのが好きなら出来ますし、料理の手順はレシピを読んでも人が作ってるのを見てても書けますし、なにより、自分は料理が好きじゃなくても、だからこそ、人に料理を作ってもらうというシチュとか、料理を作ってくれる男性には萌えたりするのかもしれないじゃないですか!
……と思って、撹乱攻撃(すずさんがそのつもりだったのかは分かりませんが)に負けずに04にしてみたら、その見立は正解だったようで。
ノロケ話ごちそうさまです♪

ツイッターで正解者に配られた◯もごちそうさまでした、白玉美味しいです!
今回は、こういう、ツイッターでの心理戦も楽しみの一つでしたね。

あと、ここをすずさんにした理由の一つに、普段ミステリーを書いてる人っぽいと思う箇所があったというのもあります。
師匠の家の立地を、王都から馬で何日とか市内のどのへんとか、妙〜にきちんと説明してたじゃないですか。
それがなんとなく、「これは推理小説で、ここでは正々堂々と推理の前提条件を開示していますよ」みたいに見えたのでした。
根っからの異世界ファンタジー書きの人や感覚派の書き手さんだったら、ここで位置関係を正確に説明するより、町の情景とか、温度、湿度などの、その世界の空気を描くと思いました。

05は、わりと早くに五十鈴さんを固定して、途中で念の為に軽く再検証はしたけど、やっぱり五十鈴さんで間違いないと思えたのでそのままいきました。
当たってて良かったです。

06は、ほんとに分からなかったですね……。
最初、三和さんを当てはめていましたが、ちらっとあまねさんも疑ったりして。
で、三和さんを01に移動した後、01にいた瀬古さんを移動してきたのですが、これ、青波さんだったのですね!
ツイッターでは(推理日記にも書いたかと思っていましたが、今見なおしたらツイッターだけでした)セーラー服コスプレなんて言ってごめんなさい……m(__)m
書いてる人の実年齢が年寄りって意味じゃないですから!(笑)
筆歴、筆力の話ですから!
可愛らしい物語を、余裕を持って軽やかに描く、その余裕の筆致に年季の入ったテクニックを感じたってことで、つまり上手いって意味ですから!

ここを青波さんと見破った藍間さんの慧眼はすごい……。

07は、最初、ぱっと見の景色だけで一瞬五十鈴さんを当てはめた後で小高さんのサイトを見に行ったら、すぐに小高さんに変わって、そのまま確定したところ。
その後は他の人の色んな説を見ても全く迷うこと無く小高さん一択で、正解でした。

08の琴子さんは、もう、誰もが認める鉄板でしたね。
でも、意気込みテンプレには騙されました!(笑)

09は、最初、ごく薄い根拠で木菟さんを当てはめ、途中、いろいろと他の人の可能性も検討しましたが、そうしていろいろと見比べてるうちに、最終推理が終わる頃には、木菟さんであることを、ものすごく確信していました。
ここ外れてたら(小高さんと琴子さんも)、びっくりしてひっくり返るところだった。

10は、思った通り、天菜さんだった! 鉄板だった!
そして、ツイッターでのあまねさんと天菜さんの理系臭に関するやりとりで、天菜さんの理系天然っぷりが可愛くて面白かった(笑)

11は、私、最初、正解の水町さんにしてたんですよね……。しまった……!
すずさんと青波さんに迷いに迷ってた、その余波を受けて、無理矢理移動して失敗しました。
移動先の03も、けっこうそれらしいと思ったんだけどなあ……。
ここは、すずさんとブロックが一緒でさえなければ、間違わなかったと思います。
……その代わり、やっぱり別の人と紛らわしくて間違えてたかもしれないけど(^^;)

正解率は7/11でした。
最初の推理では6/11、二回目も、間違ってる箇所は違うけど間違った数は同じだから、三回目のやり直しで、ちょっとだけ正解率が上がったんですね。
可愛らしい見た目に似合わず、とても恐ろしいブロックでした。



2014年10月28日(火) 覆面企画6 Eブロック推理経過と答え合わせ

そして、自ブロックであるEブロック。
ここもDブロック同様、推理経過を公開していないので、作品ごとに推理経過と答えわせをまとめてやってしまいます。

E01 生きてさえいれば          ×藤原湾さん
                    →正解:紅月赤哉さん
E02 キドニーパイをひとくち       ◯玉蟲さん
E03 火を目指して飛んでいけ       ◯塩さん
E04 酔夢春秋              冬木洋子(私(^^ゞ)
E05 グラスキャンドルライト       ◯菜宮 雪さん
E06 ことのはに             ×紅月赤哉さん
                    →正解:水城翼さん
E07 暁の女神と黄金の悪魔(※注)    ×彪峰イツカさん
                    →正解:文月夕さん
E08 女神は灰の夢を見る         ◯小林さん
E09 The Phantom Circus, Fire Funeral  ◯白馬 黎さん
E10 朱樂院家の焼失           ×文月夕さん
                    →正解:彪峰イツカさん
E11 種火                ×水城翼さん
                    →正解:藤原湾さん
E12 プロメテウスの崖          ◯盲管さん


自分さえわかっていれば簡単なブロックだったのかも……と言いつつ、ずいぶん外してますが(^^ゞ
負け惜しみになっちゃいますけど、敗因は、とにかく超スピード推理だったからですね。
作品によっては、候補作者さんのサイトを一目見ただけで、一瞬で埋めちゃってますから(^^;)
もう少し時間をかけてちゃんと見ていれば、少なくとも、藤原さんにまんまと騙されることは無かったと思うんですよね……(^^;)
やられた、藤原さんに騙されたーーーー!(笑)

というわけで、01。藤原さんにみごと騙されました!!
藤原さん、覆面作品じゃなくてサイトの最新作品にフェイクを仕込んでた!Σ( ̄□ ̄lll)
なんという発想の転換! コロンブスの卵!

01には四連ダッシュがあるのですが、藤原さんは、作品公開後に自サイトにUPした新作に、わざと四連ダッシュを仕込んでいたそうなのです。
で、自ブロックは期間ギリギリに超スピードでちょこちょこっとやっただけなので、ぱっと見て目立つ特徴が一致したものは、それ以上の検証もせずに、とりあえず当てはめていっちゃったんです。
それが、ちょうど、01の四連ダッシュで。
他のブロックだったら、その後、検証の途中で間違いに気づけたと思うんですが、ここはそれをしなかったから……(涙)

02は、ツイッター等では文月さん説が強く、私も、第一印象は「……文月さん?」だったんですが、一応文月さんのサイトに飛んで作品を見たところ、すぐに、文章が全く違うことに気が付きました。
文月さんの作品を読んだのってずいぶん前だから、『やわらかくたおやかで穏やかだけど、しっかり、きっちりとした、折り目正しく端正な文章』という漠然としたイメージだけ残っていて、具体的なことは忘れてたみたいです。
で、02の文章が、まさにそういう、やわらかな中にも過不足なく的確できっちりした文章で。

でも、とにかく文月さんでないのは確信したので、次に、候補に上げてる人の多い玉蟲さんをあたってみました。(自分のブロックということで、みなさんの推理ツイートをずっとふぁぼってたから、事前のカンニングは万全!)
そしたら、読点の打ち方とか、暢気という変換とか、細かくは忘れましたが、いろいろとそれらしい点が。
そして、決め手は、意気込みテンプレの最近読んだ本『エマ』!
よし、決まり!

03は、最初から塩さんだと思っていました。
でも、塩さんが、どこのだかわからないけどこういう方言を書けるのかどうか自信がなかったので、自分の中で断定はしていなかったのですが、ツイッターで塩さんは福井(だったらしい)とつながりがあるらしいという情報が出てきて、「おお、やっぱりそうなんだ!」と。

それだけじゃなんなので、一応、サイトに行って検証もしてみました。
……が、ほぼ、自分が塩さんの作品をいかに好きかということを再確認するだけに終わりました(^^ゞ
特に『未だ凍てつく春の中』が、ものすごく好きだということを、あらためて思い知りました……!

だからって、『私は塩さんの作品が好き→私はE03が好き→よってE03は塩さんの作品』って論法((覆面企画の探偵が陥りがちな罠ですよね!)はあんまりにも乱暴すぎるので、一応拾ってきた物証は、塩さんの後書きによると証拠として挙げた人が多かったという『啼く』。
私も時に応じて使うし、そんなに珍しくはないと思うんですが、『鳴く』よりは少数派ですよね。
あと、女の子が縁側に腰掛けて足をぶらぶらさせるシーンがあった!(笑)
そんなの何の証拠にもならないかもしれませんが、まあ、とにかく全体的に塩さんだからいいんじゃないかと……。
合ってて嬉しいです!


04は私。
これについては後日後書きテンプレでさんざん語ります!

05の菜宮さんは、他の方もそうだったみたいですが、『急きょ』を手がかりに特定。
いったん紐付けると、次々と物証が出てきました。
菜宮さん、後書きで『急きょ』はそんなに珍しいだろうかと書いていましたが、たしかに新聞などでは、そう書きますよね。
ただ、新聞の場合、使っていい漢字が決まっていて、それ以外の字だと混ぜ書きにするというのが方針なのでそうなっちゃうというだけで、そういう制約がないオンノベでは、必ずしも新聞の基準に倣わない人も多そうな気がします。
手書きで書くには難しい字ですが、PCなら簡単に変換できますしね。

でも、『急きょ』がすごく珍しいから菜宮さんに決定というわけではなく、みんな、それをきっかけに見比べたはじめたら他に類似点がいっぱい見つかったってことじゃないかと。

06は、(これは良い『世にも奇妙な』系……。『世にも奇妙な』系といえば紅月さんだな!)と、一応サイトに飛んでみたら、一文の長さや改行、漢字の開き率や段落の大きさなど、ぱっと見の景色(画面の埋まり具合や黒っぽさ)がだいたい似た感じだったので、ほぼ見た目だけで安易に当てはめてしまいました。
一応、漢字変換や言い回しも多少検証してみましたが、だいたい合ってたし……。
でも、だいたい合ってたところは、きっと、特に珍しくないところばかりだったのですね(^^;)
これもまた、『覆面探偵あるある』です……。
ここは、時間を書けて検証しても、正解できたかどうか怪しいです。

07は文月さんだったわけですが、私は、02の推理をした時に、その流れですでに文月さんを別のところに当てはめてしまっていたため、ここは消去法で彪峰さんになりました。
一応サイトを見に行ったのですが、困ったことに(笑)、たまたま読んだ参考作品が戦記要素のあるものだったので、内容的にも違和感がなく、歴史上の出来事名を07と同じ記号でくくっており(「セガン高原の戦い」)、台詞に……や――が多いことや、文末の――の後には句点付くことなどが、いろいろと偶然一致(笑)
(うん。ここでいいんじゃない?)ということに……(^^;)
実際の彪峰さんは、そのへんの特徴は隠していらっしゃったようで。

08は、読点のリズムをとっかかりに、小林さんに。
言い回しや変換など、いくつかの共通点も見つけたはずですが、このブロック、とにかく急いでたので、ちゃんとメモしてなくて分からなくなってしまいました……。

09は、『とたん』(『とたんに』ではく『とたん、〜〜』と続く)をとっかかりに、白馬さんに。
動物がわんさか出てきて、動物園で火事が起きれば飼育員は来園者の避難より動物の保護を優先させてるし!

そして問題の10。
これを文月さんだなんてとんちんかんな推理をしたのは私だけなんじゃないかと……(^^;)
(投票が一票あるのは、滑り込みだった私なので)

なんでそんなことになったかというと、外したのにも、ちゃんとそれなりの理由があるのです。
キドニーパイと照合するために文月さんのサイトに伺った際、気になる語彙や変換を幾つかチェックしてきて、
物は試しに、と、その中の一つ『ふっくりとした』で覆面作品を検索してみたら、10がヒットしたのです。
その時は、(えっ、文月さんがこれ? 全然イメージじゃないなあ……)と思ったんですが、まさか『ふっくりとした』なんていう、私にはわりとレアそうに見えた言い回しをする人が同じブロック内に二人いるとは思わず、とりあえず文月さん=10を前提に調べてみたところ、文長や読点頻度も作品によってはある程度近く、変換も幾つか一致し、しかもこれ、よくよく考えてみたら、そういえば『おじさま』じゃん!……と気付いてしまって……。
で、ちょっと冒険して、当てはめてしまいました。

まあ、外したけど、ここは納得の外し(笑)です。
時間がなくてよく見なくて外したんじゃなく、それなりに調べて、考えた結果、外したので。
『ふっくら』ではなく『ふっくりとした唇』……私が思ったほどレアじゃなかったんだ!

そして11。
一見して、見たこともない文章です。
一文が長くて、読点がものすごく少ない!
このブロックの人はほとんど知ってる人で、なのに私がこの文章を見たことがない、イコール、その中に誰も普段そういう文章を書く人がいないということで、ということは、誰かのフェイクか、でなければ初参加の人か。
ちょうど初参加の人が一人いるので、頭からフェイクと決めつける前に、まずは素直に初参加の人を見てみましょう……と思って、水城さんのサイトに。

そしたら、たまたま何作品かクリックしていくうちに、たまたま、比較的文章長めで読点少なめのもの(同じ作品の中でもちょうどその部分だけだったのかもしれないけど)に出会ってしまい。
言い回し等もたまたま共通するものを見かけてしまい。
あと、11は、例えば縁側から部屋の中に移動するとかごはんを食べるとかの日常的な動作を、それこそ極端に言えば『右足を前に出して、次に左足を出して……』的な詳細さで逐一的に描いているのが特徴的ですが、わりとそれに近い詳細な描写も見かけてしまい(ただ『着替えた』と書かないで、Tシャツを脱ぎ、短パンを脱ぎ……と丁寧に描写している箇所など)、なにしろ大急ぎだったので、安直にぱぱっと確定してしまいました。

が、これ、藤原さんのフェイク文体だったんですね……。
提出作品でフェイクした上にサイト作品にもフェイクを仕込むという、藤原さん、恐ろしい子……!(白目)
ここも、時間を掛ければ、正解できたかはともかく、少なくとも水城さんでないということには気づけたかもしれないなあと思うと、非常に残念です。

というか、ツイッターで作品名を出さずに水城さんを推理したと書いた時、ご本人が、『初参加で全くフェイクをしていないのできっと見つかると思っていた』というようなことをおっしゃった段階で、(じゃあ、これ、間違ってるかも……)と思ったのです。
なぜなら、E11には半角『!?』があったから。
そして、水城さんは半角使ってない。
つまり、あの半角は誰かのフェイクで、フェイクをしたのが水城さんではないとしたら、この推理は間違っている、と……。

もちろん半角記号の存在には最初から気付いていたのですが、記号を半角に変えるなんて初歩的なフェイクは、初参加でも過去の企画のログを見てれば出来るだろうと思い、あえて無視してしまったのでしたが、これはマズったか……?
……とは思ったんですが、とにかくギリギリだったので、もうどうにでもなれと思ってしまい、見直しませんでした。
そこで諦めずにギリギリまで粘って見直せよ、その時の私!(笑)


そして12は、もう、一読して盲管さん。
こんなに上手いのは盲管さんしかいない! というのが一番の理由ですが、ただ理由もなく『上手いから』だけじゃなく、語彙や言い回しに、とにかく盲管さんの匂いが。
盲管さんは、作品だけじゃなく、ツイッター等での普段の発言からも、時に同じ匂いがしていて、とにかく盲管さんです、ありがとうございました!

盲管さん、ご自分のことを教室の隅の団子虫だなんて言ってましたが(なぜに団子虫!?(笑))、とんでもないですよねえ。
ある意味、伝説の人ですよね。
覆面企画史上に燦然と輝く伝説の巨人。
しかも、ガラスの仮面をつけた巨人というか、鉄板で出来た巨人というか……つまり鋼鉄ジーグ?(古くてごめんなさい)

正解率は、自分を除いて6/11でした。低っ……!
でも、このブロック、もしも時間をかけて落ち着いて推理してたら、もうちょっといいセンいったんじゃないかなあ……。
自分が分かってるんだから当たり前といえば当たり前ですが、以前、自分がいるブロックをこっそり推理した時は、自分が鉄板組だったために、人数が一人少ないというだけで難易度は全く減っていなかったので、今回はやっぱり、二重フェイクの藤原さんと並んで、私が事態をややこしくした一人なんじゃないかと……(^^ゞ



2014年10月27日(月) 覆面企画6 Dブロック推理経過と答え合わせ

Dブロックは、推理経過をまだ書いてないので、推理の理由と結果と答え合わせをまとめて、作品ごとにやってしまおうと思います。

まずは推理結果と答え合わせ

D01 とある罪人の告白         ◯空地大さん
D02 顔(※注             ◯和泉有穂さん
D03 Gore -青き死神-          ×茅さん
                   →正解:和さん
D04 アマヤドリズム          ◯曽野 十瓜さん
D05 記憶               ×碧さん
                   →正解:耀華さん
D06 ひだね              ◯鈴埜さん
D07 Waiting For The Fire Never Come  ◯綾瀬翔さん
D08 火童子              ◯真空中さん  
D09 焦げた着物の少女         ◯恵陽さん
D10 灼かれた者(※注)        ×耀華さん
                   →正解:於來 見沙都さん
D11 葬送               ×於來 見沙都さん
                   →正解:茅さん
D12 業火               ×和さん
                   →正解:碧さん

このブロックは難しかった!
だからすごく頑張って推理したけど、やっぱりさんざん外してた!

まず、D01。
特に第一印象で当てはまる人はいなかったし、明らかなフェイク作に見えて検証も難しそうだったので、ずっと空席のまま後回しにしていました。
途中、文体の印象やどんでんがえし性から鈴埜さん、シニカルな作風から碧さん(サイトの作品中にに『ございます』口調の語りもあって、その文体がけっこう似てる気がした)などを考えてみましたが、推理していくうちにいずれも他の作品にあてはまってしまい、最後のほうになって、ほぼ消去法に近い形で空地さんが候補に上がってきました。
その時点でも、(えっ、空地さん? あんまりイメージじゃない気が……)と、自分の推理ながら半信半疑だったのですが、よくよく文章を見た結果、やっぱり空地さんのような気がしました。
細かな物証も何かしら見つけたはずなのですが、メモがとっちらかって分からなくなってしまいました……。

D02は、第一印象では於來さんでした。
土俗的な雰囲気が於來さんぽいし、狐のお面なんて、いかにも於來さんが書きそうな気がして。

でも、題材的にはいかにも於來さんが書きそうだけど、近くによって文章をよく見ると、何か違う気が。
於來さんはこの世界観だと使わないんじゃないかなと思うような言葉も多くて、他ブロックの推理で何度も思った、『同じデザインの絹のシャツと麻のシャツ』的な風合いの違いを感じたので、於來さんは却下。

その後、和泉さんの他に碧さん、和さんあたりを考えて見比べた結果、『にこりと笑んだ』『かぁぁぁっと身体が』『にぃと』『嗤った』『息をのむ』『匂いたつ』『だぁれも』など、言い回しや変換の一致率が非常に高かった和泉さんに確定。正解でした。

03は、第一印象では全く茅さんを思い浮かべもしなかったのですが、ツイッターで盲管さんが茅さんだろうと言っていたので、そうかなあ……と思って腑に落ちないままに一応検証してみたところ、あちこちが無視できないほど一致しているという現象が起こってしまい……。
茅さんはとても作風の幅の広い方ですが、ハードボイルド的なものを書いた時の文章に03との共通点が多く(今思えば、別に茅さんの特徴というわけではなく、単にハードボイルド的な文体の特徴だったのでしょう)、また、『掌』など漢字変換や言い回しにも共通するものがあり、中でも『言う』を平仮名で『いう』と表記するというのが決め手になって、相変わらず腑に落ちないものを感じながらも、物証を信じて茅さんに確定。

……たぶん、ここが、このブロックのボタンの掛け違いの始まりでした(^^;)
ここを


04は、第一印象から、はっきりと曽野さんでした。
『あ、曽野さん、ここにいたじゃん』みたいな。
一度も他の人だと思いませんでした。
でも、ずっと、ちゃんと検証しないで決めてはいけないと思い続けて、でも、明らかな証拠というのが出てこないので、心のなかでは最初から曽野さんだと信じているのに、ここを曽野さんに確定するわけにはまだいかない……という状態で。

一応、他に候補だったのは、空地さんです。
絶対音感、音楽を志しての挫折など、前回の覆面作とのモチーフの被りっぷりが激しい上に、『くちびる』というわりと珍しい表記。
でも、曽野さんも、漢字の開き具合は作品に合わせて変えてるので、『くびちる』もありだと思ったし、あまりにもあからさまなモチーフ被りは、逆に、続けて同じようなものは出さないだろうという否定材料とも受け取れます。
それに、空地さんがこういう疲れた社会人主人公を書きそうな気がしなかったし、あと、カラコンのバンド少年も、空地さんのキャラじゃない気がしました。
むしろ、ああいう、イマドキボーイを、まるで本当にそこらのコンビニにでもいそうに活き活きと描くのは、曽野さんのお家芸では……?

その他にも、曽野さんらしい点としては、一人称の主語の省略が多めなとこ。
前回の『俺 in QQ 24時』にも通じるポップで洒落たタイトル。
重苦しい怨念をリアルに描くけど、それを作中で昇華して、ちょっといい話で終わるとこ。
特に何か具体的に解決したわけじゃないけど、主人公の心境が変わったことで、少し元気が出る、良い後味になってるんですよね。
最初と最後に同じようなシーンやセリフを持ってきて対比させて主人公の心境の変化を見せるという、まるで短編の見本みたいな、教科書的にテクニカルな構成。
QQでは、最初と最後に同じコンビニのシーンがあって、今回は『疲れた』のセリフが繰り返されて、でも、最初の時とは主人公の心境が変わってるから、同じシーンやセリフが違う意味を持つようになってる。

最初からもう、これらのことから曽野さんと確信していたわけですが、毎回そういう思い込みで痛い目を見ているので(笑)、一応探した物証は、『足許』という変換。
漢字を開くか開かないかはその時どきで違っても、閉じる時にどの変換を選ぶかは比較的一致しやすいかと(それでも揺れることもあるけど、ここはわりと揺れにくいところな気が……)。
あと、第二回の『星の音見つけて』で、おじいさんの民謡の発声「はぁああああぁああぁああ」と似た『はぁあ〜』という声を、『悲鳴なのか民謡なのかよくわかんない声』と書いてました。
物証弱いですが、とにかく、物証探し以前に確信してたので……。

あと、そうそう!
曽野さんは、今回の作品をテーマ発表前から書き始めていたとのことで、火というお題の消化が薄めのところも補強材料でした(笑)
これだけ確信してた曽野さん、当たってて良かったです!
(今回、かなり確信した上で外した人が本当に多かったので……(^^;))

05は、最初は、正解である耀華さんを当てはめたんです。しかも、かなりの確信を持って。
理由は文体。
その時は、『ここはこれで確定だな!』と思ったくらいなんですが、碧さん、和さん、空地さんあたりをいろいろと動かした時に、いっしょに移動してしまい、最終的には外すことに……。残念でした!

06は、推理のしにくい童話調ということで、他の推理がかなり進むまで後回しにしていたのですが、途中で、そろそろ確定しようかと、その時残っていた人の中から候補を選ぶ手がかりにしたのが、『気付く』という表現。『気がつく』『気が付く』と書くことも出来る箇所で、かならず『が』が入らない『気付く』を使ってたんです。
で、それに合致したのが、すずのさん。

それでよく見てみると『瞳を』細めたり閉じたりするより『目を』細めたり閉じたりすることが多い、目を『開け』ずに目を『開く』ことが多い、『だが』のあとに読点が来ることが多い、『一刻もしないうち』など、一刻をけっこう多用している、『黙したまま』の使用例もあるなど、物証が続々と。

そういえば、『アラナのノノ』なんていう可愛らしい語感のネーミングも、『魔法使いキィとク・ルゥ』のセンスと通じる気がするし、絵本風の平仮名分かち書きも、今まさに二歳の坊ちゃまを育児中のすずのさんなら、ちょうど馴染みがあるんじゃないかと……。

07は、最初から一目瞭然で綾瀬さん! 何の小細工もなく、正々堂々の綾瀬さん! あらゆる面で綾瀬さん!
一応、漢字変換等の物証も集めましたが、サイトと作品を見比べていくと次々合致していったので、そういえばメモを残してませんでした。ごめんなさい。

08は、最初、冒頭の旧字にびっくりして、誰かの大フェイク作(というか、あえて普段と違う書き方に挑戦した野心作)だとばかり思ったのですが、作者さんのサイトを見ていくと、真空中さんのサイトに、びっくりするほどそのまんまの作風の作品が……。
あらゆる点で、そっくりだったので、一目で確定。

09は、一番最初に確定しました。
第一印象で恵陽さん臭を感じた理由は、男子学生の、いまどきの男の子にしては若干重々しい口調と、キャラがよく『にっこり笑』うこと。
で、調べてみたら、変換癖や用語など、物証はいくらでも出てきました。
恵陽さんの検証はツイッターで実況中継したから、もういいかな。

10は、最初、空地さんを当てはめました。
理由は、テーマ。
ファンタジーとしてのBLじゃなく、真正面からセクシャルマイノリティの問題を扱っているのが、サイトにある作品と共通したので。
でも、よく読み返すと、またまた『同じデザインの絹のシャツと麻のシャツ』的な違和感が……。
たとえば、『男にしては赤過ぎる唇をべろりと開け』みたいな、妙な生々しさが、空地さんっぽくない気がしてました。
同じテーマでも、空地さんが書いたら、もっと透明感がある、きれいめな雰囲気になるんじゃないかな、と。

このあたり、実は作者が於來さんと知って、大いに納得です。
外した私が言うのもなんですが、そういう、一種の生々しさというか、的確が表現が見つけられなかったのですが、良い意味での『汚れ感』みたいなものは、於來さんの持ち味だと思うので……。

なのになぜ、空地さんをここから外した後に、於來さんを持ってこようと思いつかなかったのか……orz

かわりに、ほぼ確信していた05から断腸の思い(笑)で外してまで耀華さんをここに当てはめた理由は、変換や語彙のささいな一致や、あとはたぶん、女性の口調だったと思います。
現代もので女性が女言葉を話す人は少なく、耀華さんは、いつもじゃないけど時々微妙に女言葉入ってたような気がして……。

11は、於來さんにしていたのですが、セリフ周りの処理の他には特に根拠はなく、10を他の人にしてしまったら他に於來さんの行くあてがなかっただけだったような。
当てはめてみてからも、於來さんだという明確な理由はないけど違うという理由もなく……みたいな感じだったかと。
於來さんらしいといえば於來さんらしい気もしつつ、でも於來さんこういうおばあさん書くかなあという気もしつつ、でも於來さんは何しろ前回(だっけ?)完全犯罪を成し遂げた人なので、何でもアリかな、と……。

親しい人の作品を当てられなかった時って、だいたい、正解発表後に、「言われて見ればめっちゃ◯◯さんっぽかった! なんで気が付かなかったんだろう!」って思うんですが、於來さんのロボットのやつだけは、いま読んでも、「えっ、そうなの……?」って感じなんですよね。
だから、於來さんだったら、まったく於來さんだとわからないものでも書けてしまうんじゃないかと……。

でも、ここは茅さんだったのですね!
そういえば、ものすごく茅さんっぽかったです!
おばあさんのキャラとか、和菓子とか!
(↑正解発表後のいつものパターン……)

そして12は、碧さんでしたか!
和さん、碧さんは、さんざんぐるぐる置き換えあって、最後まで迷っていたのです。
最終的には、ささいな変換癖や語彙の一致でむりやり割り振りましたが、(この変換は和さんと共通してるけど別の変換は碧さんと共通してる、でも、この言い回しがあるのは和さんで、この部分は碧さんで……)みたいなのばっかりで。
最後の最後まで迷って、結局、特に確信もないまま、しかたなく賭けにでましたが、結局外してました……。残念!

最終的に和さんにした理由は、やっぱり、ささいな変換癖だったろうと思うのですが、今メモを見なおしても、根拠になりそうな変換は、碧さんと和さん、どっちも同じだったりして、今となっては、取り違えた理由すら分かりません……(^^ゞ

せめて、けっこう確信のあった耀華さんさんを05のままにしておけばよかった……。

正解率は7/12でした。



2014年10月24日(金) 覆面企画6 Cブロック答え合わせ&一人反省会

C01 天翔る竜と天下無双のドラゴン娘!(仮) ☓蓮桐ユキノさん
                      →正解:永坂暖日さん
C02 桜都狂騒劇場              ◯ろくさん
C03 時よ止まれ、汝は美しい         ☓永坂暖日さん
                      →正解:蓮桐ユキさん
C04 ほんとうの救世主            ◯たつみ暁さん
C05 ともしびの揺れる            ◯蝶々さん
C06 あの温もりを思い出せない        ◯えこさん
C07 深夜ドラマは30分ものに限る      ◯くまごろうさん
C08 火刑に処す               ☓並木空さん
                      →正解:桂木直さん
C09 真夏のブーメラン            ◯西禄屋斗さん
C10 あなたの健康を損なうおそれがあります  ◯御桜真さん
C11 この気持ちにつける名前をまだ知らない  ☓桂木直さん
                      →正解:並木空さん
C12 緋蓮                  ◯藍間真珠さん


やった〜! 藍間さん当てたぞ!
見落としてなければ、藍間さん=12説を出したのは私が最初だったのでは?
イメージ的には、藍間さんがこういう色っぽいシーンを描くだろうかという疑問があって、最後の最後までちょっと躊躇してたんですが、イメージの問題だけで、物証はすべて藍間さんを示していたから……。

そして、永坂さんと蓮桐さんが逆だった!
03の、女性のしゃべり口調が、私が候補にしてた永坂さんのとも藍間さんのとも、ちょっと違う気は、してたんです。
その違和感を無視しちゃいけなかったんですね。
そうか、蓮桐さんだったのか……。
『くそったれ』は、そこまでレアじゃなかった……(^^;)
(私が蓮桐さんを01にした主な理由は『くそったれ』(^^ゞ)

私の今回の三大バカ推理は『スープ』『セミ』『くそったれ』ですね!
(もちろん全部外してる(^^;))

そして04〜07は正解。
やっぱりくまごろうさんは07だったんだ!
そしてえこさんは、やっぱり安定のえこさんだった!
そういえば、『まっすぐと』を使う人は、並木さんとえこさん以外に、他ブロックの推理中に、少なくとも3人は見つけました。
意外と多い表現だったようです。

そして、並木さんと桂木さんが逆だった!!
言われてみれば、08、めっちゃ桂木さんっぽかった!
桂木さんのイメージにぴったりだった!
最初に改行具合から並木さんだと思い込んでしまったため、桂木さんを当てはめてみようとは、全く思いつかなったんですよね……。失敗した。
並木さん=08も、すごくそれらしくて、物証らしきものもいっぱいあったから、一時期検証してみた『えこさんと逆である疑惑』以外、全く疑わなくて。

桂木さん=11には、正直、イメージ的に違和感あったんです。
でも、藍間さん=12と同じく、イメージ的には違和感あるけど物証はほぼ桂木さんを示しているように思われたので冒険してみたのですが……。
藍間さんの方は物証を信じて正解だったけど、こっちは裏目に出ましたね。
確かに、藍間さんのケースにくらべて作風違和感はより強く、物証はより弱かったからなあ……。
うーん、残念!

西禄屋さんは、意気込みがフェイクだったのかな?
ぱっと見でフェイクかと思った半角記号とかも別にフェイクじゃなくて普段どおりだったみたいなんですが……。
それにしても作品数と作風の幅がすごい!

御桜さんは、ツイッターによるとお酒はあまり飲めないんだったんですね。
でも10は御桜さんで合ってた……!
酔拳のおかげ(笑)
いや、一応、文章とか変換も検証したんですよ。

正解率は8/12でした。



2014年10月23日(木) 覆面企画6 Bブロック答え合わせ&一人反省会&感想もちょっぴりあるよ

そしてBブロック。


B01 異端審問官と異端の聖女           ◯立神勇樹さん
B02 誰か                    ◯市川イチさん
B03 <激情>の魔女               ◯ネジ子さん
B04 サンシャーラ                ◯ウルさん 
B05 人類に炎を取り戻してくれたペンギンのお話  ◯深海いわしさん
B06 闇盗人                   ☓星野莢さん
                     →正解:ゆめのみなとさん
B07 魔法使いの弟子と赤の受難          ◯咲倉紅羽さん
B08 クルーム・ルージュは屍に帰す        ◯梶つかささん
B09 狐の嫁入り                 ☓ゆめのみなとさん
                     → 正解:星野莢さん
B10 Kindling !                 ◯enuさん
B11 夜の灯しびと                ◯中原まなみさん
B12 キタキタ                  ◯石井鶫子さん


このブロックの正解率は高かったですが、ゆめのさんを外したことが今回最大のショック!
現代ものとか書かれたら分からないかもと思っていたけど、ゆめのさんのメインジャンルである異世界ファンタジーだったのに分からなかったという……orz

今にして思えば、理由は、おそらく、話中話形式だったからだと思います。
私が推理中に『ゆめのさんはこういう書き方しない』と思った部分は、よく考えてみたら、全部、カッコに入ってなくて地の文の形にはなってるけど、男の語りだったのです。

あと、『ゆめのさんの匂いがしない』と思った理由は、ゆめのさんの後書きを読んで少しわかった気がします。
時間の関係で、頭に浮かんでくる情景は無視して話の骨だけ書いたとのこと。
今まで私がゆめのさん臭を感じ取っていたのは、まさにその、今回無視された部分からだったのでしょう。
あとは私の鼻がつまってたってことで……(笑)、
何しても、面目次第もないです! 長年のファンなのに!(泣)

あと、星野さんのステルスっぷりはハンパなかった。
別にフェイク臭漂う作品とかじゃなかったのに。
サイトに同ジャンルの作品が無かったのが大きいですね。
文章に大きな癖のない人がサイトに置いていないジャンル・作風のものを書くと、本当にわからないことがままあります。
『狐の嫁入り』、とても好きな作品でした!

あと、梶さんとゆめのさんの作風の、偶然の一致ぶりはすごかった。
第一印象では、私、すっかり08=ゆめのさんでしたもん。
曽野さんもそう言ってましたよね。
ほんのりと、普段のゆめのさんと同じ香りが漂ってまして……。
四行の詩まで出て来るし!(←ゆめの作品にも出て来る)
ただ、細かく検証してみると、語彙や変換が梶さんとどんどん一致してきて、ゆめのさんであって欲しい願望があっても無視できない程度になってきまして……。

推理期間中、ゆめのさんが梶さんのサイト作品を読んですごく好みだとおっしゃっているのを見て、さもありなんと思っていました。
きっと趣味が似てるんだろうなあと。
もちろん私も、梶さんの作品、とても好みでした!

梶さんだけじゃなく、このブロック、好みの作品が本当に多くて……。
私の好きなジャンルである異世界ファンタジー書きさんが多かったので、提出作はもちろん、普段の作品も、とても楽しませていただきました。
ネジ子さんの『<激情>の魔女』は、出先で読んだにもかかわらずニヤニヤせずには読めなかったし、ラストではニヤニヤしつつもウルっとしかけたし、『狐の嫁入り』のラストも、出先にもかかわらずウルっとしたし、enuさんの作風文体もとっても好みで、サイトで推理材料を漁るのが特に楽しかったし、ゆめのさん臭こそ嗅ぎ取りそこねたけれど『闇盗人』ももちろん面白かった!

そして何より、ヤンス! ヤンスでヤンス!
もう、全編、ニヤニヤせずには読めませんでしたね。
特に『どこが首だ』のとこがもう、好きで好きで……!
心をすっかり持っていかれてしまいました!
ウィリーは、人類に炎を取り戻してくれたけど、かわりに大変なものを盗んでいきましたよ。
それは私の心です……!(愛)

あと、キタキタですね。
もう、この、タイトル(からの勝手な想像)との落差……(笑)
ヤンスと並んで、今回の覆面企画の伝説となりそうな作品ですね。
怖かった……!
でも、みんなできゃーきゃー怖がりながら読むのもまた楽しかったです!
それでも怖かったけど!

そして、石井さんは、今回、初参加で推理の手法をよく知らなかったから簡単に当てられたけど、それは初回特典で、もし次があったら、もう二度と当てられないような気がします……。

他の作品も、とにかく全部好みで、読むのも推理をするのも、とても楽しいブロックでした!

正解率は10/12。
このブロック、全問正解した人も多いのでは?
ゆめのさんと星野さんを取り違えたことが、なおさら悔やまれます……。



2014年10月22日(水) 覆面企画Aブロック答え合わせ&一人反省会

19日に正解発表だった覆面作家企画6。
それからずっとまとまった時間がとれなくて、ツイッターではぼちぼち呟いてたけど、落ち着いて日記を書くヒマがなく、正解発表したら思う存分絶叫しようと思ってたのに、すっかりタイミングを逃してしまいました……。

そんなわけで、正解発表後の衝撃(笑)はすでに通りすぎてしまったのですが、あらためて、答え合わせ、いきます!

まずはAブロックから。

A01 世界の秘境から            ◯塩中吉里さん
A02 真夜中のラブレター          ☓虹屋よしゆきさん
                      →正解:碓地海さん
A03 鬼の泪                 ◯彩真 創さん
A04 灯                  ◯鴉城カホリさん
A05 エダの花火              ☓碓地海さん
                      →正解:神儺さん
A06 羽虫                 ☓神儺さん
                      →正解:蔵野杖人さん
A07 一生分の               ☓蔵野杖人さん
                       →正解:ヒイロさん
A08 dead???:エンドorスタート       ◯祭歌さん
A09 火消し参り              ◯其場凌さん
A10 キャンドル・ミッドナイト       ◯はにさん
A11 PT                 ☓ヒイロさん
                      →正解:虹屋よしゆきさん
A12 IRCオリンポスログ@プロメテウス炎上  ◯五部臨さん

(お名前の部分がなぜかズレてしまって揃えられないので、見にくくてごめんなさい)

まずは01、塩中さん、当たっててよかった!
ここ、前回のREDさん(現・西禄屋さん)みたいに、全員間違えてる可能性ありましたよね(^^;)
さすが塩中さん、みんなの期待を裏切らない!(笑)

そして、このブロック最大のショックは、たいちさん!!
たいちさん、02だったんだ……。
考えても見なかった可能性じゃなくて、終盤、曽野さんが提唱してからは、自分でも再検証して、よくよく考えた上で変更しなかったのに……!

たしかに、言われてみれば02=たいちさんもありだとは思ったんですよ。
なんたって『どM道』のたいちさんだし。
特に、ポエム!

でも、それ以上に、05がたいちさんっぽく思えすぎて、一ブロックにたいちさん二人はいないよなあ、と……。

よくよく考えてみたら、私がたいちさん02説をどたんばで却下した時の根拠は、セリフ中の小文字(なぁ、とか、ねぇとか)使い以外は全部、05がいかにたいちさんっぽいかということばかりでしたね。
02がたいちさんらしくない理由は、小文字しかありませんでしたね。
でも、それって、たまたま参考にした作品で使って無かっただけだったのかも……orz

そして、03、04は、かなり自信ありまして、その通り、正解でした。
特に鴉城さんは、初参加だけど、初参加の人にありがちな、記号とか書式(?)とかの内容と関係ないレベルの部分でではなく、作風でバンバン当てられてましたね。

そして、絶対たいちさんと信じてて実作者様には大変失礼だったと思う05は、かんなさん。
セミが鳴いてたなんてテキトーな理由で別作品に当てはめてしまい、面目次第もございません……。
セミが理由で間違い推理をしたのなんて、私だけですよね……(^^;)
『エダの花火』、素敵な作品でございました!
今更ながら、実作者様に敬意を!

そして、06は蔵野さんだったんだ!?
これは一度も私の中で候補に上がりませんでしたね……。
蔵野さん、参考作品が少なかったし、作品がPDFなのでいろいろと推理に支障があったため(←あ、そんなのは私の勝手な都合であって、もちろん作者様が悪いわけでは全くありません、念のため……)、私にとっては手強い伏兵でした。

07=ヒイロさんも、なぜか一度も考えて見なかった可能性でした。
07には、ずっと、祭歌さんだの蔵野さんだのはにさんだの、他の候補が大勢いたので、それ以外の人を当てはめてみる機会がなかったというか……。
候補は大勢いたけど、どの方だとしてもいまいち違和感があったので、そういう時は他を当たってみるべきでしたね。残念!

最終的には蔵野さんにしたけど、(これは女性の作だよなあ……)という違和感が最後まで拭えないままだったので、違ってたと分かって、納得です。
間違えておいて(やっぱりね……)みたいな、腑に落ちた感が……。
幾つかあった蔵野さん作品とのモチーフ被りは、偶然だったのですね。

ちなみに、蔵野さんを07に移動させた理由である07とのモチーフ被りというのは、18禁二次創作のほうにあった、親に虐待されて育った男性、虐待に順応してしまう女性、動物(07では子犬、蔵野さんちでは猫)を殺すエピソードでした。

08=祭歌さんは、07からの移動でしたが、合っててよかった!
09=其場さんは、第一印象通りでした。

10のはにさんは、ギリギリになって、曽野さんの推理をカンニングして移動したのです。
一応、自分で再検証してのことだったのですが、再検証したあとで曽野さんの推理を見なおしたら、見つけた証拠の中で一番有力なもの(『それって、なんですか。と』みたいな句点の使い方)が、曽野さんと同じものだったという……(^^;)
というわけで、メェ探偵様のおかげ!

11の虹屋さんは、私も一度は考えたのですが、意気込みで、最初に書いたものをやめて短時間で別のものを書いて出したと言ってらっしゃって、これは短時間で書けるものとは思えなくて、(でも虹屋さんなら書けるのかも)と思いつつ、外してしまいました。
虹屋さんは、やっぱり、もの書きとしてのスペックが違う! なんたる高スペック! 尊敬です。

そして12の五部さんも、はにさんを動かしたのと同じく、曽野さん推理のカンニングのおかげ。
半角『!?』だけを理由に蔵野さんを12に、特に理由もなく消去法で五部さんを10にしてたけど、そういえば、初参加の蔵野さんがあれを書いたと思うより、五部さんだと思うほうが、ずっと自然じゃないですか……。
五部さん、年季の入ったゲーマーさんと思われるので、ああいうチャットのノリに馴染みがあるだろうし、あと、RPG好きの人は神話に詳しかったりすると思うし……。
そんなわけで、ここは完全に曽野さんのおかげでした。

正解率は7/12ですね。
ギリギリに修正してなかったら、5/12と、五割を割ってしまうところでした……。



2014年10月19日(日) 覆面企画6 Eブロック推理結果

水面下で推理していたEブロックの推理結果です!
正解発表はまだ見てません!

  E01 生きてさえいれば          藤原湾さん
E02 キドニーパイをひとくち       玉蟲さん
E03 火を目指して飛んでいけ       塩さん
E04 酔夢春秋              冬木洋子(私(^^ゞ)
E05 グラスキャンドルライト       菜宮 雪さん
E06 ことのはに             紅月赤哉さん
E07 暁の女神と黄金の悪魔(※注)    彪峰イツカさん
E08 女神は灰の夢を見る?         小林さん
E09 The Phantom Circus, Fire Funeral  白馬 黎さん
E10 朱樂院家の焼失           文月夕さん
E11 種火                水城翼さん
E12 プロメテウスの崖          盲管さん

推理の理由は後日追記します。

追記:推理経過と答え合わせをこちらにUPしました。



2014年10月18日(土) 覆面6 Dブロック推理結果

Dブロックの推理結果です。

D01 とある罪人の告白         空地大さん
D02 顔(※注)   和泉有穂さん
D03 Gore -青き死神-          茅さん
D04 アマヤドリズム          曽野 十瓜さん
D05 記憶 碧さん
D06 ひだね              鈴埜さん
D07 Waiting For The Fire Never Come  綾瀬翔さん
D08 火童子              真空中さん  
D09 焦げた着物の少女         恵陽さん
D10 灼かれた者(※注)        耀華さん
D11 葬送               於來 見沙都さん
D12 業火 和さん


時間が迫っていたので推理の途中経過を記録できませんでしたが、後日、推理の理由をこの日記に追記する予定です。

10/27 追記
推理経過と答え合わせ
http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=64893&pg=20141027



2014年10月03日(金) 覆面6 Cブロック推理結果+推理経過 その4

Cブロック推理結果
(掲示板から来た人が見やすいように結果を一番上に載せますが、推理経過を追ってくださってる方は、このページの下のほうに推理経過の第四回があります)

C01 天翔る竜と天下無双のドラゴン娘!(仮) 蓮桐ユキノさん
C02 桜都狂騒劇場              ろくさん
C03 時よ止まれ、汝は美しい         永坂暖日さん
C04 ほんとうの救世主            たつみ暁さん
C05 ともしびの揺れる            蝶々さん
C06 あの温もりを思い出せない        えこさん
C07 深夜ドラマは30分ものに限る      くまごろうさん
C08 火刑に処す               並木空さん
C09 真夏のブーメラン            西禄屋斗さん
C10 あなたの健康を損なうおそれがあります  御桜真さん
C11 この気持ちにつける名前をまだ知らない  桂木直さん
C12 緋蓮                  藍間真珠さん

推理の経過はこちら
第一回
第二回
第三回
第四回(この↓)

*******

推理経過の第四回目です。
まずは前回までの仮配置をぺたり。

C01 天翔る竜と天下無双のドラゴン娘!(仮) 蓮桐さん
C02 桜都狂騒劇場              ろくさん
C03 時よ止まれ、汝は美しい         永坂さんかくまごろうさん
C04 ほんとうの救世主            たつみさん
C05 ともしびの揺れる            蝶々さん
C06 あの温もりを思い出せない        えこさんか並木さん
C07 深夜ドラマは30分ものに限る      桂木さん
C08 火刑に処す               並木さんかえこさんかくまごろうさん
C09 真夏のブーメラン            西禄屋さん
C10 あなたの健康を損なうおそれがあります  御桜さん
C11 この気持ちにつける名前をまだ知らない  藍間さん
C12 緋蓮                  くまごろうさんか並木さんか永坂さん

くまごろうさんと並木さんと永坂さんが増殖しております……。

まずは、もう一度03についてよく考えて、やっぱりここは、くまごろうさんではありえないだろうと心を決めました。
一文の長さが、いくらなんでも違います。
永坂さんはわりと長文派、くまごうろうさんは、密度が濃いので文章みっちり派のような雰囲気ですが、よく見れば一文の長さそのものは短いです。
永坂さんがここである決定的な証拠も無いのですが、永坂さんだと思えば、少なくとも文体に違和感はないし、内容的にも、そういえば、オチのつけかた(どんでん返し?)など、非常にそれらしい気がして、わたし的には、とってもしっくり来ます。

というわけで、早々に、03からはくまごろうさんが消えて、じゃあ、くまごろうさんはやっぱり12か、それは違和感あるから、フェイクで08……?
でも、08は、やっぱり並木さんが気がするんですよね……。

そこで、まずは、ずっと後回しにしていたえこさんと並木さんを確定してしまうことに。
06とえこさんをあらためて見比べた結果、やっぱりここは、第一印象通り、えこさんで確定としました。

ここは最初から、どこからどこまであらゆる点で一目瞭然にえこさんに見えていたのですが、ただ一言、『まっすぐと』だけがひっかかって、保留にしてあったのです。

でも、あらためて現場を虫眼鏡で穴が空くほど細かく見ていくと、今まで見つけた数々の証拠に上乗せして、『駄菓子屋に売ってある』(←『売っている』ではなく)、『聞かせるくせ、』『数学の問題のくせ、』(←『くせに』ではなく)など、とても特徴的な言い回しが共通しているのを発見。

ここまできたら、もう、えこさんは普段は『まっすぐに』と書くけど時々『まっすぐと』も使う人なのだということでいいんじゃないでしょうか。
『私が今まで、えこさんがその言葉を使ってるところを見たことがない』というのは、えこさんがその言葉を使わないことの証明にはなりませんから。

そして、次は08と並木さんをもう一度見比べます。
やっぱり、見れば見るほど一致率が高いです。
後から後から、いくらでも相似点が出てきます。
どれも、並木さん一人だけのオリジナル用語とかではないので決定的な証拠ではないかもしれませんが、ここまで積み重なれば、決めていいでしょう。

そうすると、やっぱりくまごろうさんが12になってしまうのですが……。
やっぱり納得がいかないので、これ以外のところで、どこか動かせるところがないか考えてみました。
どこか、ちゃんと検証せずにイメージだけで仮配置してあるところ……(ただし、その作品が、絶対にくまごろうさんとは思えないところ除く)。
同時に、C12をもう一度、よく見なおして、特徴を洗い出してみることにしました。

その結果、私の中で、突如、藍間さん=12説が浮上!
決め手は、『激高』です。
永坂さんのところで発見して心が揺れた『激高』が、藍間さんのところにもあった!

もしかすると、普段は激昴を使ってるけどたまたま変換の時に普段と違う選択肢をクリックしちゃった、とかかもしれないので、それだけでは決め手にできませんが、それをきっかけに、もう一度C12と藍間さんの文章を見比べてみると、あれ? 意外と合うぞ!?

そういえば12も、髪の毛の描写、多いですよね。
髪の色だけじゃなく質感にも言及してるし、あと、髪の毛を指で梳くなど、髪に触れる描写も多いです。
細かい部分はメモしわすれたので忘れちゃいましたが、11と藍間さんを見比べた時には、どうせフェイクしてるだろうと無視することにした不一致点も、こっちでは一致してたりして……。

もし藍間さんだとしたら、くまごろうさんの文章と手触りが違う気がしたのも当然ですよね。だって、くまごろうさんじゃないんだから……(笑)

そうすると、C11が空くのですが、くまごろうさんが11というのも、ちょっと違う気が……。
あれ? もしかして、桂木さん?
そういえば、今の仮配置、桂木さん=07は、『イメージ的にはありうる』ってだけで、まだ全く何も検証してませんでしたから。

そういえば、桂木さんは、意外と感情をストレートに言葉で表現することが多い気がします。
えこさんとくまごろうさんは、身体感覚で遠回しに表現する族のような気がするので、11の表現のシンプルなストレートさには桂木さんのほうが似合ってる気がします。
そういえば、以前の桂木さんの覆面作品『夢の続き』でメイドさんが出て来てたなあと思って読んでみると、書き方が、あちこち、とても似てる気がします。

11にある『素直に◯◯する』という言い回しも、桂木さんが使ってるのを複数見つけました。
あと、『白色の』はなかったけど、『青色の』が、桂木さんのサイトにありました。
他にも細かい一致、いろいろ。
どれも珍しいものではないので単独では証拠になりませんが、積もり積もればってことで。

でも、そうしたら、くまごろうさん、どこ〜!?
藍間さんと桂木さんの移動で開いた場所は07ですが、これとくまごろうさんは、イメージ的に全く結びつかない……。
もしかしてブログではこういうノリの文章を書いてたりして?と思ったけど、ブログも、ごく真面目な感じだし。
そういう方が、こういうはっちゃけたノリのものを書いたら、参考作品がなくてお手上げかも。

まさかくまごろうさんが最後まで見つからないとは……。
意外な展開になりました。
最初は、個性が目立つからすぐ見つかるだろうと思ったのに。
あんなに、匂い立つほどの個性のある書き手さんがすぐに見つからないということは、かなり入念に気配を殺してきてるか、あるいは、誰か似た人に隠れてるかだよね……。

怪しいといえば、C06は、かなり怪しいと思ったんです。
最初にプロローグっぽいワンシーンがある構成は、くまごろうさんのマテリアルシリーズの各話に似てるし、題材的にも、妻子ある先生に恋する女子学生が出てきたりしてるし。
だけど、これは、くまごろうさんらしい要素がある以上に、えこさんらしい要素があまりにも多すぎて、私の中ではえこさんで決まっちゃってるので……。

他を見回しても、少しでもそれらしい要素がありそうなものは、もう全部、他の人に当てはめちゃってます。

でも、どうせ意図的に気配を消してるんだと思えば、07もありかも?
くまごろうさんが超本気出して、非常に念入りに、高度なステルス塗装を施したのでは?
くまごろうさん、そのくらいのことができるキャパシティがおありでは?

そう思って気を取り直し、07とくまごろうさんをよくよく見比べてみたら……。
あ、なんだ! ちゃんとそれなりに共通点あるじゃん!
『時おり』という変換。
まあ、変換は、くまごろうさん普段からあまり統一していようなので(手のひらと掌、目眩と眩暈など、両方使ってるケース多々あり)、それだけで証拠にはなりませんが、一致率はかなり高いです。
そして、『声をかけるも』『宥めるも』という『も』の使い方。
古風な文体の作品なら珍しくないかもしれませんが、こういう今風のものの中でこれは、かなり独特かと。

全体の印象は全く違うけど、くまごろうさんで良かったんだ!
耽美な描写とか独特の比喩を封印して気配を消した、くまごろうさんだったんだ!
漢字変換とか記号とかの小手先のフェイクはなしに、文体も自分のままで、普段書かない傾向の話を書くだけでここまで印象を変えてくるとは、くまごろうさん、すごい……。
(←もし当たってたらの話だけど!(笑))

というわけで、Cブロックの推理、自分の中ではすごく納得できてしまいました!
02と05は完全にカンニングだし、09も、思うだけなら自分でも思ってたけど証拠はカンニングさせてもらったから、そのおかげだけど、最後の方は、思いがけなかった組み合わせにもちゃんと物証が見つかって、けっこう納得の推理ができた気がします。……当たってるかは別として!(笑)


今までやってなかったけど、人様がやってるのを見て、わかりやすくていいと思ったから、作品ごとの予想作者の変遷をまとめてみます。

C01 天翔る竜と天下無双のドラゴン娘!(仮) 不明→蓮桐さん
C02 桜都狂騒劇場              不明→カンニングにより(笑)ろくさん
C03 時よ止まれ、汝は美しい         不明→永坂さんかくまごろうさん→永坂さん
C04 ほんとうの救世主            たつみさん
C05 ともしびの揺れる            不明→カンニングにより(笑)蝶々さん
C06 あの温もりを思い出せない        えこさん→えこさんか並木さん→えこさんか並木さんかくまごろうさん→えこさん
C07 深夜ドラマは30分ものに限る      不明→桂木さん→くまごろうさん
C08 火刑に処す               並木さん→並木さんかえこさん→並木さん
C09 真夏のブーメラン            西禄屋さん
C10 あなたの健康を損なうおそれがあります  御桜さん
C11 この気持ちにつける名前をまだ知らない  不明→藍間さん→桂木さん
C12 緋蓮                  不明→くまごろうさん→くまごろうさんか桂木さん→くまごろうさんか永坂さんか並木さん→藍間さん

こうしてみると、12が一番幅広く揺れ動きましたね。

作者別では……。
第一印象のまま決まったのは、たつみさん、えこさん、並木さん、西禄屋さん、御桜さん。
えこさんと並木さんは途中でちょっと惑ったけど、最終的には第一印象通りに。
第一印象では不明だったけど途中で当てはめてからは変動してないのは、蓮桐さん、ろくさん、蝶々さん。
(この内、ろくさんと蝶々さんはカンニング!(^^ゞ)
あちこちさまよったのは、くまごろうさん(一瞬でも候補に上がったのは03、06、07、08、12)、桂木さん(同じく、07と11と12)、藍間さん(同じく11と12)永坂さん(同じく03と12)。
特にくまごろうさんの途中の増殖っぷりはすごかった!(笑)
各作者様、いろいろと失礼しました!


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