苗木土壌 - 2006年05月29日(月) この風に揺れる木々や葉や 書類のように重なる夜景 それら走ってくる光は もう純粋に美しいとは言えないわけで それは 今から生まれてくる子供たちに 申し訳ないわけで だったら その刻一刻と移り変わる模様も 美しいと受け入れるべきなのかと 私は、つくづく悩むのだ トーキング・ヘッズ - 2006年05月26日(金) ぼ、ぼくは 皆さんご存知の通り 口下手であり それにどもり癖がある。 ってこともあって(それが一番の原因なのだが) 端的に話すことが好きだ。 できるだけ少ない文字数で 僕の意思が伝わればいいと思っている ゴールまで短く進めるよう話す ご機嫌なときは 知らない間に口数も増えるのだけれど(笑) 基本的には 地雷を踏まないよう 短いコースを選ぶ。 これを僕は 20歳まで、すごくマイナスに感じてきた 今も感じるときがあるけど 特に20歳くらいまで マイナスに感じるのが強かったと思う もっと明石家さんまみたく 思ったことを、次々と放出したいと よく感じたものだ けれど こういう文章を書いたり 映像を作ったりするときに 僕は僕のこのマイナスを利用できることに気が付いた… 僕は映画やコマーシャルの キャッチコピーが好きで それと同じくらい 短歌や俳句が好きだ 短い言葉の中に 全体の匂いをかもし出せる 短歌や俳句やコピーは 本当に面白いと思う。 つまりそういうことなのだ。 短くて済む話を長く話す必要は無いし 整理して凝縮された言葉は 重いのだ 映像を考える上でも マイナス面は役立ってると思う。 カットの飛ばし方 つなぎ方なんかは、言葉と同じだ 数学の因数分解みたいなもんだ。 無駄を省いて、想いを残す 口下手でいいんでないのと、そう思う。 あとついでに 口下手ってことで類似してんだけど 映画とか作って 「この映画のテーマは何ですか?」とか聞くやついるけど そこで答えたら映画にする意味ねーだろとか思う。 お前は映画を観てねーのかと思う 自分なんかは、口下手で 言いたいことを言えないから “映像”って媒体を借りてるのに それで分からなかったら 自分の伝える能力が低いか お前の理解する能力が低かったかのどっちかで 寿司屋で 「このマグロは美味しいのか美味しくなかったのか分かりませんが ご主人、美味しいんですか?」 って聞いてるようなもんだ 手紙 - 2006年05月23日(火) 例えば、26歳のまでの毎日を 記録したフィルムでもテープでも 帰ってきた部屋のテーブルに ぽんっと置いてあって どこを見ようと迷うとき デッキが壊れてて、結局見れないみたいな ハナから見る気は無かったような 期待を裏切るとか そんな不甲斐なさじゃなくってさ それはそれで 有りだろうという精神は ずっと持ってたいよね 意味分かんないだろうけど なんとなく、そんな感じだよね 俺も意味分かんないけど ツアーコンダクター - 2006年05月19日(金) 雨でいいよ 今日でいいよ 気分がいいからさ 地下道 - 2006年05月18日(木) 近頃書くことが無いんですよね …ってことは無くて 書くことはあんだけど 前みたくそれを直情的に 書こうと思わない というのも 何かやる前にごたごた書いたって しょーがねーだろって 思うワケです 書くなら 何かやった後に ごたごた書かないと 格好悪いと思っちゃってる 格好良さ いやいや、そんなの格好良くないよと 鼻で笑ういじらしさ 26、7なんで 無茶苦茶書けないワケです ちゃんと書かないといけないなぁ とも、思いますが それもバイクの運転中くらい どーぅもすみませんも 雨しだい 僕の心は酒しだい 色白、キツネ目、公務員。 拓馬 - 2006年05月01日(月) 歩いてるから見える景色があって 車だから見える景色がある 春だから見える景色があって 一日中寝てるから見える景色もある 本を読み終えた景色 映画館から出た景色 人のお願いを断った景色 背中に手を回す景色 選んだ景色もあれば 仕方ない景色だってある 売れるから見える景色 売れてないから見える景色 遠回りをしている景色 遠回りをしてるんじゃないかと悩む景色 考えるだけ無駄な景色 だけど考えたくなる朝の景色 景色にする必要があんのか無いのか それはたぶん無いんだろうけど 言いだしっぺは俺なわけで 信じてあげるのも俺なわけで 文章は気持ちよく終わりたいだけで 人生も気持ちよく終わりたいだけで
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