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宇宙の始まりとか物資の根源とかについて、とある人と話した。こういうのは話しながらいろいろ自分なりの解釈を加えて楽しむ遊びであって、実際にどうなのかはわかりようがない。ただ、物質の振る舞いは確率的にしか決定できないだとか時空は曲がっているだとか世界は実は10次元で宇宙は振動していて終わりも始まりもないだとか虚数時間から実数時間にトンネリングして宇宙が始まったとかそういう現代までの物理学の知見を交えて思考するのは一つの遊戯だ。 そしてもしそれら物理学の理論なり仮説なりが真であるとするならば、人間の認識能力は全くもって世界を認知できていないということになる。しかしたとえば世界は10次元だということは認識はできなくとも思考することは可能だ。実際に見えなくても思考できるということが人間の大きな能力の一つだと思う。
最近、一日の寒暖の差が大きくて困る(少しだけ)。 室内と室外の差も大きい。 もう今年も終わりに向かっているんだなあ、と思う。 別に今年が終わるから何かが起こるわけではなく、 これからも毎年が何年何十年と(おそらく)続いていくわけだが。 ただ、その毎年はいまとは違うものになっているだろうし、違うものにするつもりだ。 飽きるからね、同じ毎年の繰り返しだと。
(とりあえず、冬に向けてジャケットを買ってみた)
もっと手際よく作業をこなしたい…自分にとって興味のないことに多くの時間を割かざるをえない状況というのは嫌なものだ。しかもそのせいで自分が楽しみにしていたことを奪われたとなればなおさらに。まあ、元はといえば自分の手際の悪さのせいなのだが。
ふうむ。
「もう少し周囲に気を配ったほうがいい」
もう少し周囲に気を配ろうと思った日。 君のアドバイスに感謝する。 ありがとう。
何かを手に入れるには何かを捨てる必要がある。 どちらも手にいれようとすること。 これは理想だ。でも現実はしばしばそうじゃない。 早く決断しないと、どちらも失ってしまうこともあるのだから。 手に入れたいものが本当に欲しいものなら、 捨てることに躊躇する必要はない。
世界はどこまでも続いている。 ある意味では。 世界はすでに終わっている。 ある意味では。 どちらを選択するのか、それだけだ。
まだまだやれるぞ、という気分に満ちている。 だがそれと同時に、もう必要でなくなってしまったものもある。 取捨選択。 ものごとはそう簡単に割り切れないとはいうけれど、 割り切ることもときには必要だ。
2002年10月11日(金) |
僕が君から学べること |
ある友人のことだ。 君が少し前に進めたみたいでよかった。 俺も今よりもっと前に進もうと思う。 「前」というのがどこなのか、それを見極めるのも大きな問題ではあるのだが、とりあえず今はもう決っている。迷いはないとまでいうと嘘になるが、この方向でいいと思っている。もし性に合わないと思えば、そのときはまた別の道を探すのだろう。
まだ羽ばたいてもいないのに終わってたまるかよ。
『オレたち、もう終わっちゃったのかな』 『バカやろう、まだ始まっちゃいねえよ』 (映画『キッズ・リターン』)
ある友人のことだ。 いま、迷い悩んでいる友人のことだ。 残念ながら、僕がその人の力になれることはひどく限られている。 力になりたいとは思う。 でも、がんばれよ、と励ましの言葉をかけることはない。 僕がその人に言うのは、「君がそう思うのならそうすればいい」とか、そういった言葉だ。 それは結局はその人が決めることだと思うから。 どのような道を選ぼうとも、そのことに関して僕が干渉する権利はない。 ただ、その人が自分で決めるしかないのだ。いまその人はそのような場所に立っている。そして本当は誰でもそのような場所に立っている。 でもできることなら、その人には後悔のしない道を選んで欲しいと思う。 そしてそのために微力ながら僕ができることを考えている、できることをしようとしている、僕にその余裕のある範囲で。
『思い切って手を離しさえすればいいんだ、流れはすくい上げてくれるよ。自由にしてくれる、手を離すんだ、それしかない。』(リチャード・バック(村上龍[訳])『イリュージョン』)
2002年10月01日(火) |
Rainy Days get me down |
大学の後期始まり……いきなり雨だが。
まだ開講されていない講義もあり、本調子ではないが、とりあえず大学再開。 まあ大学のメンバーは少なくとも表面的には変わりがないようで。 内面的には、どうだろう。 それを知る機会がある人とない人がいるだろうな。
何はともあれ楽しみだ。色々と。
『「世界はメタファーだ、田村カフカくん」(中略)「でもね、僕にとっても君にとっても、この図書館だけはなんのメタファーでもない。この図書館はどこまで行っても――この図書館だ。僕と君のあいだで、それだけははっきりしておきたい」(中略)「とてもソリッドで、個別的で、とくべつは図書館だ。ほかのどんなものにも代用はできない」』(村上春樹『海辺のカフカ』)
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