今日、家族の自転車が出先で盗まれてしまいました。 通勤通学に使う訳ではないので日常生活にはあまり影響はないし、チャイナ製の安物で既に結構ボロい自転車なんで資産価値も殆どないんだけど、やっぱり頭に来た。 近くの交番に被害届を出すのに本人だけでは心細いと言うので、自分も付いていったんだけど、おまわりさんからは自転車泥棒は本当に多いんですよ、と言われてしまい、へこみました。 それから、近所のスーパーで恐喝があったとか、別件で空き巣が入ったらしいとかの電話が入ったりとかで、おまわりさんも結構忙しそうでした。 凶悪犯罪の件数は昔よりも減っているそうだけど、窃盗とかの軽・中犯罪は増えてるのかな、と感じた。
出来心だったと思うけど、とにかく、ええかげんにせいよ(`ヘ´) !>犯人。
中里介山原作の大長編小説「大菩薩峠」(しかも未完)の映画(市川雷蔵主演)を、レンタルDVDで見た。 原作は青空文庫で最初の所だけ読みました。 主人公・机竜之介が最初っから訳もないのに人斬りしてて、ドビックリ。
で、映画ですが、原作にほぼ忠実と思われます。 竜之介の行動が矛盾だらけで、もう突っ込み入れっぱなしで見てました。 竜之介は道場の息子で、神社の奉納試合で宇津木って男と対戦する事になってた。 その試合前に宇津木の妻のお浜(まだ若い頃の中村玉緒さんだよっ!)が竜之介の元を訪れて、「貴方様のが強いので、試合では手加減して欲しい」って頼むんだけど、それを無視してお浜を犯っちゃいます(・・?)。 それがダンナにばれたお浜は離縁されちゃうし、奉納試合で竜之介は宇津木を殺しちゃうしで、それを怨みに思った宇津木の道場の門人に竜之介は襲われるけど、竜之介はメチャクチャ強いんで門人をブッ倒し、お浜を連れて江戸に逃げます。 そこから竜之介の転落の人生の始まり始まり〜、って自業自得だけどさっ。
江戸で所帯を持って子供も生まれた二人だけど、夫婦の仲は最悪。 それでもって、竜之介は何故か新撰組の芹沢鴨(根岸淳さんだ。ペギー葉山さんのダンナさんだ)と仲良くなってるし、宇津木の弟からは果たし状を貰っちゃうしで、窮地の状態になっちゃった彼は煩い妻をブッ殺し、京に上がる芹沢たちの後を追う。勿論、果し合いにはトンズラです。 一般的に見れば、信念はないし気に入らないと人を殺しちゃう竜之介は最低男です。 がっ、市川雷蔵様が演じちゃってるんで、そんな最低男でも品があるんだよ。しかも美しい…。 仕方ないよ〜。雷蔵様が演じちゃってるんだから…。
原作がニヒリズム溢れる(らしい)不条理な設定なんで、痛快娯楽時代劇ではありません。 ちょっと怪奇っぽくてクライムノベルっぽくて心理小説っぽいです。 映画の最後の方で、さすがの竜之介も罪の意識からなのか?、錯乱するんだけど、そこに宇津木の弟が剣を向けてきて、いい所で第二部へ続く、でした。 続き、あるんかい!
中々陰鬱な雰囲気だけど、結婚した女性はちゃんと眉をすり落とし鉄漿をしていたのが良かった。 今の時代劇って、既婚女性でも眉はあるし、歯は白いしね。 あと、森の場面のセットが幻想的で綺麗でした。 まだ日本映画界に金があった頃だから、中々豪華でしたワ。 陰鬱な映画だけどなっ。
雷蔵様の美を堪能するのが一番いいのでは?と思った映画でぇした。
2010年02月14日(日) |
ううっ、コッペパン食いてぇ〜 |
非BL本の後は、時間の合間にBL本でお口直ししてます(意味不明)。 今回はほのぼの系っす。
自他共に厳しい医師の甫(はじめ)は、溺愛する弟と恋人になった部下の仲を見せつけられ、やけ酒で泥酔した。 路上に寝込んだところを生花店店主の九条に拾われた甫は、「あなたを慰め、甘やかす権利を僕にください」と笑顔で押し切られ、添い寝までされてしまう。 かいがいしく世話をされ、真っ直ぐ好意を告げる九条の優しい手に癒される甫。 それでも己の寂しさ、弱さを認めまいとするが…。
生花店店主の九条と、「お試し中」の恋人関係となった医師の甫。 自他共に厳しく生きてきた甫は、九条に癒され愛され尽くされて、甘やかされる心地よさを教えられた。 少しずつ心を近づけていくふたりだったが、九条のかつての片思いの相手が現れたことで、すれ違いが生じ始める。 生真面目な甫は思い悩んだあげくに…。 甫の弟・遥(はる)の恋模様を描く『意地っ張りのベイカー』も収録!
違う会社の文庫ですが、『メス花シリーズ』とか『茨木さんと京橋君』と同じK医大が舞台です。 カップリングは医大に出入りする花屋(尽くし系年下)×リハビリ科の医師(オレ様)。 つうか、オールモーホ化状態なんで、そういうのがイヤな人は読まん方がいいかも。
レーベルはドエロで有名なフランス書院のプラチナ文庫なんですけど、フランス書院らしからぬ(笑)さわやかな表紙で初心者にも優しい内容になってます。 文庫リニューアルだそうで、それでかな?
話ですが、職場でのいざこざとかはありますが(その場面は結構辛かったな)、とにかくほのぼの癒し系で、疲れてる時に読むといいかもしれないと思った。 受けの医師が笑っちゃう程の超ブラコン且つ四角四面な堅物で、攻めの花屋さんによって少しずつ丸くほぐされてく過程はテンプレート的ですが、自分的には結構納得いくもんがありました。
続編は九条(花屋)の昔の片思いの相手が出て来て、お互いに悶々とする話。 何というか、受けの甫の悩み方が生真面目過ぎて逆に可笑しかったです。 続編の後ろ半分は、甫の弟でコッペパン屋の遥と、その恋人で甫の部下の知彦(理学療法士)の馴れ初めの話。 こちらもほのぼのですが、二人の仲は置いといて、とにかくコッペパンが美味しそうだった〜〜。 この巻の影の主役はコッペパンだなっ! ピーナツクリーム挟んだのが食べたい! 卵もいいなあ。 焼きそばとかコロッケもいいなあ。 うううっ、腹減ってきた。
昨日・今日と、非BL(^^ゞっつうか、ノンフィクションの本を2冊読みました。
「鋼の錬金術師」の作者・牛さんこと荒川弘先生の農業エッセイ漫画。 牛さんのご実家が北海道の酪農農家であるのは周知の事実ですが、その生活をユーモアたっぷりに描いた漫画です。 平凡なサラリーマン家庭で育った自分には全く未知の生活でした。 体力と精神のタフさが農家の証って感じですかね〜。 ハガレンの物語の一部の要素は、牛さんの実生活から醸し出されてるのが分かります。 笑いをさそう内容の途中で、日本の農政のふがいなさとか食料自給率の問題、贅沢な日本の消費者等等、辛口な話題も挟んでいたりして、考えさせる部分もありました。 (ギャグというオブラートで包んではあるが、牛さんの怒りは伝わってきます) とにかく、とにかく、農家の皆さんには頭が下がります。 美味しい食べ物を作ってくれてありがとう、と感謝したくなる一冊。 面白くて、何度も読み直してしまひました。
茨城県で仏像修復工房を主宰する飯泉太子宗(いいずみ・としたか)氏が書かれた、仏像修復士から見た仏像の話。 仏像の本というと、写真集とか仏像の解説本等が多い中、こういった変わった視点からの本は珍しくて目からウロコ状態でした。 飯泉氏はまだ30代半ばと若く、例えば「寄木造り(パーツに別れて組み立てられる仏像)の仏像はガンプラと同じだ」とか言った面白い解説で、若い読者にも楽しく読めるような内容でした。 仏像萌え〜な自分でしたが、お金がなくて修理出来ずに朽ちていく一地方の仏像の話やお金の為に盗難に会う仏像の話などは悲しくなりました。 仏像の修復の話では、「仏像に積もったほこりも大切」という話題にびっくりしたり。 知らない事ばかりで色々と勉強になりました。
2010年02月10日(水) |
お腹の都合で和食ばっかりでヤンス |
お腹をノロでやられて以来、便秘ぎみ(^。^;)なんで、繊維質っぽい料理ばっかり食べてます。
ほうれん草のおひたし、ごまあえ。 春菊のおひたし、ごまあえ。 切干大根の煮物。 さつまいもの煮物。 かぼちゃの煮物。 けんちん煮(けんちん汁の汁の少ないオリジナル料理っぽいの。具は大根と人参と里芋と油揚げ)。 卯の花。 里芋と人参の煮しめ。 蒟蒻と何か謎な物の煮しめ。 紅白なます。
意外と飽きないんで、これのローテーションっす。 先日は切干大根の煮物を大量に作り過ぎて、2日間ずっと切干大根でした。 何かさあ、もう精進料理の世界ですねん。 悟り開けるかな〜(嘘笑)。 今度はきんぴらごぼうでも作ろうかと思うけど、ごぼうの千切りが苦手なんだよなぁ…。 便秘に効く料理を知ってたら、誰か教えてケロ。
昨日、親戚の結婚式に行ってきました。 結婚式に出るのなんて十数年ぶりだ。 滅多に着ない一張羅とアクセサリーと化粧で疲れた〜〜。 それから、若いって勢いがあっていいですねぇ。 人生に疲れた老人は明日の不安ばっかりだ…。
で、写真を撮ったんで(使ったカメラは銀塩の一眼レフだ。未だにフィルムだ)、現像に出そうと近所のDPE店に行ったんだけど、今月一杯で閉店と告知があってショック! そんなに頻繁に使ってた訳じゃないけど、すぐ近所で便利だったんで本当にショックです。 今はデジカメばっかだから仕方ないけどさ。 それから、隣町の駅前にあるスーパーも今月で閉店。 その近くにあるデパートも閉店との噂を聞きました。 都会でもデパートの閉店が相次いでるし、色々と不安は尽きないっすよ。
下らん法案ばっかり出してる場合じゃないだろっ!>みんす。
2010年02月03日(水) |
元春でないような元春 |
レンタルで済ますつもりだった冨田ラボの新譜「Shipahead」。 だったのですがあ、佐野元春をフィーチャーした曲が入ってると聞き、ついつい購入してしまいました。 最近CDはレンタルか中古ばっかだったので、新品を買ったのは久し振りだ…(^。^;)。
元春が歌ってる「ペドロ〜消防士と潜水夫」ですが、作詞がムーンライダースの鈴木慶一氏、作曲は冨田ラボ主宰の冨田恵一氏。 うーん、人様の曲を歌ってる元春が新鮮だった! 曲もカッコイイ! ポップスした曲達の中で、唯一ロケンロール(笑)してた曲でした。 初回特典盤を買ったんで、DVDがついてたけど、この曲のPVが入っておった。 中々シュールなPVで、元春は最後にちょこっと出てた。
まだ聞き込んでないんで大した感想は書けないんだが、メロディラインが転調を重ねた何とも言えん雰囲気で、やっぱり好みの音職人さんです>冨田ラボ。 キリンジと吉田美奈子さんのフィーチャーしたのもお気に入りかな。 Chemistryとか秦基博さんのは標準的ポップスって感じだった。 うぅ、聞き込まなきゃ偉そうな事は書けないや。
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