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国家の罠 - 2005年06月29日(水)



佐藤優『国家の罠』を読む。
一気に読ませる面白さ。
佐藤氏は、外務省の専門職員でロシア情報専門家だったが、鈴木宗男氏との緊密な関係が問題となり、国策捜査の対象となった。
鈴木宗男氏関連の事件は一体何が問題だったのか。
この本を読めば、かなり分かってくる。
佐藤氏は日露平和条約交渉という大きな目標に向けて、鈴木宗男氏という政治家と組んで、官僚の枠を超えた仕事をしていたようだ。
官僚の仕事は、上のレベルまで上がると政治の力が必要になってくる。
外務省には佐藤氏のようにダイナミックな仕事をしている人がいるのだ。
いやほんとに何とかならなかったものだろうか。
日本は、有能な外交官を失った。
政権の動向によって日露関係を重視するようになれば、佐藤氏は情報屋として、政権のブレーンとなって、裏舞台に出てくることがあるかもしれない。
なお裁判は佐藤氏が控訴しており、佐藤氏は歴史の証人としての使命を果たしていくことになる。

面白かったところをあげると、
・検察官の取り調べ(プロ同士のギリギリのやりとりを通して2人の間に生まれる友情のようなものは美しい。「笑いの大学」のような。)
・国策捜査について(かなり踏み込んだ内容)
・拘置所の暮らし
・ロシア流親愛の情の示し方
・外務省、商社、検察の考え方の違い
・インテリジェンスについて


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担当による説明 - 2005年06月27日(月)

自分の担当業務での上に対する説明の機会があった。
課長が説明を始めたが、担当による説明を求められ、
突然のことで、あせった。
いちばん分かっている人から説明を受けたいのか、担当が分かっているか観るためだろうか。
が、紙を読んで説明をした。
自分の説明中は、なんか間が悪かった。
その後質問や感想がぽんぽん出るものの、コメントできず。
昨年度は、業務上ほとんど説明する機会がなく、どこかぬるま湯だった。
今年は、ちょっと覚悟が必要だ。
でも、少し前向きなすがすがしさもあった。
問いを考えるというのは、脳が働くスイッチである。
まだ答えの案もまだ出せない状態で、
簡単な調査、資料づくりしかしてないし。
自分の担当業務について、もっと深めないとと思ったのであった。





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思い出した曲 - 2005年06月26日(日)

この前、聞いたあの曲ってたしか「さかな」だったかなと思っていて、
ひさしぶりに聴いてみたけど、違っていて、「空気公団」の『融』の3曲目だった。
すっきりした。
あとあのときのXTCの曲がなんだったか。この問いの答えが分かるのは先のことになりそうである。
外で、自分の知っている曲をたまたま聴くと、とてもいい曲にきこえるってことってある。懐かしくなってききかえしてみたり。
あと最近、うちの奥さんが赤ちゃんに離乳食をあげるときにタンバトリオをかけたら、なんだかカフェっぽかったらしい。離乳食自体もひとつひとつの皿が小さくてカフェ気分である。


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掃除機の真実、キートス - 2005年06月19日(日)

今日は、掃除機についての認識が大きく変わった日だった。
2・3日前に突然電話で「ふとんのクリーニングを500円でやります」という申し出があり、500円ならということで、やってもらうことにした。
で、今日の夕方に来てもらった。
敷布団2枚と赤ちゃん用布団についてクリーニングしてもらう。
大きな掃除機で、吸い取る。そして吸い取ったものを見せてくれた。
ホコリがこんなにあるなんて。そしてさらに細かい白い粉のようなものがある。
ダニらしい。ホントかなと思うが、目の前にあるわけで。
話によると布団は干しても叩いても、皮脂やダニはとれないらしい。
そして、ダニアレルギーになるおそれがあるという話。
こわい。大人は別にいいんだけど、赤ちゃんがいるからな。
この掃除機じゃないと取れないらしい。
今まで使っていた掃除機はなんだったんだ。
そしてこの掃除機のお値段は30万円らしい。
でも一生使えるなら高くはないかもしれんな。
迷うなあ。とりあえず、1日考えてみることにした。
夜に掃除機について、いろいろネットで調べまくった。
考えた結果、エレクトロラックス社のオキシジェンアップグレードを購入することに決定する。
ふとんダニが取れる掃除機ということで、一般に売っているものの中でよさげだった。
それにしても雑誌の「特選街」とか「日経トレンディ」のような各社の商品を一斉にレビューしているサイトがあれば便利なんだけどなあと思ったことだった。

***
上荒屋の雑貨屋+カフェ「kiitos」に行ってみた。
民家を改築したお店で、靴を脱いで入る。
わりといい感じの品ぞろえであり、子ども向けのおもちゃもある。
すぐ横が公園になっていて、ちょっと散歩して帰る。
子どもと散歩するのにちょうどいいので、いい公園を探している方におすすめ。
なんだかこの辺りの雰囲気には余裕を感じる。


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フォトリー - 2005年06月12日(日)

フォトリーの講座を受講してきた。
速読というよりは情報処理である。
あの本『あなたも10倍速く本が読める』で分かっていたと思っていた。
読んだきりで満足というのは、ハウツー本を読んだときによくある。
実際やってみないと意味がない。

今回、実際に講座を受講してみて、ひととおりやってみた。
できたという充実感は感じられず、ほんとにできてるのかなと頭の中に?マークがいっぱいという状態。
あとは数をこなして、無意識にできるようにするだけである。
でもやればできそうな気はする。
本を読んだときとは、はっきり違って、もう楽観的なところはある。
フォトリーについては、集中講座の受講がいいとおもった。
かんたんで、誰でもできるんだけど、ちょっとコツがいる。



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空中ブランコ(TV版) - 2005年06月02日(木)

TVドラマ「空中ブランコ」(奥田英郎原作)を観た。
今度映画化される「イン・ザ・プール」が好きな人は、金沢21世紀美術館の「スイミング・プール」をみてみよう。

で「空中ブランコ」は、跳べないブランコ乗りやストーカーにつきまとわれているとおもいこんでいる女性や、先端恐怖症のやくざが、精神科医伊良部一郎の診察を受ける話。
TV版の伊良部役は阿部寛。
患者は、妄想にとりつかれた人々である。
伊良部は、患者の話を否定せずに、とりあえずきく。
そして相手の世界にはいり込んで友達になっていく。
そして、きっかけを与えて、相手自身に気づかせるというやり方。
なるほど、こういうやり方もあるんだなと。

妄想にとりつかれるということは、他人事ではなく。
何かあることにとらわれ続けるということ。
どうでもいいことが頭の中で無限ループすること。
たまにある。
どうやってそこから抜けるか。
自分では治したいと思っても、出口が分からなくなっている。
きっかけには、他人の力が必要なのかもしれない。
客観的に見ると、なんでこの人はこんなことで悩んでいるのかって思えるんだけど。

この人の言うことなら聞くというような人に、
アドバイスしてもらうのもいいだろう。
今なら細木さんである。(最近、ついつい見てしまう)

結局それで、自分の視点を変えることができて、
自分で納得できればいい。












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