A Will
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まだ待ってる。
なんにせよ、それしか方法がないのだ。
諦めたいような気持ちと、 未だに諦めきれない気持ち。
寒くなって、木々の葉が色付いて落ちるのを、 しみじみ眺めて、 良い季節だな、と素直に思った。
寒さは苦手だけど、 刺すような冷たさが嫌いなわけじゃない。
暑い夏は好きだけれど、 それはきっと、いつか終わって寒くなることを 知っているからだとも思う。
お気に入りのトレンチコートに、 あと何度、袖を通せるだろう。
もっと寒くなったら、 きっとウールのコートか、ダウンコートを選ぶから、 今のうちに着ておこう。
待ちくたびれて、そんな自分に苦笑して、 音沙汰のない、単なる待ちぼうけ。
いつになるかな。
最近、ちょっぴり溜息が増えたよ。
待つのが苦手だと、散々言っておきながら 未だに待つ羽目になっているのだから笑うしかない。
気持ちが安定しない。
仕方ないのだけど、 仕方ないのだ、と思えるかはまた別の話。
結局、そのときを待つしかないのだ。
けど。
もうやだな。 くたびれちゃった。
今すぐが良いよ。
いつまで待てばよいのか、それすら不明って。
幸せなはずなのにね。
なんだか滅入って仕方ないよ。
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