猫の足跡
一覧過去へ未来へ


2002年04月30日(火) 鈴木その子とまではいかなくても。

 F1にFポンにCARTにバーベキューと、夏もまだ来ていないこの段階でさんざん焼きまくっておいて今更何を言っているんだ。32歳。ってな感じですが、とりあえずお肌の危機なのであります、隊長!緊急スクランブルです。
 左目の下頬骨の上に、「これはどういいつくろってもソバカスじゃないだろう」っていうシミができてしまったのであります。
 そして、最近、おでこも出してきっちりシニヨンにすることが多く(要するに新体操の人のような髪型ですな)、おでこも鼻のアタマもたくましく黒光り。

 できてから気がついたのですが、シミってファンデーション塗っても隠せないんですね(ため息)。その部分だけなんとなくくすんでしまうんです。仕方ナシに泥縄であることは重々知りつつ、女性向けのコスメ・医薬品をメインに商品展開している自由が丘の某薬局に行きました…。

 しばし店内をぐるぐる歩き回ってみると、あるわあるわ、美白もの。いわゆるチープコスメから超高級ライン、医薬品ラインまでありとあらゆる化粧品が美白を声高に叫んでいます。女性向けを大々的に謳っているだけあって、2Fフロアの1/4は美白化粧品コーナーとなっておりました。早速、真剣に商品の比較検討を開始。効能書きを読んでお値段を見て…。また読んで…。で、結論はたくさんありすぎてどれがいいんだか分かりません。とりあえず、医薬部外品って書いてあるのがいいんだろうな。とめぼしを付けますが、そこから先はもう五里霧中。薬用と医薬部外品の違いは何?ビタミンがいいの?プラセンタがいいの?やっぱり石鹸から面倒なのは嫌だし、かといって効き目がないのも困りものだし…。名のある化粧品大手が技術力はあるのかしら、それとも美白専門っぽいラボの製品がいいのかしら…。できちゃったシミにいいものとシミ予防は違うんだろうなあ。

 などなど。結局迷いに迷った挙句、「もうお姉さんに聞いちゃおう」と「なんたらかんたらアドバイザー」のような肩書きのついた白衣のおねぇさんに「すいません。できちゃったシミに効く美白コスメはどれですか」という非常に即物的な質問をしました。
 おねぇさんも、さすがに一瞬「こ、これはなんと答えてよいのやら」というたじろぎをみせたものの、即座に、「そうですね。普通ベーシックな美白ですとローションあたりからお勧めするのですが、できたものを薄くするということになりますと、きちんとした美容液が必要ですね」「今、美白美容液で評価が高いのは花王ソフィーナと資生堂です。化粧品メーカー以外でもお勧めできるものはたくさんありますが、特にこれという商品がないようでしたら、まずは日頃お使いの化粧品メーカーさんあたりから試されるのもよろしいかと思います」とてきぱきと4点ばかり商品を並べ、それぞれの特長を説明してくれました。いや、素晴らしい100点満点。店員さんの鏡ざんす。
 で、やっと選択肢が絞られたので、ありがたくその中から、30g 5000円也という高級?(ワタシにとっては)美容液を買い求め、自宅で試したところです。リッチな質感がなかなかよろしくて美肌になりそう(単なる思い込み)な気がします。

 笑っちゃったのが説明書きに「適切な量をお使いください」ってあること。「ケチるな、ちょびっとじゃ効果ないよ」って意味かなとワタシは早とちりしたのですが、きっと、そうじゃなくって、あせって大量に使うとかぶれたりするおそれがあるから注意を喚起したんでしょうね。自分のケチな想像に苦笑。

 そんなすぐに効果がでるわけはないんだけれど、取り戻すぞ白肌。の意気込みで朝晩しばらく塗り塗りしてみます。


2002年04月29日(月) 今日は休息日

 部屋で一日洗濯や掃除。GWの疲れを癒しました。

 ついでに溜まった日記も書いて、0415 0418 0420 0424〜0429をアップしました。お暇な方はどうぞ。ではでは。


2002年04月28日(日) 上野でお買い物

 前日の早起き&夜更かしが効いて、9時過ぎまでぐっすり。結果、布団から出たのは10時過ぎでした。掃除、洗濯してから帰り支度したらもう12時。近所のファミレスでご飯を食べて都内に向かいます。Yは最近職場のサッカーチームに入ったとかで(いい年してこいつもガキだなあ)、ついでに今度自転車の素人レースに出るとかで、都内のスポーツ用品店を見たいと車で送ってくれました。私もちょうどスポーツクラブ用の水着が欲しかったので、アメ横でお買い物。

 上野はすごい人ごみでした。アメ横なんて久しぶりだったので、人ごみではぐれそうになりながらもなんとかお店へ。いろいろ見ながら買い物して、結局水着買ってもらってしまいました。なんだか、競泳用水着に妙に「萌え」たらしく「これがいい」ってご指名買い。ガンメタ、びたびたの本格競技用なんだけど、う〜むむむ。絶対一緒にプールなんか行かないってことは理解しているのかしら。

 まあ、この3泊4日間、こんなに長く一緒にいたのは初めてだったけど、まあ、色々理解できたし、あまり肩肘張らずに過ごせたから疲れもせず楽でよかったかな。と一応総括。向こうはどう思っているか知らないけれど。

 さて、夜はF1スペインGP決勝。フォーメーションでバリチェロがマシントラブルで脱落したので後はシューさん一人旅の圧勝でした。見ていて眠かったです。特に6位争いが映し出されるまで。

 今回のハイライトは、誰がなんていってもハインツ、ハインツ!6位入賞万歳!
 頑張りました。本当に。お世辞にもコンペティティブといえないマシンで、ザウバーの新人やバトン、BARと凄いバトルを見せてくれました。しびれました。結果、マッサを抜くことはできなかったけれど、シューさんが「後ろから見て楽しんだ」といっているように、新人対ベテランの走りの違いを堪能させてくれるレースになりました。ハインツの力ここにありっていうより「ざまみろエディ・ジョーダン!!後悔してるだろう!」状態ですな。ハインツにはさらにさらに上を目指して欲しいものです。

 琢磨選手は、虎之介じゃないけど、やっぱり悪いほう、悪いほうへ空回りしているように思われます。この世界。厳しい勝負の世界だから、一旦「クスブリ」とみなされたが最後、ステップアップは至極困難になってしまいます。せっかくココまでとんとん拍子で上がってきたのだから、もう一度冷静になって、この苦境から抜けて欲しいと思いますね。


2002年04月27日(土) CART決勝&F1予選&…

 今日は決勝日なので、朝4時起きです。昨日、比較的早めに寝たのですけど、やっぱりちょい眠。それでも、チケットがエリア指定券だから、最上段でサーキット全体を見渡すいい席を取るにはゲートオープンまでに行かないとね。ってわけで頑張りました。

 さすがに今日は車も結構多かったです。6時半頃駐車場に到着、ご同輩の皆々様の後ろについて、ディレクターズチェアを持ってゲートに並びました。凄く寒いけれど、昨日よりは晴れているのでましな気がします。7時過ぎのゲートオープンで最上段にディレクターズチェアをセットし、9時まで車で仮眠。
 30もいくつか過ぎて、我ながらいつまでもよく馬鹿やってるな〜と思いつつ、こういうのが楽しいんですよね〜。やめられません。

 ウォームアップ走行の後、午後の決勝まで時間があるので、今日も場内をふらふらします。F1だとサポートレースがあるのだけれど、日本ではオーバルのレースカテゴリーが存在しないので、なんだか時間を持て余してしまいます。それに、場内がこじんまりしていて、大混雑でもないのでトイレに数十分並ぶとか、移動するのに数十分とか余分な時間がかからないのも、かえってもてあましの原因かしら。
 そんなわけで、場内で開催されている催し物をチェックし「トライアル」のデモンストレーションを観に行くことにしました。「トライアル」って何だ?と思ったら、二輪でバランスを取りながら足をつかずに崖などを上る競技でした。「おお、そういえば日本には世界でもトップレベルの選手がいるというのを昔テレビの特集で見たことがあるぞ」と楽しみにして、最前列に陣取って待つこと15分。いやはや面白かったです。はっきりいっちゃえばCARTより楽しみました。
 デモンストレーターのお兄さんはお笑い芸人顔負けのトークだし、披露してくれるテクはすごいし。バイクでトラックの屋根までひょいって上がってその上でウィリーしたり、シーソーの上をバイクで走ったり。観客席に飛び込む!!って寸前で絶妙のマシンコントロールを見せて方向転換したり。前輪だけの走行(駆動が後輪なのですごくむずかしい)「ジャックナイフ」とか…もうもう、きゃーきゃー言って、大盛り上がり拍手喝采でした。
 ホント、いいものをみせてもらいました。ついでにいえば、デモのお兄さんと一緒に色々なテクを見せてくれた競技選手が若くってかっこよくってはにかんだ感じがよくって、ちょっとチェック!!
 世界選手権を観に行ってしまおうかななんて考えてます。

 そして、いよいよ決勝。それにしても場内実況応援団のなんとかニシザワっておっさん。うるさいです。アメリカンって雰囲気を作り出したいのはちょっと理解するけれど、「イェーィ」って裏声で絶叫すればいいってもんではありません。サッカー中継の「ゴォォォォォル、ゴルゴルゴル、ゴォォォォル」ってラテンを気取った実況。あれも私嫌いなんですけど、それを更にレベル下げたようで最悪でした。 スポーツイベントって、無理に盛り上げる必要はないのです。いいレース、すごいテクニック、圧倒するパワーがあれば、そこで必然的に盛り上がります。さっきのトライアルがいい例です。誰一人としてトライアルを見に来たお客さんはいないのに、場内一体となった盛り上がりを見せるんですから。
 とまあ、オバカはほっといて、レースを見ます。中野選手(っていうより「珍事」)はもう全然いいところなし。一方、虎之介は凄い「切れた」走りを見せてくれました。がんがん前の車を抜いて、また次のスリップに入って…。もう、観客は皆手に汗にぎり、大歓声。それから、トップ争いもトレーシー、カナーン、ジュンケイラと壮絶でした。残念ながら、ホンダ勢がみなトラブルで消えた後はジュンケイラの行った行ったでしたけど。そして、虎之介もピット違反でペナルティをくらってからは悪いほう、悪いほうに流れが向いて、後一周頑張ればってところで周回遅れにされてその直後セイフティカーが入ったりと、走りと順位がかみ合わなくなってしまっていました。
 結果、虎は9位。ペナルティがなければ3位もいける状態だっただけに残念無念です。

 ちょうどレースが終わると日差しが傾いて、いい感じに物寂しくなりました。やっぱり、レースも競馬もサッカーもその他各種スポーツなんでも生で見るのは本当にいいです。そこに吹く風や、日差し、空気の匂い、音…五感の全てを使ってその競技を記憶できるから。とりわけ、広いフィールドで行うスポーツほどそれを感じますね。

 レース終了後、駐車場で少し車が減るまでまた仮眠。5時ごろサーキットを出て、あとは順調そのもの。6時半頃茨城に戻り、ご飯食べて、また銭湯に行って、今晩はビリヤード。私はなんと10年以上ぶりです。あまりに昔のことなのですっかり忘れてて、手取り足取り教えてもらいながらやったのですが、さすがにいい年なので飲み込みが悪くっていけないです。昔、学生時代に初めて挑戦したときは、当時大好きだった人に教えてもらったはいいけれど、負けず嫌いが災いし競技に夢中になり、ついでにビギナーズラックで勝ちまくり、すっかり相手をへこませてしまった嫌な記憶があったので心配していたのですが、もう、そんな心配は全く不要でした。うぇーん、なんでまっすぐキューをつけないんだぁ。

 で、その昔話をYにしてやったら「蚊取犬に負けるやつが信じられない」みたいなことを言うので「そーだよ。女もイイ年になると、それなりに学習するから男の得意分野では相手を立てて楽しむ手練手管を覚えるのさ、ふふっ」って思ったけど口には出さず、「えへへ〜そうだねぇ」でごまかしちゃいましたけど。

 結局、1時30分過ぎまで遊んで、部屋に帰り、F1予選観戦。前半、バリチェロの走りっぷりが素晴らしい一方でシューさんには今ひとつ切れ味が見られなかったので、「これは久々の緊張感だぞ。チームオーダーとかするなよ〜〜」と盛り上がっていたのですが、最終アタックでしっかりシューさんがバリチェロの渾身の走りを力技でねじ伏せるかのようなベストラップを叩き出し、同僚の一瞬の夢に引導を渡しました。解説の右京さん、中嶋さんがため息混じりに「これだからチャンピオンなんですねぇ」って言ってましたけど、本当に強い。強すぎる。某掲示板的には「空気読めよ」って言いたいくらい強い。全盛期の北の湖を見るようです。
 会見のバリチェロは哀れでしたね。自分なりにとても納得のいく走りをして一瞬でも「今日はもしかしたら」と希望を持ってしまっただけに、その直後、自分のセットアップに合わせたシューさんに完璧なギャップをつけられたショックがありありでした。それに比べてシューさんのご機嫌なこと。全然空気読めてない。ラルフも3位はいいがタイムが出なくて仏頂面だっていうのに一人でうれしがっている姿が「おいおい、同い年かよ」と思うくらいガキっぽく見えました。

 これじゃ明日も、手に汗にぎるレースは期待できないね〜といいながら、就寝。なんとかしないとF1の危機ではないかしら?


2002年04月26日(金) CART予選

 今日は楽しいCART予選の日。朝7時30分発で「ツインリンクもてぎ」に向かいます。

 こっちの気分は完全にGWだけど、一応茨城県某所はまだ平日、ってわけで某所近辺は通勤の車でちょっぴり混み合ってましたけ。ただ、某所を抜けて、サーキットに向かう道に入ったら全然人影もなく、田舎道はとっても快適なドライブでした。新緑のトンネルを抜けながら、すいすい。
 (といいつつ、半分以上寝ていましたが…)

 8時30分すぎにツインリンク到着。天気はどんよりした曇り。
 「多分寒いよ」って言われてましたので覚悟はあったものの本当に寒い。カットソーにトレーナーを重ね着して、その上から厚手の男物シャツを羽織っていたのだけど、それじゃ全然足りない。一応持っていこうか、ってYから借してもらったフリースを着こんで、それでもまだまだ寒かったです。

 ツインリンクは、オーバル(楕円)コース。大きさはちょうど東京競馬場のコースっていう印象でした(ちょうど、東京競馬場の大きさで競輪場を作ったみたいなもんです)。鈴鹿やFISCO、セパンなどを見慣れた目には、とても小さく感じます。観戦席も少なくって、でも、ぜんぜん人が入っていなくって、「アメリカモータースポーツの最高峰がこれでいいのか?」とも思ってしまいましたね。
 観戦席の上のほうに座っていると、コース全体が見えるのはとっても良かったです。一台の車をずっと目で追うことができるっていいです。

 私は、F1ばっかりで正直CART観戦は初めて。TVでもろくに見たことがありませんでしたので、全く初心者として観戦しました。

 午前中はフリー走行。雨もぽつぽつ降りました。ちょっとでも降るとセッション中止になってしまうのですね。びっくり。かなり待たされて、セッション再開。う〜ん、車がぶんぶんと楕円形のコースを高速で回っているだけだなあ。コースに変化がないので、どの車の挙動がいい、とか悪いとかが見えないのがつらい。それから、ピット出入りが激しいのでどの車がタイムを出しに行っているのか見えないのもつらかったです。慣れの問題かもしれませんが。

 ただ、ターボエンジンの音はなかなかよかったです。迫力あるし、F1の醜いバリバリ音はないし。特にトヨタの音がでかくって「これぞターボ」って感じでしたね。

 セッションが終わったら、ホンダの展示館みたいなところに行って、昔のレースカーなどをながめ、その後、お昼は焼きそば。天気がよければ最高なんだけど、寒いばっかりで…。ホンダの展示館が暖かくて、ソファで少し仮眠してしまいました。

 午後は予選。やっぱりとっても寒い中セッションが開始されます。午前のグラスタから場所を移動して自由席から見ることにしました。1台ずつフリー走行で遅かった順のタイムアタックなのですね。我らが高木選手、中野選手は比較的早めのアタックになってしまってました。
 中野選手はだめだめでしたが、高木選手は結構セッティングが決まっているようで、気合の入ったいい走りでした。フリーに比べて順位を上げて場内は大歓声。燃えましたね〜。


さて、初日の感想はこの辺にしておいて、CARTとF1の違いを箇条書きにすると以下のようなものでしょうか
【F1に比べてよいところ】
・チケットが安い ・車で行くのが楽 ・パドックにも低料金で入れる(らしい)上、ドライバーなどが気軽にサインに応じる(らしい) ・スタンドからレースの全容を見ることができる ・予選1台ずつアタックなのでドライバーなどを覚えやすい上、有利不利が少ない

【わるいところ】
・雨ですぐ中断する ・その他のことでもなんでもかんでもすぐ中断する ・マシンが格好悪い(好き嫌いの問題ですが、飛行機から羽をもいだようなので) ・シャシーが2社体制で各社の特徴がない ・オーバルをぶんぶん走り回るだけで面白みがない(ドライバーのテクニック勝負が少ない気がする)

 観戦を楽しむならCART、本気でレースを見るならF1っていう印象かな。

 予選終了後、茨城まで戻り、スーパー銭湯でゆっくり長風呂(露天風呂もあった!)→高級?回転寿司→なぜかカラオケというべたべたなフルコース。
なんでカラオケになんて行くことになったのか、今ひとつ酔ってたせいか記憶にないのですが、なんだかふとした話からワタクシ2年ぶりくらいのカラオケと相成っていました。元来、芸能関係に非常に疎いし洋楽中心だしってなわけで、カラオケなんて「おやじ相手の社交場」としか認識してなくって、デュエットやおやじ受けする古めの歌なら結構いけるが、同年代とはぜったいにそんなとこ行かなかったのになあ。今、素面で思うに、茨城某所では未だに会社関連で行くことも多いようだから、ヤツとしては練習したかったというのが真相でしょう。あ〜、田舎ってこれだから。

 そうそう、茨城県某所では、飲酒運転当たり前です。自動車メーカー勤務の父を持つ私としては、飲酒運転って非常に非常に抵抗があるのだけれど、ここばっかりはしょうがない気がします。でも、嫌なんだな〜〜。Yの運転は上手だし安心なのですが、それでも嫌なんだなあ。一緒に飲みには行きたいし…なんとか方策はないんでしょうかねぇ。自動車メーカーや国も飲んでも正常に運転できる装置とかそういう研究すればいいのに。


2002年04月25日(木) 一足早くGWの開始

 CARTを観に行くために、明日は会社をお休み。私のGW前半はモータースポーツ三昧の予定。
 今日は4時に退社して、家に帰って支度してからバスに乗って茨城県某所でお泊りです。明日は某所から、もてぎまで車で向かいます(某所からもてぎは車で早ければ1時間だそうで)。

 もう、会社での仕事は全然手につかず。企画書1件仕上げて、郵送してからでないと帰れなかったんだけど、全くもってろくな内容になりませんでした。同僚も「う〜ん、いいんじゃないかな、これでも」で済ませてくれましたけど本当は絶対に内容のレベルが低いと思ってたはず。う、でも、次は頑張るから許して。

 さて、茨城某所にたどり着き、Yが連れて行ってくれたのは、串焼き系の小洒落た飲み屋さん…、だけど、だけど、その店って、元彼が連れてってくれた店でした。

「今日はどこ行くの?」
「う〜ん、会社の後輩が教えてくれた店なんだけどね。×××ってとこ」
「×××…何屋さん?」……(なんだか記憶があるぞ、その名前)
「飲み屋だけど串焼きかな?」
「いいねぇ。」……(にこやかに肯いたものの、うむむ、もしかしてと背筋が寒くなる)
 そして、車が向かうルートにもなんとなく覚えがありました。やっぱり〜〜〜〜。

 某所ってば結局、狭い男社会だから、女連れて行くところなんて限られてしまうんでしょうけれど。私はびくびくものでした。ばったり会ってしまったらどんな顔しよう。って。

 いや、私自身はいいんだけどね…、平気で「久しぶり、元気?」くらいの会話するだろうけど……。でも、その後は想像したくありません。

 あ〜会わなくって良かった。


2002年04月24日(水) ペルシャの王侯貴族気分

 学生時代の友人4人で、日暮里のペルシャ料理探検に。その筋では相当な有名店だそうですが、非常に濃ゆい空間を楽しめました。

 まず、入ると全員ペルシャ系の店員さんがお出迎え。靴を脱いでペルシャ絨毯を敷いてあるフロアに上がり、べたん、と座っていると板が運ばれてきます。その板を絨毯に置いてテーブルに…。

 そこから目くるめくペルシャ料理の夕べが始まります。頼んでおいたのは3000円の「食べきれない飲みきれないコース」。紹介者からは「ホントに食べきれないよ」と聞いていたのですが、想像以上。

 米料理や煮込み、羊肉料理、などなどなどなど、もう記憶できないくらいの料理が次から次へと運ばれてきます。冗談のうまいお兄さんが「これは女性ホルモンだから美人になる」だの「彼氏にコレを食べさせればばっちり」だのいろいろ説明してくれるのだけれど、いちいち憶えていられません。その合間によく分からないソフトドリンクがこれまた各種。一応、ビールやサワーも飲み放題なのだけれど頼んでる暇もお腹の余裕も全くない状態でした。

 いいかげん、へとへとになったころ、電気が暗くなり、ペルシャ音楽に乗せて豊満なお姉さんが入場。ベリーダンスのお時間へ突入。いや〜〜、凄いです。日本人のお姉さんっぽいんだけど、胸からわき腹がぷるぷる揺れて、まあセクシーったらもう、さながら人間アブトロニクス。と冗談はともかく凄い運動量ですな。私もやってみたくなりましたが、観客全員の一番率直な感想は、「あれだけ激しく踊ってもわき腹は痩せないのね」だったような…。

 ダンスが終わって、食べ切れなかった分はパックに入れてお持ち帰り。7時半から11時近くまでたっぷり楽しませてもらいました。う〜ん、この濃さ、誰かに伝えたい。



 そうそう。今日はでっかい仕事一件取りました。某F1関連企業の一翼を担うお客様です。いい仕事したらチケットくらいくれるかしら。と密かにたくらんでいる私。うふふふふ。


2002年04月20日(土) 大人の休日?

 会社が法人契約を結んでいるリゾート施設のチケットがあまったのでT嬢を誘ってリフレッシュしに行きました。

 土曜日昼前に某私鉄の駅でT嬢を拾い、小一時間のドライブ。現地近くのしいたけ栽培場で焼きしいたけやたけのこご飯など野趣溢れるお昼ご飯ですでにかなり満足度をアップさせ、そのまま施設にチェックイン。
 何度行ってもバブリーです。さすが、某お役所が「勤労者のリフレッシュのため」とバブル期に総力挙げて作っただけありまして、高級ゴルフ場のエントランスと見まごう入り口。海に面した高台にそびえたつ12階建てのホテル。たくさんの種類があり、屋外でも入ることのできるスパ。プール、テニスコート、スポーツジム、体育館、エステ、陶芸、バーベキューその他その他…。赤字を垂れ流しているのもさもありなんという施設です。
 これが、構造改革で民間の引き取り手がなかったらそのまま廃墟となって朽ち果てるそうですから、血税をどう考えているのかと首をひねってしまうのではありますが…。今日はリフレッシュのために来たのですもの、そんなことは忘れて楽しんでしまいましょう。

 早速、スパで思う存分くつろいで、午後をのんびり過ごし、晩ご飯は海の幸を使ったフレンチ。サービスが高級ホテルに及ばないものの(っていうより公共機関レベルです)、味はなかなかです。すでにそこで赤白ワインを軽く飲んでほろ酔いかげん。その後部屋でT嬢の持込赤ワインをいただきながら話をしたり…といううちにスパで血行が良くなっていたせいか、すっかり出来上がり、「ぶ〜ん!」とベッドに飛び込んでしまいました。いろいろ話もしたかったんだけどね。

 翌朝はゆっくり起きて、またもやスパ。その後エステに行って私は全身ボディケア(ケミカルピーリングのようなものをやってもらいました。お肌すべすべ!)、T嬢はフェイシャルとフットケア。二人で美しくなったところで、もう夕方。頭のしわを伸ばしきって帰宅しました。ああ。幸せ。

 30女に相応しい大人の休日でございました。カップルで来ている人も多かったけど、スパや温泉は女同士のほうが楽しめると思います。T嬢、おとりつぶしになるまで毎年行きましょうね!


2002年04月18日(木) ミッション・インポシブル

 ふふふ、今日は勝利の美酒を飲んじゃうのでありました。

 現在の部屋は借りてからもうすぐ4年(う…時の流れは速過ぎる)。
 先日、賃貸契約更改の案内がきました(家賃は会社と折半で法人契約となってます)。
 が…、このご時世に「1000円の値上げ」と書かれているではないですか!!!!

 許せんっ!そんな馬鹿な。 というわけで、総務部長に「交渉してもいいですか?」と了解を取った上で「値上げ阻止大作戦」の開始と相成りました。

 早速、世間の賃貸相場の調査と、過去4〜5年の物価(民間借家価格)の下落状況を確認し、ついでに税制などの変更を調べるのが「作戦第一段階」。思ったとおり、世の中の情勢はこちらに有利、東京都区内は過去2年で2%以上の下落幅です。固定資産税の区分が変わっているのがちょっと問題かな…。

 と、完璧に理論武装した上で不動産屋さんに電話をかけて、
 「いや〜、法人契約にしていただいてるんですが、うち(会社)の総務部長が“このご時世に何事だ”って怒っちゃいまして…、ワタシとしてはぜひ更新をお願いして引き続き住みたいんですけど、なんとかなりませんでしょうか…。」

 不動産屋さんは大家さんの親戚なんですが、「う〜ん。こちらは固定資産税が上がったから家賃を上げてくれって理由しか聞いていないんでね。オーナーさんに直接交渉してもらえますかね、こちらからも電話入れておくから」と逃げ腰です。
「作戦第二段階」は、目標変更。

 大家さん相手なら楽勝じゃん。日頃ちゃんとつきあってるもの。ゴミ出しの手伝いしたり…。泣き落としちゃおっ!出張帰りに銀座三越で菓子折り(赤坂柿山のせんべい。高級感があっておいしいわりに実は手ごろなお値段のセットもある)を一つ調達し、電話をかけて「契約更改の件でご相談があるんですが、お時間とってもらえませんでしょうか」とまずはアポ。ひまな金持ちの地主じいちゃんだから、予想通り「いまからでもいつでもいいですよ」とのこと。で、裏木戸抜けてご自宅にお邪魔します。

(蚊取犬)
「もう不動産屋さんからもご連絡がはいっていると思うんですが…かくかくしかじかなわけで、ワタシとしても大変に困っているんです。家賃を払ってくれるのは会社なんで、逆らえませんし、一方で、大家さんに追い出されたら、また住むところ探さなきゃいけませんし…。」

 大家さんもさずが地主だけあって食い下がります
(大家)
「う〜ん、固定資産税がね。いままでは対象外だった10戸の建物にも加算がかかるようになって、20万円くらい増えちゃったんですよ、それでね、各部屋の皆さんにも負担をお願いしてまして、更新のときに全員一律1000値上げさせてもらってるんです」

 (蚊取犬)
「うちの会社、そういう調査とか法律とか専門なんで、おまけに総務部長が銀行出身なものだからすごくシビアなんですよ。なんだか色々データを出してきて、“固定資産税が上がろうが、その分物価下落で吸収できてるはずだ。本当は前回の更新のときに値下げ交渉してもいいくらいなんだ、とにかく一度交渉して来い”ってそれはもう厳しく言われちゃいまして…。とりあえず、一度会社にはまた相談しますんで、なんとかご検討いただけないでしょうか。ワタシとしては、こちらの部屋、場所もいいですし、気に入っていまして、更新をお願いしたいんです。例えば次の更新までなんとか据え置きということで…。だめでしょうか…。あ、これ、少しですけど召し上がってください。うちの会社のせいでご面倒なことになってしまって…ご迷惑おかけします」

(大家)
「う〜ん、お宅だけ特別扱いってのもねぇ。まあ、もう一度会社のほうには大家が渋ってるっていっといてよ。ほんとだったら出てもらわなきゃいけないんだけど、事情はわかりましたからよく話し合いましょう」

「だははは、おぬしも悪よのう」ってカンジの名(迷)演技。

ごめんなさい、総務部長。本当はお歳に似合わずとっても腰の軽いいい方なのに、すっかり悪者に仕立て上げてしまいました。「作戦第三段階」は無事に完了。

で、本日。「作戦第四段階」の電話です。

(蚊取犬)
「お忙しいところ度々ご迷惑おかけしています。蚊取犬です。その後やっぱり会社のほうにいろいろと相談してみたんですが、けっこう厳しい状態で…、もう一度プッシュしてみますんでもう少し結論待っていただけませんか」

(大家) 
「ああ、こないだはご馳走様。まあ、あれから考えたんだけど、今回だけはそのまま据え置きってことで、次回はよろしく頼みますよ。不動産屋にも、連絡しといたから、蚊取犬さんのほうからもひとつ連絡入れといてください」

(蚊取犬)
「えっ!いいんですか?すみません。大変助かります。もうどうしようかと思っていたんです、本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いします(電話口であたまペコペコ…)」

ってなわけで、うひゃひゃ〜〜、「作戦大成功」!!。

総務部長に「あ、家賃の件ですけど、部長を悪者にして交渉したら、据え置きでいいって言われましたんで、新しい契約書とどきましたら手続きよろしくお願いします」って伝えたら。広島弁まじりの関西弁で「蚊取犬さん、アンタ、ホントに凄腕やなぁ。ほな営業行くか?」だって…。

 今日はビールが美味しいなあ。


2002年04月15日(月) 新人歓迎会

 隣の部署に4月から新しいメンバーが加わりました。今日はうちの部署と合同歓迎会。

 新人さん…と言ってももう30歳(こんど31歳)。中途採用の男性です。

 はっきり言って4月はじめにご挨拶にきたときの印象は、
 「う〜ん。覇気がない、おとなしいって言えば聞こえがいいけど、率直に言うと“オタク、もしくは引きこもり”タイプだなあ。」ってカンジでした。まあ、最初で緊張してたのかな、話してみないとわからないしね。飲み会楽しみ。と評価保留にしといたのですが…。

 やっぱ、第一印象は正しかった。全然話ができないほどの対人対応能力欠如ではないものの、人との会話の接点をつくりづらいタイプ。基本的にこちらから色々な話題を振ってやらないと雑談ができないうえに、一般人ならどれかしらついてこられるであろう話題(たとえばスポーツ、グルメ、テレビ、映画、音楽など)のほとんどに関して「興味がない、知らない」。「飲む・打つ・買う」に関しては「つきあいで飲むだけ」。趣味は「強いてあげれば鉄道旅行、落語鑑賞、相撲観戦」だそうで、普通の人にはとりつく島がない。オンナのコとは全く会話が成立しないのではないかという状況です。

 うちの会社、こういうタイプの男性社員が好きみたいで、女子社員の間では「AさんとBさんとCさん。絶対誰かと付き合わなきゃいけないとしたら誰にする?」と「究極の選択」扱いされてる男性ばっかり。それがまた増えてしまったようで、私としては全く楽しみがなくなってしまいました。あああ〜残念。 


2002年04月10日(水) 同業相憐れむ。

 うちの関係会社は、月に数回セミナーを開催しています。で、仕事の参考になりそうなテーマがあると我々も少しお手伝いする代わりにタダで潜り込んで受講させてもらっております。

 今日、そんな形で受講したセミナーのテーマは「バランス・スコアカード」

 まず、バランス・スコアカード(BSC)って何だ?って方に乱暴な解説をすると、

 **BSCとは。**************************

 1992年に米国のキャプラン/ノートン両氏によって開発された「新経営指標」。

 「財務」「顧客」「内部業務プロセス」「学習と成長」の4つの視点について、それぞれ会社が重要とする項目を設定して、その達成状況で経営全体のバランスを見ようというもの。

 要するに、「“財務指標”のみでは短期的な視点に偏りやすく、企業経営の良し悪しを判断することができない」という反省から、「財務指標以外にも、中長期的な視点から企業業績の向上に繋がる要素をピックアップして評価しましょう」という提唱であり、設定した指標をブレークダウンして、組織や個人の目標とすることによって、

 ・組織の末端に要る社員にも、経営改善のために各自が何をすればよいか具体的に理解させることができ、
    ↓
 ・達成への自発的な行動と、個人と組織両方の成長を促し、
    ↓ 
 ・いままで客観的に会社業績への貢献を評価することが難しかった管理部門や非営業部門の評価を適正に行うことができる

  というまあ、ありがたい教えなのであります。

 *********************

 ただね…。宗教の教えは確かにありがたいけれど、実生活で遂行しようとすると非常なる労力が必要であったり、適当にやると全く本旨から逸れて役に立たなくなるように、これも現実にはむずかしいなあ、と。

 結局、管理部門の業績評価って相当に無理が入り込むわけで、大真面目な顔をして「“学習と成長”の指標では、社員に必要な資格を洗い出して、その平均取得率を測定します」とか「社内研修受講の効果があったかどうかをアンケートで数値化します」「問い合わせごとの回答までの時間を数値化します」とかコンサルの人にしたり顔で語られちゃうと、「ふへ〜。アメリカ人の好きな“○○を△%アップさせました」って無意味な数字がでてきちゃうヤツね。と片腹痛いわけです。

 だいたい、問い合わせから回答までの時間なんていちいちどうやって測るわけさ?

 で、こういうのを聞いてると、お客の気持ちがよ〜っく、理解できるわけです。

 こいつら頭でっかちが、偉そうに「これをやれば解決できます」みたいな好き勝手言ってるけど、本当なのかねぇ。そんな手間掛けてやる意味あるわけ?

 云々。

 さらに、現場の人になれば、「外部の業者にそそのかされて、なんだか新しげなこと入れたけどさ、俺達やらされてる身にもなってよ。ただでさえ仕事忙しいのに、その効率化とかいって、仕事増やすなよ」

 となるんでしょうね。いや、身につまされます。そして、「信じれば救われるのです。まずは結果が良くなることを信じて本気で実践してください。本気でやらなければ結果は出ません」といわざるを得ない講師の皆さん、本当にお疲れ様です。

 それにしても、これを大真面目に実践した某アメリカの「シャーロット市」の公務員様たちはさぞ大変であったろうと。いやあご愁傷様です。

 せっかくなので、日本では外務省あたりにこれを採用していただいて、「大臣まできちんと伝わった情報の数が2001年には5%だったのが、2002年には18%まで増えました」とか「国会議員からの口利きで変更した人事異動の率は15%から10%まで削減しました」とか「パスポートを無くした海外旅行者への対応で、2%の満足度を獲得しました」とかやればいいんじゃないかと。


2002年04月09日(火) 某重大事件は他人事ではないそうで

前職時代の同僚と飲みに行きました。

統合再編がらみでむちゃ忙しいらしくて、
「ここしばらくまともな飲み屋で飲んでない」とのこと。「刺身なんて久しぶり…」と感動(というより感涙)してました。

う〜ん、このご時世どこも大変なんだろうけど、特に金融界はね…(遠い目)。
こういうこと言っては何ですが、あまりに余裕のなさそうな姿を見て、「私、辞めてて良かったかも」とチラリと思ってしまいました。ごめんなさい。

でも、気持ちは応援してますよ〜〜。がんばってココを乗り切って、また飲みましょう。


2002年04月08日(月) ついに挫折

「さかのぼり更新」敗北宣言します。

 最近仕事が暇なもので、プライベートが充実一途をたどり、更新がなかなか進みません。
 (っていうよりも、会社で仕事の合間に書くことが多いので、短時間で効率的な仕事をすると、日記かいてる暇が無いってだけかもしれませんが…)

 いまさら三月はじめの内容を書いてもしょうがないので歯抜けはあきらめて、ちまちま思いつくままに更新します。

 書きたいことはたくさんあるのに…。嗚呼無念。

 とりあえず、3/25、4/3〜4/7を更新。


2002年04月07日(日) オヤジの少女趣味

 実家を建て替えることになったのは先刻ご報告のとおり。今日は、詳細設計の打ち合わせがあり、「おとーさんがヘンなこと言い出したときのために」とかり出されて同席しました。



 ………いやー、とんでもない家になりそうです。

 壁は赤レンガ的な色と風合いの石貼り風。白い窓枠と出窓、緑色の屋根、木の玄関、カントリー調のオールフローリング…。

 レースのカーテンが窓からひらひらと翻り、芝生の上には白い大きな犬、そして、扉からは白いワンピースを着た金髪にそばかすのあるの美少女が…とでも言わんばかりの設定です。

 でも、でも。たった数十坪の我が家でそれをやるんですか?お父様。住むのは中高年夫婦だけだし、隣は鉄筋屋さんの作業所なんですよ…。

 シンプルかつシックな家を!というワタクシの必死の願いと抵抗も空しく、30代後半と思われる設計士さんまで、うれしそうな顔をしながら「この壁に白い窓枠、私もやりたいんです」とぬかしおった(社交辞令抜きで、やりたかったんだろうな〜。急に表情が変わって生き生きしちゃうし、それまで割と控えめだったのに、がんがん「こんなのはどうですか」なんていうご提案出しはじめましたからね〜)。

 オトコの少女趣味にはほとほと困ります。ご近所さんで話題の家になることは間違いないでしょう。これで、屋根に風見鶏がついていないだけまだましというべきか…。

 昔から、オヤジにはその気がないとはいえませんでしたが、まさかここまでとは…。
 確かに、私の幼少期の部屋は「野の花がちりばめられている白い壁紙。ボンボンが付いた淡いオレンジ色のカーテン。同色のギンガムチェックの布で縁取られた白いベッド。ピンク色の作りつけの戸棚」と少女趣味爆発だったことを記憶しています。今になって思えば、あれは父親の趣味だったのか!?(母は、私に男の子のような服ばかり着せていたので、そういう趣味でないことは確実)

 ため息の出る週末でございました。あ〜疲れた。

 お父様、還暦もとうに過ぎたことですし、もうすこし現実を見られてはいかがでしょうか。


2002年04月06日(土) モータースポーツの振興とファンサービスについて

 FISCO(富士スピードウェイ)でFポン(フォーミュラ・ニッポン)の予選を見てまいりました。
 全日本F3000などという名称で、まだモータースポーツ・バブルが頂点を迎えていなかった頃の開催を一度見に行ったきりで、実質初観戦です。

【Fポンの印象】
 朝、東名御殿場インターを降りる車はかなりの多数。富士山・山中湖に行く車と分かれ、FISCO方面に向かう車に限定され、台数は多くないがこんなもんか…と思ったのはつかの間。FISCOへの最終コーナーで、各車直進してしまうではないですか…。おやおや?

  正面には、まだまだ桜が咲き誇る「富士霊園」…。お墓に負けるなんて…(泣)。

 当然、駐車場もガラガラ。グランドスタンド脇にびしっと横付けです。う〜ん、雰囲気としては、土曜日の地方競馬場ってカンジかなあ。そこからよたったギャンブルオヤジを引いて、カメラオタクをプラスしたイメージ。

 まあ、閑散としつつも、天気はいいし、土手の草っ原でほけ〜としながら、疾走するマシンを見るのは、レース観戦気分は盛り上がらないけど、個人的には好きなシチュエーションです。まさにピクニック・デートだなあ…。と、のんびり進行でヘアピンに腰をすえ、午前中練習走行を眺めました。

 F1との違いは…。まず、音が全然違います。同じ3リッターなのに、全然迫力がありません。最初はマシントラブルかと思ってしまったくらい…(笑)。更に言えば、サポートレースのヴィッツなんて、静か過ぎて車が走ってるかどうかわからない(爆)

 そして、セッティングの決まってない車が多いのも気になりました。多分、テストにかけるお金と時間がF1とは段違いというのが最大の理由だとは思いますが、ステアリングの修正やタイヤスモークが多くて、素人目にもアンダーがでてるのとかが分かりました。

 …そう、例えて言うなら、高校野球とプロ野球の違いみたいなものでしょうか、スピードと迫力、技術の違い。やはりF1は世界最高峰なんだなあと改めて実感。

【チーム、ドライバーについて】

 のんびり見てしまったのがいけないのか、上記F1と比べて物足りない印象をもってしまったためか、あまり記憶がありませんが一応寸評。

 まず、チームXBOX IMPALの車は、黒に緑でとても精悍な印象。でも、メインスポンサーがあのマイクロソフトであることを考えると、なんとなくコース上でフリーズする姿が目に浮かんでしまうのは気のせいだと思いたいです。本山選手は(好き嫌いは別として)速いですね。
 ARTAはマシンの色が美しくない。Mシューのヘルメットの色のようです。

 話題の新人、山本清大選手は、やはりまだまだ未熟な印象で、がんがんオーバーテイクされています。まあ、1983年1月生まれのまだ19歳になったばかり、日本でのフォーミュラカー経験なしどころか、カート経験しかないという、言ってみれば「超」初心者がいきなり日本最高峰のフォーミュラレースに出てきてしまったんだから、しょうがないでしょう。車で鈴鹿を走ったことも無い選手が、107%タイムをクリアして予選通過するんだから、もしかしたら凄いことなのかもしれません。前回の鈴鹿に比べて明らかに進歩しているようでもありますし、今後を期待したいと思います。目指せ、日本のライコネンってとこかな?

 この山本選手。スポンサーがこれまた凄い…って私はよく知らないんですけど、アダルト・ビデオの会社「ソフト・オン・デマンド」が全面スポンサードらしいです。(確かにマシンはレモンイエローに黒い「ぶち」と異彩を放っておりました)
 で、レースクイーン(RQ)に現役AV嬢!ということで、かなり話題になっておりまして…。おもしろそうだったので、ピットウォークのお時間には、ピット前のスタンドから望遠レンズを構えて、噂のRQとピットウォークチケットまで買って入る熱心なファンの動きを観ることにいたしました。

【ピットウォーク観察】
 まるでデモ行進の先頭のように、テープに導かれて、ファンがピットロードに入っていきます。

 結構人数が多くて、ざっと200人くらいいたので驚きました。各自、自分の好きなチームのピットにわらわらと集まる…という寸法なのですが、人垣ができているのはどうやらRQが出てきているチームばっかり。

 でもね…、不況なんですね。予選だからかもしれないけれど、RQを用意しているのはわずか3〜4チームしかなく、寂しい限りでした。われらがソフト・オン・デマンド・ノバには残念ながらAV嬢RQは出てきてくれませんでした。ピットウォークで群れていたカメラオタクのお兄さんたちも期待はずれだったようです。

【マッチに見た正しいファンサービスの姿】

 さて、今回初めてこういう光景を眺めた感想を結論から言うと…

 「マッチに惚れました」この一言に尽きます。

 昔から、レースに対する真摯な姿勢には好感を持っていましたが、あらためてそれを間近で見せてもらいました。チーム監督として、オリンピック・コンドー・レーシングを率い、若手ドライバーに活躍の場を与えていることもそうなのですが、やはり、芸能生活で鍛えた人だけあって、「正しいファンサービス」の提供には頭が下がります。

 ガレージ内にファンが入らないよう、ピット前にテープを張るのはどこも同じです。でも、監督自らその前面に出てきて、関係者と打合せ(または取材を受けている?)姿を見せたり、ファンと話をしたり一緒に写真に収まったり、サインを書いたり…。そして、チームのドライバーにもきちんと同様のサービスをさせていたのは、コンドー・レーシングだけ。

 他チームは、RQをピット前に立たせて、写真撮らせるくらいが関の山。ピットウォークの終了ぎりぎりになって、追い出しがかかってから、やっとドライバーがちょこっと出てきて最後まで残っていた「ごく熱心な」ファンと写真をとるくらいでしょうか。ARTAやPIAAナカジマなどはファンサービスのかけらも無いという状態です。

 レースに集中したい、というチーム関係者の気持ちもとても良く分かります。RQを用意するのは、ファンサービスの一環かもしれません。やはり、本当にレースが好きなファンであれば、レースカーを近くで見たい。ドライバーや監督に応援のメッセージを伝えたり、レースを控えた生の表情を知りたい。というのが正直な気持ちであって、ここに応えるのが本当の「ファンサービス」なのだと考えるのです。
 わざわざ遠くまで来て入場料と駐車場代金払って、そのうえに高いお金払ってピットウォークチケット買った人たち相手にきちんとサービスしないでどうするんでしょう。本当にレースの邪魔になるんだったら、「レースの準備舞台裏をみせてあげまっせ」って触れ込みで金を取るパドックパスとかピットウォークチケットとか売らなければ良いわけでしょう?

 もちろん、レースでいい走りを見せるのが大前提で、この点においてもコンドー・レーシングは全く手を抜いていません。荒聖治選手、金石勝智選手と粒をそろえて、表彰台をいつでも狙える体制を整えています。

 というわけで、マッチからは、「レースを観に来てくれたファンへの感謝」「モータースポーツをもっと好きになってもらいたい」という「レースを愛する気持ち」がひしひしと伝わってきました。ともすれば芸能人の片手間趣味的に扱われがちなところを、レース界でもそれなりの認識をもたれているのは、こういうところなんだな、とワタクシ蚊取犬は「マッチ応援」を誓ってしまったのであります。

 レース中継にろくでもない芸能人集め、車メーカーヨイショの連呼で空疎な盛り上げをはかるテレビ局や、ファンサービスに背を向けて、走ることが仕事だとイキがるレース関係者さん。モータースポーツファンを増やしたければ、もう少し、頭と心を使いましょうよ。このままでは、日本のMSは衰退の一途をたどるばかりだと思います。

【お昼休み】
 せっかくのピクニック日和なのでお弁当を作ってゆきました。アスパラベーコン巻き、ツナ入り卵焼き、豚肉コーラ煮(こればっか!)、おむすび、果物、その他多少の付け合せっていうメニューです。昔の私だったら絶対こんなことしないだろうなと思いつつも、「きっと喜ぶんだろうな〜」とやってみました。「フツーのオトコをきっちり攻略するには、まず舌から」ってわけではありませんが、あまりにも、簡単に落ちたので笑えました。
 (間違ってもこの日記を見せる気はないけれど)一応、忠告しましょう。オトコたるもの、女にもてたかったら、「久々にまともな飯食った気がする」とか「ラーメン屋のチャーシューよりうまい」とか女を増長させるような言葉を安易に口走ってはいけません。あ〜馬鹿なヤツ(笑)。

【予選】
 Fポンの予選は2ヒート、周回規制はありません。したがって、各ドライバーはタイヤをどの程度温存するかという計算はあれど、実質自由に周回を重ねることができます。
 で、これがつまんないんですよ。どの車がアタックしてるかが全然分からないんですもん。ぼ〜と見るしかなくって、おまけに寒くなってきたし、けっこう苦痛でした。

 と思っていたら、道上龍選手が100Rでコースアウトしてクラッシュ、マシンから出られないとのアナウンスが…。安全性に関しては疑問符の折り紙つき?のFISCOだけに、非常に心配です。コースにドクターカーとレスキューカー、ヘリが向かい、必至の救出が行われ、大事をとって東海大病院にヘリで運ばれていきました。太田選手の件が良い教訓になったのか、FISCOの対応は概ね迅速かつ安全性を重視したものだったと思います。
 ※道上選手は額とほおの骨折及び顔面挫傷、腰椎の圧迫骨折で回復までに1ヶ月以上、復帰は夏ごろになるとのことですが、心配された下半身の麻痺はないそうです。一日も早いご回復をお祈りします。

【帰路】
 彼氏Yの誕生日が近いので、お祝いをしようかと某所一軒家のレストランに予約を入れる。時間が結構あったので、御殿場プレミアアウトレットに立ち寄り、しばらくショッピング(正確にはウインドーショッピング)。「う〜ん、すごいフルコースデートだなあ」としばし感動(笑)。

 しかし、この後に大どんでん返しが…。東名で起きた大事故の直後についてしまったため、渋滞で約一時間以上ロスし、せっかくの晩御飯が水の泡!!泣く泣く予約をキャンセルして、我が部屋近くの「牛角」で焼肉を食べる羽目に…。あああ。残念。そして、牛角で満足して、うれしそうな顔してるどっかの誰かさんにさらにがっかり(そういう奴だとわかってはいましたけどね…)。


2002年04月05日(金) 春物セールだっ!

 プランタン銀座の特別セールが職場から徒歩1分の場所で開催されていたので、会社帰りにお買い物。

 4時からのお買い物っていいわ〜〜。ゆっくりモノを見られて。あ〜幸せ。

 血迷って真っ白いジャケットと黒のトートバッグなんぞを購入してしまいました。どちらも私の買い物リストには過去上がったことのない代物です。後悔すれど、時既に遅し。

 最近、仕事がヒマなせいか、金遣いが荒くなって困ります。収入と労働時間は比例し、支出と余暇時間とは比例する…この現実とどう向き合っていくかがここ数ヶ月の重要課題のようです。う〜〜〜む。


2002年04月04日(木) 健康第一、無理は禁物

 スポーツクラブでのこと。プールでのアクアビクスに備えてプールサイドのシャワーを浴びようと歩いていたら、目を洗う場所に立つ中年男性とすれ違いました。
 
 妙に赤黒い顔だな〜酒の飲みすぎかなあ、と思っていたら…

 シャワーを浴びている最中に、女性の「キャー」という悲鳴が…。このご時世ですから「ヘンなヤツが出たのか?プールサイドじゃあ無防備だしどう逃げるかなあ、刃物でも持ってたらどうしよう」と、とりあえずシャワーの下から出たところ、先程の中年男性が頭から血を流して倒れているではありませんか。

 インストラクターが手当に駆けつけ、救急車が呼ばれ、男性は運ばれてゆきましたが、その間でも、アクアビクスのプログラムは何事もないかのように始まり、プールにはポップなダンスミュージックが流れるのでした。
 私なんて、それが気になって仕方なくてプログラムに全く集中できませんでしたが、結構みんな平然としてて、ちょっとビックリでした。

 結果として、その男性は、サウナに入りすぎて貧血を起こして倒れ、倒れた拍子に額を切ったということらしく、救急車は駆けつけたものの、無事に自力でお帰りになったそうですが、無理は禁物ということですね。


2002年04月03日(水) 極楽フレックスタイム活用中

 先月末から非常にヒマなので、時間の有効活用を図るべく、今週は朝8時に出社して4時に退社するという毎日を送ることとしました。

 いやはや、素晴らしい。極楽とはこのことか。

 朝は誰もいないので仕事がはかどるし、午後、陽が高いうちにとっとと会社を後にするこの快感!

 ご飯作ったり、スポーツクラブに行ったり、買い物をしたり、掃除をしたり、本を読んだり、お肌の手入れなどなど、帰宅後の「自分の時間」がきちんととれます。仕事着から、(部屋着ではない)普段着に着替えて何かをする。またはドレスアップして出かけるなど、欧米人の夕刻の過ごし方のようで、ほんとにリフレッシュできます。

 いや〜労働者たるもの、みなこうあるべきなんでしょうね。仕事の事情の許す限り、このペース維持でがんばってみようと思います。
 みなさんにもおすすめですよ〜〜。

 で、うちの会社(というよりうちの部署)先行き大丈夫なんだろうか?
 先月の総売上、4名でわずか5万円。うひゃ〜〜。


キューピー |MAIL