蓮華在水
傷跡|既壊地|未壊地
さくら
舞う
花びらのやうに
この身も
はかなく
うつくしく
散ってゆけばいい
華やかに
あなたの居ない時間は
私には歩けなくて
ねぇ
今直ぐに
この手を牽いて…
なんで素直になれないんだろう
弱い私を知られたくない
貴女達の前では
心が荒んで痛いわ
本当の私を見せる価値も無いのだけれど…
忘れ形見は
心に深く刻んで
大好きなあなたは
いつでも私と一緒よ
いってらっしゃい。
弄んでくれるのは
アナタだけ
悦んでくれるのも
アナタだけ
アナタだけ
ワタシを
愛してくれるのは…
密室で嘗め合うだけの二人
欲しいものをくれる
渇いたカラダに
そんなアナタが
必要なの…
それだけの関係の人でも
溶かして
アナタの愛液で
狂おしい程
淫らな私を
…愛して。
誰の報いを受けん
罪無きこの身
恨み切れぬは
去りし日々の汝等…
…何が憎くて
救えない 君でさえ 佇む私は 何も視ないし 何も聴かない もう何も無いのよ 取り戻したいものは 何も
抜け殻に伝うのは 生温いマグマと 一筋の泪
わたしを 殺してください 醜い躰を 解き放って 跡形も無く 誰の記憶にも残らぬ様
わたしは 生を受けたことを悔いる 苦しみを感じることも 喜びを感じることも 愛することも 愛されることも 何もかも
殺してください そして 忘れてください
わたしのすべて
厭わしい
もう要らないわ
何もかも
消えてしまって
泡の様に
私は
心無き玩具になりたい
貴方と歩けたら
夜の街
光の先に
愛は無くても…
花灯路 今宵は何を 惑わさん
止まったままよ 幼い心 故郷の街
あなたと歩いた日々が セピア色に染まる アルバムの中
また来てしまった もう来ないと決めたのに かつての住処 あなたの部屋
今も変わらず此処にある 安心して 懐かしんで そしてまた
もう一度逢いたいと願ってしまう あなたを まだこんなに想ってる…
―悲しい雨が 心を濡らして…
想いを乗せた言の葉の数々を
身代わりに
歌声よ
君に響け…
いつもと
違う顔をするんだね
私と二人と
みんなと居るのと
どっちが楽しい?
強がりな私が大嫌い
一目見ただけで
大好きだった
やっぱり
君が…
一番。
おかえりなさい、と
私の心が
淀み無く云えなくて
ちくりと痛んだ
君が刃に変わる瞬間…
2004年03月14日(日) |
If my wishes can be true…. |
―Darlin' I want you…
頬を寄せて笑う 携帯の写真 半年振りの温度 残り香に包まれて
もう一度、くちづけて あの日のように やさしく、何度も何度も
真直ぐに私を視て 偽らないで 本当の貴方は誰? その心、開いて…
どんな貴方でも愛しい 私は、傍に居るから
―逢いたくて
貴方が居てくれるなら
やっぱりまだ
一番は譲らない…
譲りたくない
貴方に愛されたい私が居る
私達は気まぐれで
出逢いはいつも偶然で
それでも
こんなにも心を乱されるのは
アナタが愛しいからなのかしら
…早く私を抱いてよ。
春雨や 君の足取り 絶ちぬらん
遠きにも 想いは駆ける 春空を
がんばって 君の帰りを 待ってるよ
金比羅に 詣でし君は 何想ふ
天照らす 愛しき君を 見守らん その道のりに 輝きあれと
君は今
この夕日を
何処で
誰と見ている?
何を想って…
私の中の何かを犠牲にすることが
幸せに生きる為の術
身体が欲しければ心を捨て
心が欲しければ私を捨てた
それでも
こぼれ墜ちて逝くものは止めどなく
もはや私には
何一つと残らなかったのだ
君が居る日々を
大切にしたい
粉雪に紛れて
遠ざかる微笑みが
また此処に帰りますように
愛しき人よ…
私を幸せにする人
心を解放してくれる人
どうして
どうして
いつでも
どんなときでも
私を見つめていて
越えられない
貴方は
私には遠い人
とても好きだけど…
軌跡を辿る
新たな華を撒きながら
あなた方の導を
より美しく
壮大に
拓きましょう
あなた方の前途ある未来に…
寒風も 避けて過ぎにし 桃花かな
幼子の 頬桃色に ひなまつり
我二十歳 桃の節句は いくばくか 恥じらいしとも のどかなりけり
毎日が
不安と隣り合わせ
何処にも行かないで
君だけは
ずっと此処に居て
嬉しいんだな
やっぱり
今は君がイチバン
待ちわびて 添ひにし君は やわらかき 戻りの寒に 梅の香ほのか
閉じこめる 『もっと一緒に 居たいの』と 今日もいつもの 路地で手を振り
行かないで 私の知らない ぬくもりに 着信ひとつ 戸惑い無限
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