いぬの日記
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この台詞でぴんと来る人ってどのくらいいるのでしょうね・・・。 ええと,歌の歌詞なんですけど。 タイトルはきちんと覚えてないんですが, 「世紀末ダーリン」(なると真紀)という漫画のCDに入っているらしいです。 キャラソング?ボーカル集?なんて言うのかな? 私はダビングしたカセットを友人に借りたので,詳細は分かりません。 登場人物の一人がこの歌を歌っていて,ええと,声を演じてらっしゃるのが井上和彦さんなのです。 ていうか,井上和彦さんが歌ってるから借りたんですけどね・・・。はい。 漫画のほうは,BOOK-OFFで立ち読みして全部読みました。 ホモ漫画なので,どういう内容か知らない人は知らないままでも全然構わないと思います。 馬鹿馬鹿しいほど物凄いラブラブで,楽しくて私は好きです。 歌の方もすんごいラブラブで,楽しいです。 とにかく,むやみやたらに元気が出ます。 歌詞をまともに聴くと笑えて仕方ないです。 私はこの歌詞を聴いたあとしばらく,頭の中で「恋はナチュラル恋はナチュラル」と唱えてしまいました。 なんか衝撃でした・・・。
そのカセットを聴いた私は,井上和彦さんの声にうっかりとても励まされてしまいました。 やべえ私・・・と思いましたね。 茜さんをもう笑えないです。 別に聴いてドキドキしたりはしないのですが,ついしっかり聴いちゃうんですよね。 顔が笑ってしまうんですよね。 あの声で,馬鹿馬鹿しくて元気の出る歌を歌われると, よし頑張るか,という気になってしまうんですよね。 ええもう,歌が上手くなくてもいいんです! 別にそれほど下手でもないですし。そこに期待してるわけじゃないですから! 声優さんご本人に大して興味がわかないのは,以前と変わらないのですが。 本人の写真とか別にいらないし。 でも,カセットは返さなきゃならないので,本気でCDを買おうと考えてる自分が・・・。 (怖いよー・・・)
田中芳樹の「薬師寺涼子の事件簿」(正確なタイトルは忘れました)のドラマCDにも井上和彦さんが出ていて, しかも主役で語り手の泉田警部補役らしいのです。 こっちは買います。 ええきっと。 (怖いよー・・・)
ビデオで『ノッティングヒルの恋人』と,『処刑人』を見ました。 これを借りるときにサークルの後輩(男)と会いまして, 何か,このチョイスはどういう趣味だと思われたのかちょっと気になります。
『ノッティングヒルの恋人』
ローマの休日パターンの恋愛物です。 ややネタばれ気味なので,嫌な人は飛ばしてください。
ノッティングヒルという地味目の町の,旅行専門書店(そんな店があるなんて初めて知りました)という地味な本屋を営むウィリアム(ヒュー・グラント)のところに, 世界一美しいといわれているハリウッドの超有名女優アナ・スコット(ジュリア・ロバーツ)が客として立ち寄るところから恋は始まります。 ウィリアムの生活を中心に物語が進行するので,穏やかでかわいい話なのですが, 結構深読みしながら見ると面白いです。 あと,ウィリアムもアナも,ノッティングヒルに住むウィリアムの友人たちも, ちゃんと欠点を兼ね備えてなおかつ魅力的なキャラクターで,好感をもてます。 よく考えると結構不運な人たちなのですが,自分の不幸を笑い話にしてしまっているので明るいです。 もちろん無理もしてるんでしょうけど。 その姿勢が素敵です。 人間明るく生きるのが一番なのかも。 ウィリアムがとにかくいい人で, 普通の穏やかな暮らし(それが完璧にできるのは普通じゃないと思うけど)を象徴するような人柄です。 ユーモアも思いやりもあって,いい人なんだけど良い友人で納まってしまいそうな。 で,アナの大ファンで,女神だと本気で思ってます。 アナはかなりひどい事を,しかも何度もウィリアムにするのですが, 彼女の声を電話で聴くだけでウィリアムは許してしまうのです。 アナは最後には本気で一人の女として彼のことを好きになるのですが, 芸暦10年でハリウッドのトップスターである彼女には, スターとしてのプライドもあるし, 自分の地位もやっぱり大事だし, どうしたって彼女は女優をやめることはできないでしょう。 ウィリアムのことは本気で好きなんだけど, 手放せない色々なもののせいで何度も彼を傷つけてしまって, それでも付き合ってほしいと彼女は言う。 色々あるんだけど,結局ウィリアムはそんな彼女を全て受け入れてしまうのです。 まあ,二人が上手くいくためには,多分それしかないんですけど。 二人の恋愛は,ウィリアムの果てしない許容の愛でしか成り立たないです。 ・・・えーと,多分ね。多分。 付き合っていったって,ウィリアムがまた傷つくことになるのは目に見えているのですよ。 ウィリアムも十分それを分かっているんです。 アナはでも,すごく性格の悪い女というわけでもなく, そういう世界でそうやって育ってきたわけだから, もはや彼女の性質の一部になってるんだと思います。 そういうところも含めて魅力的な女性なのです。 ジュリア・ロバーツはかわいいと思います。好きです。 目がすごいものを言いますね。 直接見つめられたら怖いかも。 以前御手洗潔のファンサイトで読んだ小説で, 御手洗が『ノッティングヒルの恋人』を観て, ヒュー・グラントを石岡君に例えるという話があって, 私は映画鑑賞中彼に石岡さんの面影を探し続けてしまいました・・・。 確かにイメージは似てます。 ウィリアムがもっと気弱になってノイローゼ気味になったとしたら多分あんな感じです。(笑) その小説では,ウィリアムと同居している友人で変人のスパイクを御手洗に例えてたようなんですが,あれはどうだろう・・・常にズボンがずり下がりそうになってて腹が出ている彼は・・・うーん,変人で普段は人のことをないがしろにしてるので,いざというときはとても友人思いとかそういうあたりなら・・・。
『処刑人』
とても面白かったです。 裏にリンクをはらせていただいている, 金子銀子さんのサイト「トーチカ」で紹介を読んでいらい,すごく観たかったのです。 正当防衛で悪人を殺した兄弟が,不起訴になった晩に突然神の啓示を受け,世の悪人を皆殺しにしようと思い立って町のギャングを殺しまくる話です。 映画の作りがこってて,格好良すぎないところがまた格好良いのです。 ラストは予想外でしたが,後味悪くもなく,へぇーーーーーーー(驚)という感じ。 兄弟仲が良くて,ちょっと良すぎて,ええと,女友達に是非勧めたいです・・・。 誰か観てくれ。ピロリ菌さん,どうよ?(笑) 男が格好良くて仲良い映画です。 なんと主要登場人物に一人も女性がいません。 兄弟は精肉工場で働いてるんですが,しっかりした教育を受けてて多分IQも高くて4ヶ国語いけます。 殺しの手際も何でかしらないけど鮮やか。 とても仲が良くて四六時中一緒にいるので息もぴったりで,何するにしろ同じ動きを同じタイミングでやるのがかわいいです。 でもよく喧嘩します。いやあ良いですね。 兄弟を追うFBIの刑事さんは優秀で格好良いのにどこか変で,ぽいぽいと思ってたらやっぱりホモの人で,なんか色々面白い人でした。 メインキャラたちが賢いのでワクワクします。 別に私の女友達じゃなくてもかなり楽しめると思うので,オススメです。
今日の昼間に不動産屋に行く予定だったのに, うっかり「ヘルシング」のアニメをパソコンで観てしいました。 (おい) いやーあ,格好良い!! CD-Rに入っているので私のパソコンでは観れないと思ってたのですが, 返す前にもう一度試してみたら, Media Player7.1というやつをダウンロードすれば良いだけの話でした。 インテグラル様は火のような女性。 あの状況で彼女以外の当主は考えられませんね。 アーカードさんがもう素敵で素敵で。 漫画のほうの美形じゃない彼もごっつ素敵ですが, アニメの美形な彼はもちろん拳を握るくらい素敵です。 はー。
いい加減アパートを決めねば, 4月以降路頭に迷うかとんでもないところに住むことになってしまいます。 もう,高いけど気に入ったところに決めてしまおうかな・・・いやあと一軒不動産屋行ってから・・・とこんなことを繰り返しています。
2003年01月22日(水) |
長い日記(そのまんま) |
・・・久しぶりすぎて最初パスワードが思い出せなかった・・・。 パスワードを忘れるなんて、計算機を使う資格ないですね。 いや、しょっちゅう忘れてるんだけどさ。
ここ2日間気をつけていることは、 「自分が今何をしているのか意識する」ということです。 気が付いたら、「私は今何々をしています」と心の中で唱えるのです。 これが意外と効き目があって。 でも考えてみたらコワイな、こんな独り言を言う人がいたら。 3分前のことを忘れる病気みたいだ。
私は多分、一時期話題になった「部屋を片付けられない女」らしいです。 本を読んでないから正確なところはわからないけど、 何でも、今目の前にあるものに注意がすぐ移ってしまって、 色々なことがやりかけのまま放っておかれて、 結果として部屋がどんどん雑然と散らかっていくとかそういう話だったような。
私もそんな感じで。 何かをしようと思って部屋に入ったりパソコンつけたりするわけですが、 すぐに何となく他のことをはじめてしまうのです。 本読んだり。 寝たり。 本読んだり。 何か食べたり。 本読んだり。 だから、自分が今何をしているのかってことをきちんと把握してれば少しは無駄が減るかなと。 ていうか、把握してないほうがおかしいんですけどね。 自分の脳の配線がどっか切れてる気がします。 うーむ。
そういえば、怠け癖サボり癖にも名前があるということを知りました。 大学生によくある無気力状態のことをアパシーというそうです。 本人にいまいち自覚がなくて、危機感を持てないのが特徴らしい。 そうか、アパシーかあ・・・。 名前が付くとうっかり安心しそうでいかんですね。
私はダンスの練習してれば割りと生活のリズムが戻ってくるようで、 サークルのほかの人たちに比べると、全然サークルにはまってない方だと思ってたのですが、 実はやっぱりサークルが生活の中心に来てるのだなあと思います。 その割りに全然熱中してないあたりが何とも情けない。 ていうか、生活にリズムなんてものが存在してない現状を見ると、よほど練習してないと言うことが分かります。
うーん、何かつまらん日記ですみません。
(とかなんとか言いながら、今さっきまたやってしまいました。だーめにーんげーん。うああ)
以下はここ数日の本の話題です。 だらだら書き連ねてるので長いです。何なら読み飛ばしてください。
『漫画本の話』
最近寮の友人から大量に漫画を買わせていただいたので、そのうち感想を書きます。 「大日本天狗党絵詞」(黒田硫黄) 「国民クイズ」(作者忘れた) 「栞と紙魚子と夜の魚」(作者忘れた) が面白かったです。 非常に濃いぃラインナップで楽しかったです。 さすがまろんさん。
『週間少年ジャンプの話」
「ハンター×ハンター」 最近良く見かけるので嬉しいです。 絵も安定してるし。 量は少ないけど、もういいです。 不定期でも、確実に連載してくれればいいです。 コミックスはやはり面白いので、長い目で期待します。
「ヒカルの碁」 いよいよ対局が近づいてきて、楽しみです。 緊張感の作り方や盛り上げ上手いです。
「アイシールド21」 コミックス1巻も買ってしまったことだし、頑張ってほしいです。 続けて買いたいから。 絵はどんどんきれいになっていって嬉しい。 ヒル魔さんはなかなか素敵です。
『週間スピリッツの話』
最近スピリッツに「昴」がのっていなくて寂しいです。 いつの間に休載。
「21世紀少年」 面白いとは思うんだけど、謎そのものが勿体つけすぎててあまり興味持てません。 多分、コミックスでまとめて読んだら面白いんだろうけど。 連載で読んでると、展開は一応気になるけどわりとどうでもよくなってきます。
「ギャラリー・フェイク」 やはり地味目ながら面白いです。 この作者さん本当に話作るの上手いです。 他の漫画も読んでみたいな。
「サユリ1号」 大学生の恋愛の漫画が面白くなってきました。 すごく可愛い顔してるんだけど、他人を恋愛ごとに巻き込んで人間関係を破綻させることが生きがいな女の子をめぐる話。 サユリというのは、主人公の男の子の妄想の中の女の子なのですが、 彼女はその主人公の理想の女の子サユリと同じ顔をしているのです。 最初わけ分からんと思ってたんだけど、サユリ(本名忘れた)の歪み方が結構凄くて、 たった一人の彼女を中心にだんだん大事になっていく事態に引き寄せられて、 わりと面白く読めるようになってきました。
『小説の話』
「プラチナ・ビーズ」(五條 瑛・集英社) 「スリー・アゲーツ 三つの瑪瑙」(同) (作者名間違ってたらごめんなさい) という、分厚い本をざくろさんに進められて文庫で読みました。 面白かったです。 キャラがいいという話を雑誌で読んでいたので、キャラ萌えを期待して読んだのですが。 確かにキャラは上手くたっていてとても良い。 脇役にいたるまで個性的でそれぞれ格好良いです。 でも、話がかなり面白くて驚きました。 先が知りたくてついつい飛ばして読んじゃいましたが、 全ての糸が段階的に絡まっていってやがて一本になる手際はお見事です。 詳しく書くと長くなるのでまたの機会に。 舞台は日本なのですが、北朝鮮とか韓国とかとの国際的な題材を扱っています。 おお、タイムリーと思っていたのですが、私は最近文庫化されたものを読んだわけで、 新書としてはずっと前に出版されていたのですね。 つまり、私が全然知らなかっただけで、これらの問題はずっと前からそこにありつづけていただけなんですね。 ちょっと恥ずかしいです。 (本当はものすごく恥ずかしいことなんだろうな・・・)
「ねむりねずみ」(近藤文恵) を読みました。 良かったです! 最初の章からすごい雰囲気があって、色がにじみ出てくるようでした。 色は、日本の色です。 着物や日本画や、四季の表現に使われる、多彩で華麗な日本の色が、行間からにじみ出てくるようでした。 梨園で起こった殺人事件の話なのですが、私はそれに絡めて起こったある夫婦の間の事件のほうが面白かったです。 話のテーマとしては、夫婦の話のほうがメインで、殺人がそれに絡めてあるのかな。 梨園(りえん)というのは、歌舞伎の世界のことだそうです。 へー。知らなかった。
うーん。久しぶりに書くと長くなってしまいます。 だったらもっと頻繁に書けよって話です。 でも、書き始める前は書きたいことなんて得にないと思ってるんです。 ここまで呼んでくださった人、お疲れ様でした。すみません。
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