こんなこと・あんなこと

2003年11月29日(土) アナログ

友人のKさん(私より数歳年上)の携帯電話は2年半前のモデル。そう古いわけではないけれど、2年半前に「一番シンプルなもの」と求めたらしいので、今現在はそうお目にかかれないモデル。
メールの機能もつけておらず、もっぱら着信用のそれはそれで、役目は果たしている。

ところが、ある日突然、急に受話音量が小さくなってしまったとのこと。Kさんなりに持て得る知識を総動員して「着信音量」や「受話音量」を調節してみるものの、かすかに聞こえる程度に変わりはなし。
周りのケータイを使いこなしている年齢層の面々に相談するも、「もう、それ、古いからだめなんじゃない、新しいのに替えなさいってことですよ」と、誰もが言う。

しかし、日ごろから電脳化の波を苦々しく思っているKさん。ここであっさり新しい機種に変更するのはプライドが許さない。
ここでKさんは超アナログな対策を講じることを思いついた。音が聞こえる小さな穴の部分をツマヨウジでつついてみたのだ。すると、なんと、ポロリと砂粒が落ちてきて、つまりはこれが音を小さくしていた要因で、それを除去してすっきり元の音量に戻ったらしい。

ケータイの音が小さくなったら、まずは砂粒を疑うべし。



2003年11月27日(木) 血液型は「おおがた」

とかちプラザで開講中の「キーボードから学ぶパソコン」の6回目。
ゆっくりペースでお勉強中ですが、今日は英字や記号の入力方法を伝授。
英字を入力する方法はさまざまですが、覚えておくと便利なのが「F9」を使う方法。
ローマ字入力の場合は、「PTA」と入力すると「pた」となってしまうわけですが、そのまま「F9」を押すと、「pta」→「PTA」→「Pta」と変換することができます。
これを説明するわけですが、画面に出てきた「pた」であわててしまって、これは何かの間違いとアルファベットの読みをそのまま、つまり「ぴーてーえー」とか「ぴいてえええ」とか入力される方がたまにいらっしゃいます。

「PTA」を試した後に、「では皆さん、ご自分の血液型を打ってみて」と声をかけると、やっぱり「おおがた」と打つ方がいらっしゃるわけです。それを変換すると、もちろん「大型」となるわけで、ありゃりゃーーー。
ちなみに今回の二十数名のうち、結構多かったのがB型。日本人の場合、A:O:B:ABの順に、4:3:2:1の割合らしいのですが、あっちにもこっちにもB型と入力される方がいらっしゃいました。



2003年11月25日(火) ウィルス

インターネットは便利だけれど、便利、便利と何も考えずに使っていると、大きな落とし穴が・・・。何といってもウィルス。最近のウィルスは、特に何をした、というわけではないのに、パソコンを攻撃してきます。

Blaster(ブラスター)とよばれるウィルス(ワームともいう)に感染した場合の代表的な症状は、パソコンが異常に終了操作を繰り返す、というもの。
今週、この症状のパソコンに2台、お目にかかりました。こわいこわい。

最近のパソコンはインターネットの技術を利用して、他のパソコンを操作することが可能になっています。これはすぐれた技術で、遠く離れたパソコンの不具合を修正する、ということも可能にしてくれるものなのですが、それを悪用して御操作させるようにプログラムを作って、インターネット上に誰かがばらまいたわけです。

感染してしまうと、この御操作させるプログラムが実行されてしまい、何度も再起動−終了を繰り返したり、あれこれファイルが削除されてしまったりするわけです。

これを元に戻す(ウィルスを駆除する)のは、初心者には大変なことです。
感染しない対策を講じておくことがまずは肝心。
とにもかくにも、Windows Updateをしましょう。スタートボタンをクリックすると、「Windows Update」はすぐに見つかりますから、そこをクリックすれば勝手にインターネットに接続し、マイクロソフトのページを自動的に表示し、お使いのパソコンのOSから必要な「更新」を指示してくれます。その後、ダウンロードを行うわけですが、ダイアルアップやISDNの方は、数十分から数時間かかることもあるので、ここがちょっとネック。

ウィルスにやられてしまった場合は、次のページなどを参考に、処置を講じるわけです。

http://www.microsoft.com/japan/technet/security/virus/blaster.asp
(マイクロソフトの「Blasterウィルス」に関するページ)

やられないようにするためには、もちろん、対策ソフトを導入する方法、ルーターを使う方法、あれこれあるわけですが・・・。
便利なことって、逆に世の中をややこやしくすることも多々あるのだわ。



2003年11月24日(月) いらっしゃい市3日目

最終日です。お天気はまずまず。人出もまずまず。
今日は音更のサークルの皆さんが誘い合って来てくださいました。皆さん、フロッピー持参。もちろん、年賀状の作成が目的です。
今回のイベント用に、パソコンには「筆ぐるめ」「筆王」「筆まめ」をインストールし、別に2004年用年賀状のデータが収録されたCD付きの本も2冊用意しました。
本をかわるがわる見ては、ご自分のお好きなデザインを決めておいていただき、いざ、作成。
いろいろ方法はあるものの、裏面はワードで作ることにしました。
まずは、ハガキの向きや余白を決めます(ファイル−ページ設定)。
次に、図を入れます(挿入−図−ファイルから)。
ここで本と照らし合わせながら、フォルダ名、ファイル名を指定していくと、画面は一気にすてきな年賀状の出来上がり。
あとは、添え書きを入れたり、差出人を入れたり(テキストボックス)して完成。

数パターン作っていく方もいるのですが、ほほえましいのはお孫さん用にとかわいい絵柄を選ばれるお姿。出来上がって試し刷りを見て、本当にうれしそうです。

さて、いらっしゃい市最終日、私も他のお店で数点お買い物。
「はせがわ」で「最後まで残っていたら買うね」と約束していたコートを2500円で求めました。当初、3000円でした。ラッキー。
「有沢」で3足1000円のハイソックス。
鹿追からやってきたカメラマン、小林さんの絵葉書と、写真を飾る木製ラック(?)。計、1500円。

小林さんは東京で主に広告用の写真を撮っていらっしゃった方で、このたび、奥様の実家の鹿追に引っ越してきたそう。
会場で針金製の写真立てを黙々と作っているのを見て、それが本業の方かと思いきや、中に入れる写真を撮る方が本業とおっしゃる。
こうしてあたらしい出会いもあったり、楽しい3日間でした。ちょっと風邪をひいてしまったけれど。



2003年11月23日(日) いらっしゃい市2日目

1日目より、気温は上がらないけれど、ずっとよい天気。
新聞やテレビで紹介されたこともあり、朝から結構な人出。

1日目は外も寒かったけれど、会場も寒く、風邪をひいてしまいそうだったので、2日目の今日はしっかり着込み、背中にはホッカイロで快適。

今日は某団体の講習会参加者の方が、入れ代わり立ち代わり来てくださいました。ありがたいことに差し入れまでたくさんいただいてしまいました。

年賀状ソフトも「筆ぐるめ」「筆王」「筆まめ」を用意して、あれこれ質問にお答えしたり、実際に作ってみたり・・・。
2004年度版の年賀状イラスト集も2冊ほど用意したので、それも使ってみたり。

電話番号辞書を使えば、例えば「0155248778」と入力しただけで、「080−0012/帯広市西2条南7丁目/帯広パソコン・ワープロスクール」とたちまち宛名が完成するわけですが、これも「初めて見た」と驚かれる方も多く、このコーナーを設けてよかったなあと思ったりするわけ。

「世の中にこんなものがあるから、○○貿易や○○投資会社から電話が来るのだね」とおっしゃる方もいるのだけれど、確かに個人情報の取り扱いからすればちょっぴり「?」という気もするけれど、今の世の中、電話番号辞書じゃなくとも、いろんなルートで情報は流れているのですよね・・・。


余談
いらっしゃい市も閉店時間が近くなった頃、隣の隣のブースのKさん、POP用紙を手にあらわれました。Kさんのお店のPOPは手書き。それをパソコンできれいに作ってくれないか、という次第。「お安い御用」というわけで作業を始めると、EさんもHさんも、「うちのも作って」。
年賀状作成コーナーはPOP作成コーナーに変わったものの、大賑わいでした。
POPをいかに作成したかは、別の機会に・・・。



2003年11月22日(土) いらっしゃい市1日目

ぽぽろビルで3日間だけの商店街合同売り出し「いらっしゃい市」が始まりました。
帯広パソコン・ワープロスクールはもちろん特に売り出すものがあるわけではないのだけれど、「年賀状作成体験コーナー」を担当することになりました。

1日目の今日はあいにくのお天気。あいにくというより、最悪。
小雪がちらつき、おまけにものすごい風。
こんなお天気に誰も外を歩かないよな、というわけで、会場はカ・ン・サ・ン。

衣料の有沢、ハラデンキ、佐々木金物店、カメラのセキグチ・・・、全部で16店が出店しているのだけれど、出店者同士、情報交換で盛り上がっていました。

余談
教室のパソコンを2台運びました。巨大なレーザープリンタを運ぶことはさすがにできず、これは借り物。
ところが、借りたプリンタのドライバが2000に対応しておらず、すぐに教室にもどってインターネットでドライバをダウンロードして、USBメモリに落とし、またまた会場へ(会場は9丁目、教室は7丁目、2ブロックしか離れていないので助かった!)。

そのUSBメモリを初めて見たというMさん。パソコン歴はかなりのものなのに、「へー」とたいそう驚かれていました。



2003年11月20日(木) 冬タイヤ

朝から雨。サブッ!!
今日は夜は上浦幌で仕事。天気予報を見ると、本別方面は雪マーク*****。

というわけで、冬タイヤに替えました。
いつもは12月に入ってからのんきに替えるのだけれど。

結局、雨は雪にはならずにセーフ。



2003年11月18日(火) エクセル講習会・・・のはずが

某地域のパソコン講習会初日。
今年度は「エクセル講習会」。
そう人口が多い地域ではないので、参加者もこじんまり。全部で6名。

6名のうち、パソコンは全く初めてという方が2名。右も左もわからない方に、いきなりエクセルでは、「パソコンは難しい!!」と思われてしまうこと、間違いなし。
急遽、複式学級にしました。
初心者クラスと、(一応)上級者クラス。
T先生が上級者クラスを担当し、私は初心者クラスを担当。

当初、エクセルの用意だけでよいか、と思ったものの、あちこちの講習会で使用のテキストも幸い、人数分だけありました。
初心者クラスのお二人にはマウスの練習から始めます。
年配のHさん。マウスが思うように動きません。最初は皆さん、そうなのだけれど。
Tさんはマウス操作に特に問題はないのだけれど、ペイントでのお絵描き練習を始めると、「何よりも絵を書くのは苦手」とおっしゃる。これも皆さん、最初はそうおっしゃる。

後半はキーボード操作。年配のHさんは「かな入力」。Tさんには「ローマ字入力」をおすすめして、練習を始めました。
お二方ともそれはそれは一生懸命。

上級者クラスの4名様はワードの復習、表作成のコツなどを伝授。
こちらも皆さん一生懸命。

参加者が少なければ少ないなりに、きめ細かく対応もできるわけで・・・。



2003年11月03日(月) 小旅行4日目

「秋の金沢」とはいえ、1日、2日は駅から会議場を往復するのみ。ホテルも夜の懇親会場も駅周辺で、兼六園も、金沢城にも足を運んでいない。
今日は午後3時までだけれど、やっとフリー。

朝ごはん前にまずは犀川までお散歩。途中、長町武家屋敷跡を通る。「跡」とはいえ、そこは武家の末裔の方々(たぶん)が住んでおられるわけで、朝の時間、武家屋敷の木戸をくぐってゴミを出す人の姿も。
途中、たわわに実った柿の木があっちの庭にも、こっちの庭にも。木になる柿やミカンを見るにつけ、これがごく普通の日本の田舎の風景だとすると、北海道って日本じゃないよな、と思ったりする私。

犀川は春の桜の時期がみごとらしい。川自体はさほど美しいわけではないけれど、川沿いの木造の建物がよい感じ。
室生犀星の「杏っ子」の文学碑までたどりついて、帰りはタクシーでホテルまで。

朝ごはんを食べてチェックアウト。お土産を求めようと向かった駅のものすごい人。連休だものね。輪島塗のお椀やお箸。すてきなんだけど、ふだん使うにはもったいないよ、と思い、見るだけ。九谷焼はもっと見るだけ。

もみじやマツタケの形がかわいらしい麩、笹寿司、まきぶり、かぶらずしなどを求め、ロッカーにあずけ、さあ、兼六園へ。

兼六園は金沢城に隣接した庭園。時間がないので金沢城はパスして、兼六園だけ。ここもすごい人。小さな葉のモミジがたいそうきれい。まだほとんどの葉は緑で、ごく一部が赤いのだけれど、それがまた美しい。紅葉のピークはさぞかしみごとでしょうね。

兼六園を出て、金沢で一番にぎやかな香林坊(こうりんぼう)へ。途中、石川近代文学館に寄ってみました。室生犀星を初め、石川県ゆかりの作家はこんなにたくさんいるのね。ここは外の雑踏とは別世界。昔の学校をそのまま使ったなつかしい建物。ちょっとかび臭かったけれど。

香林坊では五木寛之が原稿用紙に向かっていたという喫茶店「ローレンス」へ。大きなカップで出てくるコーヒーにはゆで卵、ピーナッツなどついてきて、名古屋のようだあな。
マスターはかなりのお年。何年もここでこうしてコーヒーを淹れているんだろうなあ。

香林坊を出て、近江町市場に寄ると、日曜、祭日はお休みのお店の方がほとんど。ここの舟楽(しゅうらく)というお店の押し寿司が絶品らしいのに、残念。

夕方の浅野川周辺の茶屋街なども訪れてみたかったけれど、それはまたの機会に。
金沢15時30分発のトワイライトエクスプレスで帰路につきました。



2003年11月02日(日) 小旅行3日目

昨日も暖かかったけれど、今日も最高気温は25度近い暖かさ。
朝から九つの分科会に分かれて討議。私は「DV防止法を使いこなすために」の分科会。
帯広のシェルターは斉藤弁護士が熱心に活動にかかわってくださっているので、被害者の司法支援に関してはかなり恵まれています。
それでも、全国の事例を、現場の生の声として聞けるのは貴重な経験。
離婚成立後の夫と子供の「面会」の問題についても、「絶対に安全な面会など保障されるわけがないのだから、断固、面会は拒否でよい」という弁護士さんの話に「なるほど、なるほど」。
お茶の水大の戒能先生は、とても真摯な方で、そのお話はいつも心に響いてくるのだけれど、今回も、「被害者の立場に立ちきった支援」という言葉に、日々の自分をちょっと反省。

午後は全体会と全国シェルターネットワークの総会。
やっぱり今日の1日も長かった。



2003年11月01日(土) 小旅行2日目

宿は東京駅にほど近い人形町。
昨日、羽田で金沢までのJRの切符を求めておいたので、改札口へ向かえばよいだけ。
金沢から越後湯沢までは上越新幹線を利用。6時48分発のMAX。2階建て車両の自由席の2階にゆったり座れました。駅で求めたお弁当を食べながら、幾つかトンネルを通過して、あっという間に北陸へ。
ここから直江津までは「ほくほく線」。直江津から金沢までは北陸本線。8時32分越後湯沢発のはくたかは自由席も満員の混みよう。連休だものね。
11時ちょうどに金沢着。

お昼は駅の「麩料理」のお店で麩そばをいただく。一緒についてきた生麩がおいしかった。麩懐石にすればよかった、とちょっと後悔。

シェルターシンポジウムは13時から。
辛淑玉(しんすごう)さんの「誰もが安心して暮らしていくために」という基調講演に始まり、「DV防止法の実効性を求めて」というシンポジウム、夜はホテルに会場を移して交流会と盛りだくさん。
パワーあふれる女性が全国から集うこのシンポジウムは熱気むんむん。

交流会の後も、札幌から参加の知り合いのお部屋で語る、語る。
長い、長い1日。


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Hiroko Watanabe [MAIL] [HOMEPAGE]

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