たまの日々

2006年12月31日(日) どこへいっても。

今年を漢字であらわすと、
「忙」という字だったのかもしれない。
いそがしくて、せわしない、せかせかとした毎日。
そんな毎日の中で、
私は何を得て何を失ったのだろう。
そういうことは、
あとからじわじわとボディーブロウのように効いてくるはずだから、
じたばたせず、じっくりと待とう。

心を亡くしてしまいそうな毎日を、
私なりに必死に、
最善をつくしてきたつもりです。
そんな時間は、
これから私をどこへつれていくのか。

来年も、
やさしくありたい。
どこへいっても。
だれにでも。



2006年12月13日(水) もうあえないけれど

うさうさとの想い出。

兄弟のなかでたった一匹の黒ウサギだったこと。
胸に、月の輪ぐまみたいな白い模様があったこと。
「白くなったら鍋にしちゃうぞ」と約束して、
あの、青空ばかりが見える部屋でいっしょに暮らしたこと。
昼寝をしてた私の髪をかじってそこだけ短くなっちゃったこと。
脱走して壁に穴を開けちゃったこと。
ケータイに嫉妬しておもいきり歯形をつけたこと。
おでこにするキス。
私の鼻にくれるキス。
怒るとぶうぶうと鼻を鳴らす。
犬も猫も恐れない。

あんなこと、こんなこと。
たくさんのことがあって、
うさうさは、いつも私を待っていてくれた気がする。
引越しをして、新しい生活がはじまって、
あのぽっかりと青空を見ていた毎日が、
今はとても遠く感じる。
夢のように感じる。

それでも、
そのときがあったから今がある。
うさうさがいてくれたから、
今の私がある。

うさうさ、ありがとう。
もうあえないけれど、
ありがとう。



2006年12月12日(火) 喜びも哀しみも

うさうさが、
ここのところ元気がない。
食欲もあまりないし。

私とうさうさが過ごしてきた時間について、
考える。
たとえば小学校1年生の子どもが、
高校生になってさあ受験勉強をはじめようか、
というくらいの年月なのだから、
そりゃあもういろんなことがありました。

もっとも、
私にとってうさうさは保護者のような存在で、
右往左往する私をいつも見守ってくれていた。
私の友人にもたくさん会ったね。
きっと、
私の知らない話も聞いてくれたりしたのでしょう。

喜びも哀しみも
言葉にはできない、
この長い年月を、
静かに見つめてくれていた、
その存在の大きさを改めて思う。

ありがとう。
できるだけ、
これからもいっしょにいようね。


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