たまの日々

2004年03月30日(火) 水曜日

体調がわるい。
なんでだろ。
お祭りの日が近づくと微熱がでる。
情けなく鼻をすする。
外は桜がきれいに空にそよいでいる。
ことしもそんな週末なら、
これで3年連続だ。
ほんとは屋台をのぞいたり、
なつかしいようなあたらしいようなひとごみをあるいたり、
おいしくないたかいたこやきに文句をいったりしたいのに。
寒くもないのにストーブをたいて、
つまらないからことことカレーを煮込んでみたり。
あれもこれも隠し味にと思って部屋をでると、
以外にさむくてびっくりしたり。
それって結構調子悪いってことじゃん。

でも大丈夫。
明日は水曜日。
週末までに直してみせる。


って、
あーっ。まだ水曜日かあ。

定時退社の水曜日。
週の真ん中水曜日。
予定もなんにもない曜日。



2004年03月23日(火) 留守

ほろにがい週末だった。

木曜に、
部長から正式に
今後は受付としても勤務するよう依頼された。
もちろん今までの仕事はそのままで、

金曜、
つかえない上司のつまらない仕事振り、
その後始末に終わる徒労。

土日。
なつかしい仲間たちに会う。
あたたかい思い出と辛い記憶がないまぜになる。
やさしくされたことを、
私はやっぱり忘れることができない。
それが今は本心でないと知っていても。
せつない片思いだ。
どんなに思っても、
私のことをなんとも思ってもらえないのに。

月曜、
雨の中、出張で東京へ行った。
雪にかわるかもしれない厳しい花冷えの中、
何枚も写真を取り街を歩いた。
全然遊ばず真っ直ぐ帰った。

そして今日、
やっとパソコンに向かっている。

そんな毎日の中で、
かわらず私を受け入れてくれる、
ちいさな存在に私は救われている。
もうどんな男のひとよりも、
たくさんのキスをしたちいさな王子さまに。
今はクッションの上で、
タオル地のボールをがじがじかんでいる。
ふと目を合わせると、
ととととかけよってきてそっとキスをする。

これだけの事実を書き留めるだけなのに、
私は自分の意識を留守にさせてしか書くことができない。
私のこころはいったいどこへおでかけ中なのだろう?



2004年03月17日(水) のどかな春の夜

ストーブがいらないくらいあたたかくなった。
コートだって春物で充分だし、
風だって春の温度だ。

うちのちびっこ王子は相変わらず元気で、
困ることをいっぱいいっぱいして私の気を引こうとする。
ちいさなしっぽを振って、
全力でなついてくる。
今だってほら、
キーボードをつつく指を
がじがじぶらさがってくる。
それでも無視をきめこんだら、
いまはほら、
膝のあいだであおむけになってあまえている。

静かないちにち。

あまやかしている、
そのきもちの良いあたたかさ。
やさしい重み。

あまやかしている、
自分の余裕に酔っている。
ひとの心配をしているときの方が、
私はラクになれる。



2004年03月10日(水) 美しいもの正しいもの

朝、
目を覚ますと淡いあおの空。
温かい毛布から顔を出す、
冷たい空気と、新鮮な青。
ついうれしくなってしまう。
どんなにねむくても、
こんなに会社にいきたくなくても。
春の朝、
やさしくあいまいな空についほころんでしまう。

朝として正しい空。
それを私はとても美しいとおもう。
往々にして、
正しいものはたいてい美しい。
とてもかなわない。

私はあこがれている。



2004年03月09日(火) きっとほれちゃう

仕事中につらつらと他誌をみてたら
斜め上から聞きなれない声。
「課長いないのか」
って、社長じゃん!
こんな姿、きっとあそんでるようにしかみえないだろうし、
ちょいとどきどき。

まあ、
社長は私の仕事っぷりなんてどうでもいいことだし、
私よりずっとあそんでる社員はいっぱいいるから、
きにしないしないしない。

とちょっぴりいやな気分になりながら続きを読んでいた。
そこで発見!
超男前なこの台詞。
「抱きしめてやれ」

なかなか落ちないお客様に心を込めて提案すること。
落ち込んでいる友人を勇気付けること
そんなことあんなこと。
みんな抱きしめて。

なんて素敵!
さっそく実践しよう!
なんて、思っても、
このさばさばした人間関係の中で、
友達も仲間も話ができるひとさえもいないのに、
いったいどこでこんな熱い言葉を吐けるだろう!
ああざんねん。

でもきっと、
こんなことされたら私は、
きっときっとほれちゃう。
間違いない。
きっとほれちゃう。


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